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プロフィール
コメント数 2390
性別 男性
自己紹介 〈死ぬまでに観ておきたいカルト・ムービーたち〉

『What's Up, Tiger Lily?』(1966)
誰にも触れて欲しくない恥ずかしい過去があるものですが、ウディ・アレンにとっては記念すべき初監督作がどうもそうみたいです。実はこの映画、60年代に東宝で撮られた『国際秘密警察』シリーズの『火薬の樽』と『鍵の鍵』2作をつなぎ合わせて勝手に英語で吹き替えたという珍作中の珍作だそうです。予告編だけ観ると実にシュールで面白そうですが、どうも東宝には無断でいじったみたいで、おそらく日本でソフト化されるのは絶対ムリでまさにカルト中のカルトです。アレンの自伝でも、本作については無視はされてないけど人ごとみたいな書き方でほんの1・2行しか触れてないところは意味深です。

『華麗なる悪』(1969)
ジョン・ヒューストン監督作でも駄作のひとつなのですがパメラ・フランクリンに萌えていた中学生のときにTVで観てハマりました。ああ、もう一度観たいなあ・・・。スコットランド民謡調のテーマ・ソングは私のエバー・グリーンです。


   
 

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1.  ディアボロス/悪魔の扉 《ネタバレ》 
“80年代以降のハリウッド映画で悪魔が出てくる映画は駄作ばかり”という持論をもつわたくしですが、さすがにアル・パチーノを悪魔に据えたらかなり見どころの多い映画になりました。この悪魔の造形は今までのテンプレな悪魔像とは違って、アル・パチーノが思い入れを持つシェイクスピア劇のリチャード三世を意識した役作りだったのは明白。一部ではかなり悪評なクライマックスでの“悪魔の大演説”ですが、私はかなり説得力ある演技だったと思います。この演説のロジック自体は17世紀の神学論争を忠実に落とし込んでいるそうですが、無神論者や異教徒にとっては判りやすいと感じます。しかし犯罪者に片っ端から無罪評決を勝ち取らせて人間世界を邪悪に染めてゆこうなんて、サタンもなかなかユニークというかまわりくどいことが好きですね(笑)。対する“悪魔の代弁人”たるキアヌ・リーヴスですが、毎度のごとくの大根演技です。その分、ヌードも見せてくれるシャリーズ・セロンの文字通り体を張った熱演で、見ごたえありです。オチが普通は忌み嫌われるアレですけど、そのあとに本当の大オチが用意されているのでこれはこれで許されるし、意表を突かれた快感すらありました。 余談ですけど、「あれっ?」と感じるほどアル・パチーノがチビに見えるんですよ。キアヌ・リーヴスとは16センチも身長差があるので並べば当然かもしれませんが、他のパチーノと並んで映る俳優も背が高いのを選んで絵面として悪魔が人間界にいる異質さを強調する演出なのかもしれません。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2018-12-29 22:33:07)
2.  10ミニッツ・オールダー 人生のメビウス 《ネタバレ》 
『イデアの森』よりも馴染みが深い監督の顔ぶれですが、さてどうでしょうか。①カウリスマキ カウリスマキの作風は短編に向いているというか、普通に撮った長編から任意に10分間だけ切り取ったみたいな不思議な感じ。6点②ヴィクトル・エリセ ごめんなさい!今までエリセって聞くと「長―い、眠―い」という一部の世評を聞いて敬遠していましたが、本作を観て打ちのめされました。この詩情あふれる10分はまさに至福です。優れた映画作家は時の流れの質感を自由にコントロールできるんだと初めて知りました。10点③ヘルツォーク この人ほんと辺境ものが好きですねー。テーマはいいんだけど、「これってフェイクだよね?」ってことがずっと気になっちゃってマイナスでした。5点④ジャームッシュ やっぱこの人は短編の名手ですね、トレーラー・ハウスという狭い空間を使って一人の女優を赤裸々に見せてくれます。9点⑤ヴェンダース これも一種のロード・ムーヴィーですよね、とてつもないバッド・トリップですけど。このエピソードが本作中でいちばん濃かったんじゃないでしょうか。可愛いオチもちゃんとあって感心しました。8点⑥スパイク・リー このゴアvsブッシュの大統領選については『リカウント』という長編が詳しいのですが、あの内容を10分でまとめたってのはある意味すごいことです。ただねえ、本作のエピソードとしてふさわしいかと言うと、それはまた別のお話し。『イデアの森』のゴダールといい勝負のやりたい放題でした。5点⑦チェン・カイコー 東洋代表カイコーは怪談風味で勝負ですか。この『聊斎志異』チックなエピソードにラストあのアニメーションを持ってくるセンスは気に入りました。それに“エアー引っ越し”は思わず爆笑でした。7点  それぞれの監督が個性というか得意技を見せてくれて満足できました、平均をとって7点。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2011-08-08 01:14:48)(良:3票)
3.  10ミニッツ・オールダー イデアの森 《ネタバレ》 
嫌いな監督と知らない監督ばかりでしたが、さて評価は如何に。①ベルトリッチ まさに『ベルトリッチ版“胡蝶の夢”』東洋の昔ばなし風で自分にはいちばん親しみを感じたエピソードです。8点②マイク・フィッギス 本作の中でいちばん斬新なアイデアで撮られていますが、イマイチ自分には合わなかったです。5点③イジー・メンツェル 「顔に歴史あり」というところでしょうか。このピーター・ローレみたいな顔したチェコの老優のことを知っていればまた感慨が深かったんでしょうが。6点④イシュトヴァン・サボー まさに「人生10分先は闇」ですね。技術的に難しかったかもしれませんが、できれば10分間ずっとワンカットで撮って欲しかったところです。6点⑤クレール・ドニ 予想外の駄洒落オチに唖然・呆然。5点⑥フォルカー・シュレンドルフ 「哲学する蚊」を見せられてもねえ。4点⑦マイケル・ラドフォード 10分で判るアインシュタインの相対性理論。悲しきタイム・パラドックスです。7点⑧ゴダール 良くも悪くもゴダール節炸裂、まあ観る前から予想した通りでした。たしかにこんなパワーを持った映画作家はもう現れないかもしれませんね。5点  というわけで、平均をとって四捨五入、評価6点ということで。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2011-08-07 01:16:33)
4.  デス・トゥ・スムーチー 《ネタバレ》 
観始めた時点では、正直言って「これは拾いもの、大傑作かな」と思ったのですがね、途中からどんどん失速しちゃいました。わざとらしさが強すぎるE・ノートンの演技は、観なれてくると結構楽しめますし、邪悪な役柄のR・ウィリアムスも味があって良いのですが、C・キーナーがいけません。前半は『ネットワーク』のF・ダナウェイみたいな小気味よいやり手プロデューサーで、ノートンをいびるシーンは凄く面白いのですよ。最後までこのテンションで行けばよいのに、だんだんノートンに恋する普通の女に退化しちゃって、終いにはロビンまで改心していい人になるラストにはちょっとがっかりさせられました。もっとシュールでブラックな結末を期待してたのに…。
[DVD(字幕)] 5点(2010-06-11 21:47:32)
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