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イニシャルKさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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941.  ルパン三世 プリズン・オブ・ザ・パスト<TVM> 《ネタバレ》 
パート6を放送中の今頃になってようやくパート5を初めて見て、それを全話見終わった直後にようやく2年前に録画してたものを見た。感想としてはまあいつものテレビスペシャルという感じで可もなく不可もなくというところなのだが、パート5がそこそこ面白かっただけになにかふざけすぎていて軽すぎる感があり、さっき書いたように印象としてはいつものテレビスペシャルといった感じなのに今回はとくにいつにも増して物足りなさを感じてしまい、同時に「金曜ロードショー」枠と深夜枠という放送時間の違いの影響も考えたが、それはあまり関係ないように思う。過去作にもあったルパン、次元、五右衛門の仲たがいが今回も出てくるが、これをもっと本筋に生かしても良かったと思うし、死んだと思われた王子が実は生きていたという展開もありがちすぎる感じがして意外性が感じられない。テレビスペシャルの前作である「グッバイ・パートナー」のような分かりやすいハッタリは無かったのでそこはまあ良かったかなと思う。それにしてもパート5から引き続き登場している銭形の部下の八咫烏という新キャラの必然性が本作でもやっぱりよく分からない。パート6にも登場しているようなので、今後もレギュラーとしてずっと登場するのかもしれないけど。
[地上波(邦画)] 5点(2021-11-25 23:21:06)
942.  劇場版 ゲゲゲの鬼太郎 日本爆裂!! 《ネタバレ》 
第5シリーズの劇場版。このシリーズの鬼太郎をちゃんと見るのは実はこれがほぼ初めてなのだが、これまでの劇場版を3週間ほどで見ていたせいか、急に現代的なアニメになってしまった感があり、ゲストヒロインやねずみ男が惚れる先生などやけに可愛く描かれていて、個人的にはぜんぜんOKと思うものの、鬼太郎の世界観には合っていない感じ(せめて猫娘だけぐらいに留めておいてほしかった。)でかなりの違和感があったのが残念で、全体的な雰囲気もこれまでとはかなり違う感じ。また5期の鬼太郎の声は高山みなみなのだが、どうしてもコナンに聞こえてしまい、鬼太郎を見ている気があまりしなかったのも事実。(このキャスティングは青山剛昌が水木しげると同郷だから成しえたのかな。)それでも普通の子供向けとして見ればそこまで目くじらをたてるほどでもないとは思うし、一部過去のシリーズでやったエピソードの焼き直しも盛り込んだオリジナル脚本とのことだが、純粋にストーリーだけを見たら、鬼太郎のエピソードの一つとして違和感はとくに感じなかった。(それらしいかは置いておいて。)協賛に桃屋が入っていて、カメオ的に登場する三木のり平を模したキャラクターを息子である小林のり一が声を演じているが、なぜに三木のり平と思ってしまった。(テレビシリーズ見れば分かるのかな?)アニメシリーズ40周年記念作でもあり、東映マークが出る前のパーティーのシーンで歴代の鬼太郎がセリフ付きで一堂に会しているのがこのシリーズの息の長さを物語っていて、結局ここがいちばん印象に残った。今ならもう一人増えるけど。
[DVD(邦画)] 5点(2021-09-30 23:05:56)
943.  ゲゲゲの鬼太郎 妖怪特急!まぼろしの汽車 《ネタバレ》 
第4シリーズ劇場版第3作。今回は鬼太郎たちがまぼろしの汽車で地獄から脱走した西洋妖怪たち(これが吸血鬼や魔女、狼男、フランケンという第3シリーズ劇場版2作目にも登場したような連中。)と汽車の中で戦う様子が描かれているが、23分と短い時間ながら上手くまとまっていて見やすかった。ねずみ男が魔女に気に入られてずっと言い寄られているのが笑えて印象に残る。石炭にされた鬼太郎を元に戻す方法が時間を戻すというのはよくある手でやっぱり多少の強引さも感じてしまうが、まあ、いいか。まぼろしの汽車が遊園地に現れるシーンでタイアップと思われる看板が出ているが、エンドクレジットを見るとしっかり「富士急ハイランド」と出てて、この短いシーンのためにスタッフはロケハンに行ったであろうことを考えると、ちょっと言い方は間違っているかもしれないが、スタッフのこだわりのようなものが感じられた。
[DVD(邦画)] 5点(2021-09-18 23:59:21)
944.  ゲゲゲの鬼太郎 おばけナイター 《ネタバレ》 
第4シリーズ劇場版第2作。今回は第1シリーズ第1話の原作にもなったエピソードを映画化していて、上映時間も30分と普通にテレビシリーズのエピソードと考えてもしっくり来る感じになっていて、主人公も鬼太郎というよりは妖怪バットを手にしてしまった少年という風になっていて、敵の妖怪も登場せず、劇場版としてはちょっと異色作に感じるものの、そもそもこのシリーズは必ずしもバトルものとは限らないみたいなので、こういう日常系のような話も出来るのだろう。ただ、第1期の第1話を見た事があるのだが、もっとおどろおどろしさがあったように覚えている。それに比べるとそのおどろおどろしさが鳴りを潜め、喜劇色が強くなっているあたりがやっぱり時代の違いかなとも思う。どちらが良いとは一概には言えないけど。
[DVD(邦画)] 5点(2021-09-18 23:30:30)
945.  ゲゲゲの鬼太郎 大海獣 《ネタバレ》 
第4シリーズ劇場版第1作。この「大海獣」という話は小学校の頃に図書室で借りて読んでいた(漫画ではなくそれを原作にした児童書のような感じだったけど。)ので話をなんとなく覚えていたが、本作はそれに先週見た第3シリーズ劇場版1作目の原作を織り交ぜて脚色したもの(脚本担当も同じ人)らしく、ところどころ昔読んだものと違う気がするが、そこは気にならずに見れた。鬼太郎が敵によって巨大な海獣に変身させられるという展開は妖怪モノというより怪獣映画のような指向で、鬼太郎を攻撃する自衛隊の描写などはモロにそれを思わせていて、怪獣映画好きな身としてはけっこう楽しめたのだが、その分、今回敵として登場した妖怪たちの存在感が薄くなってしまったような気もする。大海獣の正体が鬼太郎であることを目玉おやじに伝えたねずみ男だが、ねずみ男の日頃の行いからして信用してもらえないのではと思ったが、すぐに信用してもらえていたのはやはり信頼があるからだろう。第3期とは絵柄も出てる声優陣も変更になっているが、ぜんぜん違和感もなかった。とくに千葉繁のねずみ男はこの人らしさが出ていたと思う。それに先週も書いたけど、自分の中で鬼太郎といえば戸田恵子でアンパンマンの声というイメージがあるのだが、この松岡洋子の鬼太郎はそれとは違った印象ではあるが、悪くないし、むしろこちらもしっくりしている。
[DVD(邦画)] 5点(2021-09-18 22:55:33)
946.  ゲゲゲの鬼太郎 妖怪大戦争 《ネタバレ》 
第3シリーズ劇場版第2作。今回はある島を占拠したバックベアード率いる西洋妖怪軍団と鬼太郎ファミリーの戦いを描いているが、直前に見た前作と比べると上映時間も少し長くなり、話のスケールも多少大きくなっていて、前作よりも面白かった。敵であるバックベアードもインパクトあるデザインでまさに強敵という感じがして良い。ハレー彗星を話に絡めているあたりは今見ると時代を感じてしまうものの、ハレー彗星を扱った話は「ドラえもん」でもあったので、当時のハレー彗星の話題性がよくわかって興味深かった。(ハレー彗星の地球接近は76年に一度。このときはさすがに幼すぎて見たかどうか覚えていないのだが、次回の接近時には果たして見られるだろうか。)今回の悪役である西洋妖怪のメンバーである魔女の声を三輪勝恵が演じているが、この人の悪役というのは珍しいような気がする。作者の水木しげるはこのシリーズに戦争への思いも込めていたそうだが、前作も今回も海外の妖怪が敵として描かれているあたりが、戦争の構図に似ていると思ってしまうのは考え過ぎだろうか。
[DVD(邦画)] 5点(2021-09-08 18:23:21)
947.  ゲゲゲの鬼太郎(1985) 《ネタバレ》 
第3シリーズ劇場版の第1作。リアルタイムで見た初めての鬼太郎だったせいか、当時小学校にも入学しておらず、薄っすらとしか記憶がないが、鬼太郎といえばこの3期シリーズの戸田恵子のイメージが強い。さて、本作は劇場版とは言いながら通常の30分枠のテレビ版そのままの感じなのだが、それが逆にテンポよくサクサク進んでいくのが非常に見やすく、またいかにも「東映まんがまつり」の一本という感じなのも懐かしい気になる。時間が短いのとその短い時間で主要キャラクターの活躍を描かないといけないためか、ユメコちゃんがさらわれるシーンが直接描かれておらず、鬼太郎と猫娘の会話だけで状況を説明しているのにちょっと驚いてしまった。メインで出てくる敵の妖怪がなんとも言えない姿と名前なのもすごい。ねずみ男は当時に見た時も幼かったながらに強烈だった覚えがあるのだが、今見てもなかなかキャラが立っていて面白い。3期シリーズのオリジナルヒロインであるユメコちゃんだけど、それを第4シリーズ(放送当時中学生~高校生)見るまで知らなかったので、出ていないことにかなりの違和感を感じたのを覚えている。さっきも書いたが、それほど、鬼太郎といえばこの3期の印象が強い。まあ、鬼太郎自体に思い入れがあるかと言われればそれほどでもないんだけど。それにしても出てる声優陣も懐かしい人が多いなあ。
[DVD(邦画)] 5点(2021-09-08 02:06:10)
948.  ウルトラセブン 《ネタバレ》 
高畑勲監督のデビュー作である「太陽の王子ホルスの大冒険」などと同時上映で劇場公開された「ウルトラセブン」の第18話。「ウルトラセブン」といえばシリーズの中でも特に名作とされ、今も人気が高いのだが、このエピソードは印象としては平均的で、まあいつも通りな感じで、どうせ劇場で上映するなら「ウルトラ警備隊西へ」とかでも良かったような気もするが、面白くないかと言われれば、そうでもないというのが正直なところで、ベル星人の作り出す疑似空間の森は閉じ込められたソガとアマギに感情移入しながら見るとそれなりの怖さは感じることができるし、ベル星人の出す鈴虫の鳴き声のような怪音波もちょっと不気味に感じる。(基地でこの音が流れたとき、ダンは即座に反応して耳を塞いでいたが、やはりセブンは地球人と違って敏感なのだろうか。)登場する敵はベル星人のほかに、操演による巨大なクモやスフラン(吸血植物)などが出てくるものの、やはり「ウルトラマン」の第8話「怪獣無法地帯」と比べても予算不足なのか、似たようなシチュエーションながらこちらのほうが地味に感じられる。それにしても脚本の都合とはいえ、ダンの言う通り彼に後を任してウルトラホークに退避するキリヤマたち、見ていてもうちょっと気遣おうよと思ってしまう。でも、それだけに疑似空間が消滅しかけたときに一人ダンを助けに行こうとするアンヌが印象に残る。このあとのエピソードでもアンヌ一人がダンを気にかけている描写(「セブン暗殺計画」など。)があるので、こういうのが積み重なってあの最終回につながっていくのだなと思う。やはりこの「ウルトラセブン」というはダンとアンヌの物語でもあるのだ。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2021-08-23 02:25:12)
949.  ルパン三世 THE FIRST 《ネタバレ》 
シリーズ初のフルCG映像による「ルパン三世」で、スピンオフやクロスオーバーを除くと約四半世紀ぶりとなる劇場版。ルパン自体を久しぶりに見たのだが、確かに映像自体はクオリティも高く滑らかであまり違和感を感じさせず、普通のアニメでは出せないような迫力もあり、見る前に思っていたような映像的な不安(見慣れた普通のアニメの映像のほうが良いのではとか、フルCGにする意味とか。)は見ている間はほとんど感じることがなかった。しかし、ストーリー面だけを見ればいつものテレビスペシャルとあまり変わり映えがせず、まあ無難といえばそうだが、このサブタイトルなのだから第1シリーズを意識した渋めの作風でも良かったのではと思ってしまう。(このサブタイトルには初めてのフルCGアニメという意味があるそう。)それよりも「カリオストロの城」を意識したシーンがあまりに多く、同じ作曲家といえど主題歌の曲調まで似ていて、単に山崎貴監督が思い入れが強い故にやったオマージュ・・・というよりはただ過去作に媚びているだけのようにしか見えず、いい加減過去の栄光は忘れたほうが、このシリーズの今後のためにもいいと思う。(今回に限らず、このシリーズでは「カリオストロの城」を意識しているような作品が多い気がする。)話としても、「インディ・ジョーンズ」でやりそうな感じで、どうせなら考古学者を目指しているヒロインの育ての親である老博士を「最後の聖戦」のヘンリー(ショーン・コネリー)のような飄々とした人物にしてほしかった気もする。ゲスト声優の三人についてはそれほど演技に違和感は感じなかった(広瀬すずは最初ちょっと「ん・・・」となったが、そのうち慣れた。)が、藤原竜也が声を演じているゲラルトは「上手い、下手」以前にキャラの顔と声が合っていない感じがした。次元と五右衛門は今回、セリフが比較的少なく、寡黙な感じを出しているのかもしれないが、次元に関しては小林清志の負担を考慮しているのだろうなとどうしても感じてしまう。
[DVD(邦画)] 5点(2021-08-19 19:18:33)(良:2票)
950.  特命戦隊ゴーバスターズVS海賊戦隊ゴーカイジャー THE MOVIE 《ネタバレ》 
終盤が迫った放送中のシリーズとその1つ前のシリーズが共演する趣向の戦隊シリーズの劇場版シリーズの一つで、本作ではゴーバスターズとゴーカイジャーの共演を描いている。ゴーカイジャーは3話分ほどしか見ていないのだが、やはり一応気にしなくても見れる内容にはなっている。しかし、仕方ないことかもしれないが、2大戦隊の共演というところが最大のポイントになっていることもあり、イベント性がゴーバスターズの単独劇場版よりも強くなっていて、上映時間が単独劇場版よりも長くなっているが、テンポが早く、かなり目まぐるしい感じ。タイトルの「VS」というのは「共演」という意味だと理解しているが、前に見た「カーレンジャーVSオーレンジャー」のように本当に2つの戦隊が冒頭で戦っているシーンがあって、戦隊同士のコラボ作品はいつもそうなのかと思ってしまった。(「ジャッカー電撃隊VSゴレンジャー」はそうじゃなかったよなあとか、5対3はフェアじゃないよなあとか思いながらこのシーンを見てた。)予告的にゴーバスターズの次の戦隊であるキョウリュウジャーも登場しているが、キョウリュウレッドがレッドバスターとゴーカイレッドの前に一人で現れ、一人で戦隊と名乗って突っ込まれているのがなんか笑える。ゴーカイジャーは歴代の戦隊に二段変身できる設定なのだが、彼らが変身したゴーグルファイブやサンバルカンになにかなつかしさを感じる。それに、今回の2大戦隊とは別シリーズの登場人物(志葉薫)や怪人(ヤツデンワニ)も登場していて、自分が子供のころに見ていた戦隊シリーズとはだいぶ違うが、少子化などの時代の変化もあるのだろうなとつい思ってしまう。
[DVD(邦画)] 5点(2021-03-31 23:42:34)
951.  特命戦隊ゴーバスターズ THE MOVIE 東京エネタワーを守れ!
スーパー戦隊シリーズ第36作の劇場版。テレビシリーズも見ていて、(けっこう凝ったストーリーでわりと面白く見ている。)流れでこの劇場版も見てみたわけだが、上映時間はテレビ版の一話分と変わらず、印象としてもそこまで違わないものの、やはり劇場版となるとストーリーよりもイベント重視の作りになっていて、ちょっと物足りなさが残る。(子供向けの映画にこう言うのも我ながら野暮ったいが。)東京タワーでロケをしているのは「ゴーバスターズ」らしいリアルさを求めた結果のようだが、それが劇場版らしいスケールの大きさを出すのには成功していると思う。そういえば東京タワーって怪獣映画とかでは名所のようになっているのに、等身大ヒーローが主役である東映の特撮ものではあまり舞台になってるイメージがないなぁ。
[DVD(邦画)] 5点(2021-01-19 22:42:49)
952.  スチームボーイ STEAM BOY 《ネタバレ》 
「AKIRA」を久しぶりに見たからついでにと今まで未見だった本作をようやく見てみた。公開当時はかなり宣伝に力が入ってたことを覚えている。大友克洋監督の構想9年というオリジナルアニメ作品であるが、まったく期待しないで見たせいか見る前に思っていたほどつまらなくもなかった。しかし、どこにでもあるような冒険活劇アニメの域を出ておらず、これのどこに9年もかけたのかは疑問で、(時期的に「メモリーズ」のすぐ後くらいから企画が始まってる?)普通に頼まれ仕事のプログラムピクチャーと言われれば信じてしまいそうないたって普通のアニメという印象しかない。それにストーリーが分かりやすいのはいいのだが、その代わり映像的なインパクトも薄く、そこにだいぶ物足りなさを感じた。(映像自体はクオリティ高く丁寧で美しいだけに残念。)酷評されている有名芸能人による吹き替えもとくに酷いといわれている中村賀津雄を含めてそんなに気にならなかったが、児玉清だけはしゃべるたびに本人の顔がちらついてしまった。でも、それ以前に主要な登場人物に誰も感情移入できるキャラがいなかったのが致命的で、これはキャラを魅力的に描けていないのが原因ではないか。最後のほうはやや酷評になってしまったかもしれないが、最初にも書いたように変な期待をしなければそれなりには見れる映画にはなっていると思う。
[DVD(邦画)] 5点(2020-08-07 21:10:50)
953.  電車男 《ネタバレ》 
公開当時は「世界の中心で、愛をさけぶ」や「いま、会いにゆきます」なんかと並んで話題になっていた映画だったのだけど、見たのは今回が初めて。(ドラマも未見。)ネット掲示板の実際のやりとりから生まれた実話という触れ込みだが、実話の映画化だと思わずによくあるラブコメ映画として見ればそれなりに面白いと思うものの、あまり映画向きの題材とも思えず、見ていてドラマのほうが面白そうと思ってしまったのも事実で、電車男(山田孝之)とエルメス(中谷美紀)の関係と並行して掲示板利用者たちの日常も絡めた群像劇にしてしまったほうがもっと面白かっただろうと思う(ドラマではそうなっているような気がする。)し、そうすることで深みも出たのではという気がする。主人公の電車男はアニオタ、ゲーオタという設定だが、あまりそれらしい描写がなく、説得力に欠ける部分があるのもちょっとと思ってしまう。(百式(と書かれた)Tシャツを着てるならせめてエルメスと聞いたときにララァのモビルアーマーを想像するとかしてほしかったなあ。と言いながら自分も一年ほど前からガンダム初めて見てる初心者だけど。)それに森田芳光監督の「(ハル)」を先に見ているとどうしても書き込みの内容をナレーションでしゃべってしまうのは演出として勿体ないように思えた。電車男を応援する掲示板利用者のメンバーの一人に瑛太演じる引きこもりの青年がいるが、「嫌われ松子の一生」を先に見ていると中谷美紀の出ている映画で瑛太がこういう役なのはなんか笑ってしまう。
[DVD(邦画)] 5点(2020-04-04 23:39:34)
954.  機動戦士ガンダム THE ORIGIN V 激突 ルウム会戦 《ネタバレ》 
シリーズ第5作。今回から第二部であるルウム編前後編になるわけだが、一年戦争が開戦したその日である宇宙世紀0079年1月3日から話が始まっていてこの冒頭こそワクワクするものの、話としてはいろんなエピソードがとっ散らかっている散漫な印象で、しかもその一つ一つがじっくり描けば深みが出るような内容だっただけに残念だった。とくにコロニー落としの部分はファースト初期に毎回ナレーション(永井一郎)が語っていた部分なのでもっと詳しく見たかったし、それに今回のセイラに関する部分も興味深かったのでもっとじっくり描いてほしかったところ。逆に今回登場するユウキとファン・リーのエピソードや、ハモンが歌うシーンなど本筋にあまり関係のない部分は思い切ってカットしたほうがすっきりしただろうし、ドズルのミネバへの親バカぶりを見せるシーンもはっきり言っていらなかった気がする。それからファーストのカイって皮肉屋だけどもっと冷静なイメージなのだが、本作ではアムロとハヤトを連れて立ち入り禁止区域に入ろうとするのはなにか違う。このシリーズはとくになにか期待しているわけではないが、さすがに前作までのほうが面白かったと思えた。上映時間がこれまでよりも30分ほど長くなっているが、毎回ある前作までのダイジェスト部分とエンドロールを省くとこれまでとあまり変わらない尺なのではと思ってしまったのもちょっとマイナス。一部を除いてのファーストからの声優の変更は仕方がない部分もあり、気にしていないのだが、本作の成長したセイラを見て、やはりこのあたりからのセイラは井上瑤のほうがいいなと思ってしまった。かなわぬことだけど。なんだかマイナス面ばかり書いてしまったが、5点以下をつけるほどでもないのでまあ5点。
[DVD(邦画)] 5点(2020-03-19 18:36:18)
955.  機動戦士ガンダム THE ORIGIN II 哀しみのアルテイシア 《ネタバレ》 
シリーズ第2作。今回は前作のラストで地球へ向かったキャスバル(エドワウ・マス)とアルテイシア(セイラ・マス)の三年後の様子が描かれていて、もう一人のシャア・アズナブルの登場や、今後につながるであろうジオンによるモビルワーカーの戦闘実験、それにチョイ役で一年戦争以前のアムロやミライが登場するなど見どころもあるのだが、全体的に見ると平凡な感じで、2作目にして既に少し中だるみ感もあって、出来としては別に悪くはないんだけど、物足りないといえば物足りないかなといったところ。青年になったキャスバルもといエドワウの声を池田秀一が演じているが、いくらのちにシャアになるからといってティーンの頃から任せていることにちょっとおいおいと思ってしまうし、実際その演技にも無理を感じる。これは本人からの申し出によるものらしいのだが、スタッフは潔くその申し出を断る勇気が必要だったのではないか。いっそもう一人のシャアを演じている関俊彦の二役でも良かったような気がする。一部ファーストとの矛盾もあるがまあ許容範囲。エドワウがセイラのもとを去るラストシーンはこれからのこの二人の運命の歯車がいよいよ動き出したという感じがして、次回に期待を持たせるにじゅうぶん。
[DVD(邦画)] 5点(2020-02-29 16:43:42)
956.  炎の城 《ネタバレ》 
「ハムレット」を題材にした加藤泰監督の時代劇。シェイクスピア作品を翻案とする邦画では黒澤明監督の「蜘蛛巣城」と「乱」があり、加藤監督も黒澤監督の「羅生門」で助監督だったということもあり、変な期待もしてしまうのだが、加藤監督の仕事ぶりをただ確認しただけという感じで、作品としては正直凡作といったところで、あまり面白くない。「ハムレット」のストーリーはよく知らないのだが、それでも、時代劇としてはそれらしくない部分が多く、できるだけ忠実に作ろうという意図は伝わってくる。しかし、それが時代劇としては違和感を感じるものになってしまっているのは残念。「蜘蛛巣城」が本作の三年前とのことで、加藤監督はそれも頭にあったのかも知れず、自分もシェイクスピアに挑戦してみようという思いがあったのだろうとも思うが、もう少しうまく脚色すればなんとかなったのではと思ってしまう。音楽は伊福部昭が担当しているが、クライマックスでゴジラのテーマらしきものが早回しで流れたのはちょっとビックリ。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2019-08-03 22:58:57)
957.  ルパン三世 グッバイ・パートナー〈TVM〉 《ネタバレ》 
6年ぶりのオリジナル新作によるテレビスペシャル(前作の「イタリアン・ゲーム」はやっぱり第4シリーズの宣伝目的が主だったのね。)で、ルパンの相棒である次元がルパンを裏切って敵に回るということが大きくフィーチャーされ、タイトルもわざわざ「グッバイ・パートナー」となっているが、どうせ完全に裏切るわきゃーないと冷めて見ていたら案の定で、しかも次元の裏切り行為の理由が早い段階であっさり明かされてしまい、後半はタイトルと内容が合っていないのはなんとかしてほしかった。全体的な印象もいつものようなまあこんなもんだろうという感じでとくに何も期待をしてなかったのでそれ以外は気にならないが、このタイトルにした以上、せめて次元を終盤近くまで敵として描く必要はあったと思う。旧声優陣での最後の作品が「LAST JOB」というタイトルだったので、ひょっとしたら本作で小林清志の次元は最後という意味でのタイトルかと深読みしてみたが、そうでもなさそうなので、何を考えてこのタイトルにしたのかよく分からない。ショパンの曲が絡んでいるので「ショパン 別れの調べ」とかいくらでもほかにタイトルのつけようはあったと思う。先日亡くなられたシリーズの原作者 モンキー・パンチさんのご冥福を。
[地上波(邦画)] 5点(2019-04-23 00:06:08)
958.  木更津キャッツアイ 日本シリーズ 《ネタバレ》 
クドカン脚本の大河ドラマ「いだてん」に合わせるようにしてこの連ドラシリーズを初めて見たのだが、最終回まで見終わった流れで劇場版である本作を鑑賞。連ドラシリーズは最初はちょっとどうなんと思っていたが、慣れるとハマるまではいかないものの、登場人物たちに愛着がわいてきてそこからは楽しく見た。(クドカン脚本の連ドラ、ほかには「あまちゃん」しか見てないけど、ひょっとしていつも最初のほうはこんな感じなのかな?)この劇場版もドラマとまったく同じノリで映画的な何かがあるわけではないが、連ドラを見慣れていると安心して見ていられる。でも、仕方がないとはいえ、一見さんお断りな感じはあって、完全にファンムービーの域を出ていないのは少々気にならないでもないし、連ドラでやっていた全体を野球の試合になぞらえ、全9話分を表と裏に分けるというのは連ドラだからこそなしえることで、それを本作でもやっているのは単発の映画作品では苦しい気がする。ぐっさん演じる山口先輩が韓国パブの経営を始めるというのは15年以上経った今見ると少し時代を感じてしまうものの、ぶっさん(岡田准一)がその韓国パブの従業員であるユッケ(ユン・ソナ)と恋に落ちるという展開は良かった。今回のゲストであるジョージ役の内村もはまり役。彼が整形しているという設定でオジー(古田新太)が再登場するのは多少の無理やり感もあるものの、このシリーズならまあいいかと思えてしまう。(自分がオジーけっこう好きというのもあるが。)しかし、やはりストーリー的には中盤あたりでクライマックスを迎えてしまったように感じてしまい、その後の「キャスト・アウェイ」を意識したような5人の漂着した島での生活シーンはやや間延びしているように感じるし、冒頭からうっちーの父(渡辺いっけい)が語っていた怪獣の登場するクライマックスもなにか浮いてしまっているように感じたのはちょっと残念だった。本作のラストシーンはドラマで描かれなかったぶっさんの死ではなく、ぶっさんとユッケの結婚写真撮影というのが微笑ましい。それに、なんだかんだ言ってこのシリーズのノリとバカさは嫌いにはなれない。次回の劇場版で最後らしいのだが、最後まできちんと見届けたいと思う。
[DVD(邦画)] 5点(2019-02-21 01:25:49)
959.  明治天皇と日露大戦争 《ネタバレ》 
明治天皇を主役に日露戦争を描いた新東宝初のカラーかつシネスコの大作映画。(日本映画全体でもシネスコ映画は2作目だったとか。)先週に「二百三高地」を見たので本作もとりあえず見てみた。「南極物語」や「もののけ姫」、「千と千尋の神隠し」と同じく日本映画史上空前の大ヒット作だそうだが、戦後12年しか経っていない時期というのは、まだまだ戦争の記憶が生々しかったころだと思うのでこの映画がそういう大ヒットを飛ばしたというのはやはり少し不思議な感じがするのだが、勝ち戦を描いた映画を見て暗い時代を忘れようという人が多かったのではないかと感じる。俳優が演じる天皇が初めて映画に登場するというのも大きかったのだろう。アラカン演じる明治天皇は「二百三高地」で三船が演じる明治天皇と比べると、三船の明治天皇があくまで俳優その人だったのに対し、本作の明治天皇は俳優その人ではなく、ちゃんと役としてその偉大さを感じることができるし、戦場の兵士たちを思って夏でも冬服を着ていたなんてエピソードなども、かなり美化されているのかもしれないが、人間味のある描き方をされていたのが印象的だったし、もちろんアラカンもハマっている。天皇の描写以外はひたすら日露戦争の顛末に終始していて、戦場に駆り出される兵士たちのドラマが描かれないのはちょっと物足りなくもなく、前半の旅順での戦闘シーンがダイジェストのように見えてしまうのは「二百三高地」を見たばかりといのもあるのだろうなあ。逆に終盤の日本海大海戦のシーンのほうがスペクタクルとしては見ごたえがあった。このシーンで「軍艦マーチ」が流れて古澤憲吾監督の映画みたいだと思っていると、古澤監督は本作を手掛けた渡辺邦男監督の助監督を過去していたことがあると分かり、なるほどと感じる。「二百三高地」は公開当時、戦争賛美の右翼映画という論評もあったみたいだが、その傾向は「二百三高地」よりも20年以上前の作品である本作のほうが感じられるような気がする。とくに「勝った!勝った!」と浮かれたまま終わるエンディングは敗戦国の映画とは思えず、愕然とさせられた。なので、あまり高い評価はできない。「二百三高地」にも出演していた丹波哲郎と天知茂が本作にも出演しているのが面白いが、おそらく偶然だろう。
[DVD(邦画)] 5点(2019-01-10 00:52:46)
960.  8年越しの花嫁 奇跡の実話 《ネタバレ》 
地元岡山での実話の映画化作品ということで、公開時に地元ですごく話題になり、自分の職場にも何人か見に行ったという人や中にはリピーターもいた本作を遅ればせながらようやく見た。確かに良い話ではあるし、感動的ではあるけれど、こういう話ならもっと主役の二人が出会ってから彼女が病気になるまでの話を詳細に描くべきで、そうしないと何がそこまで彼氏を突き動かしているのか理解できない。ほかにも彼女の両親が娘のことは忘れてくれと彼氏に言った後、再びこの両親が彼氏を受け入れるまでの過程があっさりしすぎているなど、ちゃんと描くべきところがおざなりになっているという印象。そのせいでドラマとしては非常に薄っぺらく、主役の二人にもあまり感情移入することができなかった。もっとこういう細かいところをしっかりしていれば良かったかも。毎年彼氏が同じ日に結婚式を同じ式場に予約し、式場が毎年それに対応していたというのも実話でありながらちょっとあり得ないと思ってしまった。(ちょっと違うかもしれないけど「一杯のかけそば」みたいな。)それでも駅前の商店街のアーケードや地元スーパーの外観など見慣れた風景が映画の中に出てくるのは楽しかったし、主演の佐藤健、土屋太鳳をはじめメインキャストに朝ドラ出演経験者が多く、(脚本家も去年朝ドラ書いてたし。)とくに彼女の両親役を杉本哲太と薬師丸ひろ子が演じているのはつい「あまちゃん」を思い出した。(「あまちゃん」では夫婦役ではなかったんだけど。)そういえば劇中のテレビでいきものがかりの「ありがとう」が流れているシーン(重要なシーンだ。)があるが、あの曲も朝ドラの主題歌だった。
[DVD(邦画)] 5点(2018-10-14 15:03:56)
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