261. ルパン三世 DEAD OR ALIVE
《ネタバレ》 う~ん、面白くない。しかし決定的に面白くない訳ではない。よって4点で。このストーリーって終盤まで別にルパンじゃなくていいじゃんと思ってしまうところが一番の問題だと思います。それで終盤にあのオチは納得できないなー。超ハイテク技術として登場するナノマシンが見た目だけで王子と判断するってどうでしょう?あれだけのテクノロジーなのに網膜やDNAを使ったセキュリティーは無いんですね。それからモンキーパンチって宮崎駿の「カリ城」をあんなのルパンとは呼べないとか批判してますよね。でも本作ではルパンはしっかり女の子助けてますよね、自分の身を挺してまで。言っていることと、やっていることが逆でしょう……。 [地上波(邦画)] 4点(2011-04-30 08:11:05) |
262. 築地魚河岸三代目
《ネタバレ》 ベッタベタな演出とストーリー、上手い演技とは間違えても言えない役者陣、大したメッセージ性の無いエンディング等々がずっと続きますが、プログラムピクチャーを制作する姿勢としては間違えてないと思える出来でした。問題はストーリーの詰まらなさでしょうかねー。私としては序盤に主人公が築地の人間からよそ者扱いされて、挙句の果てに先輩社員の奥さんの為に新鮮な魚を届けたいという思いさえ踏みにじられてしまう。この不当な仕打ちに対する主人公の答えこそ!私がこの映画を観ていて一番興味を惹くところだったのに、この映画はその問題を普通にスルーしてしまう。これじゃ面白くなる訳ないと思ったのでした。結婚話なんて2以降でやればいいじゃん!……と思ったら次回作は公開未定なんですね。ガックシ。 [地上波(邦画)] 4点(2011-03-25 23:42:46) |
263. 劇場版ポケットモンスター 幻のポケモン ルギア爆誕
《ネタバレ》 生態系を三体の幻の鳥ポケモンに投影して、自然環境の調和の大切さを訴える構造は悪くないと思うのです。悪いのは前作に比べ悪役があまりにも目立たない(というかどうでもいい)存在だということ。魅力的な悪役がいるからこそ、活劇の爽快感が成り立つんですから。あとCGの使い方は不自然と言わざるを得ないでしょう。敵の本拠地の外観だけCGで描かれてもねぇ。 [DVD(邦画)] 4点(2011-01-23 02:09:07) |
264. 片腕マシンガール
《ネタバレ》 復讐、ヤクザ、グロ、女主人公!と言うと真っ先にタランティーノの「キル・ビル」が思い出されますが、その何倍も頭が悪い映画でした。ここまでバカに徹されると何でも許せちゃいます。邦画でここまでゴア描写をする映画は非常に稀ですしね。ある意味貴重。ただ井口昇の映画にありがちなVシネの様な日常パートはキツかった。 [DVD(邦画)] 4点(2010-12-20 14:46:34) |
265. 人間椅子(2006)
《ネタバレ》 数ある乱歩作品の中でも、ひと際耽美的な印象が強い作品『人間椅子』。本来は一人の男による独白のみで構成される短編小説です。その舞台を現代に移し、ストーリーは大きく脚色し作家とゴーストライターのお話しにした事は、映画化するにあたって妥当であると思います。物語もそれなりに楽しめました。問題は作り手の器量が明らかに足りてるとは思えない点でしょうか。どーも乱歩作品独特の変態的な世界を作ろうと腐心している事は分かるのですが、どれも中途半端で終わっているのが勿体無い。宮地真緒の蒐集癖や、小沢真珠のサディズム、そして小説では綿密に描かれていた人間椅子の常人では感じられない悦楽。これらがどうも描き切れていない様に感じられました。 [DVD(邦画)] 4点(2010-10-05 01:08:43) |
266. ドラゴンボールZ 危険なふたり!超戦士はねむれない
普段に余り活躍しない三人がメインなのは面白かった。村の生贄云々のシーンなんて結構好きです。 [ビデオ(邦画)] 4点(2010-09-10 00:54:47) |
267. ドラゴンボールZ 極限バトル!!三大超サイヤ人
《ネタバレ》 序盤のギャグパートが一番面白い映画って、なんだかルパンみたいですね。正直三大超サイヤ人の部分はそんなに面白くなかったです。 [ビデオ(邦画)] 4点(2010-09-10 00:52:32) |
268. ドラゴンボールZ 復活のフュージョン!!悟空とベジータ
《ネタバレ》 パワーがインフレを起こしまくっているドラゴンボールの世界では、過去の敵は今の雑魚キャラ。それ故にフリーザ復活→瞬殺の流れは、過去のラスボスである彼が哀れに思える程。こんな弱いフリーザを誰が見たいのか……、全く分かりません。ヒュージョンをするのがイヤで駄々をこねつつも、ヒュージョンの超ダサいポーズをするベジータや、圧倒的に強くてカッコいいゴジータ等見所は多いでしょう。アニメではカッコ良かったパイクーハンがギャグキャラとして登場するのもファンからすれば面白い。しかし結局はドラゴンボールファン向けな内容です。 [ビデオ(邦画)] 4点(2010-09-10 00:24:30) |
269. COWBOY BEBOP カウボーイビバップ 天国の扉
テレビシリーズの面白さには遠く至らないと思います。もともと30分の小粋なハードボイルド物を、無理に2時間の長尺にしたのが原因かと。下手な続編にしなかった事や、純粋にあの4人と1匹をもう一度見れた楽しさ、テレビシリーズから続くアニメーションの質の高さ等、ファンとしては楽しめる内容ですが、それ以外の人には全くお勧めできない代物かと思われます。 [DVD(邦画)] 4点(2010-09-09 00:40:21) |
270. 旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ
ちゃんとした役者さんを揃えているので、画面が引き締まっているシーンは結構ありました。でも内容は普通のサクセスストーリーで、テレビドラマ的な演出(象が××するシーンは酷くねー?)が連続していたので、こんなもん2時間のテレビドラマとして放送しろとしか思えない。 [地上波(邦画)] 4点(2010-05-03 21:35:47) |
271. 笑う警官
《ネタバレ》 簡単に言うと「オヤジ臭いダサさ」が憑いて回る映画。もう少し趣味の演出を控えめに出来なかったんでしょうか。別に映画の中でジャズを使うなとは言いませんが、この映画の物語のトーンとは明らかに合って無いでしょう。物語が進展するごとにバックでベースとハイハットが流れ出したり、劇中の色々な個所で佐伯がサックスを吹き鳴らす絵は、ハッキリ言って映画全体の緊張感を削いでいるとしか考えられない。もっと言えばダサい。 更に部屋の中での会話を密室劇らしくしたいのか知りませんけど、登場人物の周りをウロウロするカメラワークは正直言って、観難いだけに感じました。 物語が完全に破綻するのはクライマックス。"実は更なる黒幕が"っていうオチ自体、私は好きでは無いのですが、更に「宮迫、何故そこでヘルメットを取るんだ」や「衆人環視の中で警官が銃殺はないだろ」など、どうしようもない展開が連発します。 このような感じで、映画としての完成度は非常に微妙でした。役者も好演しているとは言い難い(サブキャラの個性が出てない)し、なんだかなぁといった感じで劇場を後にしました。 あと個人的な意見なんですが、一人のジャズ好きとして、ああいう所謂「オシャレ~な雰囲気ジャズ」はやめて欲しいですね。観ていて恥ずかしいです。 [映画館(邦画)] 4点(2009-11-19 00:54:56) |
272. BALLAD 名もなき恋のうた
《ネタバレ》 色々欠点がある映画だと思いますが、一番の欠点はアニメでは許されるところを、実写でもそのまま同じ演出をしている所だと感じました。どんな映画でもタイムスリップが起きる場面自体はギャグとしてやっている物なのに、この映画は真面目にやってしまっています。ハッキリ言ってバカみたいです。私は元のクレヨンしんちゃん版は未見ですが、恐らくはギャグとして演出しているのでは? 脚本も良く出来ているとは到底言い難い出来だと思います。又兵衛を慕っている若侍は、途中にあれだけ伏線張っているのに、全く成長するシーンが描かれません。まともな映画だったら、又兵衛か父親が合戦の最中に戦死する事で大人として成長する演出を入れると思うんですけど……。最後の「ありがとう」の石碑も、大クヌギの傍か湖のほとりに置かれているなら百歩譲って分かりますが、城跡に置いてあるので全くもって意味不明。どうせなら川上家の所縁の場所に置けよ!。 本作を観て改めて思ったのですが、監督の山崎さんは「ALWAYS 三丁目の夕日」で非常に評価されていましたが、そんなに褒めるほど上手でしょうか。脚本を兼任しているにしては穴がありすぎると思いますし、なにより撮り方が一々ドラマっぽいというか、陳腐と言うしか無い気が。役者さん達も御世辞にも好演しているとは言えないし、そういう役者さんの演技力を引き出す技量もイマイチな人なんだなと言わざるを得ません。 次回作は「実写版宇宙戦艦ヤマト」らしいですが、大丈夫なんでしょうか。主役は木村拓哉ですし、まさかSMAPファンなんですかね。 [映画館(邦画)] 4点(2009-10-06 01:05:32)(良:1票) |
273. フレフレ少女
《ネタバレ》 前半と後半で余りにも出来が違いすぎるのに苦笑しました。前半は完全に悪ふざけで映画をつくっているとしか思えないレベルの演技、構成、脚本が続き辟易しましたが、ダメ応援団が合宿に行った辺りからかなりマシになったと思います。 個人的に嫌な奴と思っていた敵の不知火学園の応援団長が実は良い奴だったと分かる団長会議のシーンは特に良いと思いました。これがあると無いとでは最後のエール交換での感動の度合が全く違ってきますから。 中盤から後半にかけて良さ気なシーンがちょくちょく出る映画だったので、監督の技量が上がればもっと良い映画になる可能性はあると思いました。 [地上波(邦画)] 4点(2009-08-23 23:13:24) |
274. K-20 怪人二十面相・伝
《ネタバレ》 ヒーローものとして観るならば結構面白い出来の映画でした。建物を飛び回りながらの格闘シーンは見応えあります。 ただ乱歩好きの人には確実にお勧め出来ない内容でした。完全に同人作品といっていい様な内容です。まあ第二次世界大戦を回避した、所謂パラレルワールドのお話と割り切ってもいいのですが、ある程度はオリジナルの設定を尊重して欲しかったです。どうしても許せなかった点だけ書いていきます。 1、怪人二十面相は世の中を騒がす、つまり愉快犯なのでオリジナル版ではあんな銃を撃ちまくったり、格闘したり、世界の発電所の破壊を目論んだりは絶対しない。美術品を盗む事と明智の鼻を明かす事しか興味が無いですし。因みに二十面相は血が苦手です。 2、明智が無能すぎ。全ての謎を平吉に解決してもらってる。D坂や心理試験の時の頭のキレはどこ行った! 3、オチは乱歩への侮辱であると思う。このK-20の原作者は怪人二十面相を読んだ事があるんでしょうか? [映画館(邦画)] 4点(2009-02-04 18:34:57) |
275. 花より男子F(ファイナル)
《ネタバレ》 映画の冒頭にエグザイルがヘリに飛び降りるシーンが、バック・トゥ・ザ・ヒューチャー2の終盤のシーンにそっくりで笑ってしまった。(しかもエグザイルがそんな奇抜な真似をする必要は微塵も無い) 原作及びドラマ版のファンとしてはアリなんでしょうけど、映画にする必要は殆ど無し。しかも無理に映画としてのスケールを大きくしようと無理やり世界中を飛び回る展開にしたのが何とも姑息な感じがしました。 [映画館(邦画)] 4点(2008-09-04 23:53:11) |
276. 恋人はスナイパー 《劇場版》
《ネタバレ》 愛すべきバカ映画。敵が現れるとライフルを持っていても、拳銃を持っていても、何が何でも肉弾戦にシフトするのは笑えました。 でもやっぱり日本でアクションをするとダメになりますねー。それよりも酷いのが意味不明な脚本。5分に1回は突っ込み所が見つかる映画というのも珍しい。 [地上波(邦画)] 4点(2008-08-24 20:39:26) |
277. スカイ・クロラ The Sky Crawlers
《ネタバレ》 兎に角、声を担当している役者達を如何にかして欲しいと思いました。意図的にやっているとはどうしても思えないほど、感情の起伏の表現が下手です。菊地凛子と加勢亮の二人がその中でも郡を抜いて酷い。役者を起用する方も、演じる方ももう少し考えて映画を作って欲しいと切に思いました。 昔ながらの戦闘機を用いた空中戦の迫力は一見の価値ありです。逆に言えばそれ以外は別に面白いと感じませんでした。 [映画館(邦画)] 4点(2008-08-20 01:28:30)(良:2票) |
278. 名探偵コナン 戦慄の楽譜
《ネタバレ》 サスペンスとしては何時も通りそれなりの出来だと思いましたが、ミステリといては犯人に結びつく推理の部分が疎かになり過ぎている気がしました。 数十メートル先の電話へ、声を使って電話をかけるってのも無理がありすぎる気が。 [映画館(邦画)] 4点(2008-08-16 16:32:15) |
279. 崖の上のポニョ
クライマックスに盛り上がりが欠けるのが、一番の欠点ではないでしょうか。この傾向はハウル辺りから、若干垣間見えていたと思うのですが、今回で確信しました。最近の宮崎監督は脚本の構成がかなり甘くなっていると思います。次回作(あるのか?)では、せめて普通の映画の構成を持った映画を作ってほしいです。やっぱ巨匠たって、基本は守らないとダメだよね。 [映画館(邦画)] 4点(2008-07-28 11:10:11) |
280. るろうに剣心 伝説の最期編
《ネタバレ》 ビックリするほど詰まらなかったです。とにかく脚本に粗が多く、真面目に観ようと努めていても如何しても気になってきてしまう。明治政府が剣心を殺そうとする件が狂言であることを観客に予めばらしてしまう展開には眩暈がします。それでその後の剣心の打ち首シーンが盛り上がるわけないでしょーに。斉藤一が「こんな茶番はおわりだ」って言いますけど、この映画こそ茶番です。ビジュアルは相変わらず良かっただけに、この出来は本当に残念です。 あとこれは前作から気にはなっていたのですが、音楽が酷い。延々と感傷的な音楽が流れるのでいい加減にしてくれないかなとずっと思って観てました。音楽を担当した佐藤直紀さんは山崎貴監督や羽住英一郎監督のお気に入り。どんな音楽でこの映画が占められているのかは自ずと知れるというもの。 [映画館(邦画)] 3点(2014-10-21 00:07:47)(良:1票) |