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すかあふえいすさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1047
性別 男性
年齢 30歳
自己紹介 とにかくアクションものが一番

感想はその時の気分で一行~何十行もダラダラと書いてしまいます

備忘録としての利用なのでどんなに嫌いな作品でも8点以下にはしません
10点…大傑作・特に好き
9点…好き・傑作
8点…あまり好きじゃないものの言いたいことがあるので書く

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21.  メトロポリス(1984) 《ネタバレ》 
熱狂的なファンだったジョルジオ・モロダー。 コイツが見事にやらかしてくれた。 オープニングの強烈なシンセサイザー、補完部分の斬新なカットは素晴らしかった。  ただ本編の曲とシーンが噛み合っていない部分が多い。 「悪い」のではなくて「合わない」のだ。 「古典」に「現代調のロック」を付け足したような感じ。 労働者が交代していく場面なんか、まるで労働者が心の中でブルースでも歌っているようなシーンになってしまっている。 歌えばいいというものじゃない。 他のシーンも似たようなもんだ。  着色にしても中途半端というか、色のチョイスがおかしい。 競技場でフレーダー?たちが走る場面のカラー化は実に良かった。 ただ、マリアが踊るシーンなんか薄紫+ピンクな感じのライトで「何処のストリップ劇場だよ」とツッコまざる負えない。 おいこらモロダー。  つうかラストが尻切れトンボ・・・当時この部分はまだ発見されていなかったのだろうか?  まあモロダー版よりも酷いカットの仕方をされたバージョンも多いのだが、本作を再び注目させたという点では大いに評価しなければならない。  でもどうせ着色するなら全部塗れよ・・・フルカラーのメトロポリスも見たくなってしまう欲求不満の出来だった。
[DVD(字幕)] 8点(2014-12-14 20:42:03)
22.  バイオハザードII アポカリプス 《ネタバレ》 
前作より好きな「アポカリプス」。 ここで終わっておけばなあ・・・。  「エイリアン2」と似た図式、 パワーアップしたアクション。 颯爽と現れるジル・ヴァレンタインには小学生時代スゲー憧れた。 セクシーな女戦士っていいよね。ドライなところとか。一匹狼的なところとか。キツそうで実は仲間想いなところとか。あとおっぱ(ry 劇場版「Zガンダム」のエマ中尉みたい。 劇場版のエマは性格丸いから好きだわ。可愛いし。あとおっぱ(ry  相棒のヘンケン艦長も拳銃もってジル中尉をサポートだ。 「艦長!ダメです、逃げてください!」 「く・・・済まない、感染したようだ・・・」 「ヘンケン艦長ー!」バキューンッ  パニックと化した街からの脱出、 徐々に仲間として集まる生き残り、 そして女戦士アリスの登場! バイクで教会のステンドグラスをブチ割って登場するシーン! 今見てもワクワクしてしまう。 ライター着火でドカーン、ジル涙目。
[DVD(吹替)] 8点(2014-12-06 14:41:05)
23.  吸血鬼ノスフェラトゥ(1922) 《ネタバレ》 
ムルナウというと「サンライズ」や「ファウスト」「最後の人」といった素晴らしい傑作を残してくれた監督で、この「吸血鬼ノスフェラトゥ」もまた退屈というものを感じさせてくれなかった。・・・しかし正直感想は微妙だ。 久しぶりに「今見ると大したことないな」という映画だった。 自分でもビックリだ。 これまで豊作続きだっただけに、尚且つ上で述べた作品で感動しただけムルナウだけに今作はちょっとガッカリと言えた。 ブラム・ストーカーの原作を下敷きに、ヘンリック・ガレーンといったドイツ映画家たちのアレンジを組み込んだホラー映画。 名前のアレンジはモチロン、ねずみ男のような不気味な風貌(実際ねずみだらけ)、原作とは違った結末など普通の吸血鬼映画ではない。 むしろブラム・ストーカーの世界観をまともに映画化したのがトッド・ブラウニングの「ドラキュラ」辺りからだったし、それまではカール・テドア・ドライヤーの「吸血鬼」みたいにまったく別物の吸血鬼映画が量産された。 屋敷までのやり取りが40分もあるのは展開の遅さを感じた。丁寧すぎる印象を受けた。 つうか馬車のスピード早すぎバロス。 原作にある程度沿ったストーリー、ただ少し違うのがヒロインだ。 原作は伯爵がヒロインを誘惑する。 ただ今作は「かかって来い」と言わんばかりに伯爵を呼び込む。 食虫植物の授業をする教授も真っ青なくらい。 つうか教授がマジで使えねえ。杭を伯爵にねじ込むとかそんな能動的な事はまったくと言って良いほどしない。 「血は生命なり!血は生命なり!」と叫ぶ伯爵の部下はいつも通り。ハゲ具合も教授と双璧だ。 いやー次から次へとブラム・ストーカーのファンが発狂するようなシーンばっかりだね。伯爵のハゲ具合とか。 自分の棺桶を一生懸命に運ぶ伯爵が面白い。 墓場が並ぶ海岸とか、崩れそうな古屋、影、吸血鬼=ペストとなって押し寄せるという演出も不気味だ。 ラストはぶったまげた。 何せヒロインが「身をもって」伯爵を誘い込む。 己の肉体と引き換えに伯爵を消し去る・・・こういう「ドラキュラ」もアリだと思った。 コッポラの「ドラキュラ」なんかヒロインみずからドラキュラ殺りに行くんだぜ? 凄すぎてドン引きしたよ(監督を)。
[DVD(字幕)] 8点(2014-12-04 23:17:38)
24.  メトロポリス(1926) 《ネタバレ》 
フリッツ・ラングが当時のアメリカの摩天楼に衝撃を受け、妻のテア・フォン・ハルボウと共に熱狂しながら構想した「メトロポリス」。   公開当時は「近未来」、今ではゴシック調のSFファンタジー・サスペンスとしての面白さがある。  当時のドイツ美術の粋を結集した美しさ、自らも脚本を手掛けた「カリガリ博士」を思い出す怪しげなロートヴァングの研究所、機械工場の爆発と押し寄せる水、街に放置された車の山の不気味さ、そしてアンドロイドマリアの誘惑によって狂気の渦と化す人の恐怖。   1984年に熱狂的なファンだったジョルジオ・モロダーが尽力して本作が再び注目され、  2002年にマルティン・ケルパーが映像をデジタライズ、  2010年に行方不明だったフィルムが発見され「完全版」として蘇った。   ゴシック調の摩天楼が居並ぶ近未来的な都市。   冒頭から力強い機械の描写、労働者と富裕層が完全に分断された格差社会が拡がっている。   そう、本編の主軸は鮮烈な映像だけではない。  中世の貴族趣味に興じる富裕層、  近未来のはずの都市に「複葉機」が飛んでいる事自体、富裕層の道楽ぶりを表している。  近代的な都市を闊歩する富裕層の下で、自らの力で機械を動かす労働者たちが蠢いているのだ。   どんなに機械が発達しようと、それを作るのは人間だ。  手塚治虫が本作に影響を受けた事からも解るように、機械を創れるのは結局「人間」なのだ。  人がいなければ機械は目覚める事も無い。   当然、人間も機械ではない。  超過勤務や過重労働で肉体は疲れ、精根尽きるまで死ぬまで働かされる。  これでは「奴隷」と同じでは無いか。   だが、奴隷になりつつある労働者たちも黙ってはいない。  「頑張ればきっと神様が助けてくれる」と神を心の支えにして必死に生きているのだ。  労働者を励ます少女の「マリア」は、天使聖母マリアの如く人々の拠り所である。   様々な人物模様がメトロポリスをきしませていく。   壮麗な未来都市、  丁寧な作り込みの美術、  魅力的な登場人物、  起伏に富んだストーリーなどなど、我々を飽きさせない。
[DVD(字幕)] 9点(2014-09-16 08:40:53)(良:2票)
25.  007/カジノ・ロワイヤル(2006) 《ネタバレ》 
007最高傑作。 今回の「カジノ・ロワイヤル」は原作小説第1作目! 本作こそ紛れもない「最初の007」であり、娯楽スパイアクションになる前のハード・ボイルドタッチの渇いた作風が特徴だ。 本当に「ゴールデンアイ」の監督か?本作は完全にそれを超えた。 オープニングは歌詞の入ったカッコつけで嫌いなのだが、それ以外は完璧と言っていい。 何より動きだけで状況を読み取らせる戦闘が堪らない。 暗殺から始まるファーストシーン、たった一人の爆弾魔を全力で殺りに行く壮絶な追走劇、大使館なんざクソ喰らえ!爆破だ!! セバスチャン・フォーカンとダニエル・クレイグの「障害物競走」が凄すぎる。パルクール習いてえー。 負けず嫌いで張り合うクレイグの顔。 いい加減スパイしろよ(褒めてる) 多分シリーズで一番スパイしないスパイなんじゃねえかコイツ? 女性関係はあくまで情報のためと割り切る姿勢、常に生傷が絶えない荒々しさが気に入った。 スパイしないスパイは戦ってなんぼ。 特に「お約束」を最後まで廃した展開が良かった! 今までの007は「どうせ死なねんだろ(舌打ち)」を楽しむのが恒例だったけど、今回のボンドはマジで死ぬんじゃないかとヒヤヒヤしまくった。 毒盛られた時の焦りまくるボンド。 「過去に大使館を吹っ飛ばしたスパイは亡命でもしたわよ」 堂々とボスの家で帰りを待つボンド。  捕まってもぶん取った“軍資金”のために殺されない。 どんな拷問を受けても屈しないボンドの頼もしさ。 奴の股間はチタンか?  二重、三重の駆け引きが明かされていく終盤も中々だが、やはりあの結末は悲しすぎる。 これほど言葉を介さずにメッセージが響いてくるボンドは久しぶりだ。 本作はあくまで「ボンドの過去」だが、ボンドが変わる度に全く別の映画として楽しんでいる俺にとっては「現在進行形」の後味なのだ。  最初と最後の出来事で見せるボンドの表情がより虚しさを漂わせる・・・この表情の変化。 本当今作のボンドは女運が無い・・・恐ろしく人間臭い。そこが良い。  ラストで「標的」を地に這いつくばらせて真の“007”となった姿が印象深い。  後味は悪いけど、完成度は文句なしの傑作。
[DVD(字幕)] 9点(2014-06-15 22:16:33)(良:4票)
26.  スモーク(1995)
タバコ呑みのタバコ呑みによるタバコ呑みのためにあるような映画。名作です。
[DVD(字幕)] 9点(2014-06-13 21:03:56)
27.  ドクトル・マブゼ
フリッツ・ラングの犯罪映画は問答無用の傑作が多い。 アメリカ時代は言わずもがなだが、ドイツ時代も泣く子も黙る傑作・大傑作を幾つか残している。 それがこの「ドクトル・マブゼ」だ。 俺は続編の「怪人マブゼ博士(1932年)」の方が好きだが、この作品も素晴らしい。 前・後半合わせた実に4時間を超える作品だが、スピーディーな展開と持続する緊張の連続は我々を飽きさせない。 ストーリーは一見すると単純な探偵vs悪党の活劇物にも見えるが、物語は第一次大戦で生じたインフレーションによって混乱する人々の様子も巧みに織り込まれているのだ。 今は私腹を肥やすマブゼも、インフレによるどん底から這い上がってきた人間にすぎない。こういったドラマと関係無さそうな部分の掘り下げ。 この丁寧な掘り下げがストーリーをさらに盛り上げてくれる。「カリガリ博士」の制作にも参加したラングだ。「カリガリ博士」で培われたノウハウがこの「ドクトル・マブゼ」に活かされている。  変装と催眠術に長けた天才的な犯罪者マブゼ。重要な株に目を付け莫大な利益を上げるだけでなく、ドイツの経済すらどん底に突き落としてしまう。 更には暴落した株すら買い占めてしまうその恐ろしさ。印刷工場にカジノ。何処までも用意周到な男だ。  アクションそのものは余り派手では無いが、フォン・ヴェンクとドクトルマブゼの心理戦、逃走劇の連続が面白い。  ただ、マブゼの欠点は余りに貪欲すぎた事だ。  その貪欲さが逆に警察たちに糸口をつかませてしまったのではないか。 生きるために金を求め、求めすぎた金によって発狂してしまうマブゼの顛末。  ラング特有の幻想的な雰囲気、突き詰められたサスペンス。犯罪映画の古典と呼ぶに相応しい作品。
[DVD(字幕)] 9点(2014-06-13 21:00:20)
28.  キンスキー、我が最愛の敵 《ネタバレ》 
ヴェルナー・ヘルツォーク入門&ヘルツォークをもっと好きになる傑作。 「殺したいほど愛している」なんて話はざらに聞くが、まさかそんな話を映画にしてしまう人がいるのだから困ったものだ。 監督と役者は主従である前に対等な存在だ。 「俺が監督してやっいてんだ!!」ま 「俺様が演じてやっているんだ!!!」という対立は苛烈になればなるほど現場を凍りつかせ、引き締める。そのピリピリしたものが、そのまま映画の緊張感に+されるのだ。  ヘルツォークの出世作ともなった「アギーレ/神の怒り」では、狂信的な英雄像をキンスキーが演じた。 二人の憎悪と愛情の表裏一体の関係の中は、数々の傑作を立て続けに生んでいく。  あの野郎を殺してやりたい、あの野郎を俺のものにしたい・・・!役者の狂気に、監督の狂気が応えていく。  ドイツが産んだ二人の野獣をもっと好きになる映画だ。
[DVD(字幕)] 9点(2014-05-18 15:16:03)
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