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コメント数 2394
性別 男性
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1.  あずみ2 Death or Love
「アクション演出」だけを比べれば、北村龍平という人には抜きん出たセンスがあったということが本作を観ると良く解る。スカスカの脚本、主演クラスの拙い演技等は前作と同じなので、アクション(の見せ方)が劣ってる分だけ、こちらの方の出来が悪く感じる。しかし「美少女」若しくは「色気」を撮らせれば、金子修介に一日の長がある。だから上戸彩の身体が毒で麻痺しているシーン等こそ、この映画の見所中の見所。また、その上を行く活躍を見せてくれたのが高島礼子。妖艶な濡れ場(しかも、ちゃんと腰を動かしてる!)、極妻の面目躍如の啖呵の迫力、堂々とした立ち回り、そして四十路にして上戸彩に真正面から対抗するコスプレ!(二の腕と太腿がセクシー) そういうことで、礼子姐さんの頑張りに+1点して4点献上。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2007-04-01 00:03:20)
2.  ああっ女神さまっ
基本的には平成の「うる星やつら」(ストーリー自体も映画版「うる星やつら」同様、ベルダンディーの過去を彩る謎のイケメンが登場)。容赦なく電撃パワーを使ってくるちゃきちゃきの鬼娘に、平成の男子は既に対抗できなくなっており、その代わりを務めるのが本作のベルダンディーって感じですね。彼女は完全にメイド・カフェのウェイトレス状態。情けない男も優しく立てて、一途に愛してくれる出来た家政婦。でも、原作もTVシリーズもゲームも知らずに観た「萌え系」アニメの中では抜群に面白かったです(デジタルな天界も新鮮)。ヴィジュアル面に例によって「エヴァ」の影響が如実に感じられるものの、ラストの女神達の歌声には結構感動しました。あと、よく「声優は本職の声優を使うべきだ」という意見がありますが、本作鑑賞中に思ったのは、何かどれもこれも似た様な「萌え声」ばかりだったので、「本職」の使用もマーケット次第だと思います。そういったことで、6点献上。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2006-12-08 00:03:02)
3.  アンネの日記(1995)
何故か相当マイナーながら、落ち着いたリアル志向の上質な作品になってました(本サイトの永丘昭典監督のフィルモグラフィーからすると、本作はかなりの異色作)。裕福な暮らしから一転、知り合いの家に身を寄せ、外出もままならない隠し部屋での生活を強いられるフランク家。やがて他のユダヤ人も加えた不慣れな共同生活になり、物資が不足し始めると、人間関係もギスギスし始める。しかしアンネ・フランクは健気に青春を謳歌する。これらが特別な緊迫感を煽ることなく、淡々と綴られてます。アンネのキャラクター・デザインは確実に本人の写真から倣ったもの。その他の登場人物達もユダヤ人的雰囲気を上手く出してました。アニメという媒体の取っつき易さもあるので、これは是非お子さんにお薦めします、7点献上。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2006-12-08 00:02:39)
4.  あらしのよるに
「ガブとメイの友情によって狼と山羊は仲良く共存する様になりました」といった、「シャーク・テイル」や「マダガスカル」みたいな甘っちょろいラストにはならず、二匹とも異端者としてそれぞれの群れを追われてしまう。一応ハッピーエンドにはなってますが、この先も彼らを迎えてくれるコミュニティが現れることは無いでしょう。「友情」は素晴らしいものですが、彼らを受け入れない社会を一概に責めることも出来ず、悪役っぽい狼達だって生きる為には食わねばならない。これは中々ハードで、子供には様々な命題を与えてくれる良い物語だと思います。作画的には、狼と山羊の質感と他の動物達のデザインに違いがあり過ぎる上、素朴な背景とリアルな背景が混在し、3Dの使い方も含めて非常に統一感を欠いた仕上がりです(この辺は海外アニメに学ぶ所が多そう)。あと、私も二人の友情がかなり同性愛っぽく感じました(作者の狙いは何処にあるんだろう?)、6点献上。
[DVD(邦画)] 6点(2006-08-02 00:04:50)
5.  アップフェルラント物語
20世紀初頭のヨーロッパの小国を舞台にした架空史アニメーション。一応は現実世界を舞台にしてる為、こちらは純粋ファンタジーではありませんが、明らかに「天空の城ラピュタ」の影響を受けた(てか、そのままなぞった)冒険活劇になってます。ありがち過ぎる程ありがちなキャラクターの設定と配置で、お話の方はかなり陳腐。キャラクター・デザイン、作画品質も並以下。製作サイドとしては、極一部のコアなファンだけに向けた低い志の元で作ったのでしょう。それでも、後に「ポケモン」でヒットを飛ばすようになる湯山邦彦の小手調べ位の役には立ったんでしょうか、3点献上。
[CS・衛星(邦画)] 3点(2006-08-02 00:02:39)
6.  青空のゆくえ
中学三年生の夏休みという、少年期から青年期へと移り変わる儚い瞬間を切り取った、瑞々しい青春群像と淡い恋愛模様。アメリカへ引っ越すことになった少年と彼に好意を寄せる複数の少女という、少女マンガ的で有りがちな設定にはピンときませんでしたが、映画の作り自体は、この規模の作品としては非常にしっかりしてて好感を持ちました。「青空」の美しさを初めとした発色の良さやシネスコ画面の落ち着いた構図等、邦画特有の貧乏臭さを払拭してあるのが良かったです。不登校や同性愛といったエピソードが含まれてはいても、それらは最早「大問題」ではなく、21世紀を生きる中学生にとっては日常の風景。それらも含めて彼らの青春なのでしょう。私好みではありませんでしたが、良い映画だと思います、5点献上。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2006-07-22 00:04:51)
7.  アザー・ファイナル
お互い聞いたことも無い国同士の対戦でも、「代表試合」の盛り上がりは世界共通。本作では試合そのものよりも、ブータン、モントセラト両国民のサッカーに対する素朴な愛情、そしてサッカーを通じた友好に胸が熱くなること請け合い。小国同士でFIFA公認の国際Aマッチを開く苦労も垣間見れて興味深いです。また、淡々としたドキュメンタリー・タッチではなく、ちゃんとボールを使って「演出」してあるのも良かった。ところで、体格差ではモントセラト有利に見えましたけど、状況が彼らにはかなり不利だった様なので、出来ればホーム&アウェイで対戦して欲しかったですね。そうすれば我々も、この素晴らしいゲームがもう一試合見れた訳です。ワールドカップ年である今年も、最下位決定戦は開催されるんでしょうか? 7点献上。
[地上波(字幕)] 7点(2006-03-13 00:34:56)
8.  アフガン零年
地味な映画を想像してたら、モブ・シーンで始まったことに驚いた。このオープニングのお陰で一気に物語に引き込まれる。そして映像を見ながら思ったのが、「これってセットじゃないんだろうなぁ」ってこと。この風景を撮影するのに多分ロケハンも必要なかった筈で、タリバン政権崩壊後と言っても、国の荒廃は本作の映像通りだと思う。もう一点、本作から感じたのは「劇映画の力」。知識としては知っているタリバンの女性虐待も、こういう形で見せられるとストレートに胸に突き刺さってくる。何故こんな政権が生まれてしまったのか、今一度考えてみる必要がありそうです、6点献上。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2006-02-25 00:12:01)
9.  雨鱒の川 《ネタバレ》 
何度も何度も同じことを書いて申し訳ありませんが、ファンタジー映画には確たる現実感が絶対必要。「ファンタジーなんだからリアリティは必要ない」なんてことはありません。本作のラストは「小さな恋のメロディ」みたいな展開になりますけど、「メロディ」がファンタジーとして成立しているのは、学校生活や低所得家庭の暮らし等のディティールがリアリティを持ってきちんと描けているからです。思いつきだけで作った様なキャラクター設定と、営みを感じられない生活描写の中では、通じ合う心も聾唖の演技も「雨鱒」も、最初から嘘っぱちにしか見えません、3点献上。
[地上波(邦画)] 3点(2006-02-18 00:04:11)
10.  阿修羅城の瞳
「陰陽師」よりはマシだと思いましたけど、テンポの悪い話運びとセンスの無い映像は相変わらず。こんな無茶苦茶なファンタジー映画を、もっとド派手に、ケレン味たっぷりに演出しなくてどーするのさ? 何でいつまでもこの人に特撮アクション時代劇を撮らせるんだ? こらなら、まだ「さくや妖怪伝」の方が楽しめる。オープニングはまんま「ブレイド」のオープニングのパクリだし、樋口可南子のアジトや阿修羅城内部のシーンだけ見た人は、東映特撮シリーズ「歌舞伎戦隊アシュランジョー」だと思う筈。りえちゃんも悪くはないんですけど、このヒロインには薹が立ち過ぎてるし…。ホントに全体が微妙な仕上がりでした。それにしても、何でエンディング・テーマがスティングの「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」なんだろ…? 4点献上。
[DVD(字幕)] 4点(2006-01-19 00:05:06)
11.  アイデン&ティティ
みうらじゅんが悪いのか、クドカンが悪いのか、田口トモロヲが悪いのか…。「理想と現実の狭間でもがき苦しむ青春」というテーマを語るのに格好の題材であるにも関わらず、悶々とした現実ばかりが綴られる脚本。「プロジェクトX」のナレーションの如く淡々とした演出。もちろん予算も無いから当時の風俗を充分に再現することも出来ない。一応はメジャー・デヴューして1曲は売れたバンドなんだから、その華やかな部分と現実とのギャップを主人公のジレンマとして、私はヴィジュアルで見せて貰いたかったです。ボブ・デュランも出し過ぎ。ま、つまらなくはなかったので、5点献上。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2005-12-07 00:03:29)
12.  あゝひめゆりの塔
序盤は吉永小百合・浜田光夫の黄金コンビによる日活青春映画のノリ(オープニングは女子高の運動会)。しかし、沖縄決戦が直ぐそこまで迫っている中では青春を謳歌している暇はなく、黄金コンビも勤労動員からの帰り道でお互いが目配せする程度。やがて学童疎開船・対馬丸が撃沈されて、肉親を失った者達が悲嘆に暮れる中、本格的戦闘が始まる。卒業間近の女学生達も「ひめゆり学徒隊」として看護動員され、次々と戦場に散っていく…。本作は導入部と後半の落差が激しいので、「ひめゆりの塔」に詳しくなかった人は結構衝撃的だったんじゃないでしょうか、6点献上。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2005-09-24 00:04:42)
13.  アンテナ
演出的には全く異なるものの、雰囲気的には「コンセント」にそっくりな、家族の喪失と性倒錯をモチーフにした田口ランディ原作のサイコ・ミステリー。コンセントが女性器のメタファーだったのに対し、アンテナは男性器のメタファーなんだと思う。しかし本作では、男性器は活躍しませんでした。で、苦痛によって苦痛を和らげるというテーマは興味深かったんですけど、余り題材に馴染んでるとは言い難い地味な演出がネック。それに脚本も、もう少し整理した方が良い。物語上の弟の位置づけが良く解らないし、宇崎竜童の必要性も感じられない。このSMクィーン(小林明美という人は初めて見ましたけど、最初は綾瀬はるかだとばっかり思ってました…)は「コンセント」の主人公の成れの果て(?)なんですかね。ということで、4点献上。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2005-09-03 00:07:44)
14.  阿修羅のごとく
所詮、昔の主婦向け連続TVドラマの脚本でしかないのに、やけに過大評価されてる他愛ない話を、21世紀に再現する意味を一切加えないまま映画化してしまった、全く製作意図の判らない古臭い女系ホーム・ドラマ。特に、設定をTVドラマ放送当時そのままにした意図が全く不明。それも字幕で「昭和54年」(でしたっけ?)と示しただけで、当時の風景や風俗等に全く触れないのに(BGMに当時のヒット曲を使うことさえしやしない)、何でこの話は昭和54年じゃないといけないのさ? いつもの森田節が感じられるのも中村獅童の演技位で、他には何にもしてない様子。一体プロデューサーは何がしたくて企画を立てて、どうしたくて森田芳光に監督を依頼したのか? 「阿修羅のごとく」ってタイトルも大袈裟だしなぁ…、5点献上。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2005-08-11 00:08:08)
15.  赤い橋の下のぬるい水 《ネタバレ》 
撮影当時、齢74を数える人間が作ったとはとても思えない、何とも艶めかしい前代未聞のファンタジック・ラヴ・コメディ。原作のある共同脚本とは言え、自らこれを書いてるのがまた凄い。水を得た魚の様に男を生き返らせるサエコの水は、正に「生命の水」であり、「目を開かせる水」。まるで間欠泉の如く、虹が架かるほど噴出する「水」をバックに、「常識で考えりゃ、こんなに水が出る訳ゃねーだろっ!」と言い放ってしまう破天荒なラスト・シーンに舌を巻く。「自分の常識は世間の非常識」とは良く使われる言葉ですが、世間は、その逆も真だということに気がついていない様子。世間もまた、常識の無い個人の集まりでしかないのです。つまり、この世には最初から常識なんてものは存在しないんですね、7点献上。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2005-07-01 00:08:09)
16.  アリーテ姫
一部では有名なフェミニズム育成用童話が原作ということで、興味本位で鑑賞してみましたけど、その部分はだいぶ原作と変えてある様なので拍子抜けしました。それでも、本作から少しだけ連想したのが「シュレック」。今となっては「原理主義」とさえ呼べる、「男(男性社会)に役割を押し付けられ、搾取される女」という思想はやっぱ古臭すぎますね。「シュレック」の新しさは、女自身が女の役割に逃げ込んでる所にありました。現代のフェミニズムには男からではなく、「女から解放される女」という視点も必要です。あと本作は、絵柄やキャラクター・デザインの所為ではなく、表現自体がとてつもなく古臭い。これでもフル・デジタルらしいんですけど、スタジオ4℃の技術が全く活かされてないのにも拍子抜けでした、4点献上。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2005-06-27 00:37:36)
17.  アカシアの道
痴呆の話ということで、福祉系のくだらない映画かと高を括ってたら、良い意味で期待を裏切られました。本作のテーマは痴呆や介護ではなく、親子関係と過去からの解放。教師という職業柄、そして母子家庭という負い目から、母親は人一倍厳格に娘を育ててきた。一旦は息の詰まりそうな家から避難した娘は、母親の病気で家に戻らざるを得なくなる。逃げ場の無い暮らしの中で、一々過去を思い出させる痴呆の進む母親の言動。やがて娘は、再び窒息寸前まで追い込まれていく。最後に娘を救うのは、親子愛だの周囲の協力だのといった訳の判らないものではなく、「赦す」という行為。母親を赦すことで自らが過去の呪縛から解放され、初めて娘は、これからの母親との関係に向き合える様になったのです、6点献上。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2005-05-17 00:33:47)
18.  或る剣豪の生涯
フランスの戯曲「シラノ・ド・ベルジュラック」を日本の戦国時代に置き換えた異色恋愛時代劇。「シラノ~」は「愛しのロクサーヌ」しか知らない上、その記憶もかすれ気味なので、私には何処をどう変えたのか詳しいことは判りませんが、基本ストーリーはほぼ同じようです。で、前半はラヴ・コメディ時代劇といった風情でとっても新鮮。文武に長けた大鼻侍の三船敏郎はお馴染みの豪胆な演技で、「文」の方に長けてる様に見えないのはご愛嬌か。負けん気だけは人一倍の美剣士を演じた宝田明はホントにハンサム。二人が思いを寄せる司葉子も「銀幕スター」の名に恥じぬ可憐さ。もう少し司葉子と宝田明の内面に演出を寄っていれば、終盤の悲劇性も増して名作になってたと思うので、私的には惜しい仕上がりでした、6点献上。
6点(2005-02-26 00:06:39)
19.  あずみ
(本作同様、レヴューも無駄に長くなってしまった…) 「ジョン・ウーの猿真似をした出来損ないのサム・ライミ」という印象に変わりありませんが、大幅に増えた予算の甲斐もあって、これ以前の北村作品と比べれば随分マシになってると思う。本サイトで気になったのは、どうしてこうも同時期同ジャンルの「座頭市」と評価に差があるのかということ。皆さん「演技が演技が…」と仰いますけど、上戸彩とビートたけし、そして共演者達同士の演技力に、大して開きがある様には見えません。寒いギャグにしたって、リアリティにしたって同程度(こっちが茶髪ならあっちは金髪だし…)。私にとってこの二作の違いは二点。まず「傑作」と「駄作」の評判の違いで、鑑賞前の心構えが少し違ってたかもしれない。従って、あちらの印象は「何だ、この程度か」って感じで、こっちは「そんなでも無いじゃん」って感じでしょうか。もう一点は主演俳優。似た様な内容の似た様な出来の映画なら、60近いオヤジを眺めるより、10代の可愛いアイドルに萌えた方が楽しいに決まってる(ま、男性限定の楽しみ方ではありますが…)。以上の心証から、私はこちらに軍配を上げたい(釈ちゃんの「修羅雪姫」程じゃないですけどね)。そんなことで、上戸彩のあらわな太腿と岡本綾のはだける胸元に+1点、大負けに負けて6点献上っ、持ってけ泥棒!
6点(2004-12-07 00:07:30)(笑:1票) (良:1票)
20.  APPLESEED アップルシード
ハリウッド的CGアニメでも日本的セル・アニメでもない、ジャパニメーションの辿るべき一つの方向性を示した、2004年度のダークホース的フルCGアニメ。クォリティの面では大横綱「イノセンス」に及ばないものの、スタッフの本気度は充分伝わってくる、チャレンジしただけのことはある仕上がりだと思います。唯、キャラクター・デザインをかなりセル・アニメ寄りにしてしまった為、モーション・キャプチャーとの違和感、背景との違和感が際立ってしまったので、もう少し3Dに寄っても良かったかもしれません。また、題材に士郎正宗を選んだのも賢い選択とは言い難いです。私としてはこの技術を使って、ぜひ寺沢武一の「コブラ」に挑戦して欲しいと思いました(もちろん「クリスタルボーイ編」。技術と題材が良く馴染む筈)、6点献上。
6点(2004-12-02 00:36:59)
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