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あにやん‍🌈さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 2524
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ホームページ http://coco.to/author/aniyan_otakoji
自己紹介 レビューを相当サボってしまってるの、単に面倒になっちゃってるからなんですよね。トシのせいか、色々とメンド臭くなっちゃって。
映画自体、コロナ禍以降そんなに見に行かなくなったのだけど、それでも年に70~80本は見てるワケで(でも今年は50本行かないかな?)、レビュー書けよ自分、って思ってる、でもなんか書かない、みたいな。
これからは今までよりも短文でレビューを上げてゆきたいな、と思う次第であります・・・微妙だけど。.

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581.  プロジェクトA子
「え~こちゃん!ガッコいこっ!」ってノリが大好き。全編バカ大爆発、パロディが元ネタを超えて跳躍してゆく快感。リアリズムを前提とした今の時代にはありえないアニメかもしれませんが、このくらいのパワーと破壊力があった方が、アニメらしくていいのにね、と思うのでした。『ガンダム』以降、どれだけのアニメが重力に引っ張られちゃった事やら。自分の中では数多の宮崎アニメより評価上だし・・・。アメリカ産な主題歌・挿入歌とBGMが大変豪華で、だけど部分部分を補う国産BGMが酷くチープなのが欠点ではあります。後のビデオシリーズは、あんまりデキがよろしくなくて、マシなのは『3』だけかな・・・。
[映画館(邦画)] 9点(2009-04-16 02:03:54)(良:1票)
582.  クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦 《ネタバレ》 
『クレヨンしんちゃん』というと元々は青年誌の連載、子供視点から大人の世界をシニカルに捉えた大人向けなマンガだった訳ですが、テレビアニメ化の際に思いっきり子供向けにされてしまったという経緯があって、ヘンなファンタジー路線の初期はひたすら違和感との戦いでした(『クレしん』も『あたしンち』も安易に『ドラえもん』理論で作られてしまったような)。原監督になってからは全くの子供向けからの軌道修正が図られたようで、大人も楽しめる『クレしん』路線は原作に対する回帰を感じさせました。さて、本作は廉ちゃんとおマタのおじさんの美しくて悲しい物語。しんちゃんは脇役気味だし、ひまわりなんか、もう「いたっけ?」くらいに目立たなかったけれど、しんちゃんがいたからこそ、廉ちゃんとおマタのおじさんの物語が輝いた訳で。子供で、今の時代に生きるしんちゃんの、正直な発言が、廉ちゃんの心を開き、おマタのおじさんの本音を引き出してゆくのですから。アニメ、しかも『クレしん』の世界で描かれた、真っ直ぐな「男と女」の物語は、日本映画史に刻まれるべき名画でした。でも、大人も楽しめる路線は結局この作品が極で、その後は原監督が降りて迷走気味、遂にはまた完全子供向けに戻ってしまって、原監督が『タマタマ』から『戦国』まで重ねた努力を無にするつもりか?みたいな感じがしておりますが。
[映画館(邦画)] 10点(2009-04-14 00:40:32)(良:1票)
583.  レッドクリフ Part II ―未来への最終決戦― 《ネタバレ》 
前作ラストでいよいよ赤壁の決戦だ!ってさんざん引っ張ったじゃないですか。だから今作は最初から赤壁の戦いがババーン!って来るのかと思ってたら更に引っ張る引っ張る。火計マダー?みたいな。その分、前半を彩りまくりな、今回主役?みたいな尚香たん大活躍エピソードが楽しかったワケですが(初っ端からサッカー&ヴィッキーで『少林サッカー』リスペクト?みたいな)。中盤は矢を集める孔明の策とか「くはー!やっぱ三国志おもしれー!」って。で、遂に来た炎上はアジア映画史上空前絶後な大スペクタクル、スーパーウーファー45分鳴りっぱなし。そのスペクタクルがハバを効かせ過ぎちゃってて、前作のキーになってた人々、関羽、張飛、趙雲はおろか、重要な周瑜、孔明、孫権までジミな扱いになってしまっているのはどうなんだろ?ってカンジですが(劉備は前作からしてジミなのでアレですが)、その分、尚香と小喬が目立って女のドラマとしての側面が強くなっているので、それはそれでいいでしょう。重要ポイントな風の表現もいい感じですしね。スゲー事になってる映画って感じなので、やっぱり大画面・大音響な映画館推奨。せっかくのウー先生の大爆発アート、DVDとかBDとかじゃ勿体ないデスヨ。
[映画館(字幕)] 9点(2009-04-12 13:49:25)(良:2票)
584.  HANA-BI
ごめんなさい。どうしてもこの監督の意匠が全く肌に合いません。頻繁に挿入される絵にしても、途中挿入される本編とは関係のない和風な映像にしても、非常にわざとらしく感じられてしまって、人にいいと思わせる映画テクニック集を見ているような感じ。物語も、いかにカッコ良く死んでみせるかを描く「俺様映画」状態。計算高さとナルシズムの塊・・・ぶっちゃけて言うと北野武という人の自慰ショーを延々と見せられているような感じで、気持ち悪くなってしまうのでした。ただ、正直に言うと私はビートたけしという存在が大好きで昔はライブに行くほどだったのですが、故・田山力哉氏に対する「TVタックル」での集団リンチ状態、あれで嫌いになりました。ああいう、じゃあお前が作ってみろ的な事は表現者として絶対やっちゃいけません。それだけで私はこの人、映画監督失格だと思っていますので(大島渚、崔洋一、井筒和幸も同罪。あれと「朝生」見て日本映画終わった!と思いましたが、つーか、大島自ら終わった宣言してましたが、ああいう人達より後の世代が頑張ってくれてます)、すっかり権威主義になってしまった点も含めて、今後も作品以前の状態でこの人を評価する事はないのかな?
[映画館(邦画)] 3点(2009-04-10 14:43:44)
585.  相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿 《ネタバレ》 
事件の始まりが職権濫用と偶然に次ぐ偶然という状態なのでイマイチ乗れません。テレビシリーズに馴染んでいない目には、主役が彼であるという状態、ちょっとキツいですしねぇ。しかし、この映画の最大の欠点は、サスペンスモノじゃタブーな「本来とっても目立つ人が何故かやたらにジミな役」っていうのをやらかしてしまってる点ですね。登場した時点で「この人が犯人じゃね?」って思っちゃった。そしてその通り。この犯人は他にも幾つかのサスペンスモノのタブーを犯しちゃうんですが、それは見てのお楽しみ。まあ、そういう浅さが気になる映画なんですが、ワリとタイトにまとめてあって、あまりダレ場を作っていないので楽しめました。シーンのお尻にいちいち余分な部分があるのと、何度も登場するチープな空想シーンは微妙なカンジですが。それにしてもデジタル上映は白がトンで黒が重くて目がチカチカしていけねえ・・・
[映画館(邦画)] 6点(2009-04-01 18:21:51)
586.  麻雀放浪記
麻雀を、単なる絵合わせ状態なプレイしかできない私(ええ~?なんでアガれないの?どーして?全部3つずつ揃ってるのに?)としては、この映画の麻雀シーンの流れはちっとも読めず、当然そこを楽しむ事はできず、だからモノクロで再現された戦後の匂いを味わうばかりという感じでした。クライマックスの重要なトコでもぽか~ん、とするばかりですからねぇ。ノスタルジーが基調になってるの?って感じの物語、映像表現はちょっと後ろ向き過ぎな気がしました。80年代という時代に、この映画の表現が適切だったんでしょうかねぇ?
[映画館(邦画)] 5点(2009-03-28 16:22:50)(笑:1票)
587.  ユニコ 《ネタバレ》 
ファンタジーの要素たっぷりな作品世界はとても魅力的なんですけれど、いかんせん2つのエピソードを1本の映画にしただけという感じで、ぶっつり途中で前後2つに分けられるような構成は映画としてツラく、「また、一人ぼっち・・・」とゆー、いちいち悲しいエピソードのシメを繰り返す構造では、どうにもやりきれない気持ちになります。杉野昭夫担当の絵がとても綺麗で、それだけでも十分価値のある映画ではあるのですが、絵が勿体ないなぁ、って。
[映画館(邦画)] 5点(2009-03-28 16:20:49)
588.  マルタイの女
ビワ子と2人の刑事とカルト教団。このバランスが悪い気がしました。映画が、ビワ子の生活を中心にし過ぎてて、広がりが感じられません。カルト教団対警察の描写が少なく、クライマックスに気持ちのいい展開に持ってゆけない構造で。全体的に舌足らずの印象がある一方、カルト教団の実行犯のドラマ描写なんて、余分な気もします。ちょっと配慮し過ぎというか、一応完全否定をせずに多少イイ顔しておくべき、みたいな。この場合、そんなモンいらんでしょ。あと、私にとって伊丹映画ってオヤジ臭の世界なんですよね。それがいい、って人もいるんでしょうけれども、私は毎回どうも馴染めませんでした。作家の個性なんでしょうけれど、うう、オッサン臭い・・・って(自分もオッサンだけどさぁ)。
[映画館(邦画)] 5点(2009-03-28 00:50:00)
589.  ミスター・ベースボール
この映画、エンドロールを見ると、スタッフの大半が日本人だったりするんで、かなり日本人の手が入ってると思うんですよね。それゆえ、少なくともヘンなキモノを着た、ヘンな髪型のニホンジンは出てきませんし、ベタな東洋風味も出てきませんけれど(ゴールドスミスの尺八サウンドはともかく)、だからと言って正確に描いている、ってワケでもなくて。日本のプロ野球がやたらジミなものに見えてしまうのは、そういう差別意識を持っているから、と言うよりも、予算の関係って感じもしますけれど、でも、メジャーから日本に来る外国人選手って、意外とこの映画のトム・セレックみたいな気持ちなんじゃないかな、って思えたり。日本のプロ野球サイコー!だったら、イチローもゴジラもリトル松井も、あっちには行かないでしょうしね・・・。そうそう、日本語の台詞が聞き取りづらかったのはカンベン。『1941』のミフネもそうだったんですが、健さんもセリフ発声のチェックが入らないと、こんな感じになっちゃうのね、って。
[映画館(字幕)] 5点(2009-03-28 00:47:27)
590.  もっともあぶない刑事
タカ&ユージの時代っていうのが、確かにあったんですよね。残念ながら今見ても色褪せてないか、って言うと・・・。今や刑事がノーヘルで大型バイクにまたがって銃ぶっ放すなんて、ギャグにしかならない時代。「所轄が独断で殺人犯追っかける訳ネーヨ!」と刑事ドラマの世界にトドメを刺してしまった『踊る大捜査線』の犠牲者状態。それにしても、この映画の浅野温子は、どこか壊れてしまったとしか思えません。つーか、今思えば、あんな連中が税金で暮らしてちゃイカンでしょ、とか思っちゃうあたり、やっぱり時代なんですね。あ、これを劇場で見た時は7点くらいな感じだったのですが、コレに関しては今となってはその時の素直なキモチを反映させたくないのは何故なんだろう・・・
[映画館(邦画)] 5点(2009-03-25 00:00:24)
591.  リング(1998)
日曜日の、若いコ達で溢れた上映終了後のロビー(『らせん』があるのでまだみんな帰らない状態ですね)では結構ラストの衝撃に湧いていて、それを眺めながら「あーみんな楽しめたんだ、良かったね」ってちょっと褪めちゃってる私でした。私自身は物足らなさ爆発状態、もっとこう、こってりと恐怖を見せてちょーだいな、という感じでした。映画全体の密度が低い気がして、一週間と言わず、3日くらいの期限にしてくれたら行動にも展開にも緊迫感が出ていいのに、って。テレビドラマのような画面の奥行きのなさ、単調な編集に、でも、これは二本立ての一本目だから、きっと次の『らせん』で怒涛の展開をしてくれて納得できるんだろうね、と思ったワケですが・・・。
[映画館(邦画)] 5点(2009-03-24 23:56:18)
592.  超人ロック 《ネタバレ》 
なんか、大量出血!ってスプラッタな描写が結構あって、それがB級色を高めておりました。原作を知らずに見たために、ロックがどういう存在なのか、なかなか掴めずに苦労した記憶があります。そして、なんだか世界が狭いアニメだなぁ、とも。キャラ頼りのアニメって、描写がキャラに寄り過ぎるために、どうしても空間と事象の描写が疎かになってしまう傾向がありますね。ところでラストで悪役が改心のためにロボトミー手術をされてめでたしめでたし、ってのは、どー考えても問題アリだと思うんですけど。恐ろしいコトを当たり前のように語っていて、それってどうなのよ?と。
[映画館(邦画)] 5点(2009-03-24 23:42:57)
593.  天地無用! 真夏のイヴ
このアニメの事は全然!まるっきり知識のない状態で見たのですが、最初っから最後まで人物関係が全く判らず。初めて触れる人間に対するフォローが微塵もないのは困ったモンです。でも、日本的な夏の風景を舞台にして展開する、「作られた少女」の儚い物語は、ちょっと感傷的な気分にさせてくれました。日本の夏のイメージをフィルムに定着させようとしても、実写では湿度が高くて色が上手く出ないのですが、アニメならば、その色彩を更に純化させてフィルムに定着する事ができる、そんなアニメならではの利点を生かした映画でした。既存キャラのイメージに依存するような作り方をせず、一本の映画としてきちんと成立させれば名作になったのかもしれず、惜しい作品でした。
[映画館(邦画)] 5点(2009-03-24 23:41:15)
594.  EAST MEETS WEST
途中で日本人、あんまり関係なくなっちゃって、先生が主役の西部劇がメインになって、なーんだ、結局西部劇が撮りたかっただけじゃん、とガッカリ。でも、単純に西部劇として見ると物足らなさ過ぎですしねぇ。期待してたのは、真田広之と竹中直人の活躍で、彼らが脇役化するなんて思ってもみなかったワケですが、監督ってのは、観客の期待なんかより、まず自分が撮りたいモノ、って事なんでしょうかねぇ。
[映画館(邦画)] 5点(2009-03-24 23:38:35)(良:1票)
595.  ヤッターマン(2008) 《ネタバレ》 
ベタなくらいに『ヤッターマン』の映画化そのもので、良く出来てます。お約束関係をほぼ網羅しておりますし、実写でよくもまあコレをやったもんです。ドロンボー側の役者は予想を遥かに上回るハマり具合ですし。でも、最良の映画化とは言えないですわぁ。美術関係は配色が重々しすぎますし、背景も全編もっと明色がいいでしょう。暗すぎ。タツノコ作品に対するオマージュはそこかしこに見られますが(あのいい加減な国名もタツノコお馴染み)、ならばシルエットを効果的に見せるカットがあって欲しかったです。タツノコ作品におけるシルエットの重要性に到達できなかったんじゃ、まだまだ。でも、なんと言っても三池作品的空気読めなさ加減がツラく。汚い映像やバランスを欠いたダレる展開、下品で観客をヒかせるネタは、ワザと入れてるでしょ?みたいな。それにドロンジョがガンちゃんに恋しちゃうネタなんかはオリジナルにもありましたが、あそこまで引っ張って映画を重たくしちゃうこたぁないんじゃないかなぁ。クライマックスの阿部サダヲの暴走芸も楽しみつつ『ヤッターマン』でやる事か?と思ったりして。全体的には『ヤッターマン』の作り出したイメージに頼り過ぎちゃってるんですけどね(最終回をそのまま引用してたり)。あと、ガンちゃん役の櫻井くんの口がポアーッと開いてるカットが多いのが気になりました。鼻が悪いのかな? そういうところを締めるのも監督の役目だと思うんですけどねぇ。ともあれ『ヤッターマン』を知っていれば楽しめる、でも下品さのバランス読めてなくて、ちっちゃい子には不向きという感じ。何より深キョンの頑張りがこの映画のカナメでした。
[映画館(邦画)] 7点(2009-03-10 22:46:04)
596.  少年メリケンサック 《ネタバレ》 
日頃、「桜」の歌を出す男性アーティストにロクなヤツぁいねえ!と思ってたりして(該当する諸アーティスト並びにファンの皆様、ごめんなさい)、なので、かんなの彼氏に大笑い。出だしは会話も快調、バカが突っ走っていて面白かったのですが、なんかワリとすぐにグダグダな映画になってしまいましたねぇ。つまらなくはないけれど映画の温度が期待したほど上がってゆかない感じ。キム兄の延々と温度が低い演技、アレはアリなんでしょうか? 彼が結局最後までちゃんと弾けてくれないので(佐藤浩市にしてもハジけきれてないのですが)、胸にヘンなモノがいつまで経ってもつっかえて残っちゃう。宮崎あおいとユースケの高速回転に比べて映画全体は鈍重、という印象です。『デトロイト・メタル・シティ』と部分的にカブってて、パワーが及んでないという感じですし、時代を笑えるほど今という時代を活写できてなくないか?ちょいと野暮でないか?という気もします。ついでに1979年にあのGS風はないわぁ。GS→BCR→レイジーの10年以上の年月を一絡げにしちゃっちゃあねぇ。まあしかし、笑いどころはあちこちにあったので、ユルくグダグダながらも最後まで楽しめる映画ではありました。ヒマ潰しにどうぞ。
[映画館(邦画)] 6点(2009-02-21 18:00:46)
597.  20世紀少年 -第2章- 最後の希望
前作から一転、かなり楽しませてもらいました。ただしカンナ限定。カンナが出てるトコだけ楽しんでるとゆー。相変わらず「ともだち」に関わる部分の展開は退屈です。「ともだち」の正体とか延々引っ張られたって、こんなつまらんドラマじゃ別に誰だっていいわ、みたいな。んで、今回はバカ臭さが一段とグレードアップ。あり得なさ全開。ともだちランドの中と外をさっくり行き来できちゃうマヌケさ加減ったら、真面目に映画作る気ないでしょ?みたいな。まあ、つまり前作の見方が違ってたのかぁ、シリアスなドラマだと思ってたけれど、実は荒唐無稽なバカ映画だったんだなぁ、って。バカ映画ならばバカ映画なりに楽しみ方は違ってきますからねぇ。前作の欠点は時代を描いた映画なのに、ちっともそれぞれの時代の空気が伝わって来ないからだと思ったのですが、今回はもうそんなレベルで語れるモンですらなくなっていて、あり得なさ加減を、さすがにマンガ原作だねぇ、アニメならともかく実写だとキツいモンがあるねぇ、って苦笑しながら見てればいいってレベル。んで、カンナと、あと小池栄子だけイケイケ(死語)で。カンナが動いてるシーン(あとイっちゃってる小池栄子)は理屈抜きで楽しいです。カンナいなかったら、この映画どうなってるんだろ? 救世主って、作品的に救世主って事? 平愛梨さん&小池栄子さんに5点。
[映画館(邦画)] 5点(2009-02-01 23:48:37)
598.  20世紀少年 《ネタバレ》 
ださっ!ダサいわぁ。なんなんでしょう?この映画全編から漂う洗練されてないカンジ。って、判ってるんですけどね。堤演出だわさ。この人が監督したんじゃこれが限界ですわねぇ。なんで即物的でつまんない画がこうも羅列されるかなぁ。邦画って何故かお金かければかけるほどダサくなるのよねぇ・・・(ゲストに有名タレントをチョイ役で出すと、絶対ダサいっていうのは、みんな判っててワザとやるよね、コレとか『模倣犯』とか『デビルマン』とか)。でも、私が気になったのはそもそも物語が面白いのか?どこか魅力があるのか?という部分。私、彼らと同世代なワケですよ。昭和30年代生まれで40年代に子供時代過ごしてて。この映画見てても、そこになんのキモチも湧いて来ません。同世代として、その世代に設定されている事の意味がちっとも感じられず、沢山の登場人物の表情一つ一つが全く印象に残らず(唯一残るのはハットリくん風な「ともだち」のお面だけね)、「ともだち」の行為同様に、ただ強引に進行してゆくばかりの映画にポカーンって感じ。後半はもう時計とにらめっこ。スティーブン・キングの『IT』に昭和キッズのノスタルジーアレンジをしてみました、って以上の何かが感じられないのですわ。これはきっつい。しかも長々と描いた末にこれで終わらず、あと2本見ろって言うんでしょ。しかし、この世代として、敷島博士を消し、金田正太郎とモロボシ・ダンを殺した(あ、ゴリさんも)意味が、果たして単なる悪趣味なパロディなのか、原作者の何らかの思い上がりなのか、それとももっともっと深ぁ~い意味を持っているのかを見極めるためには、このダサさにあと2回付き合わねばならないという訳ですね。まったくもう・・・
[映画館(邦画)] 3点(2009-01-31 01:55:56)
599.  感染列島 《ネタバレ》 
多くの人が頑張って、苦労して作ったであろう事が画面に表れていて、だけどそういう人々には申し訳ないのですが、酷い映画です。あまりに酷いので文句だけで本一冊書けてしまいそうですけど、スペースは限られているのでポイントだけ。映画製作の核になる方の中に「観客はとてつもなく馬鹿」って思ってる人がいるようで。映画の殆どが「説明」で作られてます。説明のための映像、説明のための台詞、説明のためのキャプション。「本当の事を言うと」って台詞に、あなたは最初から最後まで本当の事しか言ってないですよ、気持ち全部台詞にしてますよ、って。説明的な要素1つは見ている人の心を数センチ映画から遠ざけます。一体この映画、最終的に何十メートル遠ざけたやら。鳥インフルエンザを意味あり気に出しながら実は単なるミスリードの道具、余分なキャラが多すぎ(存在する意味が薄かった脇キャラにまでキャプション付ける意味がどこにあったの?)、全編説明ばっかりなのにキャラの行動は突飛で理解不能、本質はただの悪趣味な娯楽エンターテイメントだった映画は、最後、まるでデキの悪い韓国映画みたいに単なる男女の悲劇へと矮小化し収束しちゃう・・・。本題が最後には蛇足みたいになっていて、一体どういう感性がこういうモノを作り出しちゃうんだろ?と頭をヒネるばかりなのでした。ところで、ごく一部の「キレイに死ぬ人」は他の多くの「血まみれで死ぬ人」と一体ナニが違うのぉ?
[映画館(邦画)] 2点(2009-01-26 12:25:03)(良:3票)
600.  地球へ・・・ 《ネタバレ》 
佐藤勝の音楽が荘厳過ぎて、ダ・カーポのかる~い主題歌と全然マッチしてないのがヘンでした。竹宮恵子の絵をアニメにするのは、ムリがあるなぁ、という印象も強かったですし。物語は善と悪との闘いではなく、ハッピーエンドが訪れる訳でもないので、一般的とは言い難く、気持ちよく劇場を出られる映画ではありませんでしたが(それでも原作に比べれば、単にフェイドアウトしちゃうだけなマツカ、仲間と旅立つトォニィなど、まだ希望が残されておりましたか)、恩地日出夫監督の、アニメ的演出をしない、という姿勢のお陰で、ショットの1つ1つは見応えのあるものに仕上がっていたと思います。時間的な省略をしないとアニメじゃキツい、ってところもそのままだったので、間延びしたカットが多かったのも事実ではありますが。当時のアニメファン向けに「爆発の金田」のオマケも付いて(全体のトーンからして異質なシーンになっちゃってますけど)そこそこお腹は満たしてくれたアニメでした。
[映画館(邦画)] 6点(2009-01-15 20:21:14)
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