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tottokoさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2011
性別 女性
自己紹介 周りに映画好きな人があまりいない環境で、先日はメリル・ストリープって誰?と聞かれてしまったりなのでこのサイトはとても楽しいです。
映画の中身を深く読み解いている方のレビューには感嘆しています。ワタシのは単なる感想です。稚拙な文にはどうかご容赦を。  

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1.  アイダよ、何処へ? 《ネタバレ》 
この事件の顛末を知っているからこそ、観続けるのがしんどかった。 キャストはプロの俳優さんなのだろうけど、なじみがないうえに芸能人の華やかさというものを一切排した顔ぶれなので市井の一般人にカメラを向けたドキュメントのようにも感じられます。作り物じゃない肌感覚の恐怖がそこにあります。 終始険しい表情で修羅場を行ったり来たりして、家族を助けようと必死の国連職員アイダ。職の分を逸脱しているようにも見える行為だけれど、それは時が下って安全な場所から発する感覚でありましょう。あの時あの場にいたら、わたしもアイダと同じ行動をとっただろう。 人間ていつまでこんなことを続けるんだろう。今現在だって、将来このような映画になるだろう事象が進行形で起こっているなんて。ブチャしかりガザしかり。なんでなんだ。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2024-04-05 23:28:37)
2.  アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド 《ネタバレ》 
人間とアンドロイドに恋愛関係は成り立つか。40年前にも、この問いは少女漫画のテーマとしてありましたね。かなりの力量のある作家による美しくも切ない物語、ずっと心に残っていたのはそれが万民ハッピーエンドのものではなかったからで。 そして21世紀になりドイツ製の物語はどういう展開を見せたかというと、コンピュータとの恋愛関係について是とも非ともはっきりとは結論付けずにまとめてましたねえ。ここらへん、やっぱり言い切るのは難しいのだなあと思いましたね。 主人公は決然とNOを選択するけれど、そうは言ってもやっぱりね・・なラストシーン。見事にあいまいで先送りで、でも人の心ってそもそもそういうものだから。 自分用に作られたプログラムの甘美な危険性。でも強い孤独に悲鳴を上げている心には救済にもなり得るわけで。この塩梅を上手く調節できる時は人類に訪れるのでしょうか。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2023-12-23 23:18:47)
3.  アンダーグラウンド(1995) 《ネタバレ》 
かつて存在した国家ユーゴスラビアの半世紀を、寓話変換の名手クストリッツァが手がけるとこういう風になるのですね。 地下に長年閉じ込められ、古い情報ばかり与えられて目も耳も塞がれている彼らは共産政権下の人民にも見えるし、その社会の中を上手く泳いで生き延びるマルコやナタリアのような人間もいたのでしょう。 ブカブカと流れる民族音楽は牧歌的で、芸達者な役者らは不思議と悲壮感無くむしろ明るめです。 しかしそれも終幕直前まで。最後までナチと闘っていると思い込んでいるクロが身を投じていたのは実は内戦という悲惨さ。様々な悲痛な思いがほとばしる酷い幕切れを迎えてしまいます。ちょっとぎくっとするほどの急転換です。 しかしこれがユーゴという国が辿った現実。ラストの夢のように幸せな「みんな一つになった」浮島は監督のユーゴスラビアへの哀悼以外の何物でもないでしょう。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2022-09-26 22:34:46)
4.  アダムズ・アップル 《ネタバレ》 
いやいやいや・・北欧の至宝マッツ・ミケルソン主演の、空前絶後な一品であります。なんだコレ。 マッツ・ミケルソンは田舎教会の牧師。仮釈放された受刑者を引き受けて指導を行う立場の人格者・・である。たしか。 ところがねえ。ここの牧師もその助手らも皆そこはかとなくオカシイのですよね。短パン牧師のポジティブさは他を圧倒し、もはや狂気と紙一重。「前向き」なことが脅威に感じられる現象なんて初めて見た。 共同生活中の元受刑者の二人も体内磁場が狂っているのではと思われ、結果観てる側としては新入りのネオナチ暴力男に感性の正常さを委ねねばならないという非常事態がずーっと続くのであります。なんというシュール。 このまま呆気にとられて口が開きっぱなしで終盤へ向かうのかと思いきや、驚くなかれ思いもよらぬ感動の光に包まれるラストが訪れるのであります。 なんということ。やはり神は貴方の味方だったのですねミケルソン牧師。科学を信用しているという医者(この医者のクソぶりもたいがいなもんで)も逃げ出すほどの、信仰の勝利。宗教絡みの作品とは思えないほどの清々しさ。右の頬を打たれたら左の頬を差し出すべし。目の幅の涙が流れ落ちる感動を是非みんなと分かち合いたい。 教訓・猫は先に下ろすこと。クッキーは偶数枚用意のこと。♪How deep is your love(笑)。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2020-12-18 22:59:26)
5.  ANON アノン 《ネタバレ》 
んーつまんなかった。視覚を監視されてしまうプライバシーの無い社会って、それはそれは恐ろしいことなのに話に生かし切れていない感じ。今見えているリアル視覚も昔の記憶もごっちゃになって扱われてるのも腑に落ちない。思い出って視覚情報とはまた別だよね? それに映画としての見せ方も良くない。他者の脳に侵入するのなら何かの装置があった方が分かりやすかったのでは。向かい合っているだけで第三者の記憶を相手に転送できるって・・便利すぎる。さらにハッカーの娘は他人の記憶も面談するだけで上書きできちゃうのだ。この画ヅラのつまんなさ。座ってるだけかい。 こんな超人的な技巧がアリだとされている話になんのカタルシスもテーマも見出せない、とはお粗末。 殺しをやってた真犯人は「アンタかい」って程度で驚きもなく、国家権力をも翻弄するほどのハッキング能力を持つ彼女のその理由といえば「知られたくない秘密がないから」とか禅問答なオチ。突き放された私。 伝達能力(見つめるだけで壁が突如スカイプ状態になるとか)が物凄く近未来SF感なのに、やたらと多い性行為場面はアナログそのものなことにも失笑。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2020-04-02 00:10:26)
6.  アンダーワールド(2003) 《ネタバレ》 
ヴァンパイアvs 狼男って、もう下手するとB級どころかZ級レベルのお粗末なもの見せられたらどうしよう、とちょっと身構えた。大丈夫でした。制作の熱意伝わるBプラス2くらいの健闘作であります。 両者 銃撃戦での幕開け、って代々続く怪物としてのアイデンティティーはどうした、とまず突っ込みたくはなりますが 現代の風景にゴシックテイストを上手いこと融合した画の力強さや、真実を徐々に明かす脚本にすっかり釣りこまれました。いやあ、ワタクシ初めこそケイト側=ヴァンパイアサイドだったのに中盤以降は狼軍団にすっかり肩入れしてしまいましたね。我ながら単純だ。 お人形さんのような美貌のK・ベッキンセール。その表情の乏しさが逆に役にはまるという幸運です。青白いかんばせがリアル・ヴァンパイア。黒レザーの衣装も正解。
[DVD(字幕)] 6点(2015-07-20 23:28:09)(良:1票)
7.  アンノウン(2011) 《ネタバレ》 
とても面白かった。?がいっぱいでわくわくしましたね。類似作品を観ていなかった我が幸運を思います。 この雰囲気、この映像。サスペンスの舞台に雪降るベルリンはもう最適。青みがかった病室、モノクロの写真展、そこに一点映えるJ・ジョーンズの金髪。苦虫顔のL・ニーソンに憂い顔美人のD・クルーガー、そして重鎮B・ガンツまでが揃ったら軽薄になりようがないのだけども。  新旧の老スパイ同士の対峙する場面は、ストーリー上は横線ながらこの映画の見所の一つと言っていいほどの緊迫感があります。少しずつ表情を変えてゆく二人の男のせめぎあい、静かながら龍虎相搏つといった趣。ここシビれましたねえ。 マーティンの、記憶が戻ったあとの豹変ぶりはちょっと強引だけど(元仲間にしてみればとんだ裏切りですよね)それでもたくさん楽しめたので、私的にはそこはスルーしようと思います。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2014-11-05 23:59:57)
8.  アイ,ロボット 《ネタバレ》 
マザーコンピューターの暴走話はもうごまんとあるし、ストーリー自体には新鮮味はないけれど、結構面白く観られた。ベタと言われて開き直ってか、余計な枝葉をつけずにシンプルにロボットvs人間の構図に集中した潔さが吉と出た。人間側にはアナログにこだわるW・スミスというキャスティングも正解で、この人は仕草や表情が多彩で魅力的。人を惹きつける生まれ持った特性というのはロボットには決して持ち得ないもので、対機械の相手として実に適役。一面ロボロボロボのCGには圧倒された。きっともっと外観も人間そっくりに進化して、無機質な気色悪さも払拭されてゆくんだろうな。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2014-05-30 00:57:28)(良:2票)
9.  明りを灯す人 《ネタバレ》 
キルギスかあ。この映画を観るまで知らなかった風景が目に新しい。乾燥した空気とみごとに向こうまで見晴らしの良い景色。今も昔も貧困と政情不安に喘ぐ寒村の構図はあまり変わらない。小手先のズルで小金を浮かそうとする庶民、思想は気高い村長、生活のために身を売る若い娘。利権狙いの怪しい連中。ミスター・ライトの朴訥とした風貌そのままに、お話も実に淡々と流れてゆく。淡々としすぎなほどだ。声高に主張しない奥ゆかしさではあるけども、映画として何かもうひと山盛り上がりが欲しかったような気もする。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-04-17 00:32:13)
10.  愛を読むひと 《ネタバレ》 
ケイト・ウィンスレットがハンナを演じたのがこれが大正解。復興半ばの西ドイツの陰気な街並みや、古い湯沸かし器にコークス置き場といった情景が、原作から抱いたイメージそのままに眼前に展開し、そこへ楽しいことを全て放棄したようなケイトの謎めいた表情がはまる。やや情緒不安定気味な言動や、朗読を聴く時の唯一幸せそうな瞳の輝きや、教会で子供らの聖歌に打たれている姿。観てるこちらはハンナにとても興味が湧く。それほどに魅力のある演技だったと思う。原作では若きハンナはSSの制服が見事に似合う造形とされている。映像には無かったけれど、たしかにケイトなら冷徹な美貌も併せ持つこともできそう。 裁判長に「あなたならどうしましたか?」と問うたハンナの素朴な表情は、心底この問いの答えを欲しがっていた。誰も答えなど持ち合わせていないとは思う。だからこそこうして元ナチに関わった人々を裁くことが非常に難しいのだけど、私も裁判長の答を聞きたかった。
[DVD(字幕)] 7点(2014-03-07 00:12:53)
11.  アバウト・ア・ボーイ
ちょっとこの母親ダメだよなあ。コニ・トレット演じるエキセントリックな母ちゃん。別に変人でもベジタリアンでもいいんだけど、子供の心にあんなに負担をかけるなんて。自分の重荷を子供に負わせるなんて。子供が傷ついていることに全く気付いちゃいないなんて。もお腹が立って腹が立って。こういう話ではヒューが不誠実でヤな奴と相場が決まってるんだが、今回ウィルなんて小物に感じるぜ。ヒュー・グラント、ふらふらと落ち着かない男を演らせたら世界一だけども今回は意外と繊細な心遣いも見せる。ギター伴奏しながら助っ人としてステージに現われた時なんか生まれて初めてヒューに惚れそうになったぞ。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2013-10-28 00:46:51)(良:1票)
12.  愛と精霊の家 《ネタバレ》 
ある家族の大河ドラマではあるんでしょうけど、うーん、M・ストリープが超能力者である、という設定の意義があるんだかないんだかで、むしろ只者ではないオーラを出しているのはG・クローズの方だったりして、つまりは何を言いたいのか最後までよくわかんない映画。捕らえられたウィノナ、酷い目にあうんだ・・酷い目に遭ってからぽわーっとかーちゃん登場、いや遅いでしょ遅すぎ。もっと前に出てきてユーレイ騒ぎのひとつもおこしてくれれば、こんなことには。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2012-07-22 01:31:32)
13.  アメリ
私もこの映画と感性が合わなかった一人。画は小奇麗だけど自分大好きなヒトにキュートでしょ、可愛いでしょと言われても。手紙偽造シーンは呆れを通り越して不愉快。『夏の庭』(湯本香樹実 著)から言葉を借りますが「人の人生に猿芝居を持ち込むな」ってことですよ。
[ビデオ(字幕)] 4点(2011-07-13 13:28:52)
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