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Berettaさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 195
性別 男性
自己紹介 誤読御免

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1.  街の灯(1931)
遅れ馳せながらチャップリン初体験です。 正直70年以上前の映画とあって、いったいどうなんでしょーと恐る恐る伝説の地に足を踏み入れたが、そこはありとあらゆる映画の源泉で、驚くべきことに今もなお暖かなお湯がこんこんと湧き出していた。 70年前の人達と、こんなにも豊かな感情を共有出来るなんて相当ミラクルな事だ。 当時の人たちの賑やかな笑い声がスクリーンの向こうから聞こえてきた。 感動なんて言葉は使いたくないが、胸が震える思いだ。 ボクシングのシーンの完璧なタイミング、花売り娘との恋愛の豊かな感情の描写など、時の流れとともに色あせない先人達の確固たる映画制作の姿勢と業績に敬意を示し、それを自由に享受できる幸せをも噛みしめたい。  私ごとながらうちには2歳になったばかりのひとり息子が居るのだが、明日起きたらさり気なく見せてみよう。 どんな反応を見せるか楽しみだ。 映画デビューがチャップリンだなんて粋なやつだ。
10点(2004-01-11 02:26:06)(笑:1票) (良:2票)
2.  十二人の怒れる男(1957) 《ネタバレ》 
この中でヘンリー・フォンダは陪審員として当たり前のことを当たり前のようにやっただけだろう。 人ひとりの生死のかかった評決で「野球があるから早く済ましちまいましょう。」は無いと思う。 その点では、ルメットがあらかじめ深く掘っておいた穴をヘンリーがせっせとうめて元に戻すという、計算高くも簡潔なプロットになっている。 しかし内容は濃く、密室という限られた空間で使えるものは全て使って繰り広げられる熱き人間ドラマには相当見応えがあった。 観終わって12人全ての登場人物の顔と性格が思いうかぶ作品はそう無いだろう。それぞれのリアルな人生を背負った男たちを役者が見事に演じ、作品の質をさらに上げている。 最後の大木のひとつが音を立てて崩れ去ったとき、大きな達成感とともに、冒頭に一度だけ映った被告の少年の顔がよぎり、万感の思いがこみ上げて来た。 緊張と弛緩のリズムも心地よく、細部まで実に良く作り込まれた「究極、至極」の一品だと、深く唸らざるを得ない。 誰も居なくなった陪審員室の散らかったテーブルが余韻を残し、雨上がりの道をさらりと去っていく男たちの姿が清々しく見えた。 たまにこういった「名作」「傑作」に出会えるのが、映画ファンとしての醍醐味を味わえる瞬間でもある。
[DVD(字幕)] 10点(2003-12-20 16:03:26)(良:2票)
3.  バック・トゥ・ザ・フューチャー
当時映画好きの友人に「脚本のお手本のような映画だから観ろ。」と言われて劇場へ。 ホントにその通りだった。 終わってから拍手が出たのにも驚いた。 良く出来た映画の代表だ。
10点(2003-11-27 16:51:23)
4.  インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説
映画って何て面白いんだという要素が始めから終わりまで無駄なく詰まっていて、何度見ても飽きない。 ハリソン・フォードの出来上がり具合とともに、非の打ち所の無いエンターテイメントに徹した映画。 特に後半のこれでもかとたたみ掛ける展開は絶品。 娯楽映画ファンならば一度は通ってほしいつり橋だ。 そのつり橋で、何人のスタントマンが実際にダイブしたのかが気になる。 その命知らずで勇敢な人達には是非スタントマン大賞をあげたい。
10点(2003-11-27 11:46:30)
5.  エイリアン
映画史に燦然と輝く金字塔のひとつでしょう。 もちろんマイ殿堂入り作品。
10点(2003-11-27 00:47:48)
6.  ショーシャンクの空に 《ネタバレ》 
そこが刑務所の中とは忘れさせるような、清々しく振る舞うアンディの姿と壁に貼られた一枚のポスター。 その裏側で、ただひたすら静かに穴を掘り続けていたアンディの「覚悟」と「決意」の底知れぬ深さ。 やがて実を結んだ「覚悟」と「決意」は、ポスターが破られたその刹那、一人の人間の「魂の叫び」となって穴から噴き出し、暖かな、またあるものには痛烈な奇跡の光の中に、物語の「すべて」があざやかに融けてゆく・・・。 そして、いつまでも見ていたいまばゆい海岸のシーン。  まぎれもない傑作。
10点(2003-11-23 16:07:48)
7.  イヤー・オブ・ザ・ドラゴン
バイオレンス映画としての、「執念」と「熱」は今でも色褪せていない。 俺もこの映画については、執念と熱を持って言わせてもらう。 傑作だーっ!!!
10点(2003-11-14 16:30:32)(良:1票)
8.  ペテン師とサギ師/だまされてリビエラ
コメディー最高傑作。 まんまとダマサレた!!! お見事。
10点(2003-11-13 18:40:06)(良:1票)
9.  バッファロー'66
こんなに心に染み付いてしまった主人公は初めて。 昔から知ってる友人のような気さえする。 「こいつ、バカだ。」と笑いながらも、暖かい涙がなぜか溢れた。 彼女とはうまくやれよ。 がんばれ、ビリー!
10点(2003-11-12 13:02:22)
10.  ギャラクシー・クエスト
林で投げたおもちゃのブーメランがカンカンカンと木に当たり、遠くへ・・・ あーあと思うとくるりと向きを変え、スピードを上げながら戻ってきて、再び同じ木にカンカンカンと当たり、手の中にすぽっ。 見ると、金のブーメランに変わっている。・・・何というエンターテイメント。 ここ数年のベスト。
10点(2003-11-09 11:43:21)(良:2票)
11.  フルメタル・ジャケット 《ネタバレ》 
何度観ても擦り切れないスタンリー・キューブリックの映像に10点。 ラストのミッキーマウスマーチは兵士としてきわめて正気な日常の風景だろう。 正気を保つために歌っていると言ってもいい。 戦場で狂気に堕ちた者はフェードアウトしてゆく。 ヘリコプターの兵士も機関銃を乱射しながら理性的だ。 ハートマン軍曹のシゴキも戦場で正気を保つためのもの。 正気を保ったまま人と人が殺し合いをする、戦争と言う狂気のメカニズムを監督は冷静に炙り出している。 ジョーカーの引いたラストの引鉄も理性の力。 この世でもっとも残酷なものは、「正気」であり「理性」である、と言いたげにも見える。
[映画館(字幕)] 10点(2003-11-09 00:26:17)
12.  許されざる者(1992)
しゃがれた風格があり、地下を流れるマグマのような静けさと、青空のような奥行きもある。 コーヒーに浸したなめし皮のような風わいがあり、いぶし輝きを放ち続ける至極の一作。 銃弾一発の「重さ」がリアル。  大人が安心して浸れる「映画の中の映画」だ。
10点(2003-11-07 17:50:06)
13.  エイリアン2
熱交換器の下の戦いで、「何がなんだか分からないけど、とにかく大変なことになってるぞ」というシーンを表現するのに、C-C-Dの映像をそのまま使ったのは、当時とても斬新でリアルだなと思いました。 海兵隊の火気類の音やデザインもかっこよかった。 リプリーとクイーンの戦いはクイーンがCGではなく動きは制約を受けるが実在感があり迫力があった。 80年代を代表するアクション映画の傑作。 マイベストのひとつ。
10点(2003-11-06 14:33:10)
14.  ダイ・ハード
この映画の面白さの謎を解き明かすために、ここ10数年来映画を見続けていると言っても過言ではないです。 この作品の面白さを端的に表す言葉が未だに見つかりません。 観るたびに熱くさせてくれるアクション映画の最高峰、登り甲斐のある山です。 巧妙に張られた伏線や、テロリストとの激しい攻防の全てが、結局のところマクレーン夫妻のごく私的な仲たがいを修復するためのひとつの「クリスマスイベント」としてのみ機能しているあたりは、まさに痛快の一言に尽きます。 
10点(2003-11-04 01:04:07)
15.  タイタニック(1997) 《ネタバレ》 
この映画は賛否両論に割れているけど、私は大傑作だと思う。 冒頭部分、ジャックとファブリッツィオがポーカーで勝ってチケットを手に入れ、まるで子犬のように喜んでタイタニックに走っていくシーン、血気盛んな青年2人に対するあまりにも皮肉な「運命のいたずら」に、早くも胸が熱くなりました。 この映画の凄いところは人物描写にあると思います。 一人一人の立場や性格や心情を限られたシーンとセリフ、そして細かな目配せや、仕草、表情できっちり印象付けている点が凄い。 そしてそれぞれの人物に,起、承、転、結、があり、それらを綿密な編集で違和感なくドラマの中にからめています。 ディナーのシーンのやり取りの妙、氷山にぶつかってしまってからの航海士達の表情の深刻さ、スペクタクルシーンもさることながらドラマ部分に印象に残るシーンが多いです。 二人の恋愛部分にしても、だだバカみたいにくっついた訳ではなく、お互いの中に他には無い見過ごせない輝きを見出し、命がけの恋に落ちてゆく様子も窮めて必然性を持って描かれています。  何度見ても新しい発見のある、示唆に富み、繊細さと大胆さを兼ね備えた「稀なる超大作」だと思います。 (追)みんなから色々叩かれてるケイト・ウィンスレット、この人うまいと思うよ。女優としての風格もあるし、いずれオスカーをとる人材だと思うのだが。
10点(2003-11-01 17:44:48)(良:5票)
16.  ダンサー・イン・ザ・ダーク 《ネタバレ》 
徐々に、しかも確実に視力が失われていく恐怖は想像を絶するものがあるだろう。 一人息子もまた、同じ運命をたどるとなれば、もう現実から逃げ出したくなってしまうのは良く分かる。 セルマは、そんな人生に対する不安や、息子ジーンに対する責任、果ては自分の気持ちまでも、貯めたお金とともにドロップの缶に封じ込めてしまったのだろう。 そしてその缶にしがみつくことで自分を納得させながら、自分だけの夢想の世界に入ってしまったのかもしれない。 彼女は「ミュージカルの最後の歌は聴きたくない」と言うが、これは「物事を締めくくらずに逃げる」という彼女の精神構造を表していて、実際作中でも、「ビルのついた嘘」から、「キャッシーの友情」から、「ジーンに対して親として生き抜く責任」すら放棄して逃げている。 どこかで逃げずに立ち止まっていれば、何かが変わっていたかもしれないのに・・・。 まだ終わりじゃないと言う結末も逃避的。 それが結果、そこで全て終わりなのだ。 セルマという女性の愚直な純粋さと現実とのずれが、取り戻すことの出来ない大きな歪みとなって重く心に突き刺さった。 繊細な彼女の精神世界には多くの感情を喚起され、揺さぶられた。 辛く苦しい作品だが、傑作だと思う。
[DVD(字幕)] 9点(2006-06-17 03:05:54)(良:1票)
17.  タイムリミット
面白すぎ。 脚本が圧倒的にいい。 マット(デンゼル)の身から出た錆とはいえ、前半で蒔いた種が蔓になって縦横無尽に絡み付いてくるのをギリギリで振りほどくスリルはたまらないものがあった。 人の不幸は蜜の味と言うが、この場合ネタがみっともない下世話な話なので、主人公が必死になればなるほどコメディー色が強まると言うよく練られた脚本で、悲鳴を上げながら大笑いした。 キャストもほんのチョイ役まで見事に立っていて、小品ながら出来としては、結末も含めて非の打ち所が見つからない。 時間もタイトで気軽に見られる。 現時点で今年のマイ№1。 超オススメ!
[DVD(字幕)] 9点(2006-06-10 02:20:18)
18.  JFK
オリバー・ストーンの忌わしき60年代に憑り付かれたような演出は今回も冴えわたっている。 まるで機関銃のようなセリフによる情報の洪水と、時折挿入される、見てきたような現場のカットバックにさらされるうち、ストーンの構築した疑惑の銃弾をめぐるジグソーパズルを思わず並べさせられてしまう。 フィクションとドキュメントのせめぎ合いによって抽出された粘度の高い糊がピースの間を埋める。 3時間以上かけて「霧の向こうに浮かび上がる藪の絵」が完成した。 ストーンの気迫と執念がこの作品に異様な輝きを与えている。 この「藪」の向こうにはトラが居るのかウサギが居るのか、何やらブーフーとケモノの息づかいが聞こえてくる。 映画の枠を超えた、言いようの無い余韻がいつまでもビリビリと残る。
9点(2003-12-14 12:42:45)
19.  トーク・レディオ 《ネタバレ》 
毒毒毒毒、今回のオリバー・ストーン、DJの喋りに乗せて、何かに憑りつかれたように毒を吐きまくる。 情け容赦の無い主人公DJの毒は毒をあおり、スピーカーの向こうの暗闇から正体不明の毒がゾンビの如く次から次へと噴き出してくる。 毒は毒を呼びスタジオは飽和状態となる。 そして毒によって導き出されたDJの本音も空しくスタジオに響き、それもまた正体の無い毒によって断ち切られる。 ラストのスタッフとリスナーのコメント群には、DJがしのぎを削った相手とは実はこんなもんだったんですよというタネ明かしと、「無意識」と言う名のベールをまとったお前らこそがこの世の猛毒なのだと言うシニカルなメッセージを感じた。 なんか尾崎っぽいか。 でもこんな映画二度と作れまい。  傑作。
9点(2003-12-03 14:33:26)(良:1票)
20.  ミザリー 《ネタバレ》 
キャシー・ベイツが銃をちらつかせた時あまりの怖さにめまいがした。 「怖さ」を抽出して量ったらこの映画、間違いなくトップクラスだろう。 キャシーの演技は凄いとしか言いようが無いが、身動き出来ない「密室の恐怖」と「痛さ」を見事に感じさせてくれたジェームズ・カーンの受けの演技も素晴らしかった。 十数年ぶりに観たが、その「怖さ」はじりじりと胃袋に響いた。人里離れた山の中で事故って瀕死の重傷。助けてくれたのが白衣の天使。なんていう都合のいいシチュエーションも、ちょっとひねっただけでこんなに不条理な話になるなんて面白い。 しかしこれに近い人って本当にいそうだ。 人間が一番怖いってコトか。
9点(2003-11-30 01:48:55)
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