141. サムサッカー
ぶっちゃけ、私の娘がそろそろ中学に上がろうってのに指しゃぶりやめられないんですわ。そんな彼女の気持ちに寄り添えるかも、いや、あわよくば本人がやめるきっかけになってはくれまいか・・・という非常に不純な動機で観ました。全然予備知識無しでタイトルだけで録画したので意外に豪華キャストだったのにびっくり。内容も丁寧な展開でなかなか良かった。が!!いかんせん主人公の少年のキャラがキモすぎて撃沈。要するにこれが「大きくなっても指しゃぶりをやめられない人」のイメージなのねーと痛い納得。なんか本人落ち込みそうで娘に見せるのはやめました。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-01-27 16:01:20) |
142. 幸せになるための27のドレス
提供はツ○ァイかオー○ットか?と思うほど、WOWOWの「Let's 婚活ムービー!」特集そのまんまの内容に苦笑い。まさにちょいと遅めの婚活まっただ中の独身女性の妄想をかき立てる王道ストーリーで、ネタバレレビューを読まずとも先が読める読める。ある意味「SATC」同様、着せ替えごっこが女子心をくすぐる、夢見るオトナ女子向け娯楽映画。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-01-27 15:17:57) |
143. シン・シティ
アメコミ一般に対しての自分の持っていたイメージ通りの映像。あくまでも自分基準の感想なのでこれが映画として成功しているのかどうか分からないが、退屈はしなかった。刺激的だが観た後に何にも残らないので深みゼロ。ただ、レザボア・ドッグスを途中でリタイアした自分でも、モノクロやパートカラーだともっとグロいシーンでも平然と観ていられることに自分で驚いた。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-12-23 20:03:28) |
144. 悪いことしましョ!(2000)
ものすごく単純なコミック的展開なので何も考えずに観るが良し。E.ハーレイの悪魔コスプレはどれも似合ってて見ていて楽しい。対照的にブレンダンの方は何を着せても似合わないのが笑えた。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-11-02 20:27:04) |
145. ビッグ
《ネタバレ》 すんごい分かりやすい展開なので子供向けなんだろうと観ていたら、実はオトナが楽しむためのファンタジーなんですな。身体が大人なだけで、12歳にしても妙にオツムが幼いようなジョッシュが、大人の恋愛を経験しちゃうことにすごい違和感。というかいくら見た目が大人同士でも、精神年齢で言ったら母子ほども歳が違う男女のベッドインなんて、オエーの一言。ただ、幸か不幸か、ラストにもう一度子供に戻ることを拒否したヒロインの気持ちには深~く共感できた。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-10-17 00:10:01) |
146. バートン・フィンク
小ネタのセンスは合うし、クセのある俳優陣もかなり好みなんだけど、一人一人が悪目立ちしているような、奇妙なチグハグ感があった。ジワジワと不気味さを募らせつつ、ラストにはバーンと派手で凝った演出もあったりして・・結局私の中では不条理倍増しの楳図かずお系映像作品という位置づけに落ち着いた。炎の廊下シーンだけは繰り返し観たいかも。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-10-16 23:32:49) |
147. ダークナイト(2008)
《ネタバレ》 ジョーカーの存在感はさすが!でもアーロン・エッカート演じるハービーが最初から善人に見えず、ダークサイドに堕ちたヒーローというより化けの皮が顔半分はがれたように思えてなんだかな、という感じ。マギー・ギレンホールも何だかそこらのダイナーでウェイトレスでもしてるほうが似合いそうで、ヒーロー二人が命を賭けて取り合うほどの女に思えず、単なる好みの問題だろうが作品世界に入り込めない要素がやや多かった。個人的にはアルフレッドが一番キャラにぶれがなくて渋くて格好いい。彼がメインのスピンアウトが是非観たい。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-10-07 12:04:41) |
148. パーフェクト・ストレンジャー(2007)
前評判やら宣伝文句やらの予備知識ゼロで観たが、別に仰天するほどの衝撃展開でもなかった。ハル・ベリーのプロモーション映画だと思えば上出来。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-10-06 21:19:52) |
149. フィクサー(2007)
後半物語が加速的に動き出してからは面白かったが、そこに行き着くまでが冗長に感じてちと疲れた。渋い題材を上手にまとめた佳作という印象だが、裏社会に生きる男の悲哀を演じるには、クルーニーはやっぱり善人面すぎるような。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-07-26 00:01:40) |
150. マリー・アントワネット(2006)
無邪気で可愛いお馬鹿さんの悲劇。そこで終わるならいっそ写真集でいいのでは?と思うような内容ではあったが、実際そのつもりで見ているとそれなりに目に美味しく楽しめた。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-07-15 22:07:32) |
151. オールウェイズ
《ネタバレ》 ラブラブな大人二人をあたたかく見守る同僚たち、特にアルの存在が効いてて序盤の雰囲気は上々。テッドの登場、ピートの死、その後の話の進行も無理が無く、微笑ましくて良かった。でも、結果よければ全て良しなのか、散々無茶をやる夫に神経をすり減らされる経験に耐えてきたはずのヒロインが唐突に暴走しはじめて急に共感できなくなった。終盤までにスピルバーグ節がうなるシーンを入れたかったのかもしれないけど、「ってことは・・」と、強引な暴走の強引な結果も軽く予想できてしまって感動半減。おばあちゃんになっても妖精キャラが似合うヘップバーンはさすが。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-05-23 21:14:36) |
152. トランスフォーマー
CGを駆使したド派手な戦闘シーンや変身シーンを子供と一緒にキャーキャー言いながら観るのは楽しいけれど、大人の鑑賞に堪えるドラマがそこにあるかといえば、笑うしかない・・・。ま、むしろ子供にとってはその方がややこしい心理描写に悩まされず映像の面白さに没頭できていいのかもしれない。日常会話が擬音だらけの小学生男子あたりが鑑賞最適齢と思われる。 [CS・衛星(吹替)] 6点(2009-05-22 11:10:28)(笑:1票) |
153. ジキル&ハイド
全編暗くて地味だけど退屈はしませんでした。ジュリアロバーツのように着飾らないと女にならない女優よりも、隠しても隠し通せぬ色気があるタイプの女優を主演にしたほうが良かったのでは。ジキルの時でも既にかなりヤバイ人だとバレバレなのはマルコヴィッチならでは。面白いです。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-05-04 13:22:20) |
154. ヒューマンネイチュア
洋楽のPVでお馴染みのゴンドリー監督。映画のようなPVを撮る監督ならではの、PVのようなテンポの良い展開を期待していたがやはり冗長気味だった。人の違和感を逆手にとって惹きつけるゴンドリー氏の作風は、やはり短編でこそ活きるような気がする。でも、食卓でマナーを学ぶネズミたちの様子は異様にリアルに出来ている一方、類人猿になりきる人間のほうはどこか作り物っぽくてその滑稽さが際だっているあたりに、職人芸を感じた。人間はなんとバカで情けない生き物かと、笑いながら冷や汗をかく、そんな映画。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2008-07-18 13:45:33) |
155. スキャナー・ダークリー
ディック作品×ジャンキーもの、という意味では原作者ファンとしては違和感のない(というか、想定内の違和感のある)作品に仕上がっていたと思う。映像の処理はなかなか凝っていて面白い。ただ、オチの不親切さというか肩すかし感というかほっとかれ感はいかにもディックなんだけど、映像がちょっとポップ過ぎて重厚感が足りない感じがした。鈍い頭痛と吐き気がするようなあの読後感がないのは物足りない。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2008-05-30 22:34:10) |
156. 告発の行方
私は女性だが主人公のキャラクターには全く感情移入できなかった。それだけ愚かな汚れ役を演じきったフォスターに拍手。主人公には自業自得と言われても仕方がない面もあったと思うが、人間誰しもヤケになってバカをやってしまうことはあるのに、弱者が墓穴を掘った場合にはその立場が弱いほど代償が大きくなると言う社会の仕組みに人間の冷たさ・いやらしさを感じた。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2008-05-30 22:17:57) |
157. チーム★アメリカ ワールドポリス
予算と手間暇をかけてひたすらお下劣と悪趣味を極めているという意味で突き抜けている作品。まさにクリエイターの才能の無駄遣い。もう一度観たいとは決して思わないが、ブレること無く最初から最後までバカに徹した作品を作り上げた制作陣の熱意と狂気に敬意を表したい。誰かと一緒に観るのは大きな賭けになるので、まずは一人で観ることをオススメする。 [DVD(吹替)] 5点(2017-08-03 19:21:31) |
158. ドクトル・ジバゴ(1965)
映画好きの友人の熱烈なお勧めで視聴したものの、残念ながらそこまでは感情を動かされなかった。一言で言えばロシア革命を軸に歴史と運命に翻弄される男女の悲恋ストーリーで、プロットはしっかりしていて映画としての見応えはばっちり、それだけに重厚で長い長いストーリーが続くのも退屈はしなかった。が、主人公二人はいずれも自ら運命を切り拓くというより、ひたすら時代に翻弄されまくる受け身の人生に終始しており、出会うも別れるも辛酸を嘗めるも為す術もなく嘆き耐えるばかりの姿に、観ているこちらも淡々と受け止めるしか無く、感情移入しにくかった。またそれぞれの人生の幕引きも存外あっけなく、ラストには完全に肩透かしを食らった気分に。背景も素晴らしく壮大なスケールで描かれた作品だけに、映画館で観ればまた感想も違ったことだろうと、それだけは残念。 [DVD(字幕)] 5点(2015-06-16 18:55:06) |
159. 理由なき反抗
《ネタバレ》 ディーンの代表作と聞いていますが…これ名作なんだろーか?衣装とか学生生活の描写などが何ともレトロで、いわゆるフィフティーズ文化を垣間見られるという点では面白い映画。若造それぞれが幼いからこその悲劇が描かれているのは分かるが、いかんせんプロット浅すぎだしキャラ設定も無茶苦茶。特にジュディの行動は全く共感できるところがなく、最初から最後まで反感しか感じないという、ある意味希有なヒロインであった。無責任に男同士の馬鹿な争いを煽り、あげく彼氏が死んだ夜に別の男に熱をあげるとか意味不明。この作品の中で行動に筋が通っているのはジムだけだったような。登場する学生達は皆見た目はほんとに高校生か!ってぐらい老けてるんですが、中身は凄まじく幼くまさに中二病まっさかりてな感じで、車にしろ銃にしろ、こんなガキンチョに殺傷能力のある玩具を持たせちゃいかんよと思った。 [試写会(字幕)] 5点(2012-10-15 08:55:17) |
160. めぐり逢えたら
《ネタバレ》 いい年して運命の出会いを夢見ても、このメグなら許せる。というか、許せる時代だったのかも。大人のおとぎ話というには余りにもノー天気過ぎて今ひとつ入り込めなかった。子どもをダシに使うくだりもあまりに陳腐だし、8歳の子が一人で飛行機で北米を横断して初めてのNYを徘徊できるってのも今では無理すぎて、昔は平和だったのだなぁと思ってしまった。平和な時代を懐かしむには、私の心が殺伐としすぎているようだ。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2012-03-08 09:05:02) |