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1.  星を追う子ども 《ネタバレ》 
一言で云えば、求心力のない作品だ。話の筋が一本通っていないのだ。少女アスナが不思議な少年シュンと出会って、アガルタという異界に旅して成長するという本来あるべき話が、途中で、亡き妻の生き返りを願うモリサキの冒険話に取って代わられてしまっている。アスナはモリサキのお供に成り下がる。そして異界の世界観が複雑で非常に分かりづらいのだ。かつてケツアルトルという神々が存在し、人間に知恵を授け、古代文明を発生させた。やがて人類が独自の進化を始めたことで、その役割を終え、地底世界アガルタに身を隠した。アガルタには願いの叶う石があり、生死の門があり、不老不死があり、神々の船がある。しかし今ではケルアルトルは異形の姿に変貌し、アガルタ人は地上の人間と接触を絶ち、滅びの時を迎えようとしている。このあたりの説明はうまくいえない。きちんと説明されていないからだ。 更に登場人物の行動に理解しがたいものがある。その最たるものはシュンだ。地上にあこがれ、命を縮めると知っていても地上に出て、アスナと出会って、助け、思いがかなったと自殺する。シュンの歌った最後の歌を聞いたのがアスナだったのだが、それがどんな意味があるのか。シュンはそれっきり登場しない。モリサキの行動で不可解なのは、学校の先生をしていることだろう。彼はアガルタを探査する組織に属しているのに。モリサキとアスナの接点を設けようとする無理やりな設定としか思えない。彼は亡き妻を生き返らせるという異常な宿願に憑りつかれているが、どうしてそこまで思い詰めるようになったか、観客が共感できるほど十分に描かれていない。モリサキが願ったからその願いを叶えようとする神の心理も計り知れない。 アスナの行動も共感しにくい。彼女が鉱石ラジオを作ったのは父親への追慕からだろう。石は父の形見である。ラジオで聞いた歌に惹かれたのも、あの世の父の声が心をよぎったからだ。彼女が日常で感じている寂しさは父の不在が大きい。彼女がアガルタでの探訪を望んだのは、父親探しの思いがあったはずだ。だが、父親は一切登場しない。では、シュンを探す旅なのか。それも違う。結局最後まで彼女が成長することはなく、彼女は終始受け身で、モリサキの妻の肉体のための憑代にされそうになるだけだ。彼女は父の不在の寂しさ、シュンの死をどう乗り越えたのだろうか?風景がきれいなのは美点だ。
[DVD(邦画)] 6点(2014-03-04 03:00:51)
2.  坊っちゃん(1977) 《ネタバレ》 
原作は根っからの江戸っ子気質で恬淡かつ曲がったことが嫌いという青年が、田舎の中学に教師赴任し、そこの社会の閉鎖性と人間関係の欺瞞や権謀術数に辟易し、遂には奸物に鉄槌を下し、教師を辞すという痛快な青春物語。補助物語として、下女の清との疑似親子的な愛情が描かれ、ほろりとさせられる。 本作品では、清の登場は冒頭のみ。代わりに原作では名のみだったマドンナが「新しい女」として登場し、男たちと丁々発止と渡りあう。また原作では、生徒達と和解しないで終るが、本作品では和解する。 明治39年という設定だが、大正5年発行の1円札が使用されるのはご愛嬌で、まあその程度の作品。生徒が主人公を「坊っちゃん先生」と落書きするが、坊っちゃんと呼ばれていたのは知らないはずで不自然である。 練兵式での祝勝会、市中での生徒同士の小競り合い、祝勝会余興の土佐のぴかぴか踊り、生徒と坊っちゃんたちを交えた大喧嘩など、群集場面が全て省かれているのは予算の都合と見当がつく。狸校長、赤シャツ教頭、のだいこなどのキャラはなかなかのもの。とくに山嵐は豪胆、快闊な人物として描かれ、坊っちゃんとの友情が作品の核をなしている。これといった見所もないが、欠点もない。明るい作風に仕上がっているので鑑賞後感は悪くない。
[DVD(邦画)] 6点(2013-05-13 02:00:38)
3.  鉄道員(ぽっぽや)(1999) 《ネタバレ》 
◆乙松は鉄道員の父の「戦争に負けた日本を立ち直らせ、ひっぱるには鉄道が必要」という言葉を信じ、人生を鉄道に捧げた。仕事に邁進する余り、家族を顧みなかった。結婚17年目で授かった雪子をすぐに亡くした。隙間風の入る寒い官舎で寝かせて、風邪を引かせたからだ。孤児を引き取ろうとしたことが、妻静江が病弱のため断念。その妻も3年前に亡くなった。子死亡時も、妻死亡時も仕事をしていた。妻には「子供の亡骸を旗降って迎えた」、友人の妻からは「あまりにも静江さんが可哀そすぎる」となじられる。それでも乙松は「俺は鉄道員だから」と答えるしかない。◆乙松は退職の日を迎えたのに今後の設計を立てていない。親友が再就職先を世話するという言葉にも耳を傾けない。官舎も出てゆかなければならないというのに。そんな中廃線が早まったと聞かされる。◆そこへ少女が人形を持って現れる。古い人形で、昔乙松が雪子に買ってあげた人形に似ていた。続いて、少女の姉、その上の姉が現れる。三人の少女の正体は、雪子の幽霊だった。成長する姿を乙松に見せるために現れたのだ。「ゆっこは幸せだったよ。ありがとうお父さん」の言葉を残して去る。翌日乙松はホームで旗を握った姿で亡くなっていた。◆乙松は死を予期していた。鉄道員以外の人生は考えられない。だから退職後のことは考慮にない。最後の日、思い出が次々と蘇る中、最も心残りだった亡き娘の幻を見る。見たかった娘の成長してゆく姿を見、最も聞きたかった言葉を聞き、幸福に包まれて亡くなる。ホームで死んだのは、死ぬ瞬間まで鉄道員でありたかったから。「マッチ売りの少女」に似ている。雪国なので、雪女に接吻されると死ぬという伝説を踏まえている。二人の会話が心に沁みる。「廃線になったらどうなるの?」「原野に戻る。鉄道があったことも忘れられる」「寂しいね?」「ああ、でも後悔はしていない」「でも思い出が残るね」かつて家庭を犠牲にしても社会に尽くすことが美徳とされた時代があった。◆最後の科白がフルっている。「キハの笛は胸のそこまで染みるでしょう。聴いてて泣かさるもんね」「聞いて泣かされるうちは、ぽっぽやもまだまだ」感傷的な笛の音に心動かされるうちは一人前の鉄道員ではないのだ。厳しい世界です。◆テネシーワルツは江利チエミのデビュー曲。高倉健が元妻に捧げた映画でもある。青年期は若い別の役者で撮るべきだった。 
[DVD(邦画)] 7点(2010-07-09 03:12:51)(笑:1票) (良:1票)
4.  星に願いを。 《ネタバレ》 
笙吾はニセ盲人と思いました。杖の使い方むちゃくちゃだし、歩道歩かないで道路歩いているし。働いているのか?市の共同墓地に葬られたので親族はいないのか?すると生命保険に入るわけないですが。ラジオに出すリクエストの葉書はどうやって書いたのか?二度目の交通事故のとき、耳が聞こえるのだから車に気付くはずです。車も避けます。飛びすぎです。あんだけ飛んだらハーモニカも飛んでます。救急医療の場合、どこに傷を負っているか調べるためにズボンも全部脱がせます。左利きなのに、遺言書くときは右利きになっている。細かいところをきちんとしてほしいです。奏は笙吾に手術を受けさせたいがために宝くじを買いましたが、当選してもいないのに一緒にアメリカに行こうと誘ったのは何故?また病院に留学するなどと嘘をついたのは何故?二人が同棲か半同棲しているくらい親密でないと成立しない物語と思いました。笙吾は奏の顔を見たことないですし。奏は点字日記で笙吾と気付きますが、バインダーだから二枚目以降が抜かれていると考えなかったのか?「昔の知り合いに自分だとわからせてしまうとすぐにあなたは消されます」のルールが無視されている。だいぶ時間があった。そもそも気付かれたら消えるのだから、伝えようがない。手紙を残すしかないね。そもそも心の問題なので、保険金など出さなければよかったのです。野暮すぎます。だから感動できないのです。それにしても皆さん殴りすぎです。気持ちを伝えるためとはいえ、安直すぎませんか?患者を殴る看護婦がいますか?決して見習ってはいけません。ジュースの一気飲み、何度見せれば気が済むんですか?あの医師、女性が愛する人を失って傷ついている時期にプロポーズするな!DJが役に立っていない。姉、申し合わせたように交通事故になるな!事故のショックで無事出産するな!最後の濡れ場で笙吾がほとんどしゃべらないのはなぜ?「冬のソナタ」の主役二人の演技と比較して大人と子供、雲泥の差です。宝くじ、ハーモニカ、河に飛び込んだら助けるの伏線はよかった。ちなみに四月に流星群はないです。
[DVD(邦画)] 4点(2009-05-07 16:16:26)
5.  僕の彼女はサイボーグ 《ネタバレ》 
韓国でもエヴァンゲリオンは人気あるんでしょうか? フィギュアが二つ出てきましたね。 そーいえば、サイボーグ彼女のコスチュームも綾波レイに似ています。 タイムトラベルものとして平凡な展開が続くのですが、最後の10分で 一変して、どんでん返しのような展開になります。 この処理が見事ですね。 タイムトラベルものとして新機軸を打ち出した感があります。 東京大地震は、未来を変えたことのぶり返しなのか、それとも定まっていたことだったのか明確ではないですね。 ケーキへ頭突っ込むシーンですが、一度目はサイボーグに擬した未来少女が偶然目撃するだけですね。 二度目のサイボーグは、未来のジローにそうしろと命令されてきたのでしょう。   
[映画館(邦画)] 8点(2008-06-11 22:16:46)
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