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21.  IAM A HERO アイアムアヒーロー 《ネタバレ》 
原作既読、愛読中です。漫画原作としては成功してるほうだと思います。 大泉洋がちゃんと英雄君になってました。 そして、原作よりヘタレスケベキャラを薄めて、最後はヒーローになってるところは、大泉ファンだったら満足でしょう。  不満は、やっぱりテッコが本当に英雄を好きなところがわかりずらかった点とヒロミとの絆の描写が飛ばされてる点です。 ZQNになったテッコが歯を全部取ったのは、僅かに残る理性が英雄を守ったと思ってるけど、そこはすっ飛ばされて、単にドアを齧って歯が取れたみたいになってるのは残念でした。 また、ヒロミが英雄を好きになるのはずーーーーーと後だし、英雄がヒロミを必死で守ろうとするまでの二人のエピソードが描かれないので、ただ成り行きで知り合っただけなのに命がけで守るって偉いね、みたいになってるのもなんだかなーと思いました。  ちょっとキャラと合わないんじゃないかと思ってた長澤まさみが、ちゃんと藪=小田さんになってたのは意外でした。 ZQNも良くできてました。リアルな特殊メイクで、血もリアルな黒っぽい血の色だし、CGとの合成も違和感ありませんでした。この大量のZQNを見るだけでも見る価値あると思います。  ヒロミが半分ZQNになったままで特に活躍もせず、今回別に必要ないままなので続編ありきなのかと思いましたが、これはこれで終わって良いと思います。 とはいえ、続編あったら観に行きます。
[映画館(邦画)] 7点(2016-06-27 23:12:30)(良:1票)
22.  64/ロクヨン 前編 《ネタバレ》 
見ごたえある作品でした。 ドラマを見てたので内容は知ってました。 ドラマ版の出演者も良かったですが、映画はよくこれだけ主役級の俳優を集めたなというような豪華メンバーで、下手な人がいないので、最初から最後まで途切れない緊張感に引き込まれました。  3つの対立構造、1.広報室と記者クラブ、2.刑事部と警務部、3.中央と地方、その対立が同時進行で起こるので、渦中で収拾に奔走する主人公の苦労が半端無いです。 しかも主人公三上(佐藤浩市)は娘の家出失踪という家庭の事情も抱えつつなので、本当に大変。 でも、その大変さを信念を持って逃げずにぶつかって打開しようとする三上=佐藤がめちゃくちゃかっこ良かったです。 こういう上司なら、そりゃ部下も付いていきます。 力任せでもなくスーパーヒーローでもないけど、こういうのが本当に男らしいというのだと思います。 後編が楽しみです。
[映画館(邦画)] 7点(2016-06-27 23:00:21)
23.  ふがいない僕は空を見た 《ネタバレ》 
生まれてくる環境は選べない。どんな境遇でも生きていかなければならない。 とにかく生きて、というメッセージは伝わりました。 性と生。 この切り離せないものにより深く関る、産む性である女性の多様さに比べて、登場する男性は「ふがいない」奴ばかり。 高校生の斉藤と福田は仕方ないです。何だかんだいってもまだ子どもですから。 でも、彼らの父親は不在。家事育児の助けにならなどころか経済的支援もできない。 徹底的に父親という存在をなくすことで、男の子たちが自力で自立していくしかない境遇を作り上げています。 対照的な二人。 斉藤は助産師の母の手伝いをすることで、新しい命の誕生に立ち会うこともある。 福田は家出して男と暮らしてる母親から生活全般丸投げされ痴呆の祖母まで押し付けられてる。 でも、ふがいないからこそ踏ん張って奮闘して生きていかないといけないんですね。 だから、結局何もできないまま布団被って引きこもってただけの斉藤も、最後は自分からアンズの不在を受け入れ学校へ行くし、福田も僻んでばかりじゃ何も始まらないと悟って受験勉強始める。 不妊については、何故妻側だけが責められるのか。体外受精も辛いのは女性だけ。 孫欲しさに常軌を逸していく義母は怖かったです。 この生活環境があるので、最初はアンズにとって斉藤はアニメの理想の男に似てる非日常を楽しむ存在だったけど、次第に斉藤との情事が心の支えになっていくのに説得力がありました。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2015-11-16 22:29:52)
24.  探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点 《ネタバレ》 
前作より面白かったです。 話自体は余り面白くないけど、大泉洋と松田龍平のバディになってる安定感とか、松重豊の似合いすぎるヤクザとの関係とか、キャラが馴染んできたからでしょう。 篠井英介ママは、どう見ても本職みたいでお見事です。 マサコちゃん役のゴリも可愛かった。可愛いし何だか一生懸命だから、周りから愛されるのがわかる感じが良く出ていました。 ゴリが良かったので1点追加です。 脇キャラは皆良かったです。 ヒロインが今回も微妙。ゴリの妹にもバイオリストにも見えなかったです。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2015-08-31 23:38:23)
25.  キサラギ 《ネタバレ》 
良く出来た脚本で面白かったです。今も人気のある俳優たちの演技合戦も見ごたえありました。 香川さんは、何やらせても上手いですね。 集まった人の中で「家元」以外皆キサラギの関係者で、唯一無関係と思われた彼が一番のキーマンだったというオチも良かったです。 だから、そこで終わりにすれば文句ないのですが、その1年後にまた「新たな証拠が」などと宍戸錠に言わせて繰り返すみたいなラストは蛇足でいらないです。 これが無かったら、あと1点追加しても良かったのですが。
[DVD(邦画)] 7点(2015-06-07 22:54:43)
26.  PiCNiC(1994) 《ネタバレ》 
グロくてダークな部分を綺麗な映像と明るい音楽でカバーしてる寓話。 独特の雰囲気が癖になる、たまに見返したくなる作品です。 今回、数年ぶりに見ましたが、何度見てもあの先生は気持ち悪いです。 慣れませんね。 でも、それがあるから、ツムジの苦しみが痛いほど伝わります。 雨の中で怯え悶える演技にも、毎回感心します。浅野忠信、この頃から凄いと思います。 charaのプロモみたいなシーンも度々ありますが、二人はいい雰囲気で絵になります。 サトルは気の毒ですね。 映画としての評価は微妙ですが、また忘れた頃に見ると思います。
[DVD(邦画)] 7点(2015-06-07 22:36:30)
27.  陽だまりの彼女 《ネタバレ》 
ファンタジーなんですね。 原作あるの知らないで見たので、最初からネタバラシしないで欲しかったです。 その方が、真緒の秘密というのを想像できて楽しめたのに。  松潤がモテない男というのの描き方が甘いから、そんなわけないじゃないと思うし、 仲良かったのに、引越し先の連絡先教えなかったの?聞かなかったの?とか、 突っ込みたくなるところもいろいろ。 それと、やっぱりラスト、なんで出してくるんですか。 いつか、巡り合うかもね・・・でいいのに。  でも、全体的に日光とか波の反射とか、明るくて眩しい映像が綺麗だったし、 なんと言っても樹里ちゃんが可愛くて、二人が一緒にいるときは見てて微笑ましいし、 作品自体は6点ですが、彼女に1点プラスです。
[DVD(邦画)] 7点(2015-02-15 22:33:19)
28.  寄生獣 《ネタバレ》 
原作好きだから、どれだけ酷くなってるか不安だったけど、思ったほど悪くなかったです。 かなり話やキャラクターを寄せ集めて一つにして2時間にまとめた、という印象ですが、破綻しない程度にはまとまっていました。  でも、前後編にするなら、もう少し丁寧に寄生された後の母親との戦いを描いて欲しかった。 Aに寄生されるなんて無理やり過ぎます。咄嗟に新一を救う母親の手の演出は良かったですが。  ミギーとの関係も、不気味な寄生生物と宿主の関係から、衝突を繰り返しながら徐々に友情のようなものも芽生えるという過程がすっ飛ばされて、最初からフレンドリーなのは違和感ありました。  役者は良かったです。 主演の染谷将太は上手ですね。特に母を亡くして慟哭するシーンはとても良かったです。 そして深津絵里が素晴らしかった。 見る前は、原作と一番イメージが違うと思っていましたが、知的で冷徹な田宮良子になってました。  後編は、このまま母性を重視して命の大切さを前面に出すような話にもっていきそうですね。 それだけじゃなくて、原作は己の存在意義を問いかける哲学的な話だと思っているので、後編どうやって収束するのか楽しみに4月を待ちたいと思います。
[映画館(邦画)] 7点(2014-12-27 22:07:03)
29.  青い春 《ネタバレ》 
将来への不安、不安定な自我、危ういバランスの友達関係、ガキの粋がりや暴力性、精神的な未熟さ故の純粋な面、そんな時期を良く描き出した作品だと思います。 まさに青い春。 屋上の手摺の肝試しというか根性試し。見てるだけで怖くて冷や冷やします。  絶対誰か死ぬんでしょ、でも死なないで、と思いながら見てたら、青木があんなことして。 もういいよ、青木、やめろよ、九條だって、同じ高校生だよ。それほど何も考えてないよ。だからやめろ、って見ながら思わず言ってました。 青木の気持ちが切なくて泣きました。 暴力描写やヒリヒリした感じのシーンが多い中、マメ山田の花田先生のシーンは癒されました。 不良でも真面目でも、青い春を過ごした人なら、胃の辺りにズンとくる作品だと思います。
[DVD(邦画)] 7点(2014-11-19 23:59:29)(良:1票)
30.  ナイン・ソウルズ 《ネタバレ》 
9人もいる割りに、各エピソードが良くまとまってると思いました。 千原Jrと生まれつきの不良、爆弾魔に関しては扱いが雑で気の毒でしたが、他の6人は割りと良かったです。  特に印象に残ったのは、マメ山田の「愛」とユリナが踊る曲(浅川マキ「ちっちゃな時から」)が凄く雰囲気に合ってたのと、KEEの死んでやっと一緒になれる恋人との話のところです。  メインとなるのは、息子殺しの原田芳雄と父親殺しの松田龍平の話。 娘の結婚式にお祝いを渡そうとして拒否されたけど孫に自分の名前の一文字をつけてもらってた原田と、守ったはずの弟にまで見捨てられたと思い弟も殺してしまった松田。 「ワンペア」と言われた二人の結末は対照的でした。  松田は一度は威張ってる原田を憎み殺そうとしますが、最後は自分を迎えに来た原田に親への思慕か救いのようなものを感じる、ようなラスト。 切なかったです。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2014-11-02 18:24:27)
31.  丹下左膳餘話 百萬兩の壺 《ネタバレ》 
見てる間中顔がほころんでました。 七兵衛を殺した奴等以外は登場人物が皆愛すべき人たちで、 ほのぼのしてとても癒される作品でした。  養子の悲哀を帯びつつ、ちゃっかり浮気も楽しむ源三郎。 丸顔で愛嬌があって憎めないキャラクターですね。 美人の奥方の焼餅も可愛い。  そして何と言っても丹下左膳とお藤のカップルのツンデレぶりがいいですね。 お互いに憎まれ口を叩いて口は悪いけど、気持ちがとても暖かいのが伝わってきて、言葉と行動が反対なのが面白かったです。 ちょび安を引き取るまでの件は泣けました。  ストーリーは単純だけど、無駄な場面を省いたテンポの良さ、会話の妙、キャラクターが際立ってるし、見た後心が温まる、とてもいい作品でした。
[DVD(邦画)] 7点(2014-10-21 23:13:47)
32.  女囚701号 さそり 《ネタバレ》 
なんだか凄いものを見た、という感じです。  裸がいっぱい出てきて、梶芽衣子も大サービス。 寡黙だけど、目力があってキリッとした美しさが際立ってました。 自分を罠に嵌めた男たちと妹分を殺した女囚にはきっちり復讐するけど、自分のせいで懲罰を受けた仲間たちのリンチは黙って受けるところがカッコ良かったです。  もう一人カッコ良かったのが扇ひろ子。 この作品で初めて知ったけど、ドスの効いたセリフが決まってました。  古臭いしシリアスなのかバカバカしいのか判断つかないけど、映像に活気があふれてて見て良かったです。
[DVD(邦画)] 7点(2014-10-12 18:35:31)
33.  脳男 《ネタバレ》 
原作を読んだのはかなり前ですが、とても面白かったので映画化と聞いて少し不安でした。 あの「脳男」をどう見せるのか、誰がどう演じるのかに全てがかかっていると思ったので。 結論から言うと、生田斗真で正解でした。 彼の出演作を見たことがなかったけど、清潔感のある容姿が鈴木一郎のイメージに合っていると思ったし、映画を見てますますピッタリだと思いました。  物静かだけど、一旦行動を起こした時の素早い身のこなしや、何かをじっと見るときの、感情を込めずただ見る、という無表情な演技も良かったです。強靭な肉体という設定に説得力を持たせるように鍛えてあり、病院で上着を脱いだ時の身体がとても美しかったです。  また精神科医鷲谷真梨子役の松雪泰子も良かったです。 彼女の弟やその命を奪った犯人との関係は、最初から何かの伏せん臭かったので、最後に脳男が「先生の一番大事な患者を殺します」というあたりでやっぱりね、と思いました。 それまで感情を抑えながら精神科医らしく振舞っていた真梨子が、拉致されていた子どもを抱きしめて慟哭しての感情の爆発は素晴らしかったです。  それにしても緑川を女性にする必要があったのでしょうか。彼女の描写がただのサイコパス過ぎて、宣伝にある「心の闇」が伝わらなかったです。真梨子の治療法を鼻で笑って「そんなんじゃ救えない魂もあるんだよ」というセリフがラストにも繋がるので、もう少しキャラクターを掘り下げて欲しかったです。  緑川たちが脳男が乗った護送車を襲撃するときの警官たちの弱さや、仕掛けられた爆弾を探すときの雑なやり方は有り得なさすぎて見ていられなかったけど、全体的に良く出来た作品でした。
[映画館(邦画)] 7点(2013-02-17 16:35:32)(良:1票)
34.  ねらわれた学園(1981) 《ネタバレ》 
もっと超能力を使って侵略者と戦う話かと思ったら、メインは恋人との青春学園物語でした。 有名人がたくさんカメオ出演(写真などでも)してるので、見つけるのは面白いけど、それより本筋を面白くしてほしかった。 ラスト、一気に決戦となりますが、敵が弱すぎというか戦いがショボ過ぎて、なんだこれという感じ。 手書き風アニメとの合成は、わざとチープにしてるのかと思うほどの稚拙さ。 当時でも、もう少しちゃんと出来たと思います。 峰岸徹の衣装は隠し芸かコントの催しを敢えて狙ってたのか、高見沢みちるのレオタードと白マントも真面目に考えてのものなのか。 何だかよくわからないまま、牧歌的だなぁと思いながら終了。  当時の新宿の風景とレトロな校舎と親近感のわく女子高生たちの体形は見れて良かったです。 薬師丸ひろ子が、初々しくて可愛らしいので、ファンの為の映画ですね。 ユーミンの歌が良いので1点おまけ。
[インターネット(邦画)] 6点(2020-07-24 14:05:44)
35.  暗黒女子 《ネタバレ》 
原作未読。前知識も無く期待もしていなかったおかげで、思いのほか面白く見れました。 ただ、退屈はしなかったけど、いろいろ無理な設定が多くて見終わってからモヤモヤしました。  まず、闇鍋と、やけに意味ありげなカメラワークで、最初からオチの予想がついてしまうのはどうなのかなと。 また「皆の憧れの太陽のような完璧な美少女」という設定なのに、 普通の地味な人がキャスティングされているのも納得いきませんでした。 何より「いつみが死んだ」という事が、何故曖昧のまま許されているのか疑問。 噂と小百合の演技だけで納得できるものではないでしょう。 最後も、本当に小百合がいつみを殺めたのだとしたら、普通に考えて小百合の方が弱みを握られることになるのでは?  そんなわけで、最後無理にホラーにしなくても、小百合が自作の小説を朗読してオチをつければ良かったなと思いました。 例えば、いつみは本当に転落死した。何故なら私が花壇に置くはずのマットやネットを用意しなかったから。 というのや、自殺の理由は脇役たちへの復讐ではなく、先生に捨てられ絶望したから。 だって、先生の本命は私だったんだもの、 とかなら、もっと面白かったのに。
[インターネット(邦画)] 6点(2019-02-19 19:19:54)
36.  魔の刻 《ネタバレ》 
魔が差して見てしまいました。 今や毒舌おじさんの坂上忍が、こんな役をしていたなんて。 でも、想像と違って、母子の怪しげな関係の葛藤から最後こうなるのかと思っていたら、もう最初からそうなっていました。 そして母から逃れ自立しようともがく息子を追いかける母。 岩下志麻が妖艶で綺麗なだけに余計怖かったです。  優柔不断でワガママで子どもっぽい息子が、港町の仲間や彼女との触れ合いの中成長していきます。 同時に、他の男性から女として求められることで息子への執着を断ち切り自立する母。 ラスト、追いかけられなくなると未練が出てくる息子と、サバサバ去っていく母親の対比が面白かったです。  もっとドロドロしている話かと思ったら、母親が一人の女性として自立するお話でした。 人には薦めませんが、見て損は無かったです。
[インターネット(邦画)] 6点(2018-06-10 13:10:40)
37.  GONIN2 《ネタバレ》 
「GONIN」に比べるとハラハラ感が少なくて、随所に女性たちに都合よすぎる展開があって、 随分甘くしたなーという感じです。  初対面の女性たちが、行動を共にする必然性が感じられませんでした。 全員、男から何らかの仕打ちを受けたとか受けてるとかの設定はあるけど、 それが何故宝石店での便乗強盗なのかがイマイチわかりません。無理やりな感じ。  その代わり、緒方挙が素晴らしい存在感で全体を引き締めてます。 年を重ねても愛し合ってる夫婦っていいなと思わせてくれる冒頭の多岐川由美とのシーン。 だから外山が復讐と妻へのプレゼントのタイガーアイに執着するのに説得力があります。 そしてこれまた緒方拳が激渋でカッコいい。 ただの鉄工所のオヤジと思ったら実は剣道の達人らしいし、妻の亡骸の横で自前で刀作るシーンなどは、 静かな表情の中に狂気を秘めてる感じが出ててゾクゾクしました。  多岐川由美は生きてるシーンは短かったけど、綺麗で可愛いくて健気な妻にピッタリ。 北嶋舞の図太さが十分の一でもあれば死ななかったのかなとか思ったりしました。  拳さん以外では、余貴美子の男気っぷりと北嶋舞の見た目とのギャップあるキャラが良かった。 夏川由衣は印象薄いし、大竹しのぶは単に色物的だし、西山とか言う人にいたってはオマケ感ハンパない。 もしかして5人目は片岡玲子?  ラストも、あの状況で3人とも生きてたのもあり得ないと思うけど、 死ななくて良かったと思ったので、まっいいか、ですね。
[インターネット(邦画)] 6点(2017-06-25 22:17:51)
38.  明烏 あけがらす 《ネタバレ》 
福田監督・脚本、巧者ぞろいの出演者ということで、期待値を上げすぎたようです。 ところどころ福田作品らしいセリフや役者の演技で笑いましたが、終わってみれば物足りない感じで惜しいと思いました。 一番残念なのは、ナオキが大金を夢と思い込む最初のところから、あぁこれは皆で仕組んでるんだろうと感じてたら、案の定早い段階でノリオとアオイの態度で、それが決定的になってしまうことです。 だから、ナオキが殺されるかもしれないという切迫感が無くなってしまいました。 意図的だとしたら、オチが普通過ぎるので効果的ではないと思います。 ナオキにも、ギャーギャー言ってる割には悲壮感が無いし。 本当に殺されるなら、逃げるんじゃないでしょうか、普通。 一場面だけで繰り広げられる話も、「キサラギ」では、その場面での話が自然だけど、こちらは、ずっと店の地下にいる必然性が無いですし。 良かったのは、佐藤さんの小島よしおのマネ(「北の国から」よりこっちの方が面白かった)と、城田優が役にハマってたこと。 ムロさんは安定のウザい演技で最初は笑ったけど、ちょっとしつこかった。 菅田くんは、良くも悪くも無かったというところです。 結論として、これはやはり舞台の方が面白いと思います。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2015-11-16 22:19:05)
39.  寄生獣 完結編 《ネタバレ》 
点数のほとんどは深津絵里に捧げるものです。  今作の最初の山場である田宮良子(田村玲子)の最期のシーンは、深津絵里の素晴らしい演技によって哀しくも感動的なシーンになりました。 彼女は凄いです。  無表情な中にも感情を垣間見せたり、母性の現われを感じさせたり、自分が自然と笑顔を作ったことに驚き、それを再現して大笑いするところなど、ことごとく感心させられました。 「我々はか弱い。あまり虐めるな」という言葉が、しみじみと深く入ってくるのも、透明感がありかつしっかりした綺麗な彼女の声色だからだと思ういます。  深津絵里以外で良かったのはピエール瀧。 あの作り笑いの「ハハ!」はいいですね。不気味なのに笑えました。  それと冒頭のミギーと新一がお味噌汁作るとこ。あそこも良かったです。 ミギーが完全に可愛いペットみたいになってるのも、声が阿部サダヲなのも、あのシーンだけは許せました。  その他は、あまり褒めるところがありません。 中でも残念なのは、後藤との対決がゴミ処理場だったこと、むりやり里美とのラブシーン入れてるところ(あんな所で初体験とかイヤでしょ)、浦上が何故最後に新一に絡むのか説明不足なところ。  山中のゴミ捨て場だからこそ、猛毒が含まれる産廃をこっそり山中に捨てていく身勝手な人間を描き、削除された美津代さんのエピソードで人間の暖かい人情を描き、人間の存在を深く考えられる部分であったと思います。 後藤に「ささやく声」の解釈など喋らせないで欲しかったです。 そこは、彼らが何故出現したのか、ひいては人間の存在意義についても、観客の想像力を働かせる余地を残すべきだと思います。  こういう余計な説明はするのに、何故浦上との対決が最後にもってこられたのか、それについてはもう適当な感じです。 浦上の突きつける「俺こそが人間らしい人間だろう」という問いかけは、それまでの新一の心理描写や葛藤 を現すエピソードが割愛されているので、原作未読の人には唐突に感じられるのではないかと思いました。
[映画館(邦画)] 6点(2015-05-02 18:56:23)(良:1票)
40.  探偵はBARにいる 《ネタバレ》 
松田龍平好きの友達に薦められて見ました。 思ったより面白かったけど長いです。 後20分位削ってテンポ上げたらもっと良かったのに。  大泉洋の、二枚目を気取ってるけど限りなく三枚目、ちゃらんぽらんのようで筋を通すキャラはハマってました。 松田龍平も「まほろば~」よりこっちの方が私は好みです。  残念なのは小雪が大泉洋が見とれるほどの美人に見えないのと、 霧島への深い愛を感じられる描写が無かったこと。 へえ~そこまで愛してたの?何で?どこが?という感じでした。  でも、松田龍平目当てに次作も見ます。
[DVD(邦画)] 6点(2014-10-12 17:39:20)(良:1票)
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