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おーるさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 307
性別
自己紹介 基本的に評価は甘め。
9点は映画としてほぼ文句の付けようの無い映画。
そして10点は多少アラが有ろうと個人的なツボに入り、人生に影響を与えた程の映画。
0点の映画は逆に怒りを通り越し尊敬の念さえ覚える映画。

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1.  歩いても 歩いても
日本人を深く深く描いた映画。  言葉の全てに深い含みを感じ取れ、でもそれは日本人の最も無意識で自然なかたち。  練りに練られた脚本と素晴らしい俳優陣の演技により、圧倒的にリアルな日本人の姿が描き出されている。  上手く言葉で表現出来ない感情を、表情、雰囲気、仕草で本当に巧みに表現しているから、観賞後はずっしりと心に残る。  「いつもちょっとだけ間に合わない」という台詞。 そうそう!それが日本人だよなぁ って唸らされた。  ノスタルジックなゴンチチの音楽は優しいが、この作品は決して優しくは無いと思う。  観賞後覚えたのは上質な純文学を読んだような感覚。日本人の複雑な胸中を是枝監督は完璧なかたちで具現化してくれた。   文句無し10点です。
[DVD(邦画)] 10点(2009-11-21 11:31:44)
2.  天国と地獄
前半部ではほぼ部屋の中だけの展開にもかかわらず、人間描写の巧みさ、キャストの力強い演技でぐいぐい引き込まれる。台詞が圧倒的に多いのに、全く複雑さや飽きを感じさせない演出は本当に見事。 現代のサスペンス映画に比べても全く劣らない、先が読めない緊迫した展開で、画面に釘付けになった。  山崎努の鬼気迫る演技、 三船はもちろん、警部役の仲代達矢の存在感も凄い。  映画の雰囲気、スケールともに、何だか日本映画というより海外の映画を観ているような気分にさせられた。国内外ともにこの映画が与えた影響ははかりしれないでしょう。  黒澤映画の中でも特に見応えがある部類だと思います。 
[DVD(字幕)] 10点(2009-04-21 07:00:31)
3.  七人の侍
侍7人全員のキャラが立っており、不要な登場人物がいない。 百姓たちも、悲しい面だけでなく、捻じ曲がった根性など、ちゃんと人間の汚い部分も描いていて、素晴らしい。  3時間以上のかなり長い作品だが、テンポの良さ、意表を付く展開、登場人物全員に感情移入できるほどの、役者陣の名演技。 3時間が全くダレずに観賞できた。  三船、志村喬はもちろんだが、久蔵の何よりかっこ良さ!これぞ侍 という感じでした。  リアリティと、エンターテイメントのバランスが絶妙な、最高に楽しめる一本。
[DVD(邦画)] 10点(2009-03-23 03:17:51)
4.  
前期の黒澤映画ファンにはあまり好まれないのも分かる。 が、「リア王」ベースという情報から観た僕にとっては、もの凄い映画だった。 どのシーンを切り取っても、徹底して重厚で美しい映像。 大殿の存在感、炎城シーン、合戦シーン、絡み合う人間ドラマ、ほんとうに凄まじい。 初めは大殿だけが狂っていたのが物語が進むにつれて全てが狂っていく。 特に秀逸なのはラストシーン。破滅的な世を悲しく描き切り、ここしかないというところで物語は終わる。 かなり長尺な映画であるが、観終わった後思わず一人で唸ってしまった。
[DVD(邦画)] 10点(2009-02-24 07:29:59)
5.  生きる 《ネタバレ》 
本当に人間いつ死ぬか分からない。悔いの無い生き方をしよう。この映画を観て素直にそう思った。志村喬の演技に胸が締め付けられる。 普通の映画ならば、主人公の行動に感動し、改心した脇役達を描いて明るく終わるのがベタなのだろうが、結局何も変わらない役所連中をちゃんと描いているあたりが、この映画をより重みのあるものにしている。 ヒューマン映画の金字塔かと。素晴らしい映画です。
[DVD(邦画)] 10点(2009-02-17 09:21:08)
6.  誰も知らない(2004) 《ネタバレ》 
大抵の重い映画に対して、自分は免疫が付いていると思っていたのだが・・・・本作は重すぎる。鑑賞に耐えられなくなり、観るのを途中で止めようかとまで思った初めての映画。子供たちの無垢な演技に胸が潰れそうになった。 ここまで後を引いた映画は初めてだし、今後も出会いそうに無い。点数を付けること自体ためらうような映画だが、ここまで心を揺さぶられたこと、悲しい気持ちにさせられた映画は今まで無かったので、10点献上。
[DVD(邦画)] 10点(2009-01-17 11:50:17)
7.  ラヂオの時間 《ネタバレ》 
三谷作品の中では一番好き。というかとにかく笑った笑った。近藤芳正の「ハインリッヒー!!」と前半バッキーさんの暴走ぶりが最高でした。
[DVD(邦画)] 10点(2009-01-17 11:18:39)
8.  天空の城ラピュタ
子供時代に一度は観ておくべき夢いっぱいの映画。文句のつけようのない出来だと思います。
[地上波(邦画)] 9点(2011-02-14 08:47:15)
9.  ルパン三世 カリオストロの城
今観ても全く古くない。 いちいちカッコ良すぎ。鳥肌モンです。
[地上波(邦画)] 9点(2010-10-08 23:52:55)
10.  夢(1990)
退屈だと感じる人にはとことん退屈な映画でしょうね。 でも、ツボにはまる人(タルコフスキーとかが好きな人)にはとことんツボでしょう。  画家黒澤明が作る最高の美術映画だと思いました。  ただ映像だけで充分「生」や「死」などへの感情を表現できているのに、少し語らせ過ぎな気がしてならない。黒澤映画では「水爆」「戦争」や「近代化」などの話になるとどうしても説教臭くなっちゃいますね。  タルコフスキーの映像美がとことん静かであるのに比べて、黒澤の映像美はもっとギラついているというか、力強い命のエネルギーを感じます。  ツボでした。
[DVD(邦画)] 9点(2010-02-28 22:16:23)
11.  どん底(1957)
これは凄まじくドス黒い映画でした。全く救い無し。 好きか嫌いかは別として、強烈に心に残る作品であることは間違いないでしょう。 左卜全の存在が中盤まで唯一の希望なのだが、終盤には結局彼も深入りはしたくないと逃げ出す始末。誰もどん底からは結局抜け出せない。 登場人物は皆過去を懐かしみ、現状に愚痴ばかり言い、未来に何の希望も抱かず、ただ諦めて自堕落な生活をおくっている。 こんな人間達ばかりずっと映されるのに、この映画は目を離させない不思議な力を持っているように思う。底の底で渦巻いている強烈な力。それを見事に表現することに成功している。 映画的な展開はせず台詞のみで物語は進んでいくが、徹底した台詞のリアルさと、役者それぞれの凄まじい演技力で、個人的には物凄く見応えのある作品だと思った。  
[DVD(字幕)] 9点(2010-02-06 23:43:44)
12.  生きものの記録
非常に重みのある作品。 まずはやはり三船の演技が凄い凄い。 全体的に特に派手な展開や演出は無いが、台詞ひとつひとつが無駄の無いもので、それぞれの人間のエゴを強力に映し出す、黒澤映画ならではの力強さが感じられる。 ラストの画、余韻が特に素晴らしく、映画の深い深いテーマをさらに色濃くしている。 鑑賞後思わず唸ってしまった。
[DVD(字幕)] 9点(2010-01-30 23:48:41)(良:1票)
13.  ゆきゆきて、神軍 《ネタバレ》 
奥崎氏にとっての立派な人間とは、神の法に従って、人間が造った法律を恐れず、 刑罰を恐れず実行する人間であると氏は強く主張する。  この主張は絶対的に自分の正義を信じて疑わないまま突き進む、まさに彼そのものであり、真相究明は彼にしか出来ないと嫌でも思わされてしまう。  しかし大きな問題はその「神の法」を、奥崎氏自身が全て定めていること。 さらに彼を突き動かすパワーは異常とも言えるもので、相手への配慮など微塵も無く、 信じる正義のためなら暴力行使も厭わないという一般的には本当に危険な人物である。  戦争を題材にしたドキュメンタリーだが、あくまで奥崎謙三という濃すぎる人間を追いかけた映画で、単純でありがちな反戦プロパガンダフィルムでは全く無い。 奥崎氏の過激さはある意味魅力的で、次に何が起こるか分からない緊迫感を生み出しており、脚色せず第三者的視点から撮影しただけでも、立派にドラマが映し出されている。 これぞ正真正銘のドキュメンタリー。  そしてラストの流れで一気にこの作品が「映画」として昇華される。 ただ奥崎氏を追うだけでなく、見応えのある映画作品として仕上げているところに、この映画の凄さがある。ドキュメンタリー映画としては個人的に満点。  ただ残念だったのは、あれだけ正義をモットーとしていた奥崎氏が、結局実際関係ない元隊長の息子に発砲し重症を負わせるという結末。 これじゃ結局はブチ切れたら「神の法」も正義も関係なくなる単なるテロリストと呼ばれても仕方ない・・ 映画の出来云々ではなく、この奥崎氏のあまりに残念な結末に-1点。 
[DVD(邦画)] 9点(2010-01-29 10:22:30)
14.  座頭市物語 《ネタバレ》 
闇夜の斬り合いの場面、市が提灯の灯を重心を下げて 「ふっ」  と消してからの、緊迫感。 個人的にはあの場面がシビれました。  斬り合いが少ないことでかえって作品全体の緊迫感が高まっている。  ストーリーも無駄が無く、ベストな長さ。  これにシビれないヤツは男じゃない。
[DVD(邦画)] 9点(2009-12-03 09:39:27)
15.  椿三十郎(1962)
ただただひたすらカッコイイ!!ストーリーは完全な娯楽映画で、テンポ良く進んでいく。 三船はもちろん志村喬、田中 邦衛をはじめ脇役の演技も素晴らしい。 でもやはり一番はラスト、仲代達矢との決闘でしょう。 とにかく爽快な映画ですね。  
[DVD(邦画)] 9点(2009-03-04 07:07:24)
16.  となりのトトロ
おとうさんの声(糸井さん)とセリフがいちいち優しくて心が温まる。子供のころ感動していたポイントとまた違うポイントで大人になってから観ても感動できた。この映画駄目だって言う人はちょっとひねくれてるんじゃないかって思う。他の映画ではこんな事書かないが、この映画に関しては、確信を持ってそう思う。
[地上波(邦画)] 9点(2009-02-08 02:23:44)
17.  鉄コン筋クリート
この作品を観るとやはり日本のアニメは世界に誇れる文化だなぁと思わされる。映像のドライブ感、背景の現実と夢の狭間のような独特な世界観が秀逸。声優陣も全員ハマっていた。特に蒼井優、本木雅弘は本当に素晴らしかった。長尺ながらスピード感があって一気に観れる。各キャラクターの個性が立っていて台詞の独特の言い回しもクセになる。 ただ色々な意味でかなり濃いアニメ映画なので、好き嫌いはハッキリ分かれるでしょう。僕は見事にハマりました。
[DVD(邦画)] 9点(2009-02-07 22:47:34)
18.  火垂るの墓(1988)
トラウマになるほどあまりに悲しすぎる映画。清太の行動を批判するレビューを見かけるが、実際あの時代にあの時代の教育を受けて育ち、しかも過酷すぎる戦時下の状況で、ひとりの少年が冷静に正しい行動をとれないのも当然なのではないか。何度観ても泣いてしまう映画だが、お涙頂戴の演出ではなく徹底的にリアル。重すぎる内容だが、大人になる前に一度は観ておくべき映画だと思う。10点を付けたいのだが、付けられない。理由は僕も分からない。。タイトルも素晴らしいです。
[地上波(邦画)] 9点(2009-02-02 09:03:29)(良:1票)
19.  もののけ姫
凄い。アニメがここまで力を持つ映画に成り得るとは。映像、声優陣、ストーリー、音楽、全てに文句の付けようが無い作品。心が震えた。個人的にジブリ作品ではダントツ。
[DVD(邦画)] 9点(2009-01-20 08:52:12)
20.  39 刑法第三十九条
う~ん。森田監督の他の映画は観たことが無いのですが、これは素晴らしいですね。 俳優人の演技、音楽、映像が醸し出す重々しさ・・。 ありがちな「多重人格」という設定ですが、堤真一の演技、凄いです。 邦画サスペンスでは一番好きな映画ですね。  
[DVD(邦画)] 9点(2009-01-14 02:21:39)
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