141. ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章
《ネタバレ》 原作者である荒木飛呂彦先生が太鼓判を押した、という情報を入手したこともあり、それでも期待値は低めで鑑賞しました。 結果的には観て良かったかな。まぁDVDでもいいのかもとは思えますが、虹村形兆のスタンド、バッド・カンパニーは、大スクリーンで見てこそ意味があると思えた。うん、あそこのシーンはなかなかだった。 ただ全体的に、ちょ~っとスタンドそのものの描写に物足りなさを感じたのもまた事実です。実写であることへのリアルさを出すためにきっと、あの有名な擬音文字を封印したせいかも。また、スタンドの単体でのショットも少なかったせいかも。 杜王町という架空の町の雰囲気は良く出てたと思う。ジョジョの世界観にマッチしていました。 億泰のスタンド、ザ・ハンドをどうやって倒したのかがちょっと分かりにくかった。 伊勢谷友介の空条承太郎はたしかにオッサンすぎるけど、そんなに悪くはないんじゃないかな。顔立ちが欧風よりで。 正直言って今後の続編も楽しみです!そして・・・だれがジョセフを演じるのか?だれが岸辺露伴を演じるのか?楽しみ多すぎ。 [映画館(邦画)] 5点(2017-08-05 18:20:22) |
142. SCOOP!
《ネタバレ》 実はこの映画、めっちゃ重たいテーマを投げかけています。監督が意図したかは分かりませんが、いわゆる、戦場写真についての論争です。主人公は中学生の時にたまたま目にした1枚の写真に心を奪われ、カメラマンを志します。その写真がロバート・キャパが撮った戦場写真。やがて主人公は念願かなってカメラマンとなります。しかし戦場へ行くことはなく、芸能人のケツを追いかけるパパラッチへと成り果てる。中学生の時に自分の運命を変えたような写真を撮るこなく、日々下世話な写真を撮り続ける。ところが皮肉にも、親友の手によって彼自身がまるで戦場写真の中の兵士、死にゆく兵士のごとく被写体となってしまう。 問題はここから。倫理観・道徳観・モラルや秩序、とにかく人としての采配が試されます。人の、それも同じ仲間、恋人、友人の死の瞬間をとらえた1枚の写真。その写真を報道するのかしないのか。プロの仕事人なら当然報道して当たり前。この映画も結局はそこに落ち着きます。 でもそれで良かったんでしょうか。なんか越えてはいけない壁を越えてしまったような気がするんです。きっとあの編集部はもう何も怖いものなしでしょう。怖いものがないことほど怖いものはない。歯止めがきかなくなっていきます。 この衝撃的な1枚の写真に対しての扱い方がゆるい。もっと鋭くえぐってくれれば良かったのに。でもそうすると作風が変わっちゃうんですよね。勿体ないです。 二階堂ふみのキャスティングは良い。マッチしていた。ただ演技力は、別の話です(笑) [DVD(邦画)] 5点(2017-04-20 21:58:54)(良:1票) |
143. 日本で一番悪い奴ら
車やバイクを運転したことある人なら一度くらい、キップを切られた経験があるのではないでしょうか。その時おそらく、この点数稼ぎ野郎が、と内心思ったはず。この映画はまさにそれを証明してくれてるかのようで、所詮警察もサラリーマン、成績がものを言う組織だということがよく分かります。ま、一応フィクションらしいですが。 どうでもいいけどこの映画を観たら、誰も警察官になりたいなんて思わなくなっちゃうかもね(笑) [DVD(邦画)] 5点(2017-02-05 17:46:27) |
144. スキャナー 記憶のカケラをよむ男
《ネタバレ》 全くもって話題にされなかったが、このテのものは興味があるので観てみた。観てみたといっても、さほど期待しないで、である。なんとな~く、B級テイストを感じたもんですから。ところが始まって3、40分くらいして、こ、こいつあまさかの拾いモノか!?と、一気に期待値が高まり、話の中にグイグイと引き込まれていった。推理モノっていうのは、話の進行と同時に受け手側もアレコレと推理していくもんで、その推理をどう裏切れるかが、作り手側の手腕の見せ所になる。その点においてこの作品は、実に巧妙に裏切ってくれた。B級だなんてゴメンなさい。 野村萬斎と宮迫のコンビも非常に良く、シリーズ化してほしいくらいだ。 ただ、ただどうしても完璧に近い脚本にしたかったのか、辻褄合わせがかなりあり、別にそれはそれでいいのだけれど、回想シーンで補填していくため流れのリズムが悪くなり、結果的にダレルことに。このダレのせいで悪くはないけど5点止まりになりました。スキャニングを有効活用しすぎですね。てか頼りすぎかな。相棒の宮迫にもアイデアのある活躍をさせてあげれれば、作品の幅も広がったかも。 とにかくまあそこそこの拾いモノではありました。ヒットはしなかったけど続編作って欲しいわ~。 [DVD(邦画)] 5点(2016-11-09 20:48:29) |
145. ヒーローマニア -生活-
《ネタバレ》 原作は読んでません。自分が思っていたよりは悪くはなかった。ただバカらしい世界観を壊さないためにも、鶴太郎おじさんの死は不向きに感じた。静ちゃんのレインコートが殺すじゃなくて例えば相手を丸刈りにしちゃうとか、なにかそういったほうがしっくりきたかも。どうしても人殺ししちゃうと色合いがおかしくなるし、あ~バカバカしくってくっだらなかったけれど嫌いじゃないな、ていうノリにあと一歩乗り切れなくなる。あと下着泥棒はやっぱり犯罪なんで許しちゃうのはマズイっしょ。 船越英一郎の携帯の着信音が、帝国のテーマだったのが個人的にツボでした(笑) [DVD(邦画)] 5点(2016-11-09 07:08:34) |
146. デスノート Light up the NEW world
《ネタバレ》 ●デスノートが地上に6冊落とされた。いったいどうなるんだ!?ていう期待はあっけなく裏切られた。6冊という設定は単純な回収作業となり、そこにはこちら側の想像以上の驚きはなかった。●Lを超えると豪語していた後継者くんは、超えるどころかまったく大したことなく、ミサミサに殺されなかったのも単に運が良かっただけ。逆探知にいたってはもう話になりません。●キラに子供が!?いやいやちょっとそれはないっしょ!設定が曖昧すぎで母親の素性すら分からず終い。強引にもほどがあるよ。●短い時間の中であれやこれやと詰め込みすぎ。女刑事の復讐劇とかいらんでしょ。●この作品の魅力はなんといっても、キラとLの頭脳戦。その頭脳戦がとにかく期待はずれ。派手なアクションに頼るようじゃ、本質を見失うのも無理ないか。●デスノートにアーマていう女死神が名前を書いて、その書いた死神が砂みたく消えちゃったけどさ、デスノートって本来死神の使うものでしょ。なんで消えちゃったんだ?あの死神さん?それに前作じゃリュークがキラの名前書いたしね。どういうことかよ~分からんかった。●菅田くんの新生キラはデスノートを3冊保持してたけどさ、他の死神さんたちはどこいった?●竜崎はデスノートを所持してたんだから、デスノートに触ると死神が見えるって分かってたはずじゃん。なんだよあのリアクションは?初めて死神見ましたはおかしいだろ!●CGのクオリティだけは良かった。●5点ですが厳密には4.5点くらいです。 [映画館(邦画)] 5点(2016-11-02 15:05:42) |
147. 殿、利息でござる!
《ネタバレ》 予告編や宣伝ポスター等から連想するのは、昨今流行りの時代劇コメディ。ところがたしかにコミカルな箇所はあるものの、その全貌は胸の熱くなる人情話。まあ実話だから仕方ないのかもしれないけど、だったら宣伝の仕方を変えて欲しかったよ。別に人情話でも、お上に金を貸して利息を取る、という実際にあった話自体に興味がわいて観るんだから。映画の出来としては別に悪くないし、一つの雑学としても楽しめる。だから別の内容を期待してガッカリした観客がいたら、損だな~って思うよ。勿体無いね。ただあれね、散々お上に圧政を強いられてやがて村はおしまいだ~、て言ってたのに、終盤に殿様本人が現れて、お上が店を潰したとあっては面目が立たない、ってオイオイ、なんかよ~分かりまへ~ん(笑) あと現在の風景が出ちゃうと個人的には興ざめしちゃうんで、あれはやめてほしかった。意図は分かるんだけどね。 にしてもキャストだけは豪華でんな~。 山崎務さんがお金をチャリンチャリしてると、どうしても「マルサの女」を思い浮かべちゃうよ。 [DVD(邦画)] 5点(2016-10-27 18:14:21) |
148. HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス
《ネタバレ》 前作で免疫が出来てしまったので衝撃度は減少してしまった。しかしこの映画に求めるのは単純にバカバカしさだけ。衝撃はなくても、いい意味でバカやってることに称賛の拍手を送ることができればそれでいい。ほんとうにただただそれだけ。結論から言うとちょっと物足りなかった。それは敵。前作ではいろんな○○仮面が登場して楽しませてくれた。極めつけはニセ変態仮面。彼の存在が変態のバロメーターを一気に上げることに貢献した。だが今回の敵は変態ではない。単なる恋敵。変態してるのが変態仮面だけという寂しさゆえに、物足りなさが生まれてしまった。師匠でおじいちゃんのアノ人は敵じゃないし、もはや殿堂入り変態役者(褒め言葉)ですからw あとやたら戦闘員たちとの戦闘シーンが多いのもマイナス要素。せっかくの鬼モードも、もう少し活躍して欲しかったな~。三作目は宇宙生物に・・・www [DVD(邦画)] 5点(2016-09-19 17:44:24) |
149. テラフォーマーズ
《ネタバレ》 DVDで観るには丁度いい!その程度の出来。原作の漫画もアニメもどっちも見ていないので、まあそこそこ新鮮さは感じられた。ただどうしてゴキブリを火星に送ったのか、その辺がスッキリと理解しにくかった。あと気になったのは山田孝之の絶対に死なない能力ね。あれって身体バラバラにされたら流石に死ぬよね、いくらなんでも。それともくっついちゃうのかねw あとゴキブリってたしか単体行動じゃなかったけな~・・・う~ん・・・。 [DVD(邦画)] 5点(2016-09-03 22:51:03) |
150. バクマン。
《ネタバレ》 ●アニメ版「バクマン」全話鑑賞済み。 ●良かった点・・・出演者全員が良かった。ほぼ全ての役者さんたちの演技力、ハマリ具合いが素晴らしい。特に佐藤健と神木隆之介のコンビは文句なく最高!高校生ってこうだよな~、な感じを無理なく自然に演じていて、ビックリするぐらい高校生そのものでした。小道具からセットまで、美術のこだわりが半端ない!エンドロールの単行本のアイデアが秀逸!そうきたかってやられました。 ●悪かった点・・・入院中の最高と亜豆のシーンが少々だるい。それにカット割りも単調で変化に乏しい。高校生で未成年の最高が入院した先に、保護者らしき人物が一人もいないのは不自然すぎる。アニメ版では母親が編集長とやり合うシーンがあった。上映時間の都合上省いたのだろうが、もう少しうまいことやってほしかった。 ●総評・・・元ネタを知っちゃっているので正直分からないが、新妻エイジのキャラは観客に伝わったのだろうか?元々はスカウトされて上京してきていて、その上京する条件も「自分が『ジャンプ』で一番人気の作家になったら、自分の嫌いな漫画をひとつ終わらせる権限」を要求したトンデモない奴だって。『バクマン。』という作品の魅力は、この裏主人公な存在である新妻エイジの魅力であり、天才として高い位置にいる彼を、知恵と努力で立ち向かう最高と秋人の魅力に他ならない。なのでこれ1作品で『バクマン。』の魅力を語るのは非常に難しいですね。 難しいですが、一つの作品として生を受けてしまったからには評価しなければならないわけで、まあやっぱりどうしてもエイジのキャラが満点でないのと、その代わり最高と秋人は素晴らしかったので結局差し引きゼロの平均点ですね。はい。 [DVD(邦画)] 5点(2016-04-24 10:47:34) |
151. グラスホッパー
《ネタバレ》 伊坂幸太郎原作の作品が好きなので鑑賞しました。原作は未読です。結論から言うと私が思っていたモノとは違いました。二重三重にも交差する思惑や陰謀みたいなモノを期待していました。終盤でタネ明かしがありますが、正直都合良すぎる点が多い。もし違う行動や結果だったらどうしてたのか?予測不能な出来事が起きてた方がサスペンスとしては面白いのに、まるで思い描いた通りに主人公・鈴木が動いてくれるなんてありえないでしょ普通は。そもそも彼があの会社に潜入しなかったらどうしてたんだろうね?それにその鈴木を会長のいるところに連れてかれてたらどうしたんだろう?あれこれやっぱり腑に落ちません。ただ殺し屋稼業の人たちの、なんか救いようのない描写は良かったですね。なんなら、彼らだけの話でも良かったかも。 [DVD(邦画)] 5点(2016-04-21 18:54:18) |
152. 暗殺教室~卒業編~
《ネタバレ》 漫画の原作は読んでおらず、アニメ版を欠かさず見ている上での感想です。前作を見た時は知っている話が多く、うまいことまとめたなと思った。しかし今回はアニメでもまだ踏み込んでいない殺センセーの過去と最終決着で、まったくの未体験ゾーン。殺センセーの過去は科学実験によるもの、てことくらい分かりきっていたし、そこはそれほど重要ではない。重要なのは決着のつけ方。結果的には良い終わり方でした。ちゃんと終わらせてくれたんで、そこは素直に清々しかったです。主人公が教わる側から教える側になるというパターンも、この作品の本質からしてアリでしょ。映画「暗殺教室」がここにキッチリと完結したわけです。ただどうしてもアニメ版を見続けているせいか、物足りなさを感じてしまった。E組の生徒たちの成長がほぼ1作目で終わっちゃってるようだし、やはりA組や理事長との確執があってこそのE組かなと。はい。まあ時間的に厳しんでしょうね。あとは、殺センセーの疾走感とユーモアも少なかったかな。もっと色んな殺センセーを見たかった。でもブレてないし本筋はキッチリと通っているので、1本の映画としては上々の出来でしょ。ただ個人的感情メーターがさほど揺らされなかったので、平均点止まりにしました。 [映画館(邦画)] 5点(2016-03-27 14:36:45) |
153. 神さまの言うとおり
《ネタバレ》 安っぽCGもアイデア次第。使い方によってはその安っぽさが逆にいい味になる。この映画がまさにそう。ブッ飛んだ設定でもうほとんどマンガ。マンガだからこそ安っぽいCGがマッチする。結果的に違和感がなくなる。そして変なリアリティが生まれる。なので何の抵抗もなく受け入れられた。テンポもよく飽きさせないのも良い。次々現れる遊びをどうクリアしていくのか。その辺のアイデアも良かった。ただダルマはちょっと強引過ぎかな。ラストのオチさえ何とかしてくれたらもっと高評価できたかも。広げた風呂敷をたたまずに終わるのって嫌いなんで。 [DVD(邦画)] 5点(2015-12-20 17:56:51) |
154. 脳内ポイズンベリー
もっとコミカルなものかと思ってました。結構マジメなのね。脳内会議の描き方にもうひとひねり欲しかった。共感できるところも多くそれなりには楽しめました。振り回されているように見えるヒロインですが、よくよく整理してみると振り回してるのは実はそのヒロインだったりします。女の気紛れって、恐ろしい・・・(^_^;) [DVD(邦画)] 5点(2015-12-07 21:41:46) |
155. 駆込み女と駆出し男
《ネタバレ》 駆込みが成就するまでがやや退屈。そこからはテンポもよくて飽きずに観れた。ただそのテンポのせいか全体的にオムニバスな仕上がりとなり、個々の話に強い感情移入は出来なかった。平均点止まり。そんな平均点止まりに貢献した役者さんたちの演技は、片意地張らぬ自然体な感じでこの作品に大きな魅力を吹き込んでくれてます。そして大泉洋はいつもの大泉洋のままなのだが、それが功を奏している。彼だからこその味がとにかく気持ちいい。まあ結果的に「大泉洋」という役者が好きか嫌いかでかなり評価の分かれるとこかな。得意の話術が見せ場となる回数の多いこと多いこと。吉原の連中を追い返す行はお見事としか言いようがない。あと想像妊娠の治療も面白かった。現代言葉を流用するとこも好きだし、それと対になる方言の暖かさも好き。じょごとお吟の別れのシーンでのあの方言にはやられました。 [DVD(邦画)] 5点(2015-12-06 16:55:48) |
156. イニシエーション・ラブ
頭空っぽの状態で観たせいか、私は素直に騙されました。前田敦子の設定が、憎たらしいほどしてやられたりでした。男と女の恋愛に対する接し方の違いを、ラストの笑顔で叩きつけられたみたいで、単なる騙しだけでない点も評価したいです。ただ2度は観ないですが(笑) [DVD(邦画)] 5点(2015-12-05 22:34:58) |
157. 風に立つライオン
《ネタバレ》 B級テイストの作品を得意とする三池崇史監督が、まさか壮大なヒューマンドラマを手掛けるなんて・・・。もうビックリ!でその感想ですが、確かに感動はしますし、いいお話だな~とも思います。主役の大沢たかおもなかなか良い!しかし何というか、大沢たかおの日本の恋人さん関連のシーンがちょっと多すぎで、少々ダレます。その分をカットしてもう少しコンパクトにまとめた方が良かったかも。まあそうは言うても原作がそうなら仕方ないのかも。サンダーバードがシュバイツァーの伝記になってしまったとこは、良い終わり方でした。好きです、こういうの。 [DVD(邦画)] 5点(2015-10-22 22:33:59) |
158. エイプリルフールズ
《ネタバレ》 この映画そのものが嘘!ヤクザの親分に近付く男に何もしない子分たち。いとも簡単に銃を扱ってしまう一般女性。素人のコーラスをステージに上げて自分らは何もしないプロの歌い手たち。指名手配で逃走中な男が堂々とレストランで食事。プロのハイヤードライバーなくせに思いっきり後ろを振り返っての運転。絶対にありえない報道番組の嘘報道。とにかくあれもこれもがバカバカしい。最後にUFOを登場させた真意が全くわかりませんでした。でもまあ、バカバカしいなりの楽しみ方は出来たので5点にしました。あと、ゲイのエピソードは一番シンプルで結構好き。 [DVD(邦画)] 5点(2015-10-12 00:09:47) |
159. 新宿スワン
《ネタバレ》 堅気な自分には、キャバクラや風俗に女の子を紹介するスカウトとヤクザやさんとの違いが分からない。殺しはやらないヤクもやらない。でも暴力や恐喝はする。でラスト、あっけなく秀吉は殺されてしまう。ん~・・・ほんと分かりません。大体あれだけいた秀吉の舎弟分たちは、みんなどこにいっちまったんだい!?不思議。秀吉が孤立無援になるまでの過程がなさすぎです。全体的に力技で押し切っている感じのする映画です。ただ龍彦役の綾野剛のハマり具合が異常な程良く、龍彦が愛おしい存在になったことは素直に評価したい。 [DVD(邦画)] 5点(2015-10-05 00:08:48) |
160. バンクーバーの朝日
始まってからこの作品に引き込まれるまでが長い。野球映画というよりは歴史映画。群像劇があまり得意でないのか、個々の掘り下げ方がイマイチ。色々なエピソードを数珠繋ぎにしているみたいで、まるでドキュメンタリーな印象が残る。もっとバンクーバーサイドの登場人物と濃密なやりとりがあっても良かったかな。ちょっと蛋白で物足りない。でもこの映画を観て思ったことは、やっぱり戦争は嫌だなってこと。別に憎み合ってるわけでもないのに、無理やり敵同士にさせられて、大事なものをたくさん奪われる。ほんと、戦争反対! [DVD(邦画)] 5点(2015-08-21 19:20:31) |