1. Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼
《ネタバレ》 作品のプロットはとても面白いし、大きな筋書きもよくできているのに、脚本のつめの甘さと俳優陣の役どころへの理解の薄さで、だいなしになった作品。 脚本のつめの甘さは、例えば、「ミスタースミス」が現場でおしっこしたらトレイシー刑事の夫を殺すことが台無しになってるはずなのにトレイシーが逮捕されそうになってしまったり、「ミスタースミス」がアールブルックスを殺そうとする理由があまりにも脆弱(しばらく一緒に殺人を味わったり手口を学んだ方がメリット大なのに)すぎる、などなど トレイシー刑事が大富豪っていうのも、ちょっと無理やりすぎるし。 そして、なにより、ケビンコスナーがシリアルキラーの内面や苦悩をものすごく浅くしか理解せず演じているので、作品全体が薄っぺらになっていた。 別の人格と対話する手法も影響しているように思うが、デクスターやビューティフルマインドではそれが成功しているのだから、やっぱりケビンコスナーが大根なんだと思う。 シリアルキラーをアディクションの1つで遺伝するものとして単純化してるのも、この作品の浅いところ。 [インターネット(字幕)] 5点(2023-12-30 12:20:38) |
2. アルゴ
作品自体はとてもスリリングで面白いのですが、そもそもアメリカの謀略でパーレビが残虐非道の限りを尽くしていたからこんなことになったとに、という気持ちがぬぐえず、しかも外交官の人々(彼らもパーレビに大なり小なり加担していたはず)が何らそれを内省していないというのは、今の時代の鑑賞にはとても耐えられない。 [インターネット(字幕)] 5点(2023-12-13 09:34:53) |
3. 私たちの声
7つのストーリーがあるのだが、最初のほうはそれなりに考えさせられるものの、後ろに行けば行くほどわけわからなくなる。監督、脚本家やactorが短編の中で力を発揮することができなかったといえばそれまでなのだが・・・ [映画館(字幕)] 5点(2023-09-27 17:23:52) |
4. X エックス(2022)
今の時代にこれを見ても普通過ぎる、という感想になってしまうのだが、三部作全部を見てからでないと評価できない気もしている。 [インターネット(字幕)] 6点(2023-07-04 18:12:42) |
5. メリダとおそろしの森
ぐっと大人向け、という前評判は、その通り。かなり、内面に入ってくる。俳優なんて、もういらいないじゃない、というでき。ピクサーは進化が止まらない。 [映画館(吹替)] 7点(2018-06-12 16:07:00) |
6. エニグマ
サスペンスの要素である,ストレスや駆け引きが,今一つうまく表現されていない映画.主人公の神経衰弱の原因やクレアの正体に焦点が行ってしまい,暗号が突然変わったことが問題になっているというのを理解しにくいまま進むので,最後の方で,「ああ,そういう映画だったのかあ」と肩すかしをくらう. 評価できるポイントは,ケイトウィンスレットがぱっとしない女性を演じる姿と,え,これがサフロン・バロウズなの,という驚きのみ. [DVD(字幕)] 4点(2017-03-21 11:09:35) |
7. スノーデン
久しぶりに途中で飽きないで,眠くらならないで一気に見られました.アメリカの彼女以外,全員本物の方が外見が魅力的なのは,ちょっと笑えました.リベラルってやっぱりお金持ちなんだなあ,という妙な感心をしました. [映画館(字幕)] 7点(2017-03-07 20:35:58) |
8. ドクトル・ジバゴ(2002)<TVM>
キーラナイトレイの透明感は良かったのだが,ストーリーに対する説得力を与える演技力はないように思えた.これは短縮したためのせいもあるのだろうけれど.映画版を好きなので,それと比べながらみることで楽しめたというところでしょうか. [DVD(字幕)] 5点(2017-01-15 10:32:47) |
9. ホリデイ
なにかのジャンルにはめ込もうとしたり,役者が無理に演技しようとしていないので,かえって素朴で素敵なつくりになっています.素敵な場面に何度かこみあげてくるものがありました. ケイトウィンスレットの演技目当てでみたので,少々物足りなった面はありますが. [DVD(字幕)] 6点(2017-01-02 00:27:36) |
10. ジャッジ 裁かれる判事
単調な脚本でも,役者がうまく演じれば,人に感動させる内容になるんだという代表的な映画.ロバート・デュヴァルとビリー・ボブ・ソーントンの二人がわきを固めているので安心感がありました. [DVD(字幕)] 7点(2017-01-01 21:41:16) |
11. エターナル・サンシャイン
ケイト・ウィンスレットを21世紀最大の女優だと信じている私にとって,彼女の一番の駄作だと思います. [DVD(字幕)] 4点(2016-12-29 10:56:06) |
12. スポットライト 世紀のスクープ
カソリックの仕組みとかアメリカ社会に対する一定の理解がないと、ちょっと混乱するように思いますが、テンポよく下敷きにしたという「大統領の陰謀」に迫る力作でした。映画というよりドキュメンタリーをみているようで、男優女優のレベルの高さにため息です。カソリックの男子校中高に通い、身近に神父それも多くは欧米人神父に接していた者とすると、そんな神父はいなかったかな~昨今の神父の人材不足も大きいのかなあとも思いました。 [映画館(字幕)] 7点(2016-05-05 11:55:44) |
13. 007/スカイフォール
昔の007に比べれば、社会や人を映して複雑で、見る価値のある映画だが、MI6がVAIO使っているのだけはいただけない。 [CS・衛星(吹替)] 6点(2016-03-21 22:25:18) |
14. 007/カジノ・ロワイヤル(2006)
ソニーがコロンビアムを合併したせいで、日本バッシングが強くなり、ボンドはVAIOを使わされるはめになり、散々である。 ◆2回目見た(2016/3/20)のだが、納得のいかなさが、はんぱなかった。ボンドとヴェスパーが惹かれあう説得力がない上に、ヴェスパーを道路に転がしておけば、ボンドの車が横転すると考えるのは甘すぎるんでは。 [DVD(字幕)] 6点(2016-03-21 19:45:20)(笑:2票) |
15. リリーのすべて
終盤のヴァレイの抑圧された風景に、リリーの心的風景を重ねて、思わず涙してしまった。オスカーをもらったアリシア・ヴィキャンデルの演技が、アールデコというより、現代風なのが浮いていたようにしか思えなかったところが残念であったが、素敵な映画でした。 [映画館(字幕)] 7点(2016-03-20 00:21:50)(良:1票) |
16. ローマの休日
ローマといえば「ローマの休日」。東京といえば「東京物語」ではないが。 2016.02.11改めてきちんとみたら、最初から最後まで本当に隙のない、そして、俳優がよくきちんと芝居をしている映画だということがよくわかりました。しかし、この映画がなかったら、ローマに観光に来る人、そしてスペイン広場でジェラートを食べる人はもっと少なかっただろうと思いました。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-02-11 14:23:29) |
17. マラヴィータ
休日ののんきな時間に見るのにはぴったり。ミシェルファイファーの歳のとり方はいいね。ダイアナ・アグロンも27歳とは思えない。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2016-01-30 23:38:13)(良:1票) |
18. 愛しのジェニファー
ダリオアルジェントだと思ってみるから残念になるが、テレビドラマだと思えばそれなりに面白かっただろうと思う。動物食べている時点でこりゃあ自分のかなう相手じゃないと思わないのが不思議だ。 [DVD(字幕)] 5点(2016-01-10 01:11:58) |
19. レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで
結局人生はチャレンジと妥協なんだが、妥協だけの人生にも消耗しないという人もいて、そういう人にはこの映画は理解できないだろうな。ケイトの存在でこうした映画がみることができるのはありがたいことだと思います。 [DVD(字幕)] 7点(2016-01-09 17:16:15) |
20. 麗しのサブリナ
浅いんだけど、ちゃんと恋愛にリアリティがある。こういうもんだよね。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-12-13 16:40:29) |