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sayzinさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 2394
性別 男性
ホームページ http://sayzin.tumblr.com/
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281.  わたしのグランパ
殺人罪で服役してた祖父と、中学生の孫娘の交流という面白そうなモチーフで興味を引いたんですけど、実態は、観てて恥かしくなる位の少女向けファンタジー映画でした。雰囲気は「セーラー服と機関銃」か、筒井康隆らしく「NHK少年ドラマシリーズ」にかなり近いものがあります。確かに文太兄ィは渋くてカッコ良いんですけど、浮世離れした感じの演技は、最初から主人公の下に舞い降りた天使の役回り。クライマックスの誘拐・救出シーンも、石原さとみちゃんの空中浮遊シーン同様、もの凄~く緩~い仕上がり。これは健全な少年少女以外にはお薦めできませんね、4点献上。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2005-06-05 00:08:53)
282.  ISOLA 多重人格少女
超能力SFからサイコ・スリラーへ、そこから更に悪霊憑依ホラーへと物語が破綻していくトンデモ映画。阪神・淡路大震災という実際の災害を物語の背景に使いながら、とてもマトモな人間が作ったとは思えない程、リアリティを無視した話になってます。大体、この多重人格娘(角川らしい美少女発掘ですけど、黒澤明の孫娘だったとは驚きです。顔は昔の川原亜矢子っぽい)、素人目にも重度で危険に見えるのに、何で最初から入院してないの? 取り憑く女の怨念が何だったのかもさっぱり判らない。それにしても木村佳乃、ここ数年で思い切り老け込んだんだなぁ…(悲)、2点献上。
[CS・衛星(字幕)] 2点(2005-06-05 00:07:57)
283.  秘密(1999)
つまらなくはなかったですけど、私も中途半端な印象を受けました。原作では、この話の重点は何処に置かれてたんでしょう? 夫の心情なのか、妻の心情なのか。一種の幽霊譚なのか、夫婦愛の物語なのか。「フォーチュン・クッキー」の様なコメディなのか、危ない雰囲気の禁断の愛なのか…。どっちにしろ人間は中身ではなく、それを覆う外見の制約に則って生きていかねばならないという切なさは伝わってきました。それにしても広末涼子は良い! 「口でしてあげようか?」等の台詞にドキドキしちゃったことは秘密にしておきます…、って、ここに書いてどーする? 6点献上。
[DVD(字幕)] 6点(2005-06-05 00:07:35)
284.  双生児
暗黒舞踏の雰囲気をヒシヒシと感じはしましたが、江戸川乱歩の世界観と塚本晋也のイメージが見事に融合して、それが嫌味にならず、パワフルで独特な作品に昇華してたと思います(たぶん乱歩の方が塚本監督を受け止めたんだと思う)。何とも形容し難いBGM(効果音?)も雰囲気を盛り上げてました。役者も良かった。いつもの無機的な演技に加えて、キレたモックンも中々だったし、そして何よりりょうが良い。この役は彼女以外に考えられない。眉毛の無い顔がこれだけ似合う女優は他にいないでしょう(ま、眉毛があっても怖い顔ではありますが…)。そういうことで、7点献上。
[地上波(字幕)] 7点(2005-06-05 00:06:52)(良:1票)
285.  鉄道員(ぽっぽや)(1999)
世界の高倉健には誠に申し訳ありませんが、この映画では健さんはミス・キャストだったと思う(今回は広末涼子も、オーラが有り過ぎて田舎の素朴な娘には見えない)。青年期を演じるには歳を取り過ぎですよ。頻繁に回想シーンに切り替わる構成なので、健さんだけ見ると、過去なのか現在なのか直ぐには判別がつきません。ま、この脚本構成自体が非常に下手くそだったので、唯でさえ回想シーンの見分けはつきにくかったんですけどね。どうしても健さんで行きたいんなら、青年期は「セカチュー」みたいに顔の似た若い役者を使うべきでした。折角の大規模ロケや豪雪映像も活かされず、浅田次郎ならではの終盤の泣かせシーンも、演出が弱くて泣けません。絶対にもっと良い映画に出来た筈なのに残念です、5点献上。
[DVD(字幕)] 5点(2005-06-05 00:06:24)
286.  なぞの転校生
30年程前に「NHK少年ドラマシリーズ」の一編としても人気を博した眉村卓のジュブナイルSFの映画化ですけど、主人公を少女に変更したこと以外、30年分の進歩は全く見られない仕上がり。平行宇宙を行ったり来たりする展開は、平行宇宙論に則っていない「バタフライ・エフェクト」にも似た雰囲気ですが、それぞれの世界の描き込みが足りず安っぽいだけ。これでは中学生すら満足させられないと思うので、「少年ドラマ」と言っても、小学生に丁度良いレベルです。佐藤康恵(当時19歳)は初めて見ましたが、ミステリアスな雰囲気を醸し出す独特なルックスが印象的でした。あと、本作はたぶん妻夫木聡君のデヴュー作だと思うので、ファンの方には17歳当時の初々しい姿もお宝になるんじゃないでしょうか。でも、3点献上。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2005-06-05 00:05:56)
287.  極道恐怖大劇場 牛頭(ごず)<OV>
「史上初のヤクザ・ホラー」という触れ込みや、「牛頭・牛頭・牛頭~」というエンディング・テーマ曲ほどには、映画自体のインパクトは無かったなぁ。この映画はもちろんホラーではなく、最初からカルトを狙った不条理コメディ、つーか、馬鹿映画。製作サイドは観客が着いて来ることなど端っから期待してない。私も所々でプッと噴き出す位で、どう受け止めていいのやら判りません。まぁ、三池崇史にとっては「妖怪大戦争」の前哨戦的意味合いがあったのかもしれない(「妖怪~」の出来も想像つくゾ、こりゃ)。本作の欠点は時間が長すぎること。どうせ訳の解んない映画なんだから、もっと勢い良く観せて貰いたかったです。それにしても、よくこれをカンヌに持ってったよなぁ。せめて夕張ファンタ位にしとけば良いのに…、6点献上。
[DVD(字幕)] 6点(2005-05-17 00:49:38)
288.  解夏
テーマは良い所に目をつけたと思う。失明の恐怖の中で生きることが「行」であり、失明の瞬間が絶望からの開放、つまり「悟り」である。しかし、そのテーマを全くと言っていいほど描けてないのには驚く。「僕の目になってくれ」等という、目を覆いたくなるくらい凡庸な台詞を吐く瞬間がクライマックスになってしまって、失明の瞬間の「悟り」がどっかに行ってしまった。それに、二人の関係に全然リアリティが感じられない。ここは惚れた晴れたを超えた、相当の覚悟を表現しなければならない。それが「行」であり「解夏」である筈なのです。ということで、「精霊流し」に引き続き4点献上。
[地上波(字幕)] 4点(2005-05-17 00:47:37)
289.  沙羅双樹
大したストーリーじゃない所為もあって、河瀬直美にしては短い作品でしたけど、それにしたって、やっぱ退屈な映画であることに変わりはない。普通の人はまず観れないと思うし、仏教的な死生観も伝わってこない。それに、この矢鱈滅多ら使用する長回しは何とかならんのか。ドキュメンタリー・タッチと言えば聞こえは良いけど、不安定な手持ちカメラが如何にも「いま写してますっ!」という撮影手法は、逆にカメラの存在を際立たせて、もの凄く不自然で作為を感じさせる。それに、単に事実をダラダラ写したものがドキュメンタリーでもない筈。そういうことで、私的には2点献上。
[CS・衛星(字幕)] 2点(2005-05-17 00:46:16)
290.  卒業 (2002) 《ネタバレ》 
最後まで観れば内山理名が、堤真一と貯金通帳の人との間の娘なんだなってことは察しがつきますけど、描くべきことを描かな過ぎだと思う。一体、堤と通帳の女性との間に何があったのか? 内山はどーゆーつもりで父親の前に現れたのか? 自分の娘と気づきながら、堤が最後まで白を切り通したのは何故か? これらを一々ナレーションや回想シーンで説明してくれという訳じゃない。もっと人物の心情に寄った演出をして欲しい。だから、この映画のテーマが何だったのかさっぱり判らなかった。それに、私は内山理名ってバラエティでたまに見かける位の認識しかなかったんですけど、この娘の何処が良いのかも判らない。全然可愛くない…てか、積極的にブスと言ってしまっていいんじゃないか…、4点献上。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2005-05-17 00:45:16)
291.  夢なら醒めて……
傑作サイコ・スリラー・アニメーション「PERFECT BLUE」と原作を同じくする、クズの様なビデオ映画。アニメ版のサイコ・スリラー路線と違い、相手と同化することを究極の愛とする、一種のホラー路線(ちっとも怖くはないですけど…)も悪くない。しかし、この映画の関係者全員合わせても、才能や熱意は今敏の1/50,000にも満たない。駄作なのは大目に見るとしても、このやる気の無さだけは看過できんゾ。低予算を創意や熱意でカバーすることなんて全然してない。とにかくディティールが安すぎる。マネージャーと駆け出しアイドルしか登場しない芸能界。絶対に売れそうもない曲(これが劇中、耳障りな位リフレインされる!)。ルックスや演技同様の前田綾花の酷い歌。金かける所にかけずに、一体何処に遣ったんだ? 1点献上。
[CS・衛星(字幕)] 1点(2005-05-17 00:43:44)
292.  ロックンロールミシン
「コンペに優勝してめでたしめでたし」ってよりは格段に良いストーリーだとは思いますけど、私には終盤の凌一の心境の変化に具体性が見えにくく、同時に、優柔不断な賢司が優柔不断そのままのラストを迎えてしまうので、本物を追求し、傷つき、挫折し、しかし諦めず突き進む若者の物語の筈が、【カズゥー柔術(紫帯)】さん同様、「甘ちゃんサラリーマンのちょっとした夏休み」にしか見えません。凌一を中心に観ればそれなりの青春映画かもしれませんが、私の様に賢司を中心に観てしまうと、どうしても彼のキャラクターと同じ中途半端な印象が残ってしまいます、5点献上。
[地上波(字幕)] 5点(2005-05-17 00:42:31)(良:1票)
293.  アカシアの道
痴呆の話ということで、福祉系のくだらない映画かと高を括ってたら、良い意味で期待を裏切られました。本作のテーマは痴呆や介護ではなく、親子関係と過去からの解放。教師という職業柄、そして母子家庭という負い目から、母親は人一倍厳格に娘を育ててきた。一旦は息の詰まりそうな家から避難した娘は、母親の病気で家に戻らざるを得なくなる。逃げ場の無い暮らしの中で、一々過去を思い出させる痴呆の進む母親の言動。やがて娘は、再び窒息寸前まで追い込まれていく。最後に娘を救うのは、親子愛だの周囲の協力だのといった訳の判らないものではなく、「赦す」という行為。母親を赦すことで自らが過去の呪縛から解放され、初めて娘は、これからの母親との関係に向き合える様になったのです、6点献上。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2005-05-17 00:40:39)
294.  誰も知らない(2004)
現代の東京にあってはファンタジックにさえ見えてしまうこの状況に、「実話」という重みが有無を言わせぬ説得力を与えている。しかし映画のテーマは、元になった事件そのものには無く、「子供の生存能力」と「社会の社会性の欠如」にある(私的な印象は「サラーム・ボンベイ!」や「酔っぱらった馬の時間」等に近い)。彼らは誰にも知られないのではなく、社会性の欠落した、もはや社会とは呼べない社会に生きる我々には「見えない」のです。今この瞬間にも受難の中で生きる、我々には見えない子供達が大勢いる筈です。話は変わりますが、日本の子供にも残っていたこのサヴァイヴァル力には、不謹慎ながら私は少し嬉しくなり、何不自由無いガキ共にこそ「千と千尋の神隠し」とセットで観せたいと思いました、7点献上。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2005-05-17 00:37:56)
295.  ワイルド・フラワーズ
安い設定をビデオ撮りした内輪ウケ系の寒い映画だとばかり思ってたので、これには不意打ちを食らった。面白い! モチーフそのものは目新しくないベタなスポ根ドラマの寄せ集めには違いないんですけど、登場人物それぞれのエピソードが融合し、ちゃんと一本の熱い物語を形作ってる。正々堂々と丁寧に作られてるのも良いし、ビデオ撮りを感じさせない質感のある映像も頑張ってる。プロが出演してるのでレスリング・シーンの迫力も充分。鑑賞後は、思わず女子プロレスを見に行きたくなりました。次回は予算をかけて、東京ドームでリターン・マッチして欲しいです、7点献上。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2005-05-17 00:37:31)
296.  嗤う伊右衛門 《ネタバレ》 
「四谷怪談」と言えば民谷伊右衛門が悪役な訳で、「嗤う伊右衛門」とくれば、てっきり悪人がほくそ笑む話だと思ってました。私の想像とは正反対の内容でしたが、もちろん面白いとは思いませんでしたけど、難しいとも感じなかったし、退屈でもありませんでした。原作は未読なので本当の所は判りませんが、終盤の岩は幽霊、若しくは骸だったんじゃないですかね。やっぱり化けて出てこそのお岩さん。伊右衛門に狂おしいほど恋焦がれ、悔恨の中で狂い死にした岩。彼女の「恨めしや」は「こんなに好きにさせて恨めしい」ということだったんだと思います、5点献上。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2005-05-17 00:36:37)
297.  ローラーボール(2001)
これも他のジョン・マクティアナン作品(「ダイ・ハード」を除く)同様、派手なだけでちっとも面白くないアクション映画になってます。派手好きの私が言うんだから間違いない。オリジナル(未見)は、たぶん体制批判や大衆批判の物語だったと思うんですけど、今回は精々中央アジアのメディア・マフィアのボスをぶん殴る程度の話。主人公も好き勝手やってるだけで自業自得もいいトコ。そして何より、映画を観ただけじゃ「ローラーボール」がどんなゲームか、さっぱりと解らないのは致命的です。唯一、高感度カメラで撮影された主人公達の逃走シーンの、生の迫力とスピード感に3点献上。
[DVD(字幕)] 3点(2005-04-02 00:07:11)
298.  隣人13号
凶悪な別人格を宿した青年の、小学校時代に受けたいじめの復讐を描くサイコ・スリラー。いじめっ子→族の総長→粗暴な建築作業員という、非常に解り易い生い立ちのターゲットはとにかく極悪なので、「さっさと殺してしまえ!」という気になる。しかしこの主人公(の別人格)、関係ない人ばかり殺していく。ここで本来なら、主人公と別人格の葛藤がメイン・テーマとなる筈なのに、主人公の描写が決定的に弱いのでテーマがぼやけてしまう。復讐は本人が企てたのか、別人格の方なのか? 話自体もどこまでが事実で、どこまでが妄想なのか? その辺がはっきりしないので、私はラストの展開も良く理解できませんでした。でも、導入部の迫力や緊迫感のある演出、そして丁寧な作り込みは水準以上だと思います、6点献上。
6点(2005-03-24 00:19:34)
299.  金融腐蝕列島[呪縛]
バブル後の日本経済の暗部を描く、社会派硬質エンターテインメント。日本全体を揺るがしかねない経済、政治、司法の重大事が実の所、精々半径500m程度の非常に狭い地域で、局地戦の様相を呈していることを示したタイトル・バックが秀逸。登場するジャーナリストが日本経済新聞等ではなく、ブルームバーグ(でしたっけ?)の記者というのも、リアリティと共に日本のマスコミ自体の透明性の低さを提示していて痛快。頭取(会長でしたっけ?)のキャラクター設定や、クライマックスの株主総会の展開等には予定調和もありましたけど、スピード感溢れる演出で、私は最後まで充分に楽しめました。やはり日本経済の再生は老人には任せておけませんね。原田眞人監督共々、ホリエモンにも更なるエールを送りつつ、7点献上。
7点(2005-03-24 00:14:21)
300.  本陣殺人事件
「犬神家の一族」の前年、横溝正史ブームの先陣をきったのが本作だったんですねぇ…。メジャーの横溝作品に比べると、いかにもなATG臭さが全編を覆ってましたけど、この耽美的世界観は横溝作品にぴったりの様な気もします(顔が1/5位しか見えないカツラの高沢順子が怖~)。それにしたって、本来なら金田一耕助が関係者一堂を集めて真犯人を特定するのがセオリーの筈。しかし本作は、終盤にダラダラと真相が明かされていくので(一部は犯人の独白)カタルシスが非常に小さい。この高林陽一の娯楽に背を向けた作風が、ATGのATGたる所以でしょうか…、5点献上。
5点(2005-03-24 00:10:37)
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