101. 殯の森
なかなか頑張っていて、おもしろい映画ではあるのだけれど、認知症のリアリティが全く欠ける点で、しらけてしまうのは、やむをえないであろう。 また、カンヌで受けそうな、インテリ向けの映画という見方もできるし、押しつけの価値意識が鼻につくともいえる。 [映画館(邦画)] 4点(2007-09-15 10:43:46) |
102. 愛と死をみつめて
吉永小百合の美しさと、当時の病院の生活ぶりが興味深い。不治だと分かっていれば、1日でも長く両親や誠と暮らすことができるようにすれば良いのに…と思うのは、今の感覚なのであろう。 [DVD(邦画)] 5点(2007-09-15 10:38:30) |
103. あしがらさん
感動のドキュメントではないけれど、まあハッピーエンドで、いやらしいヒューマニズムなしで、なんとなく心温まる作品です。長いつきあいなら、たまにはこんな映画をデートで見るのはどうでしょうか。◆やっぱり、決め手は、きめの細かい個別対応なんでしょうねえ。病院の看護師や新宿区のワーカーの等閑でパターナリスティックな対応はやむをえないのでしょうか。 [映画館(邦画)] 5点(2007-09-15 10:36:21) |
104. 噂の女
《ネタバレ》 もう少し、「男」に、救いが欲しい。筋道が立ちすぎているのと、現代的には、タイトルと音楽が理解しがたい点が、ポイントを下げる。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2007-09-15 10:11:42) |
105. 大病人
いつもの伊丹「社会派ドラマ」で安心して見られる。「病院で死ぬということ」などの参考図書にかなり忠実に考証された作品であり、当時のがん末期医療の状況を、脚色を交えある程度正確に伝えている。◆伊丹作品の中では、暴漢に襲われ送った入院生活と、自殺に至る死生観との中間にある重要な作品。その分、分かりにくい(三國連太郎が、監督の意図がよく分からなかったというコメントが伝えられている)。◆1992~3年は、邦画で病院モノが集中した年。それだけ、医療のあり方に注目を集めた年なのでしょう。一昨年、父をがんで失いましたが、この時代とは「がん死」の扱いが相当変わってきていました(理由があって、主治医を変えましたが、どちらの主治医も告知に拘り、一切延命処置をしなかった)。この10年間、相当事情が変わってきていますね。 [ビデオ(邦画)] 4点(2007-09-12 09:11:41) |
106. 外科室
何もしなくても大根だって分かる加藤雅也がすごい。吉永小百合の絶世期に撮ってみてほしかった。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2007-09-11 18:57:28) |
107. 石井のおとうさんありがとう
石井十次の活動や大原孫三郎の偉大さはよく分かる映画ですが、これだけ豪華キャストで小学校の学芸会レベルの映画になってしまったのはどういうことだろうか。やはり、松平健があまりにもダイコンだからだろうな。 [映画館(字幕)] 0点(2007-09-11 18:56:05) |
108. 浮雲(1955)
冨岡に感情移入してしまう自分が、ものすごくものすごく嫌になる。 [DVD(邦画)] 6点(2007-09-11 13:34:36) |
109. マリー・アントワネット(2006)
キルスティン・ダンストはうまいと思うが、あの容姿がマリーアントワネットにふさわしいとは思えない。 [DVD(字幕)] 4点(2007-09-07 08:13:27)(良:1票) |
110. 化石の森(1973)
アラは多いけど、ちょっと不条理でシュールな感じは、悪くないです。この当たりから、邦画って全然進歩してない感じがするけど。 [ビデオ(邦画)] 4点(2007-09-04 05:50:33) |
111. 風の歌が聴きたい
無駄に長いと思うなあ。それに、天宮良が、中学生役をやるのに、相当な無理がある。ものすごく腹黒い中学生に見えた。 [DVD(邦画)] 4点(2007-09-03 03:51:12) |
112. ザ・リング
日本版を見ていないのに、こちらをビデオで見ました。 ビデオをコピーすれば助かるのなら、コピーして捨てれば済むことかしら?なんて思いますね。 それと、馬はどうしたんだ。 日本版や原作を見たくなります。 [DVD(字幕)] 5点(2007-09-03 03:48:11) |
113. 震える舌
中野良子の女医ぶりが凛としてしていて、色っぽい。邦画はこの頃は勢いがあった。ところで、この時代、破傷風って、そんなに気づきにくい病気だったのだろうか?原作の小説が世に出る以前、子どもだった私は深い傷を負うたびに、母(看護婦)が強く破傷風を心配したのを覚えている。なにしろ、そのたびに、破傷風がいかに大変な病気で、その治療が凄絶かを聞かされていたので、子どもごころに強く印象に残っている(その前に、予防接種をうっておこうよ、と今になって思う)。 [ビデオ(邦画)] 5点(2007-09-03 03:46:37) |
114. 背徳のメス
田村高広がこんな役やってたんですねえ。だけど、うまいですよ。32歳でオールドミス呼ばわりされ、部長に蹂躙される婦長さん…今じゃ考えられない設定だよな。脚色がうまいなあとは思いますが、多分、原作の方が良さそうな感じがする映画です(原作が絶版なので読んでないのですが)。 [ビデオ(邦画)] 4点(2007-09-03 03:45:43) |
115. わるいやつら
ずうっと片岡孝夫とは気づかずに、「芝居にメリハリのない役者だな」と思って見ていた。 松坂恵子は変わらないねえ。 梶芽衣子は相変わらず素敵だ。しかし、こんな役やらせるなんて。 [ビデオ(字幕)] 3点(2007-09-03 03:42:37)(良:1票) |
116. 病院へ行こう
薬師丸ひろこが若いなああ。本人、真田広之に憧れていたんだったんだな、確か。あ、自分が薬丸ひろこファンだったこと思い出したよ。服装やお化粧や風景が、バブル当時で、ノスタルジーに浸る。こういう邦画コメディって最近なくなってますよね。 [DVD(邦画)] 3点(2007-09-03 03:41:30) |
117. 本日休診
若き鶴田浩二がヤクザ、若き三国連太郎が戦争で気がふれた元陸軍中尉を演じています。それから、患者役の若き角梨枝子と若き淡島千景が美しく、看護婦役の若き岸恵子が可愛らしいです。若き中村伸郎とかも、地味に良い演技をしています。なにしろ50年前の映画だ。 [ビデオ(邦画)] 4点(2007-09-03 03:39:13) |
118. 風立ちぬ(1976)
この齢になって、なんで百恵ちゃんが人気があったか、少しだけ分かるようになったよ。 [DVD(邦画)] 5点(2007-09-03 03:36:29) |
119. マルサの女2
1に比較すると明快さ軽快さに欠けるので、やや過小評価されがちなのが気の毒。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2007-09-03 03:33:39) |
120. 1リットルの涙
脊髄小脳変性症におかされ障害を持つ主人公役の大西麻恵さんの熱演ぶりが光る。ただ、20年前の話なのに、女子高校生(亜矢)が眉を綺麗に揃えていたり、ピアスもしないのにピアス穴があるのは、残念。周囲の俳優の演技がわざとらしすぎるのも、やや興ざめ。◆亜矢さんの病型は不明だが、脊髄小脳変性症の多くは、生命に直接危険はないため、やや誤解を招く映画かもしれない。 [映画館(字幕)] 6点(2007-09-03 03:30:41) |