121. 地獄の黙示録 特別完全版
目を背けたくなるような残酷な描写もあり、つらかったです。『戦争と狂気』『ベトナム戦争と米軍』と大きなテーマを幾つも扱っているので凄い重量感を得られます。泥沼のゲリラ戦となったベトナム戦争が、いかに他の戦争と違うか少しわかった気がしました。あくまで映画なので丸呑みは禁物ですが…。欲をいえば先に完全版じゃない方を見てみたかったです。 5点(2003-12-14 06:26:32) |
122. デイライト
パニックものは好きな方なのでそれなりに楽しみました。欲をいえばトンネルでダラダラしいてる時間が長いので、それをもっと脱出経路を長くしてそちらの方に割いて欲しかったです。そうすればもっと脱落者が出てスリリングになっていたかも…。またラスト、二人が別ルートで脱出する場面には、やはり他のメンバーが出迎えて大団円になって欲しかったです。 6点(2003-12-14 06:24:54) |
123. アンブレイカブル
「シックスセンス」はまだ緊張感があってよかったけれど、こちらは…。なんであんなに丈夫なのか、それに対する答えを期待しながら見ましたが、大部分はゆっくりな展開なので謎が一向に解決されない展開にイライラしました。結局その謎も「生まれつき」で片付けられてしまい、とても消化不良でした。恒例の「衝撃の結末」の方は確かに意外でした。でもその後で「で?」と感じことも事実です。お母さんがかわいそう…とも思いました。回想シーンでフサフサなブルースウィリスにはなぜか涙。 2点(2003-12-14 06:16:11) |
124. 追いつめられて(1987)
「最後に意外な結末が…」と新聞に書いてあって、ためしに見てみました。真新しさは感じなかったですが、サスペンスによくある強引な展開に目をつぶれば、まあ手堅く作ってある方だと思います。ケビンコスナーの新人部下がてっきりスパイだと予想していましたが、あまりに意外な真相にはしばし閉口…。 5点(2003-12-14 04:55:04) |
125. 誘拐犯(2000)
とてもとても面白くない。誰が誰の味方で敵なのか分かりづらい、などと文句を言う気も失せるくらいつまらない…。 1点(2003-11-30 18:03:29)(良:1票) |
126. パール・ハーバー
ストーリー自体は、戦場が舞台の恋愛物語だと思えば単純でわかりやすくてB級としては良い。でもアメリカ主義なのを多少大目に見ても、やはり日本側の描写が酷すぎて笑えた。全然感動できない。あまりに雑で粗悪な時代考証に、色々と突っ込みながら楽しめた映画。 3点(2003-11-28 01:07:10) |
127. ウエディング
登場人物多いこと多いこと…。一回見ただけでは見分けがつきませんでした。ストーリーは無いようなものなので、退屈してしまいました。まだ群像劇の試作段階のように感じます。群像劇ならちょっと前に見た『星降る夜のリストランテ』の方が良かったです。 2点(2003-11-28 01:00:24) |
128. パリで一緒に
そこそこに楽しめましたよ。七割方がまとまりのない劇中劇で占められているので、確かに中身の薄い作品かもしれません。でも全編遊び心にあふれていて、それほどつまらなくは感じませんでした。制作者のおふざけを寛容な気持ちで受け入れられるかは、人にもよるみたいですが…。 5点(2003-11-11 01:25:05) |
129. ハリウッド・ミューズ
普段は見られない、大物監督のクサい芝居を拝見できるのが面白かったです。スピルバーグのいとこ…というネタも本当にあり得そうでおかしかった。どうせなら最後で完成した映画の披露や、劇中劇としてジムキャリーを出して欲しかったです。 5点(2003-11-08 00:20:55) |
130. 白い肌の異常な夜
後半の予想だにしなかった展開には驚かされました。主演のイーストウッドを閉鎖的な女性のみの空間の中に入れて、その後の彼女達の変わっていく様や、いざという時の女の恐ろしさがテーマなのでしょうか。不満のある展開でしたが、インパクト度がやや強かった作品です。 3点(2003-11-07 06:51:31) |
131. ベイビー・イッツ・ユー
とある男女の、高校生活から卒業後までの話。夢見る若者達が、それぞれ夢破れて麻薬に溺れていく展開は、とてもシビアで現実的でした。見ていて痛々しく辛かったです。フランクシナトラが歌う「夜のストレンジャー」の名曲ッぷりは堪能できますが…。彼らと同じ時代に青春を過ごした人々が見れば、懐かしい作品だと思います。多分。 3点(2003-11-07 06:22:30) |
132. アルビノ・アリゲーター
バーに閉じ込められた8人…。この、個人的にかなりそそられる設定を活かせなかったのが残念です。サスペンスなのかと思ったら、どうやら人間の醜さがテーマのようで、肩透かしでした。 3点(2003-11-07 01:43:42) |
133. 2番目に幸せなこと
前半の奇妙な二人の関係の描写は良かったのに…泥沼裁判以降の展開にかなり不満。ゲイの男性の方が悪者になってしまうのも、何だかかわいそうで後味悪し。公開当時、主演のルパートが来日した際、「(元々ゲイだから)役作りには苦労しなかったよ」と話していたのを覚えています。また、当初はゲイのデザイナーという設定だったのを、『男性デザイナーにはゲイが多い』という固定観念をあえて覆すために、監督に意見して庭師に変更させた、とも語っていました。 3点(2003-11-07 01:29:24) |
134. フォーエヴァー・ヤング/時を越えた告白
最後の場面で泣いた。メル・ギブソンがどんどん老けていくのがかわいそうで、でも最後にヘレンと逢えて、死ぬ前に逢えて本当に良かったなー、とか考えてたら、涙が…。 7点(2003-11-03 01:10:24) |
135. 愛情物語(1956)
妻への愛、息子への愛、そしてピアノへの愛…。邦題通り、エディ・デューチンの様々な「愛情」を通して彼の生涯を描いた秀作。終戦後の日本で焼け焦げたピアノで弾く『チョップスティック』と最後に連弾で奏でた『トゥー・ラブ・アゲイン』で感極まって涙が流れました。後に解説で知るまで、本当に役者本人がピアノを弾いていると思っていました。 8点(2003-11-03 00:37:06)(良:1票) |
136. おかしな二人2
あの作品から実際の30年後、晩年の二人が主演というのがすごい。内容は何てことの無い、老人二人の珍道中でしたが、昔と同じようにレモンが「んあ!んあ!」をやってくれたり、マッソーも相変わらずズボラで、とにかく懐かしい。あのポーカー仲間も揃えて欲しかったといったら欲張り過ぎですよね…。この映画の真のテーマは「老い」でしょうか。でてくる人も老人ばかりで、そこいら辺はわかりやすかった気がします。前作(実際には間に『新おかしな二人』もありますが)を見てから観賞するべき作品でしょう。 6点(2003-11-03 00:12:23) |
137. 旅愁(1950)
ローマ、ナポリ、カプリ島、フィレンツェとイタリア各地の風景が魅力的に撮られていました。真面目そうな二人だからこそ、愛の逃避行もロマンティックに楽しめ、全く嫌味になりません。夫が生きていると分かってからの奥さんの変化が印象的でした。セプテンバー・ソングは本当に効果的に使われていますね。聴くたびに胸が切なくなります。邦題(原題は『九月の出来事』)のつけ方も好きです。欲を言えばカラーで見られたらもっと良かったのに、と思います。 7点(2003-11-02 23:52:20) |
138. おかしな二人
レストランでのジャックレモンの例の「ンア!ンア!」に腹が痛くなるくらい笑いました。二人のかけ合いが第一ですが、その他にもポーカー仲間や上の階の姉妹など、脇の人たちも良い味でてます。 8点(2003-11-02 23:46:48) |
139. 旅情(1955)
カラフルなベネチアの街を観光する彼女が本当に楽しそうで、見てるこっちまで楽しくなってしまいます。男性相手に一喜一憂する彼女の表情の変化の仕方も見事で、一時も見る人を飽きさせません。ベネチア観光と行きずりの甘い恋、その両方を味わえる秀作と言っても過言ではないでしょう。見終わった後、すぐにでもどこか外国を旅行したい気持にもなりました。 8点(2003-11-02 23:40:20) |
140. ペイルライダー
見終わった後の素直な感想を言います。「ほとんどシェーンのパクリやん…」 3点(2003-11-01 23:00:20) |