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sayzinさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 2394
性別 男性
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261.  ヴィタール
これまで塚本晋也が一貫して描いてきたテーマは「何かに取り憑かれることによって外部へと開放される魂」だったと思いますが、今回はそのテーマが非常に判り辛い。記憶を無くした男が取り憑かれたのは自身の過去なのか、恋人との思い出なのか、恋人の死体なのか、解剖という行為なのか、それとも死そのものなのかが不鮮明。また物語自体も、外ではなく、内へ内へと向かっていく。基本的な物語構造は塚本映画らしくても、元々テンションの低い浅野忠信を主人公に据えてることで、テーマや作劇の方向転換を試みたのは明白。しかし結局、主人公(の心)の変化が最後まで伝わってこない。二人の女のキャラの立ち方も少し控え目。塚本監督にとって本作は、新たな段階への「助走」なのかもしれません、5点献上。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2006-04-25 00:05:58)
262.  凶気の桜
「義理と人情」を「イデオロギー」に置き換え、演出も現代の若者向けにアレンジされてはいますが、向こう見ずで一本気な若い衆が、やがてより大きな力のしがらみに囚われて悲劇に突き進んで行くというのは、超典型的なチンピラ映画です(ヤクザ映画の東映としては的を射た企画だったと思う。渋谷の街のロケーションも頑張ってた)。しかし、映画の中には磨くべきイデオロギーが見当たらず(だからヤクザ映画特有の「共感」が得られない)、主人公達以外の面々は全くお馴染みのヤクザでしかないので、私としてはもう少し「右翼系暴力団」という特殊性を見たい気がしました。あと、確かに江口洋介の消し屋は印象的(且つ上手い!)だったので、彼の暗殺者映画をスピンオフで作ってみても良いかもしれませんね、5点献上。
[地上波(邦画)] 5点(2006-04-25 00:04:11)
263.  問題のない私たち
とにかく脚本が稚拙。映画が完全に前半と後半に分かれてしまってる。それぞれの話はそこそこ観れたのに(沢尻エリカが本当に意地の悪そうな転校生を好演)、一つのストーリーだと思って観てたこっちは、映画の分割が最後まで違和感として残ってしまう。こんな脚本なら、最初からオムニバスの二話構成として明確化しておけば良かった。で、まず第一話の感想。いじめってこんなにあからさまなの? もっと陰湿に隠れてやるもんじゃないのかなぁ…。第二話は中々興味深かった。これは学校に於ける新たな問題を提示してる。それは、大人である教師が子供である生徒のレベルにまで落ちてしまってる実情。今更「教師は聖職」等と言うつもりは毛頭ありませんが、最低限「大人」ではあって欲しいと思います、5点献上。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2006-04-25 00:03:40)
264.  卍(1964)
原作・谷崎潤一郎、監督・増村保造ということで、「痴人の愛」位パワフルな倒錯映画を期待しましたけど、これは勢い不足の印象。話が後半へ進むに連れて登場人物達の滑稽さは増していきますが、各キャラクターが今一つ弾けない。要所要所で挿入される岸田今日子の告白も、映画の流れをせき止めてる様に感じました(原作未読なんですが、これは誰に告白してるんでしょう?)。また、男も女も狂わせてしまう若尾文子の容姿は納得ですけど、「天然の悪女」振りの描写は弱い。おまけに背中のヌードまで吹替え。そんなことで、私的には少し残念な仕上がりでした、5点献上。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2006-04-25 00:03:16)
265.  eiko【エイコ】
中々可愛らしい物語で、カメラワークやBGM等の演出も定石ながら的を射ていたし、麻生久美子の魅力は全開だったし、何気に豪華なキャスティングも良かったですけど、どうしても「映像」が受け付けない。全編、ドキュメンタリーでもないのに、照明等を考慮しない白っちゃけた安っぽいビデオ映像が続く。ファンタジックでハート・ウォーミングな作品なら、その雰囲気に合った映像というものがある。今の時代、私も一概にビデオ撮影を否定はしませんが(「エピソード3」も「完全ビデオ映画」ですしね)、本作も一応は「映画」なんですから、もう少し映像にもこだわって欲しい、5点献上。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2006-03-17 00:03:45)
266.  美しい夜、残酷な朝
デヴィッド・フィンチャーのパクリ(リスペクト?)っぽいものの、自分の世界を明確に映像化してあるパク・チャヌク作品や、クリストファー・ドイルと組んで持ち味のインディ臭さを廃した陳果作品はそれなりに見応えがあった。面白さで言えば、私もやっぱり「餃子」。現にプラセンタをガブ飲みしてる女性が多いのも事実だし(今はBSE関係で手に入らないのかな?)、人間の女は鬼子母神より恐ろしいということでしょうか。それにしても、こういう風に並べられると三池崇史作品(と言うより「邦画」特有)の貧乏臭さが際立って、辛いものがあった。こんな企画なら、もう少し他国に負けない「品質」で勝負して欲しい。また、私は長谷川京子も初見でしたけど、何で売れてるのか良く解りませんでした。という訳で、全体をひっくるめて5点献上。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2006-02-25 00:13:10)
267.  恋の風景
香港の女流監督・黎妙雪が、「金魚のしずく」のドキュメンタリー・タッチとは打って変わったファンタジックなスタイルと、香港・中国のスター俳優を使って撮り上げたラヴ・ストーリー。亡くなった恋人の幻影を追い求めているヒロインが、新たな恋に踏み出して行くまでを描いてます。私的な見所は、回想シーンに登場する今は亡き恋人を演じたアクション・スター鄭伊健。私が観たことのある作品とは全く違う、透明感のある演技が新鮮でした。そして、人気絵本作家・幾米によるアニメーション。映画自体は非常に低体温な感じで進むので、余り好みではありませんでした、5点献上。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2006-02-25 00:12:23)
268.  深呼吸の必要
最近流行の、沖縄を舞台にした癒し系ムービーの一本。その「ジャンル」の中では、シネマスコープでしっかり捉えられた沖縄の風景等、安っぽさを感じさせない作りだったことには好感が持てました。また、全員が全員、心に傷を持ってる必要は感じないので、主役級の香里奈は単に深呼吸をしに来たということで良いと思う。しかし、金子さやかのキャラクターはリアリティが無さ過ぎる。メンバーの中に「今時の若者の代表」みたいなのが欲しかったのかもしれませんが、そもそも「こんな女」が「一人」で「半ボランティア」みたいなことに「レジャー気分」で参加する訳が無い。彼女にこそ沖縄に来た明確な理由を設定すべきでした。ところで、年々現実世界が厳しさを増してる所為か、この手の邦画が増えてる様に感じますけど、ちょっと子供や若者を甘やかし過ぎの様に思いますね。ドンパチ映画ばかりなのも困りますけど、こんな映画ばかりってのも過保護です、5点献上。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2006-02-18 00:02:31)(良:1票)
269.  丹下左膳 百万両の壺
モノクロ・スタンダードで映像・音声共ボロボロ、おまけにGHQにカットまでされてしまった70年前のオリジナルを、平成の世にリメイクする意義は十二分にあったと思う。しかし、オリジナルが邦画史上屈指の傑作(てか、画期的作品)だったことや、そもそも「丹下左膳」というキャラクター自体ほとんど忘れられてる現在に、「丹下左膳餘話/百萬両の壷」単体で提供することには無理もあったと思う。ま、そういうことは置いといて、本作だけを見てみれば、モノマネ大会的感が無きにしも非ずですけど、基本的にオリジナル脚本に忠実だったので、それなりに楽しくは観れました。私が特に気になった点は2ヶ所。まず、左膳の過去のシーンはいらない。「化け物の如く強い男」がいきなりやられてちゃ絶対マズい。このシーンを入れたからって左膳の説明には全然なってないし…。そして、和久井映見。この役は極妻・高島礼子辺りがぴったりだったんじゃないでしょうか、5点献上。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2006-01-19 00:04:40)(良:1票)
270.  どら平太
超々オーソドックスな痛快娯楽時代劇。普通に楽しく観れますし、「四騎の会」に連なるネーム・バリューには相当のものがありますが、ここまで王道を行く時代劇が平成の世のニーズに合っていたかどうかは甚だ疑問。はみ出し者の奉行が身分を隠して潜入捜査、腕っ節と機転で悪を一網打尽にして去っていく…なんて、こりゃもうテレビ時代劇で毎週毎週繰り返されてきた話でしかない。ここまで定石だと、「痛快度」も「娯楽度」も自然と下がらざるを得ません。唯、確かに演出は誰に遠慮することなく市川崑節が炸裂してるので、ファンには嬉しかったかもしれませんね、5点献上。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2006-01-19 00:03:19)
271.  続・秘録おんな牢
「続」と付いてますけど、単に舞台が再び女牢になっただけで、一作目とストーリー的繋がりはありません。前回が女牢内部の人間関係(と牢内のしきたり)に重きを置いた展開だったのに対し、今回は奉行所の不正を巡るストーリーになっていて、物語的面白さで言えば圧倒的にこっちが上です(それでも陳腐な話に変わりありませんが…)。その代わりエロ度は更に低くなってます。また、安田道代演じる今回の主人公は姉御肌の女囚なので、虐められるばかりでなく、積極的に物語を引っ張っていきます。シリーズの基本コンセプトは「お嬢様がとんでもない所に囚われて、外界とは全く違う掟を強制されて虐められる」というものだと思いますけど、その意味で本作は、「秘録」シリーズでは異色作になるかもしれません、5点献上。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2006-01-19 00:01:51)
272.  OL忠臣蔵 《ネタバレ》 
頭から中盤にかけては中々楽しい仕上がり。腰掛OLが職務に目覚めていく様も、単純だけど爽やかです。もっと「OL社会」のディティールに踏み込んでOL達の生態を描いたり、バブル期と不況期のギャップをパロディにしたりすれば更に面白くなったと思います。しかし、肝心のオチは頂けない。日本的情緒と言えばそうなんでしょうが、結局は泣き落としで解決なんて陳腐すぎる。ミスで売られたと知りつつも、その株を買い占めて利益を上げるのがビジネスの実態。ここはちゃんとビジネス上の秘策で一発逆転して欲しかった。この辺に脚本段階でのリサーチ力や構成力の無さが露呈してしまってます。ハリウッドならこんな脚本はあり得ない。娯楽映画のクォリティにはまだまだ大きな開きがありますね、5点献上。
[地上波(字幕)] 5点(2005-12-28 00:01:18)
273.  茄子 アンダルシアの夏
製作・公開形態の中途半端さには疑問の余地があるものの(進んで映画館で観ようという気にはとてもなれない)、家で観る分には普通に満足できる仕上がり。動画に関してだけ言えば、充分TVアニメ以上の水準だったんじゃないでしょうか(最近のTVアニメは全く観てないので本当の所は判りませんが…)。クライマックスも迫力があったし、群衆(群車?)シーンや競技者の視点での描写等、デジタル処理も良かったと思います。もう少し各キャラクターの背景を明確にすれば、短い時間の中では描かれなかった部分が膨らみ、映画全体のスケールが広がったと思います、5点献上。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2005-12-24 00:03:50)
274.  ジャンプ
基本的にはオランダ映画「ザ・バニシング/消失」と同じで、忽然と失踪した恋人の軌跡を辿るミステリーよりも、「真実を知りたい」欲求に取り付かれた男の精神状態をテーマにしている。しかしこちらの失踪には事件性がないので、原田泰造主演ということもあり、映画はサスペンスやミステリーではなく地味なドラマといった仕上がり。この物語は「別れた元カノを諦める過程」を陰喩してるとも言えますが、いつの時点で諦めがついたのかが有耶無耶な感じだったのと、観た人が最も知りたかった筈の失踪理由が弱いので、映画全体の印象も弱くなってしまったと思います、5点献上。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2005-12-07 00:04:15)
275.  アイデン&ティティ
みうらじゅんが悪いのか、クドカンが悪いのか、田口トモロヲが悪いのか…。「理想と現実の狭間でもがき苦しむ青春」というテーマを語るのに格好の題材であるにも関わらず、悶々とした現実ばかりが綴られる脚本。「プロジェクトX」のナレーションの如く淡々とした演出。もちろん予算も無いから当時の風俗を充分に再現することも出来ない。一応はメジャー・デヴューして1曲は売れたバンドなんだから、その華やかな部分と現実とのギャップを主人公のジレンマとして、私はヴィジュアルで見せて貰いたかったです。ボブ・デュランも出し過ぎ。ま、つまらなくはなかったので、5点献上。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2005-12-07 00:03:29)
276.  ウインダリア
安っぽいキャラクター・デザインと低い作画レベル(当時としては標準的?)。「宮崎アニメに隠れてしまった」と【うさぎ】さんのコメントにありますが、確かに同年の「天空の城ラピュタ」と一緒に並べられては到底勝ち目の無い品質です。私も皆さんのレヴューを読まなければまず観なかったでしょう。初めの内はその「絵」や雰囲気に引きずられて、十派一絡げのバッタもんアニメという印象を持ちました。しかし、ストーリーは徐々に救い様の無い方向に進んでいく。ラストはほとんど「イデオン」か「エヴァ」の世界。これは見た目から来るイメージでだいぶ損をしてる作品ですね、5点献上。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2005-10-18 00:01:30)
277.  世界の中心で、愛をさけぶ
私にとって本作一番のマイナス点が撮影。ほとんどを手持ち撮影してますけど、その必要性が感じられないシーンまで手持ちなので、画面が終始ユラユラしてて鬱陶しい。臨場感ではなく、構図や手順が定まっていない様な素人臭さが感じられます。また、余り安っぽさを感じさせないロケやセットに反して、発色が悪くメリハリの無い映像自体が安っぽさを感じさせる。記憶の中にある過去のシーンはそれでも雰囲気はありますが、現在のシーンまでこの映像でいく意図が解らない。岩井俊二の作品等ではこの映像が「瑞々しくて美しい」と評されてますけど、極めて平面的な篠田昇の映像を私は綺麗だとは思えません。以上を除けば、長澤まさみの魅力を120%引き出した極々平均的な白血病モノという感じです、5点献上。
[地上波(字幕)] 5点(2005-10-10 00:17:58)
278.  最後の恋、初めての恋
オーソドックスと称するのもはばかれる余りにも陳腐な設定を寄せ集めて作られた、誰にでも先が読めてしまう純愛ストーリー。話の先が読めることが悪いとは言わない、ハリウッド映画なんかそのほとんどが先の読める話ですしね。しかしハリウッドは、そんな先の読めるストーリーを徹底的に考え抜いたプロットや設定で味付けして、一流の娯楽にしようと努力してます。この映画には全くそれが無い。そもそも、この話は何の為に上海を舞台にしてるのか? 相手が中国人である必然性は何なのか? 脚本では全然その部分に踏み込んでいかない。たぶん企画段階で「夜景が綺麗だから」程度の理由で決められたんでしょう。その意味では、撮影スタッフは役目を果たしました。そんな訳で、その綺麗な夜景に+1点して5点献上。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2005-10-10 00:17:07)
279.  戦争と人間 第二部 愛と悲しみの山河
いよいよ第二部では、複雑に絡み合った多くの登場人物達がそれぞれの運命に翻弄されていく。しかし、副題に「愛と悲しみ」等という陳腐な言葉が使われてる通り、メインは北大路欣也が主役のよろめきドラマと、吉永小百合が主役の「ロミオとジュリエット」みたいになってます。特に北大路の相手役の若尾文子演ずる人妻の台詞が、一々心情を事細かに説明するのでかなり不自然。物語をサクサク進める為の脚本なんでしょうけど、だったらこんなエピソードはカットしても良かった。もっと他に語るべきエピソードはあった筈。で、そんな恋愛話に関係なく、世論の追い風を読み取った軍は暴走を始め、大陸での抗日運動も激しさを増していく。ラストは盧溝橋事件。日本は遂に本格的戦争の時代に突入していきます、5点献上。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2005-09-24 00:05:32)
280.  ローレライ
アクション演出には格段の進歩が見られるものの、肝心要のCGのクォリティが非常に低い。これじゃ半世紀近く前の円谷特撮と大差ない。「パール・ハーバー」から数年経過して、その技術もだいぶ安価になった筈なのに、品質はまだまだハリウッドに及びませんね。ストーリーも舞台を太平洋戦争末期に設定しただけで、ちょっと前の戦争ロボット・アニメの焼き直しにしかなってないし、主要登場人物に演説染みた長台詞を喋らせたりするのにも脚本の稚拙さが見て取れる。あと個人的には、綾波レイそのままの萌え系キャラに志の低さが感じられて残念。…と、グチグチ文句を並べましたが、少なくとも「戦国自衛隊1549」や「パッチギ!」よりは楽しめました。私もこの手の娯楽映画はもっとあって良いと思いますよ、5点献上。
[DVD(字幕)] 5点(2005-09-03 00:09:10)
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