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tottokoさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2005
性別 女性
自己紹介 周りに映画好きな人があまりいない環境で、先日はメリル・ストリープって誰?と聞かれてしまったりなのでこのサイトはとても楽しいです。
映画の中身を深く読み解いている方のレビューには感嘆しています。ワタシのは単なる感想です。稚拙な文にはどうかご容赦を。  

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1.  オペレーション・ミンスミート ナチを欺いた死体 《ネタバレ》 
この題材をこんなにつまんなくさせたのは脚本のせいだと思う。以前テレビの情報バラエティで概要を再現ドラマにしたのを見たけれど、そちらの方がよほどドキドキしましたよ。 無駄に長い、というのはよく聞く表現だけど本作は本当にいらない描写に時間を割いているように感じる。冒頭のモンタギュー少佐の家のお別れ会はバッサリ切って良い。女性秘書とのロマンス話も全く不要。作戦そのものをきっちり追って描いてほしい。 死体が発見されてからのいきさつは描写が不親切かつ整理されていなくて、初見で何がどうなっているか分かる人はそう多くないと思う。 電話に張り付くコリン・ファースとマシュー・マクファディンの姿ばかり見せられる。スペイン警察および軍部とドイツ諜報部の動きこそがこの物語の肝なのにな。誰が何してるのかわからないので、英国諜報部の皆さんが固唾をのんで何の連絡を待っているのか私は全然ピンと来なかったです。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2024-01-20 23:16:05)
2.  王になろうとした男 《ネタバレ》 
この話実在のモデルがいたのですね。「○○王に俺はなる!」を地で行く英国人がいたとは。 いい年をしてボーイズドリームを追求するコネリーとケインの二人がいい顔してるんですよ。あ、もちろん純粋でキラキラしているのとはちょっと違って世知の長けたどっちかというと詐欺師顔ですね。それでも命がけの行程をやり遂げるんだから大層な根性であります。 Dreams come true のそのあとにやって来る驕り、読み違い、悲劇、と冒険の結末はシビアで切ない。追い求めているうちが一番楽しいのかもしれないですね。 ところでお話はコネリーとケインの軽妙な演技もあって楽しい雰囲気なのですが、作品に通底しているのは大英帝国の威光を纏った白人の”上から目線”なのですな。文明人たる自分たちがアジア人を教え導いてやる、という態度を包み隠しもしてません。 19世紀の帝国主義を感じ取ってしまうと、無邪気な冒険野郎のお話もやや鼻白んでしまうのが玉に瑕でした。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2022-12-18 14:30:50)
3.  オン・ザ・ミルキー・ロード 《ネタバレ》 
これは・・、珍しいというか唯一無二というかジャンルでいえば「反戦寓話」とでもいうんでしょうかね。これまで観てきたどんな映画よりもこの世界観はとびぬけて独特で、初めての手触りでした。 画は明るく牧歌的、そんな中、弾よけ(!)の傘をさして牛乳を仕入れに来る主人公や砲弾降り注ぐなかギリギリまで卵を割る作業の手を止めない人々とか、戦争が日常になっちゃってる村人たちがシュールです。何の意味があるのか、でっかい壁時計に手を挟まれる家人やら豚の血に飛び込んで真っ赤に染まるアヒルやら描写の一つ一つがのっけからこんな風に「?」の連続で、きっと東欧というなじみの無い土地柄の風土だからぴんと来ないのだろうと無理やり納得して観続ける序盤であります。 ところが描写は落ち着くどころかどんどんシュールさを増してゆく。危機を寸前で救ってくれる動物多数。こんなんだからコレはおとぎ話的に上手く行くようになってんのかな、と思ったら崖から飛び降りたらちゃんと脚を骨折するのだった。そこは数日前みたく宙に浮かないんかい! 銃弾の連射も火炎放射も惨たらしい所業であるのに、この監督が描くと何故だかファンタジック。炎を纏って空を飛ぶアヒルは目に焼きつきました。美しくて。 ところで、美しく不可思議な画の中を逃げる二人がおっさんとおばさんというのどんなもんだろう。モニカ・ベルッチも絶世の美女と言うにはピークを過ぎているし、ここは是非とも16才くらいのボーイ&ガールであってほしかった。未熟さと必死さが反戦のテーマを訴えるにもより効果的だったと思うのだけど。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2019-11-06 17:24:46)
4.  オデッセイ(2015) 《ネタバレ》 
R・スコットらしい遠大な画に魅せられる140分でした。相変わらず凄い映像を作る人だ。リアルで緻密で、ああ火星でのロケって大変だろうなと私が小学生だったら素直に思ったかもしれないレベルです。画作りにはいつも情熱を注ぐ監督ですが、話はたまに(先日観た)プロメテ○スみたいに脚本おざなりにぶっとんだりします。だけど今作は大丈夫。スタンダードなサバイバルドラマ、プラス人類の同胞愛を高々と謳い成功しています。 M・デイモン演じる植物学者のタフで明るいキャラクターが、物語を見易くしていると思います。無人の地に一人ぼっち=”キャスト・アウェイ”と似てはいても、トム・ハンクスが苛烈な孤独と闘っていたのに対し、マットの方はあまり思いつめない。比較的早く地球と交信できたのが大きいのでしょう。毎日たくさんのメールが来る、これは非常に精神の支えになりますよね。 宇宙科学や物理学についてはど素人の目から見ても、クライマックスのマット確保劇は「いやそれは無理では」と思わなくもないですが、でもこの映画 その他たくさんあるであろう「理論的に不可」な事例をことごとく一蹴する位の清清しい力技を備えています。 気持ちとしては、地球人の一人として彼の帰還を喜びましたから、完全にのせられてしまいました。ただやっぱり中国市場を意識しすぎな作りは煩いです。
[DVD(字幕)] 7点(2017-11-20 18:03:25)
5.  オデッサ・ファイル 《ネタバレ》 
なんとオーソドックスな「THEスパイ映画」であることか。もう少し娯楽に寄った派手な起伏があってもいいんじゃないかな。 キャスティングは良かったです。もっさり気味のJ・ヴォイトがプロのスパイではなくジャーナリストだというのはハマってましたし、元SS役のマクシミリアンが終盤ちょこっとだけの登場なれど堂々たる悪辣っぷりで見せます。もう詰んでる状態の元ナチ将校の張る弁舌たるやある意味圧倒するものがあり、J・ヴォイトまさかの押され気味で、こちらも焦ります。 あと、父親の敵討ちというネタばらしは悪くないとは思うけど、ドイツ人ジャーナリストとしての使命感でもって行動してきたとばかり思ってたわけでこちらは。なんだ私怨だったんかい、と拍子抜けしなくもなかったです。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2017-08-30 00:26:18)
6.  オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分 《ネタバレ》 
トム・ハーディのあっぱれな一人芝居。登場人物一名、場所は車中、交わされる電話の会話のみでストーリーを構築してゆく脚本は舞台劇のよう。目に映るのはひたすらトムの正面顔と横顔か、車内電話の着信画面。この単調さにも関わらず、ただならぬ展開を見せるのでもらい緊張でどきどきした。もう口が乾いて。 アイヴァン・ロックは困ったことになったもんだ。反父親という思いが骨の髄まで沁み込んでしまってて、「奴のようにはならない」「俺はきちんと責任を取る」を信条に生きてきた。その生き様は仕事においては非常に有能で、家庭も円満だったのだ。彼がいかに仕事のデキる男かは、この数十分でつまびらかに伝わる。ああその律儀さが、まじめさが、父への反発心が、築き上げてきた人生を葬り去ろうとは。 ロックに言いたい。間違ってるよ。「誰に対しても等しく責任を取る」なんてことはできないのだよ。仕事のように段取りを正確にこなして、突発的なトラブルにも的確に対処してゆけば事が運ぶのとはフィールドが違うんだ、こればかりは。 突然大仕事を丸投げされた同僚のパニックも、打ちのめされた妻の気持ちも手に取るように分かる。「悪気のない」ロックは大好きなトム・ハーディだしで、もう困っちゃったなああ、とワタシまで頭を抱えるシマツだ。この後をいろいろ想像するが、私の技量では誰も良いことにならないんだどうしましょう。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2017-07-02 00:15:09)(良:1票)
7.  オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ 《ネタバレ》 
ジャームッシュ健在、を印象付ける一本。気だるくて美しくてちょっとエスプリも効いていて。 タンジールの異国情緒も、デトロイトの廃れた佇まいもどちらも夜のショットの中に耽美的に切り取られていて魅力的だ。 ストーリーは淡々と、何世紀もの生を生きるヴァンパイアらの”日常”をつづり、一編の詩のよう。 静かな湖面に石を投げ込んだような、異端児エヴァの存在も光る。 主役二人が本物の吸血鬼っぽくてリアリティ有りまくり。いや本物は見た事ないけど。 あそれとドクター・ストレンジ・ラブの血を買ってましたね。ははは。大丈夫かな あんな風にイカレたら耽美どころじゃなくなっちゃうよね。
[DVD(字幕)] 7点(2017-03-14 00:28:23)(良:1票)
8.  オーメン(1976) 《ネタバレ》 
おお、今観てもやっぱり怖かった。シッターが首を飛び吊るシーンと、神父が絶命するまでの公園の不吉な描写、風がびょうびょうと吹きだして葉が舞い散り、黒い雲が迫る。ここはワタシにとっての二大最恐場面で、しっかりトラウマ化しました。加えて音楽、この不安をかきたてる陰鬱な合唱が雨あられのように頭から降りそそぎ、写真に写し出された凶兆には人智を超えた禍々しい力を感じ、よくわかんないけどキリスト教ってこわいよう~と子供心に刻んだものでした。
[地上波(字幕)] 8点(2013-01-26 16:20:49)(良:1票)
9.  オルランド 《ネタバレ》 
すごーくヘンな映画だった、という印象が強くて。長々400年生き続けて男であり女であり、こんな人生ぞっとしないなあと思うんだけどこの主人公は実に淡々と人生を受け入れてゆく。娘さんにふられては嘆きの詩に逃避、外交官となって派遣された先では戦争勃発、女になってからはじいさんに言い寄られるしとこちらがぽかんとしてる間に事件は盛りだくさんでしたがあくまで飄々としてる彼(彼女)なのだった。シュール。時代が移るにつれて衣装が変わるのが観ていて楽しい。絢爛豪華できらきら、品もあります。
[地上波(吹替)] 6点(2012-10-26 00:08:37)
10.  オリエント急行殺人事件(1974)
おおー、娯楽作品には違いないけど、文芸作品のような気品を感じる。そうそうたる面子の発する大物オーラのせいなのか、豪華な車内の調度品が醸し出すのか。映画だものね、2時間そこそこしかないのでトリック崩しが忙しいのはちょっと残念。探偵が全員を集めて真相を暴かんとするクライマックスはお約束のぞくぞく感。待ってましたー。「犯人はこの中にいます!」と言ってもらえれば理想だけど、それは別のお話に譲るとして。
[地上波(吹替)] 7点(2012-02-28 00:46:27)
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