121. トスカーナの休日
《ネタバレ》 アメリカ女性がイタリアに一人旅というと、つい旅情を思い出してしまいます。あの不動産屋さんと恋におちれば旅情そのものなんだけど、そういうわけではなかったですね。旅情の先入観があったせいか、どうもお話にまとまりがなくぼんやりイタリアの日々の生活を見ている気分。のんびり出来てはいいけど、作品としてはちょっともの足りませんでした。 [映画館(吹替)] 4点(2008-11-23 19:28:35) |
122. インテリア
ウッディ・アレン苦手なんですけど、これはコメディじゃないからなあって思ってみましたが、やっぱりダメでした。次女と母親の関係が焦点なんでしょうけど、もう少し描き込んで欲しかったと思います。 [映画館(吹替)] 4点(2008-02-10 09:44:22) |
123. プラクティカル・マジック
コメディにすれば奥様は魔女なんでしょうけど、コメディでもなくシリアスでもなく中途半端で、まあ、サンドラ・ブロック、ニコール・キッドマンの共演作があったんだというぐらいの意味しかない作品かなあ。 [DVD(吹替)] 4点(2008-02-10 09:43:14) |
124. ディボース・ショウ
テーマは面白いのに、冒頭が散漫で退屈。ストーリーが見えてくるまで時間がかかりすぎで、コメディなのにテンポが悪すぎです。もうちょっと上手に作れば泣き笑いの楽しい作品になったのに。 [DVD(吹替)] 4点(2007-10-07 18:06:30) |
125. 運命の女(2002)
倦怠期の夫婦を描きたいならもうちょっと別のスートリーがあるだろうと思います。なんでこのストーリーでエロティックなシーンを盛り込む必要があるのかもわかりません。浮気相手のアパートの変わった内装も特にストーリーには生きてないです。サスペンスとしての驚くような展開や結末があるわけでもありません。会社を解雇した男性とか、奥さんの浮気調査を頼んだ男性とかが、もうちょっと関わってくると面白かったかもしれません。どこかチグハグで、ほとんどおもしろさのない作品でした。 [DVD(吹替)] 4点(2007-02-07 21:53:00) |
126. 理想の恋人.com
日本もそのううち中高年の離婚・再婚にまで、ネット出会い系が利用されるようになるのかなあと考えるとテーマは面白いですね。でも、ラブコメとしては失敗しています。ドラマのテンポが悪いし、そのおかげで最後のお約束のウルウルも来なかったし。ダイアン・レインも年取って普通のおばさんになってたし、クリストファー・プラマーもお爺ちゃんになって切れがないなあ。映画ってどこかに夢がないと成立しないと思います。まあ、見ていて不愉快にはならないので、時間つぶしくらいには良いかもしれません。 [DVD(吹替)] 4点(2007-01-21 12:16:57) |
127. 恋人たちの場所
《ネタバレ》 フェイ・ダナウェイ、マルチェロ・マストロヤンニの組み合わせは珍しいうえに、制作年は「俺たちに明日がない」の翌年で「ひまわり」の2年前。カルロ・ポンティ製作でビットリオ・デ・シーカ監督作品となれば自ずと期待は高まります。なのですが、はずれでした。アメリからやってきた不治の病に冒された女(ジュリア)が、以前に一度声をかけられた男(バレリオ)と恋に落ち、楽しい日々を過ごす。やがて彼女の友だちが連れ戻しにやってきて、彼女は不治の病で病院に入らないと悲惨な死に方をするとバレリオに告げる。ジュリアは帰国しようとするが、どうしても帰国できなくてバレリオの元に戻ってくる。そして二人は山間の険しい道をドライブする。危険なほどに車を暴走させるジュリア。そのよこで静かに見守るバレリオ。やがてジュリアに運転を代わってバレリオがゆっくりと車を走らせる。前半は恋人たちの楽しい日々、後半は死へと連なる哀しい描写。構成はよくわかるのだけれども、全体に説明不足で製作の意図通りに感情が揺すぶられませんでした。二人の楽しい日々はたくさん描かれていますが、あれで別れが辛くなるほどに2人がのめり込むとは思えない。こういった作品はいかに二人の気持ちが盛り上がっていくかの過程を鑑賞者に追体験させないと、後半の哀しみにちっとも共感できないんですよね。マストロヤンニは情けない気弱な中年を演じることが多いのですが、ここでは珍しくキリッとしたしっかりとした中年を演じています。フェイ・ダナウェイのミニスカート姿も珍しいかな。何カ所かしゃれた会話はあるのですが、やっぱり失敗作でしょう。全編イタリア語なのでわかりようがないのですが、一つだけ気になるのは、もしかしたら字幕が悪いのかも・・・・・・・。 [DVD(字幕)] 4点(2006-05-27 10:41:29) |
128. スプリング・ガーデンの恋人
ピタッと決めて、しかめっ面が多く、つんとすました役が多いコリン・ファースが、この作品ではやや乱れ気味で疲れた感じで、ちょっと好印象。でも作品の方は全然つまらなかったです。ラブコメにしても盛り上がりどころが全然感じ取れなかったです。 [DVD(吹替)] 3点(2008-11-23 19:30:30) |
129. ブルーベルベット
鬼気迫るサスペンスものになる題材を、わざと冗長に作ったのでしょうか?わたしには意味不明な作品でした。 [映画館(字幕)] 3点(2008-11-23 19:29:38) |
130. ママが泣いた日
《ネタバレ》 夫が秘書と駆け落ちして、残された妻と子供との関係や近所の男との恋を描いているんだけど、ラストに夫が実は事故で死んでいたのがわかるって、唐突で全然ストーリーに生きていません。駄作でした。突然夫が消えて失踪か事故死かわからないという設定の作品としては、シャーロット・ランプリング主演の「まぼろし」がありますが、「ママが泣いた日は」比べものにならないぐらいの駄作でした。 [映画館(吹替)] 3点(2008-02-10 09:41:17) |
131. オータム・イン・ニューヨーク
《ネタバレ》 一つ一つのエピソードが唐突で、ストーリーを盛り上げるのに全く役立っていないと思います。シャーロットのお母さんが昔ウィルが好きで、彼女の友人とウィルの間の子供がリサ、なんていうのはまったく無意味なプロットですよねえ。それに、一つ一つのシーンの描き方が多分ヘタだと思います。例えばスケート場でシャーロットが転倒するシーンは、死への旅立ちの始まりなんだからもう少しドラマティックに描けなかったのかなあ。あれでは、すぐ立ち上がってゲラゲラ笑い出しても不自然ではない撮り方です。全く同じ俳優で構成・撮影が少し違えば良い作品になったのになあと思います。 それにしても、この作品のリチャード・ギアは少小泉元首相そっくり。 [DVD(吹替)] 3点(2007-11-04 12:43:38) |
132. パンチドランク・ラブ
わたしにはこの作品の楽しみ方がよくわかりませんでした。エミリー・ワトソンは、「恋のエチュード」「ライフ・イズ・コメディ ! ピーター・セラーズの愛し方」のように、風変わりな(あるいはハチャメチャな)天才の相手を演じたら最高だと思うのですが、この作品のお相手は、ハチャメチャだけど天才じゃなかったからだめだったのかなあ(笑 [DVD(吹替)] 3点(2007-11-04 12:41:59) |
133. デブラ・ウィンガーを探して
女優を続ける上での、家族を含めたプライベートな困難さを多くの女優さんのインタビューを集めて構成した作品です。ただ、どうしてもインタビューの垂れ流しになっていて、テーマに対してせまっていく方向でうまく構成・編集されていないような感じを受けました。こういうテーマで、インタビューではなくてドラマを映画として作ったら面白かったかもしれません。それに、やっぱり女優さんは役を演じている姿を見るもので、普段の本音を聞く(見る)ものじゃあないなあと痛感しました。現役で主役を張っている女優さんは、インタビューの中でもしっかり女優さんしてましたよねえ。 [DVD(吹替)] 3点(2006-12-28 21:35:15) |
134. ステップフォード・ワイフ(2004)
コメディーとしても、謎解き物としても、全く面白くない作品でした。本作がリメイクで、リメイクされるくらいなんだからオリジナルは良かったのかな?オリジナルがみてみたいです。 [DVD(吹替)] 3点(2006-12-22 22:01:17) |
135. 恋は嵐のように
《ネタバレ》 マリッジブルー?の男性が婚約者と結婚するまでを描いた作品なんでしょうが、3人の人物が描き込まれていないし、旅の途中で起こる事件もメリハリ無く退屈で滑ってます。モチーフはよくわかるし、一つ一つのエピソードも面白いのに残念です。コメディにするかシリアスにするか(表現をね)、スタンスをはっきり決めて作って欲しかったと思います。 [DVD(吹替)] 3点(2006-12-07 21:45:10) |
136. メリンダとメリンダ
ウディファンの方には申し訳ありませんが、少なくとも私には、全然面白くない作品でした。一人の主役が悲劇と喜劇の2つの人生を演ずるという着想は面白いけど、頻繁に悲劇と喜劇が交代して混乱するし、それぞれのお話にも魅力がない。最後に悲劇と喜劇がどこかで統合されたら、それなりに面白いんでしょうけど、そういうわけでもない。「こういうプロットで映画を作る手法もあるんだよ。でね、こういう作り方をすれば面白くない失敗作ができるんだよ」と映画学科の学生に講義してるみたいな作品でした。 [映画館(吹替)] 3点(2006-06-24 22:36:48) |
137. モナリザ・スマイル
《ネタバレ》 点数基準をちゃんと確認して採点しました。女性版GTOみたいなのを期待して見たのですが、期待はずれでした。相当に退屈な映画です。言いたいことは最後の(それまでと変化した)ベティの論評だと思いますが、そこまでの道のりが長くて平坦で退屈きわまりないです。1950年代のお嬢様大学のことを2003年に映画にする意味があるのでしょうか。50年代にこの映画を作っていたら、相当に論議を巻き起こしたかもしれません。あるいは、1950年代の女子学生に対する社会的な抑圧と、それに対する反発や哀感、そしてそれぞれの人生を描くならそれはそれで良作になったかもしれませんし、そのような方向の作品にできる可能性はあったのではないでしょうか。もっとも、それなら現代からタイムスリップしたようなキャサリンは邪魔ですけどね。私はむしろ、最後の方でビルがキャサリンに言った言葉「君は人がそれぞれの道を行くのを認めない。みんなが君の道を行くべきだと思っているんだ。」この言葉が印象に残ります。ただのわがままな女を描いた作品だというならピッタリ来るのですが。 [DVD(吹替)] 3点(2006-05-21 20:18:36) |
138. バースデイ・ガール
ニコール・キッドマン使ってこれしか撮れないのかみたいな感じ。ありがちなストーリーだけど、俳優さんはセオリーどおり演じてしかも好演なのに、なぜか面白くないんです。 [映画館(吹替)] 2点(2007-11-25 17:33:27) |