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sayzinさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 2394
性別 男性
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441.  完全なる飼育
≪完全なる飼育完全制覇・その1/獲物=小島聖≫ とても処女には見えない小島聖の「アタシを誘拐したのね」に続いて出てくる台詞が「アタシをレイプしたいのね」って…、この論理の飛躍に、開始5分も経たない内から呆然。誘拐の翌日から小島聖が逃走を放棄し、おまけに主従関係が逆転してしまうという、人間心理を無視したスピード感あり過ぎの展開にも唖然。その代わり、後半は思い切り失速してしまう。完全に一刻館を意識した奇天烈な住人達を描く前に、もっとすることがあった筈。ルポルタージュではなく、変態小説といった趣の松田美智子の原作にも原因があるのかもしれませんが、それにしても、いくら大御所・新藤兼人が脚本を書いてるからって、誰か注意してあげる人はいなかったんでしょうか、4点献上。
4点(2004-10-17 20:36:34)
442.  さらば箱舟
いよいよマザー・コンプレックスから卒業して、少し前に克服した田舎者コンプレックスを発展させた形で描く寺山修司流都市論(という個人的解釈)。しかし、その表現手法は10年前の「田園に死す」から全く進歩していない。80年代も中盤に差し掛かり、昭和も終わろうとしている頃、時代の空白期間・70年代に咲いたアングラ・カルチャーという見捨てられた徒花を頑なに守り通そうとしたのは何故か? 気狂いや片端や乞食を使って何を表現したかったのか? いつまで勘違いしているのか? 気狂いを、片端を、乞食を使うのではなく、彼ら自身を描くことにこそ意味があるということが遂に解らなかったのか? それとも、デヴュー作で自己否定した異能作家は、時代に見捨てられたくて同じことを表現し続けたのか…、4点献上。
4点(2004-09-24 16:11:48)
443.  サード
無分別や無目的を描くのが全共闘後の青春映画の特徴ですけど、本作も私には当時から地味でつまらない映画としか思えないし、そこに共感もありません(どーしょーもない田舎の馬鹿ガキ共と「短歌」と呼ばれる院生に、寺山修司の共感は込められてる様な気もしますが…)。同じ「無」でも、こういった映画のガキ共は「無知能」と呼んだ方が良い。大人の能書きに対する感想をいちいちナレーションで入れるのも余り頭の良い方法とは思えないし、少年院の描写からもリアルさは伝わってきませんでした。こういう陰気で地味な映画が持てはやされた所為で、70年代頃から邦画の衰退が進んだとも感じます。それにしても、21世紀の少年犯罪の前では本作は凄く陳腐に見えてしまう。恐ろしい時代になったもんです…、4点献上。
4点(2004-09-24 16:11:28)
444.  死国
ちょっと極端に評価が低すぎませんか? 決して褒められた作品じゃないですけど、(特に邦画には)もっと酷い映画だって沢山あるし、そこまでコキ下ろすほど悪くはないと思いました。それに、黄泉がえった悲劇の鯖折り美少女・栗山千明を発掘した功績は偉大(さすが角川)。問題は演出にあると思う。主役三人の人物造形や正義のお遍路さん(?)の扱いが中途半端。また、四国全土が舞台となる空間的広がりのある題材なのに、映画が非常にこぢんまりしてしまってる(しかも何か貧乏臭いんですよね)。ということで本作に最も相応しい点数、【ひかりごけ】さん提唱の死点献上。
4点(2004-09-21 00:09:01)
445.  ワールド・アパートメント・ホラー
アニメ作家も一度は実写にチャレンジしたくなるのか、大友克洋実写初監督作は、社会の底辺で生きる不法滞在者の吹き溜まりを舞台にした、初期の大友マンガ風設定のホラー・コメディ。設定的にはもう少し弾けた展開も期待できたと思うんですけど、映画としては非常に無難な仕上がり。これはボロアパートの住人たち各々のキャラクターの描き分けが出来ていない所為だと思う。それぞれのキャラをもっと際立たせるだけで、ずっと面白い映画になった筈。それにしても、時代背景がモロにバブル期なので、映画の見た目の印象は凄く古臭い感じになっちゃいましたネ、4点献上。
4点(2004-09-21 00:08:17)
446.  MAROKO/麿子
演劇に近いものって、これ、二昔以上前の小劇場演劇を模倣しただけですよ。一幕一場・六幕ものの不条理劇をアニメで再現しようという発想は面白い。しかし、最も表現に制約の無いアニメという媒体で、最も制約のある舞台劇を再現することに意味があったんでしょうか? 枷を嵌めることで新しい表現に挑戦したなんて言わせません。だって、ここには新しい表現どころか、単なるパロディしか存在してないんですもん。確かに一幕目は目新しさもあって興味を引きましたけど、以降は代り映えのしない場面と聞いたことのある様な台詞ばかりで、流石に飽きちゃいました、4点献上。
4点(2004-09-21 00:07:58)
447.  呪怨2 (2003)
前作も大して効果を発揮してないと思った時系列バラバラの構成が、今作に至っては完全に失敗してると思う。そして監督はお笑いギリギリの恐怖を目指したって言ってますけど、メイク室での伽椰子の登場シーンなんか完全にお笑いですよ(「リング0/バースデイ」の貞子の覚醒シーンぐらい笑ってしまった。これはもう完全に暗黒舞踏のパロディ)。こーゆー映画に求めたいのは心霊写真を見た時に走る様な背筋の悪寒。誰しもが記憶にある「何か」の気配や、「ある筈の無いモノが在る」ことに対する恐怖。それは白塗り血糊べったりの人が目を剥く画では表現できません、4点献上。
4点(2004-08-16 13:36:41)
448.  精霊流し
ほとんど腐敗が進行していると思われる古臭い題材を扱いながら、そこに一切の新機軸を加えることなく散漫な映画にまとめた安いドラマ。本来ならこの物語は、恋愛感情にも重なる母への思慕を持つ二人の男が、「母」と「恋人」という二人の女を巡って苦悩し、やがて親離れしていく(大人になっていく)話だと思う。そこで重要になる筈の酒井美紀の役がこれじゃ、彼女はストーリー上いてもいなくてもいいじゃん。だから彼らが唯のマザコン男にしか見えない(しかも、一人でも鬱陶しいマザコン男が二人はキツイ)。唯一、変に被爆を物語に絡めなかったのだけは評価できる、4点献上。
4点(2004-08-16 13:35:51)
449.  ミラーを拭く男
定年を間近に控えて小さな交通事故を起こしてしまった男が、仕事や家族から離れ、全国のカーブミラー拭きの旅に出てしまうという一種のロードムービー。前半はユーモラスなロードムービーらしい展開で、ハイビジョン撮影された北海道から東北までの美しい風景も楽しめる。しかし全編を通すと、この物語が訴えたかったことが何だったのか私には良く解らなかった(ラストも好きじゃない)。主人公に台詞らしい台詞がほとんど無く、たまに言いたいことがありそうな素振りは見せるものの、結局は黙して語らず。主人公はこのミラー拭き行脚によって癒されたんでしょうか? 4点献上。
4点(2004-08-07 00:35:04)
450.  パルムの樹
なりふり構わず愛を求める子供心を描く、「本当は怖いピノキオ」といった風情のダーク・ファンタジー。従って映画の作りが「A.I.」とかなり被る(奇しくも同製作年ですが…)。それにレトロな世界観は宮崎駿、クライマックスのスペクタクルはまるで「AKIRA」、滅亡の近い地底人の描写は「続・猿の惑星」と、ヴィジュアルにもオリジナリティが感じられない。最初の方で背景説明が足りないので、ストーリーも良く把握できなかった。仕上がりとしては、もう一頑張りといった所でしょうか。ここで注意勧告。世界観とキャラクター・デザインに騙されてはいけません。子供向けファンタジーと勘違いしてうっかり幼い子供にでも観せようものなら、良くてその晩悪夢にうなされ、悪ければPTSDになってしまうでしょう。これはPG-12です、4点献上。
4点(2004-08-07 00:31:06)(良:1票)
451.  火垂
ドキュメンタリーの様な自然な演技や映像もこの監督らしいですけど、同時に開始40分位まで全くストーリーが把握できないのも特徴的。そして、そのストーリーが動き始めるのも更にそこから30分程してから。唯でさえ長い164分の映画で、この前半の70分が「永遠か一日」にも思える程、とにかく退屈。睡魔との熾烈な闘いを要求されるこの映画は、テオ・アンゲロプロスの作品にさえ匹敵する。それにしても、一切の説明を拒みつつ展開した物語に、終盤になってからモノローグを連発させたのはどういう訳なのか? だったら最初からもっと解り易く作ればいいじゃん。ということで、前半は評価ゼロ、中盤からは中々痛々しくも面白いラヴ・ストーリー、しかし、終盤の作り方の俗っぽさが再び私の評価を下げさせました、4点献上。
4点(2004-07-15 23:32:16)
452.  DOG STAR/ドッグ・スター
IMAXシアターだったテアトルタイムズスクエアが一般映画上映館に変わった際の第一回上映作品(製作も東京テアトル)。普通の恋愛映画かと思ってたら、何か「クイール」の様な展開。そして何と、その盲導犬がトヨエツになってしまう。そして「元犬だった人間」という設定が全く活かされないまま物語は進み、やけに簡単に人が死んでいくのだけが印象に残りました。製作者はこの物語から一体何を伝えたかったんでしょうか? 発見は(元?)癒しクィーン・井川遥は角度によって非常に不細工にも見える、特別なオーラを持たない普通の女の子だということ。そういうことで、4点献上。
4点(2004-07-09 16:12:15)
453.  スチームボーイ STEAM BOY
観る人は誰もが過度の期待を抱いて鑑賞に臨むものと思われる大友克洋16年振り(!)の新作長編アニメが、蓋を開ければ「天空の城ラピュタ」と「ロケッティア」を足しただけの様な全く新味の無い仕上がりでは、以後、落胆のレヴューが並ぶであろうことは想像に難くありません。一番の失敗は、19世紀イギリスという舞台設定が足枷になったのか、折角の少年の冒険物語から勧善懲悪的な要素を排除してしまったことでしょう。一応は主人公の父が悪役になってますが、彼も科学の発展を望む科学者であって悪人ではない。綺麗事をほざく祖父にしたって善人ではない。一番悪役っぽいオハラ財団の会長なんか登場せず仕舞い。白鳥麗子の様なヒロインも良い子なんだか悪い子なんだか良く判らないまま終了。「製作期間9年」というのが謳い文句ですけど、その9年の間に作品の鮮度はとっくに落ちてしまっていたようです。残念、4点献上。
4点(2004-07-03 22:43:55)(良:1票)
454.  カーマ・スートラ/愛の教科書
監督がミーラー・ナイールということなので、本作も純粋なインド映画ではありません。そして、スタイルが西洋的なのはいつも通り(と言っても、他には「モンスーン・ウェディング」しか観てませんが…)だとして、本作は何と完全英語劇になってます。また、カーマ・スートラによって成り上がったり身を持ち崩したりといったことがテーマではなく、ストーリーはもの凄くありふれた時代物のメロドラマ。そこにインド風の装飾を施し、「カーマ・スートラ」という、人(主に男)が興味をそそりそうなタイトルを付けただけの代物でした。とにかく人間の描き方が弱過ぎて全く面白くありません、4点献上。
4点(2004-06-17 23:04:29)
455.  折り梅
前半は救いの無い位に悲惨(と言っても物理的悲惨さはほとんど描かれず、精神的悲惨さだけを強調)なのに、後半は打って変わって、現実感を無視した甘々の展開でハッピー・エンド。そして吉行和子の達者な演技と、原田美枝子お得意の悲壮な演技が観る者を引き込んだ所で、今度は逆にトミーズ雅の台詞回しが観客を白けさせる。本作は余りにもバランスが悪過ぎます。何でもっと「普通」に映画化できないんでしょうか? これじゃ「こんな大病を患いましたけど、こういう治療に出会って克服しました」とかいう、毎回同じ展開のカネボウ・ヒューマン何とかと変わらない出来です(私は実在する患者とその家族について書いているのではなく、あくまでも映画とTVドラマに持った印象を書いているので、悪しからず)、4点献上。
4点(2004-06-11 16:07:00)
456.  ぼのぼの クモモの木のこと
何なのかなぁ、この違和感。やっぱ多数のピクサー作品を経験してからこーゆーのを観ては駄目ですね。もちろん技術や脚本等の完成度は比べるまでもないんですけど、それ以前に、このキャラクター達は全然CGに向いてないってことに気がつかなかったのかなぁ。若しくは、何故もっとCG向けにキャラ・デザインを練り込まなかったんでしょうか。だからキャラクターや背景の質感がまるでバラバラで、3Dっぽい所と2Dっぽい所が混在してて凄く気持ち悪い。それがキャラ単体の可愛さを相当打ち消してると思う。ということで、本作で唯一心地好かったゴンチチの音楽に、4点献上。
4点(2004-06-11 16:05:01)
457.  ココニイルコト
じめじめじっとりとした「ファストフード・ファストウーマン」。陰気臭い身勝手な女の全く大したことない心のかすり傷が、全く生活感の無い甘々の大阪暮らしの中で癒されるという話。リアルな大阪を舞台にした「大人の」物語なのに、まるでファンタジーの様に生きることの責任や厳しさが欠落してるから、我々個々の人生の痛みを共有し得る題材でありながら、とても物語に共感しようもない。幼少時の意味ありげで無意味な心の傷らしきものや、不治の病に罹った人の死等を登場させなければ話を語れない稚拙さにも我慢ならん。これはええとは言えないんとちゃいますか、4点献上。
4点(2004-06-03 15:07:24)
458.  EKOEKO AZARAK/エコエコアザラク
≪これで貴方も魔女の虜・エコエコ耐久第四弾/黒井ミサ=加藤夏希≫ 奇跡的駄作の「Ⅲ」より悪くなる筈がなく、映画的には中々良く出来ていると思います。また、前作群を無視して一から作品を構築することも、むしろ良い事かもしれません。しかし、近年の和製ホラーに毒された作風と(黒井ミサの活躍を期待する観客を裏切る)神経症の黒井ミサという設定では、一体どこに「エコエコアザラク」というタイトルをつける必要があるの? サイコ・ホラー風に話を進めつつも、結局ストーリー自体は「キャリー」の焼き直しだし、これは企画自体に問題があります。ということで、4点献上。
4点(2004-05-14 22:37:45)
459.  CASSHERN
とてつもなく長~い予告編、若しくはビデオ・クリップを見せられた感じ。監督自身が「皆さんが期待されている様な映画ではない」と断言されてますが、確かに私が期待したモノとは全く違ってました。賛否両論あるようですが、私には宇多田氏…もとい、紀里谷氏に映像センスやストーリー・テリングの才能があるとは思えなかった。スタジオ撮影した俳優に安っぽいCG背景を重ねただけで(本作は100%スタジオ撮影でしょう)、合成は大林宣彦の初期作品並の違和感だし、常にエフェクトのかかった画面は非常に鬱陶しい。それに監督のイメージは「カット」止まりで、「シーン」、ましてや「映画」全体のビジョンやオリジナリティがまるで感じられなかった。テロの時代に相応しく、憎悪の連鎖の断絶をテーマにしたのはタイムリーだし、暗いストーリーでも一向に構わないと思いますが、如何せん話がちっとも面白くない…、てか、面白い話をつまらなくしてると思う。とゆーことで、たった(月に)一度のサービス・デーを捨てて、これを選んだ映画鑑賞、こんな映画は叩いて砕く、俺が書かねば誰が書く! (↓)誰でも書いてるってか、…4点献上。
4点(2004-05-05 00:11:35)(笑:1票) (良:5票)
460.  
確かに凄い役作りには感服するけど、これじゃあトヨエツ主演の、ありふれた難病ものになっちゃってるじゃない。実際に悲壮な闘病生活だったとしても、違うでしょ、そうじゃないでしょ。テーマは死にゆく者でも生まれ来る命でもなく、本当は柳美里自身の魂の再生の筈でしょ。有名原作という事にあぐらをかいて、彼女のバックボーンや心理状態をほとんど割愛しちゃっちゃ、それが描ける訳ないじゃない。唐突に始まって唐突に字幕に逃げて終わるんなら、実名にしないで、フィクショナルな脚色をした方が余程良かったでしょ。お陰で、感心も感動もできなかったじゃない、4点献上。
4点(2004-01-09 14:51:05)
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