1. クイール
お年寄りが孫と一緒に見るような映画です。 出演者の中で、犬が一番いい演技をしていました。 「オレ、何やらされてるんだろう……」とか思っていたんでしょうかね。笑 脚本はシナリオの学校を卒業したばかりの人が書いたような、チープなレベルです。 これを見る数ヶ月前に、リチャード・ギアのハチ公の映画を見ていて、その時、犬好きの私は号泣してしまったのですが、本作ではそうはなりませんでした。 きっとハチ公の映画より先に見ていたら、点数は違っていたかもしれません。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2020-08-12 14:42:04) |
2. 黒線地帯
WOWOWでシリーズ最高傑作と宣伝していたので鑑賞したが、繰り返し同じような展開で退屈だった。 別名、ショボ映画だった。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2016-06-21 20:56:47) |
3. クリフハンガー
15秒のCMに、以前から気になっていた作品でしたが、蓋を開けてみたら、いい奴も悪い奴も間抜けばかりで失笑の連続でした。 何だかバカバカしくなってきました。スタジオとロケがごちゃ混ぜで、あれじゃ、本当にやったシーンも迫力が失せます。 吹き替えで観たのですが、セリフが陳腐すぎて、聞いてるこっちが恥ずかしくなるほどでした。昔の子供番組でやってたヒーローもののレベルです。 ラズベリー賞を4部門獲っただけの作品でした。 若いスタローンが懐かしかったところで3点。 [CS・衛星(吹替)] 3点(2014-04-05 22:06:32) |
4. 苦役列車
《ネタバレ》 原作の西村賢太さんは私小説作家です。だから本作の内容は彼のウィキペディアの人生の内容ほとんど重なっています。 私は西村さんに比べて年齢は若いですが、同じような青春時代を送っていました。 私の場合、口だけは役者を目指すと言いつつ、バイトに明け暮れる毎日。 恋愛経験も映画の主人公と同じように不器用でした。 何が面白いのかわからないと思う人も沢山いるでしょう。 原作が芥川賞を受賞した時、村上龍さんは「人生は不条理というテーマは陳腐」と言ったそうですが、若くして人生を成功させた人には、この映画の意味はわからないと思います。 映画の時代設定はバブル全盛期か、その前あたりかと思うのですが、美味しい想いをしたのは弁当のレベルだけです。 「夢」という言葉が沢山出てきましたが、歌手の夢を捨てたオヤジが足の指を切り捨てられ、酔いつぶれたあげく、主人公に「夢は作家です」と言われた途端、カラオケのマイクを横取りし、「襟裳岬」を上手に歌うシーンには心が打たれました。人生は上手くいく人といかない人がいるんだということを改めて痛切に感じました。 役者陣がよかったですね。前田敦子ちゃんはキスシーンや下着姿で海にも入れるんですね。 私はAKBには興味はありませんが、応援したくなりました。 話は西村さんに戻りますが、以前、石原慎太郎さんの番組にゲストで呼ばれたとき、サスペンスとか書いたら?とアドバイスされ「自分は私小説しか書けないのでフィクションは無理なんです」と言ってました。 これから先、何を書こうにも西村さんは素晴らしい作家でいることを祈ります。 話は映画に戻りますが、内容は自堕落な青年が本気で物書きに(なろうと…)たどり着くまでの道のりを描いたロードムーヴィーのように感じました。だからタイトルに「列車」がついたのでしょう。ロードムーヴィーは面白いんです。 [インターネット(字幕)] 9点(2013-07-28 18:22:39) |
5. 空気人形
《ネタバレ》 以前から勧められていて、ようやく観る機会にありつけました。 前評判から自分がイメージしていたものと違い、正直全体的に暗い。 板尾さん演じていたファミレスの店員が唯一楽しみにしていた時間が、この空気人形、言い換えればダッチワイフですよね。 そのダッチワイフに心が生まれるのだから持ち主と空気人形との人間関係に注目すると思うのですが、「私は空気人形…ただの代用品…」とばかりに表に出て、日常の世界に興味を抱いていくのです。私的には持ち主から離れていくのだから、人間を毛嫌いするとばかりに思ったのですが、中年ОⅬやお爺ちゃん、レンタルビデオ屋の店員と心が通じていくのだから不思議です。 どうして彼女は板尾さんを許せなかったのでしょう。 前の恋人の代用品と思われるのが嫌だったから? ここに出てくる登場人物のほとんどは自分を同じように代用品同様に価値観を見失っています。 いろいろな偶像劇が登場するのはいいのですが、何か、こう、これといって、意外なキャラクターが出てこないんです。 キャラクターが出てこないから、結局、なんで空気人形にしたんだろうって思っちゃうんです。 80年代に「マネキン」という、とても魅力的なファンタジー映画がありました。 デパートのマネキンが一人、主人公の男性の前だけでは魅力的な人間の女性になるという映画です。パーッと明るくなるハッピーエンドの映画でした。 この映画に同じものを求めようとは思いませんが、ラストの男を殺してしまうブラックユーモアが私にはブラックすぎてユーモアが欠如しちゃっています。 私的には、せっかく空気人形に心が生まれたのだから、もっともっと優しさを注ぎ込んであげてもよかったのではないかと思います。 そう、優しさが足りませんよね。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2012-12-02 00:30:07) |
6. 黒い画集 あるサラリーマンの証言
ラストは拍子抜けだけど、この時代の清張の映画はどれも面白い。でも、最初のモノローグで主人公が41歳と聞いてショックだった。今だったら、あの主人公は50代後半にしか見えない。 [ビデオ(邦画)] 7点(2010-03-09 23:55:36) |
7. 狂った果実(1956)
津川雅彦さんと長門博之さんはそっくりだなぁと思ったら兄弟なんですね。 本作はドストエフスキーの「白痴」をモチーフにしているとのことですが、北原三枝さんが、あまりにも純粋で綺麗すぎて上品だから、ナスターシャのような裏側に存在する影が全く見えてこないんです。ストーリーがギクシャクしている点がそこにあると思うんです。 でも、まあいいか。 北原三枝さんは顔も小さくて脚も綺麗で最高の美人女優だと思います。 これだけ美人で演技力のある女優さんが今存在するでしょうか? 残念ですが、石原裕次郎さんはデビュー作とはいえ、ダイコン演技です。「ハハハ。チェ。チクショーめ」……(ガックリ) [DVD(邦画)] 5点(2009-09-24 09:04:09) |
8. グーグーだって猫である
《ネタバレ》 友人が勧めてくれたのがきっかけで鑑賞。DVDの宣伝で「ジョゼと虎と魚たち」「メゾン・ド・ヒミコ」が流れた時、初めて監督が誰なのか知りました。 私にとって「ジョゼ~」はなかなかだったのですが、本作は、そのスタイルは残っているものの、メリハリが全くなくなったように感じます。 原作未読なので、他のレビュアーが書かれているギャップというものはわかりませんが、キョンキョン、上野樹里、外人のエピソードが、最後まで上手く絡み合っていかなかったように思います。 こういう良くも悪くも「ど~でもいい話」って、評価を得る理由は、観る側の「その時の気分」が一番左右されるから難しいんですよね(笑) でも一つ一つのシーンは丁寧に作ってありますよ。アイサポーターで確認してみてください。 [DVD(邦画)] 6点(2009-05-03 01:46:21) |
9. ぐるりのこと。
ストレスが溜まりすぎて体がボロボロになりました。とにかく長い……ダラダラと長い……本当に長い……いつ終わるんだろう……このシーン、何の意味があるんだろう……早く終わらないかな……こんなに長く感じた映画もめったにありません。1時間40分くらいに編集してくれれば7点くらいになってたかもしれませんが、観終わって鬱病をうつされたような気分です。……しかし本当に長い……(溜息) [DVD(邦画)] 3点(2009-04-15 12:16:20)(笑:1票) |