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1.  シティーハンター(2024) 《ネタバレ》 
本作品については、コミックス原理主義者です。アニメも若干の違和感もって見てたタイプ(アニメでは再現できない絵もあったのでしょうがないのですが)。そんな私にとっても、鈴木亮平さんの遼と森田望智さんの香のコンビはこれ以上ありえないくらいベストな実写化だったと思います。どう考えてもリスクのほうが大きい実写化プロジェクトだったと思いますが、期待以上のクオリティでやり切ったと思います。現在の新宿を背景に動きまわる遼と香の姿を見ることができただけで、大成功といえるでしょう。とくに、本作の最後の最後に、遼と香が互いをはじめて「リョウ」「カオリ」と呼んだところでのあの曲という流れは感涙もの。これを成し遂げた俳優陣・制作陣に最大限のリスペクト!  ただ、「エンジェル・ダスト」と「ユニオン・テオーペ」の話は原作でも物語全体を貫くストーリーではあるのだけれど、終盤の合理性を感じない殺戮ぶりなど、リアリティ・ラインのバランスがさすがにおかしい。そして、国際配信を意識してのことだとは思うのですが、新宿歌舞伎町の描写はBGMも含めて、HBOの『TOKYO VICE』風の「異世界」っぽさが目立ち、北条司先生の世界観にはあまり合ってないような気がする。遼の「ホーム」である新宿は、本作のもう一つの主役なわけで、そっちの再現度のほうはいまひとつ残念。  あと、舞台設定が現代になっているのでしょうがないのですが、槇村が私よりはるかに年下だったことにショック・・・。
[インターネット(邦画)] 6点(2024-05-25 09:00:01)(良:1票)
2.  シン・ウルトラマン 《ネタバレ》 
ウルトラマンって怖いよね。っていうか、あらゆるヒーローは「異形の存在」であり、その不気味さを見事に映像化した序盤、とくに最初のウルトラマン登場シーンは秀逸でした。さっと延ばされた左腕・・・のへんな姿勢からのスペシウム光線の恐ろしさ。もうこれ見ただけで満足。ただ、そこからは徐々に失速。ザラブやメフィラスとの頭脳戦は面白いが、やっぱりラスト、ウルトラマンがなぜそこまでして地球を守ろうと思ったのか、何を何から「学んだのか」がまったくわからないので、カタルシスもない。美女を巨人化してる暇があったら、そっちをちゃんと描けよって、制作陣もわかっているとは思うし野暮だとも思うが、やっぱり思ってしまう。自分も幼少期に夢中になった1人なので「わかる」ことも多かったけれど、結局のところ、制作陣の「思い入れ」を観客がある意味読み取りながら見なきゃいけないのって、なんだかんだいって苦痛なんですよね。「さすが○○、わかってるー」っていうのにあふれてる現在、そろそろそういうの抜きで楽しめるカイジュー映画も見てみたいかなあ。
[映画館(邦画)] 5点(2022-09-08 14:42:32)(良:4票)
3.  ジェイソン・ボーン 《ネタバレ》 
旧三部作から順番に見直して、番外編の『レガシー』はダメだったけど「本編」のこっちは大丈夫だろうと思ったけど、こっちもダメだった。監督もポール・グリーングラスに戻り、『レガシー』ほどは酷くはなかったものの、どこか見所を見誤った感じが続く。まず、父親をめぐる過去に関するミステリーだけれど、この手の謎はどうでもよかった・・というのが正直なところ。実はこれは旧三部作からそうで、『アイデンティティ』以外はこの手の過去話は物語を動かすための装置ではあっても、ここに物語的なオチやカタルシスは感じなかった。あとは作戦室のCIA対現場のエージェント対決という、このシリーズ定番の場面が続くけれど、ギリシャやラスベガスの仕掛けが豪華になっただけで、この点でのアップデート感は弱い。ボーンが見せるプロらしい機転や「え、そっちにいたの?」という観客の目も欺く仕掛けのアイデアこそが本シリーズの魅力だったのだと思うのに、その不足を物量と力業で補っているように見えたのも残念。とくに一番の目玉と思われるラスベガスの無茶なカーチェイスは、ワイスピやM:Iシリーズのようなバカっぽさもあり、スパイのプロフェッショナリズム路線だったはずの本作のアイデンティティ危機みたいなものを感じさせました。
[インターネット(字幕)] 5点(2021-06-01 08:30:38)(良:2票)
4.  新聞記者 《ネタバレ》 
志は買う。国内大手メディアの萎縮が指摘されるなかで、現実世界の政治問題に果敢に突っ込む思い切りの良さは、映画というメディアの可能性をあらためて見せてくれたと思う。ただ、そうだったとしても同時に感じてしまうのは、その映画としての手法や脚本の残念さだ。使い古された手持ちカメラ風映像、現実に起きた事件をなぞりすぎていてヒネりがない脚本、松坂桃李夫婦の描き方に見えるあまりに古くさい男女像、陰謀論スレスレの内調の描写など、たとえば日刊ゲン○イやネットニュースのリ○ラあたりに感じる「リベラル親父」感そのままの描写は、ちょっと痛い。そのくせ「真相」部分では突然「政府が生物兵器開発のために大学を新設」という荒唐無稽な陰謀論が姿を現し、それまでの(オヤジメディアが生きる)リアリティ路線の壁を突然ぶちやぶってしまう。あの事件は(最近の桜の件同様)、あまりにもセコい動機のために(公文書の扱いなど)国家制度のしくみ自体を腐らせたことが問題だと思うのだけれど、この映画では必要以上の「巨悪」に仕立て上げてしまう。この「真相」をリアリティの延長線におけると制作側が考えていたとしたらそれも痛いし、そうではないのであればなぜ最後だけファンタジーにして物語のバランスを自ら崩してしまったのか、よくわからない(そして、この点は原案となっている記者さんにとっても大きなマイナスのような・・・)。結局見終わった後に感じたのは、「リベラル親父メディア」をもとにした(出来がよくないタイプの)池井戸潤ドラマ、という残念な感覚だった。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2020-03-11 06:56:19)
5.  シン・ゴジラ 《ネタバレ》 
久々のゴジラは想像以上の迫力で、映画館で見て本当によかった。一番インパクトがあったのは、正体不明生物が上陸して、最初に全体を晒すシーンで現れる、目玉ギョロギョロの珍獣。その前のヒレや尻尾のチラ見せで煽られていただけに、その瞬間は「え・・・これ・・・何?」とこっちも目をまん丸に(あと、石原さとみの初登場シーンもみんな口あんぐりだったかも)。いい意味で期待を裏切られつつも、その後の使徒ばりの変態過程はお見事で、あの珍獣がちゃんとゴジラになって、最後に火を噴くまでの変態過程を見られただけでも満足でした。一方のドラマパートの会議室描写はお見事で、ベテラン俳優のみなさんのとぼけた演技が最高です。ただ、後半のゴジラ凍結作戦は残念ながら乗り切れず・・・。なんというか世界に見捨てられた日本人がその智恵と組織を総動員して反撃っっていつの映画なのかと(しかもアメリカ特使まで「日系人」という設定)。そもそもあれだけ会議シーンがあるのに、それはすべて日本人どうしの会議。21世紀にもなって、もう一つの会議(=国際会議)が全く出てこないという、この閉じた世界観(1984年版にはあったよね)。一方には震災や原発の災厄が明らかに描かれているのに、その先に開かれるのは、細かく描写された自衛隊兵器や新幹線特攻とか在来線爆弾とかも含めたガラパゴスなオタク日本の逆襲。こうゆうストーリーにアガるのは理解できるけれども、これに熱狂していていいのだろうかという不安をどうにもぬぐうことはできませんでした。
[映画館(邦画)] 6点(2016-09-09 15:45:38)(良:3票)
6.  下妻物語 《ネタバレ》 
単純に面白かった。実際には、定番でベタベタな友情物語なんだけど、キャラの設定の勝利だなあ。とくに、深田恭子の自己中で孤高のロリータキャラは秀逸だった。ストーリー的には、キャラと舞台設定に助けられたけど、前半がバラエティ番組のコントみたいだったのと、ラストが思ったより盛り上がらなかったことが残念。あれだけデフォルメしたキャラ満載の映画だったんだから、伝説のヤンキーと刺繍屋も、ちゃんと登場して欲しかったなあ。あれが単なるイチゴの作り話だったっていうオチが、映画的には、ぜんぜん効いてなくて拍子抜けしてしまった。
[DVD(字幕)] 7点(2005-08-31 11:11:32)
7.  四月物語
リアルに懐かしい風景(ロケ地の近くに昔住んでいたたもので・・・)とノスタルジックな映像が、個人的には妙にハマった。98年の映画だけど、片思いで大学まで決めちゃうという前時代的な主人公のキャラや大学の風景に、それ以上の古くささ(80年代末~90年代はじめくらい)を感じるのも、そのノスタルジックな雰囲気ゆえなのか。ただ、ぷつりと終わってしまうラストは、東京に来てもどこか周囲と別世界を生きていた主人公が、新しい生活の世界に本当に足を踏み入れた瞬間を描いたという感じがして好きだ。あ、あとお隣さん、ふつうに怖いです。カレー食べてる姿も、どこかホラー調でした。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2005-06-30 09:39:07)(笑:1票)
8.  69 sixty nine
エロだったり、下ネタ・汚ネタだったりは、はるか昔に読んだ村上龍の原作でもそんな印象が残ってたんで、そんなに嫌悪感を感じることもなかったけど、「笑い」まで達せず「苦笑」で終わるネタ多数。たしかに、妻夫木聡が走るシーンとか、佐世保の海と山の光景とか、印象的なシーンも多かった。けれど、爽快感がウリの映画なのに、テンポが悪い。「盛り上がりどころ」で肩すかし風の演出は狙いなのか?? なんだかスッキリしない映画だった。そのモヤモヤ感の極みは、エンドクレジットのケミストリー。ここだけ何でケミストリー? タイアップとか関係あるのかもしれないけど、そういうウラの存在を感じさせた時点でダメでしょう。こういうところで商業主義が出てくるんだったら、映画のなかでもエンターテインメントに徹して、徹底して観客を楽しませてほしかった。あ、でも、もしウラもなく、演出上の理由があってケミストリーだったのなら、もっとダメだけど。
4点(2005-03-20 09:37:03)(良:1票)
9.  12人の優しい日本人
元ネタの単なる日本版というのではなく、ある種の「理想主義」を皮肉るような、ユーモアとペーソスの効いた展開は好き。稚拙ながらも実はちゃんと自己主張している登場人物たちの議論を、イライラ一歩手前で苦笑しながら楽しむことができたのには感心。元ネタがいいのはもちろん、三谷幸喜の脚色も見事だ。とはいえ、やっぱりこれは舞台劇だ・・・。セリフまわしもオーバーアクションもいかにもだった。やはり映画化というからには、もう少し「映画ならでは」の部分がないとちょっと寂しい。
6点(2005-01-13 11:17:44)
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