1. 恋する惑星
私が生涯観てきた作品の中でもTOP5に入る、宝物の様な作品。 音楽も素晴らしいし、金城武やトニー・レオンも素晴らしい。 返還前の香港の夜を知っている人には、たまらない映像の数々。 実際に香港に行ったことがあるかどうかでも、見方はかなり変わるかも。 パイナップルの缶詰、トニー・レオンが女性を口説くシーンなど、その他どれをとっても記憶に残るシーンばかり。 これらにクリストファー・ドイルのカメラが一役かっていることは間違いない。 やはりドイルは天才だ。 本作でドイルのファンになり、今でも彼の撮る作品は追い続けている。 又、舞台となった「重慶(チョンキン)マンション」には実際に宿泊したことがあるので、その点においても感動が高まった。 本作くらいの作品を、またカーウァイに撮ってもらいたいなぁ。 [ビデオ(字幕)] 10点(2007-10-15 12:16:02)(良:1票) |
2. 宵闇真珠
《ネタバレ》 宵闇に佇む真珠の首飾りの少女。 その肌は限りなく美しい。 夢心地な美しさ。 正確にはクリストファー・ドイルが美しく撮った。 クリストファー・ドイルだからこそ、ここまで美しく撮る事ができた。 同じくクリストファー・ドイルが撮影を担当した、私の大好きな映画『地球で最後のふたり』を彷彿とさせるストーリー。 幻想であったかと思わせるラスト。 その全てが愛おしく、そして心地よい。 ついにクリストファー・ドイルも、その映像美を極め、キャリアの頂点に達したか。 また一つ、宝物の様な映画と巡り会うことができました。 [インターネット(字幕)] 9点(2020-10-27 20:19:07) |
3. 恋戦。OKINAWA Rendez-vous
まず、平均点が低すぎます。 これはとても素晴らしいラブコメです。 確かにストーリーはハチャメチャだし、リアリティのかけらもありません。 しかししかし、これほどまでにレスリー・チャンを身近に感じられた作品はありません。 それだけで、ムチャクチャ貴重な作品だと思いますね。 そしてフェイ・ウォン。 彼女がこんなにも美しかったとは! これほど魅力的なフェイ・ウォンは他の作品ではお目にかかったことがありません。 とにかく目が素敵! スレンダーな体のラインも素晴らしいの一言です。 加藤雅也もかっこよかった。 あの赤シャツと、首にさがったネックレス。 これがニクイほど良く似合う。 キャスティング自体も見事ですが、キャスティングを活かしきった演出も見事です。 俳優や女優の演技、そして綺麗な映像を楽しむことができる。 それだけで賞賛に値する仕上がりになっています。 沖縄が舞台ですが、沖縄ならではの爽やかさも良く出ていたと思いますね。 確かに、ヤクザであの車はあり得ませんが・・・ 気になったのが、マルシア似のおねーさん。 これが、かなーりセクシー。 かっこいい男とセクシーな女に溢れた、魅力溢れる作品でした。 ところで、DVDにオマケとして収録されているレスリー・チャンのインタビュー映像とプライベート映像。 これは貴重極まりないですねぇ。 爽やかな笑顔が印象的です。 この数年後にまさか自殺するとは・・・ そういう目線で観ていたので、なんだか切なくもなりました。 貴重な俳優を失ったんだなぁ、と。 とにかくもっと評価されるべき作品だと思います。 [DVD(字幕)] 9点(2008-03-11 23:03:19) |
4. ソウルメイト/七月と安生
《ネタバレ》 学生時代からの友情って、お互いが歳を重ねていくと、意外と脆くも崩れ去る。 お互いがお互いの人生を歩み出し、それぞれが異なった経験を重ねていくにつれ、学生時代の透き通った友人関係に少しずつ亀裂が入る。 やがてその亀裂は、決定的な決別へと繋がっていく。 そこに異性に対する恋愛が絡めば、更に関係が危うくなることは想像に難くない。 現実には亡くなったが、小説の中では生き続ける。 虚実が織り混ざっており、見てる途中で少し混乱したが、この結び方は実にいい。 話とは関係ないが、安生を演じた中国の国民的女優であるチョウ・ドンユイ、本作でその魅力を存分に発揮している。 [インターネット(字幕)] 8点(2022-09-18 21:50:35)(良:1票) |
5. わすれな草
《ネタバレ》 一生、思い出の中に残ってる女性って案外、話したこともなければ名前も知らなかったりするよなぁ。 そして、その忘れられない女性にもう一度会いたいって気持ちは分かるし、話の最後では会えてしまう訳だから、こりゃまさしく男の夢ですな。 まさに、男の夢を実現した話なのだが、再会したところでキスするわけでもなし、ただ見つめ合うだけで、一抹の虚しさも同時に感じる。 男の理想の女性に対する夢物語は、美しくもあるけど、同時に虚しくもあるわけで、見終えた後に何とも言えない切ない気持ちになった。 一方、超イケメンのスモーキーが憧れている女性ってのが、ケリー・チャンってのが納得! 彼女なら確かに、イケメンのスモーキーですら憧れるのが分かる。 「笑顔、初めて見た」っていう最後のスモーキーのセリフ、これもまた素敵! ろくに話したこともない女性にもう一度会いたい!っていう、愚かで虚しい男の夢物語を、まさに具現化した作品で、とっても素敵で良い映画でした。 見られて良かった作品です。 [ビデオ(字幕)] 8点(2021-08-06 17:53:52) |
6. パラダイス!(1997)
《ネタバレ》 金城武が返還直前の香港を舞台に暴れ回るクライムサスペンスで、そこにロマンス風味が味付けされた逸品。 返還前の香港は興奮と喧騒の中にあったが、その一方で、一種のとまどいや彷徨い、そして退廃的なムードも漂っていたように思う。 行き場を見失った者たちが、当てもなくただ彷徨う。 特に、そんな雰囲気が出ていたのが香港の夜であり、場末のホテルでありバーである。 その頃の雰囲気を、まるでその場にいるかのような臨場感で撮ってみせたのが本作で、まだ若くてシャープだった頃の金城武が主演の男を演じている。 色々な時期の金城武を観てきたが、この頃の、というか本作の金城武は抜群にかっこよかった。 デビューしたての頃のあどけなさも抜け、かといって丸みを帯びたおっさん顔にもなっておらず、一番いい時期の金城武を観ることができる貴重な一本。 殺し屋稼業で、香港の夜をうろつき、時には喧嘩をふっかけ、ギャンブルに身を投じ、素性の分からない女と場末のホテルで一夜を共にする。 ウォン・カーウァイの『恋する惑星』や『欲望の翼』と似た風合いの作品で、世界広しと言えど、この頃の香港にしかなかった、妖しく退廃的な雰囲気に充ちている。 この頃の金城武と返還前の香港。 時間的に限定されたこの二つが融合することにより、今となっては再現不可能な作品に仕上がっている。 劇中では、とにかく金城武が走る!走る! それも物凄いスピードで走りまくる!! 若さ爆発の素早い動きも、観ていて爽快だった。 【以下、ラストねたばれ】 二人が結ばれないラストは、格別の趣き。 男は変わらぬその日暮らしを、女は夢だった場所へ飛行機で旅立つ。 お互いの人生が一時だけ交錯するが、それはあくまで二人それぞれにとってのほんの通過点であり、再び二人は別々の道を進んでいく。 今頃、相手は何をしているのかなぁ、と思いを馳せつつ。 何とも言えぬ余韻を残す美しいラストだ。 [ビデオ(字幕)] 8点(2010-11-06 15:50:26) |
7. 君さえいれば/金枝玉葉
《ネタバレ》 徐々に忘れられつつある作品だけど、好きな人は好きな作品だけあって、素晴らしいラブストーリーだった。 ゲイを毛嫌いするサム(レスリー・チャン)が、ウィン(アニタ・ユン)のことを男と信じきっている。 だが、同居しているうちにやがて惹かれていく。 自分はゲイなんかでは決してないのに、男に惹かれてしまうレスリー・チャンの悩み。 燃える恋心とは別に、「男だから」と一歩ひいてしまう切ない心の迷いを描いた設定が秀逸である。 俳優であるレスリー・チャン自身が、ゲイであったことは周知の事実だが、その点を踏まえると、そのレスリー・チャンがこの様な複雑で難しい役柄を難なく演じきったことには合点がいく。 その、直接映画とは関係のない、俳優としてのレスリー・チャンを意識して観てみると、更に味わい深さも増してくる。 結果としては、悩みきった末に、「男でも女でもいいから、君を愛してる」と告白するレスリー・チャン。 これはとても解釈が難しくて、性別とは関係なく「人間として」君を愛してる、ということだから、平たく解釈してしまうと、まるで「友達として」みたいな気持ちなのではないかと思ってしまうが、そこには明確に「愛」というものが生まれており、やはり、同性愛的なものを肯定している気がする。 だけど、同性愛とは文字通り同性を愛することであって、「男でも女でもいいから愛してる」とは、また異なるわけで、よくよく考えていくと、やっぱりとても解釈の難しい作品だと思う。 「相手が男だから」という先入観を超えて、男と思い込んでいる相手に対して、はたして恋心のようなものが生まれるのだろうか? とても興味深いテーマだった。 あの時代の香港ファッションのダサさが出ていて、今観ると決してファッショナブルなラブストーリーには感じない。 しかし、それはうわべだけの問題であって、時代を超えて感動できるラブストーリーの傑作であることは間違いない。 [ビデオ(字幕)] 8点(2010-11-03 08:52:49) |
8. ぼくの最後の恋人
《ネタバレ》 香港ラブストーリーものとしては、一つの完成形を観た気がする。 それだけまとまりが良いし、最後も完璧。 男が「結婚しよう」とか言うのは酒に酔っている時だけだと思っている女性が、ラストで酔いつぶれた男に「結婚しよう」と言われ、「そういうことはシラフの時言って」と返したら、実はその男はシラフだったというオチ。 そして熱い抱擁・・・ しかもこの時、二人はスピード違反で警察に捕まったところで、警察官達の前でこんなことを繰り広げている。 それを観た警官達の一人が言った言葉にしびれた。 「捕まえるのは3分待ってからにしよう」、と。 これがラストの締めくくりなのだが、これには参った。 イー・トンシン監督のラブストーリーものは大好きだし、何本も観てきたが、このラストには完全にノックアウトされた。 この作品を観るまでイー・トンシン監督ってそんなにマークしていなかったんだけど、自分の評価を調べ直してみたら、実は自分、イー・トンシン監督のラブストーリー作品に、何本も高い評価を出している。 この作品を観た後に気付いたことがある。 それは、イー・トンシン監督の香港風味満載のラブストーリーが、自分は大好きだったんだと。 [DVD(字幕)] 8点(2010-04-29 18:09:50) |
9. 早熟 ~青い蕾(つぼみ)~
《ネタバレ》 イー・トンシン監督作品だが、この監督の作品としては、『つきせぬ想い』に並ぶ素晴らしい出来栄えのラブストーリーだった。 主演の女優は、ジョー・マ監督の『雨音にきみを想う』で大好きになったフィオナ・シッ。 この『つきせぬ想い』と『雨音にきみを想う』という二つの作品は、同じ年に作られた作品だけあって、この二つの作品における彼女は、甲乙つけがたく魅力的である。 前半部分は、先が思いやられるほどの平凡なつくりだったが、終盤にかけて一気にのめりこんだ。 愛する男女の結束、生まれてくる新しい生命の尊さ、子供を思う親の気持ち、それらを温かく見守り応援してくれる仲間たち。 本作は、ラブストーリーとしてだけでなく、人間ドラマとしても秀でた作品である。 多少のツッコミどころは所々あるものの、それらを吹き飛ばすほどの内容だった。 ヒロインについてだが、主演のフィオナ・シッという女優は、日本ではほとんど知られていないのではないだろうか。 日本には居そうで居ない、だけど日本人好みな感じのする、キュートな女優ということで、本作を観てなお一層ファンになった。 イー・トンシン監督のラブストーリーものと併せて、フィオナ・シッの出演作品で未見な作品は全て観てみようと思う。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-02-17 01:15:00) |
10. 雨音にきみを想う
香港の街並みが実に良く出た出色のラブストーリー。 まず書きたいのは、ヒロインを演じたフィオナ・シッがかわいいこと! まずはこれに尽きる。 この女優、誰かに似ている気もするが、誰だかは分からない。 過去に知り合った、どこかの女性に似ているかもしれない。 誰に似ているか定かでないが、間違いなく言えることは、どこかのかわいい女のコに似ていることだ。 前髪をピンで留めているが、これが何とも愛らしい。 小柄で痩せ身の体型が何とも魅惑的。 どことなく寂しげな瞳も魅力的だ。 こんな女優が居たなんて! それを発見できただけでも収穫である。 ちなみに、相手方の男を演じたディラン・クォも相当なイケメンである。 話としては、それなりに見れたし、不自然や破綻している部分もない。 素直に楽しめるストーリーで、主演二人の魅力と香港の街並みの魅力を邪魔していない。 そして安易にベッドシーンが出てこないのが、これまた良い。 奥手のラブストーリーは観ていてすがすがしい気分に浸れること間違いなし! 隠れたアジアのラブストーリーの良作を発見! アジア映画ファンは必見の掘り出しモノである。 [DVD(字幕)] 8点(2009-11-04 19:11:47) |
11. つきせぬ想い
《ネタバレ》 香港恋愛映画の傑作。 飾り気のないシンプルなストーリーに、ベタな展開。 だけど、ツボはしっかりおさえている。 イー・トンシン監督の確かな手腕を感じ取れる素晴らしいラブ・ストーリーだ。 ラストは悲劇として幕を閉じる。 が、しかし、それは決して後味の悪いものではない。 愛する者同士は、いくら愛し合っても、いつかは死によって別離せざるを得ない。 そんな二人にとって一番大事なことは、どれだけ純粋に、そして真剣に相手を愛することができたか?ではないだろうか。 その点において、本作の二人は互いを真剣に愛していた。 別れるには早過ぎたかもしれないが、一瞬一瞬がとても輝き、幸せに満ち溢れていた。 あの無邪気にはしゃぐ二人の笑顔が忘れられない。 短い時間でも二人が一緒に居られ、互いを真剣に愛することができたならば、二人の心の中にはきっと美しい思い出が残るに違いない。 それよりむしろ、この取り残された男からすれば、彼女が死ぬ前に彼女と出会えたことが幸せだったと考えることもできるのではないだろうか。 そして、この女性は、独りで死ぬことなく、死ぬ前に自分を本当に愛してくれる彼と出会えて良かったんじゃないだろうか。 そういう風に別の角度から二人の人生を考えてみると、単純に悲劇なだけのお話だとは言えないんじゃないだろうか。 男と女にとって何が本当に幸せか? それを観る者に鋭く訴えてくる含蓄のあるラブストーリー。 香港恋愛映画の奥深さを垣間見ることができた作品であった。 [ビデオ(字幕)] 8点(2009-07-12 17:13:50) |
12. ドラゴンへの道/最後のブルース・リー
《ネタバレ》 こんなにもブルース・リー作品が素晴らしかったとは! 前半のコミカルな音楽と、ブルース・リーのとぼけた演技。 とってつけたような欧米女性のオッパイ露出シーンと、楳図かずお似のオカマキャラの登場。 これで笑いを誘っておいて、後半へ突入。 後半になって、前半で溜められていたブルース・リーのアクションが解禁! アクセル全開モードへ! そしてラストでは、全米ナンバー1空手家(!)である金髪外人とのガチンコ対決。 しかも場所は、ローマの観光地、コロッセオ。 盛り上げ方も素晴らしい。 しかし、エンドロールで気付いたが、ボスキャラがあのチャック・ノリスだったとは! なんかどこかで見たことのある顔だなぁ・・・と思っていたら、『デルタ・フォース』のチャックだったんだねー いやだけどさぁ、、硬派なキャラというのは分かるんだけど、女性との別れ際、つまりラストシーンで、ホッペでいいから軽くチューくらいしてよねー、うん、モゥー、いくじなし♪ [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-05-05 22:33:57)(良:1票) |
13. 欲望の翼
関口宏バリの姿勢で一気に女を口説き落とすレスリー、もうかっこよすぎです! ウォン・カーウァイ作品の中でも『恋する惑星』に次いで大好きな作品ですね。 [ビデオ(字幕)] 8点(2007-10-15 12:05:48) |
14. シクロ
トラン・アン・ユン監督の作品は、『青いパパイヤの香り』『夏至』そして本作『シクロ』と、3つとも全て観ましたが、その映像美は素晴らしいの一言です。 特にその映像の持つ独特のみずみずしさは、唯一無二のものがあります。 監督はフランス・パリ在住のベトナム人というお人ですが、フランス的なセンスとアジアの美しさとが見事に融合した高いレベルの作品を撮る監督さんです。 特に本作『シクロ』と『夏至』は素晴らしい出来ですね。 監督の奥さんが3作とも出演しているんですが、いくつになっても美しい女優さんです。 [DVD(字幕)] 8点(2007-08-29 01:26:17) |
15. 少年の君
《ネタバレ》 見ていて辛いシーンの連続だが、いじめの悲惨さを世に訴えるためには必要だったと思う。 いじめ撲滅という観点では良い映画になっている。 一方で、楽しめたかと言えばそうではない。 心が晴れる映画ではない。 今までのチョウ・ドンユイはかわいさで魅力を発揮していたが、本作では演技派としても女優の地位を確立した。 監督のデレク・ツァンもこれからの活躍がますます期待される。 [インターネット(字幕)] 7点(2022-10-24 00:32:06) |
16. SPL/狼よ静かに死ね
《ネタバレ》 単純な勧善懲悪ものでないのが面白く、ストーリーに深みを与えている。 主役の刑事たちは、マフィアのボスを逮捕しようと犯罪をでっち上げたりもする。 逆にマフィアのボスには最愛の妻と赤ちゃんが居たりもする。 見所は現代風のカンフーアクション。 あのサモ・ハン・キンポーが暴れまくる。 ラストも切ない余韻を残し、男たちによる男のための映画といった趣き。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-09-14 10:34:38) |
17. ボーダーライン(2015)
《ネタバレ》 序盤に5台の車が隊列を成してメキシコに乗り込むシーンが一番好き。 見知らぬ怖い街に侵入していく緊張感がたまらない。 そして、それを盛り立てる音楽も素晴らしい。 家族を殺された事による復讐心ってのは、やはり人間が持ち得る復讐心の中でも最強か。 それを思い知らされる作品。 [インターネット(字幕)] 7点(2021-01-30 22:36:04) |
18. 恋するシェフの最強レシピ
《ネタバレ》 オリエンタルな空気がたまらない。 日本映画にもない、もちろんアメリカ映画にもない、とても素敵な風合いの作品。 主演二人はもちろん魅力的だし、この二人が出ているから、この作品を見たのだけれど、金城武の専属シェフを演じた女優さんも、とっても魅力的だった!(EXILEアキラの奥さん) 都会的な雰囲気も魅力の一つ。 そしてなんと言っても歌がいい! ストーリーは少し突飛なところもあるけど、それ以外の部分がとっても魅力的な映画。 なんだか幸せな気分になれた。 [インターネット(字幕)] 7点(2020-12-13 00:12:17) |
19. 薄氷の殺人
《ネタバレ》 もちろんグイ・ルンメイ目当てで見ました! 今までのイメージとは違った官能的なグイ・ルンメイを見る事ができて、それだけで満足です。 グイ・ルンメイを知らない人が見ても、本作は凡作の評価で終わるのではないでしょうか。 とにかく、グイ・ルンメイを鑑賞するための作品だと私は思うわけであります! にしても彼女を助けたいとか言っておいて、観覧車の中で彼女に淫らな行為をする主人公、うらやま、、いや、けしからん! [インターネット(字幕)] 7点(2020-11-24 19:48:49)(良:2票) |
20. 三姉妹~雲南の子
このドキュメンタリー映画は同情を誘う為の映画ではない。 これについてはワン・ビン監督へのインタビューでも明らかだ。 長女が逞しく、慎ましやかに生きている姿が感動を呼ぶのです。 だけど、長女がずっと咳をしているのが気にかかった。 これだけは見ていて辛かった。 悪い肺病とかでなければ良いが・・・ 貧しいからイコール不幸だと思わない。 スマホとにらめっこで物質的に満たされていても不幸な人間は腐るほどいる。 「豊かさと幸福度」の関連性について、どう捉えているかによって、鑑賞後の印象を左右するかもしれない。 私は少なくとも、この三姉妹を不幸だと決めつけたくはない。 [DVD(字幕)] 7点(2020-10-17 21:12:31) |