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コメント数 2394
性別 男性
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1.  ジェラシー(1980)
アート・ガーファンクル(!)とテレサ・ラッセルの破滅的な恋愛を、人間離れした構成力で観せきるニコラス・ローグの傑作。時間軸を無視したイメージの断片で知的迷宮を構成しています。ストーリー的には悪女ものですが、この作り方には当時圧倒されました。しかし近所にはビデオもない! もう一度観たい10点献上映画です。
10点(2001-07-25 17:57:13)
2.  カプリコン・1
↓いや、びっくり。【BUNYA】さんはまったく私と同年代。当時、テアトル東京で「面白くなかったら料金返す」とか言って、嘘発見器まで用意してたイベント覚えてますか? 小さかったからかもしれないけど、確かに感動的に面白かったことを覚えています。ビデオのない当時は、その後も名画座等で何度も観ました。しかし、その後のピーター・ハイアムズには裏切られ続けています…。ノスタルジーも含めて10点献上します。
10点(2001-07-10 17:27:23)
3.  ユナイテッド93
何の思想も感じられない無機的な再現ドキュメンタリー。しかし不謹慎を承知で書けば、とてつもなく面白く、且つ、とてつもなく良く出来た再現ドキュメンタリーです。この映画にはテーマなど不要。我々は2001年9月11日に何が起きたのかを充分すぎるほど知った上で鑑賞することになるので、作品の持つ緊張感はファースト・カットからダイレクトに伝わってくる筈です。「何かとんでもないことが起きようとしている不安」が、「未曾有の事件」に移行し、否応なしにあの時の「混沌」の中へと再び放り込まれる。私はラストのフェード・アウトまで食い入る様にスクリーンを見つめ続け、気がついたら111分が経過してました。本作を観るという行為は映画鑑賞と言うよりも、9.11の追体験に近いです。鑑賞中は何度か鳥肌が立ってしまいました。これを「今」作ったことの是非と「映画」としての良し悪しは置いといて、もの凄い力を持った作品であることは間違いありません、9点献上。
[試写会(字幕)] 9点(2006-08-07 00:27:59)
4.  ブリジット・ジョーンズの日記
この話、主人公を男性に置き換えてみると面白いですよ。優しさだけが取り柄の冴えない独身男が何故か同僚の美人OLといい仲になる。その時、学生時代の冴えない女友達とも再会。男は一時的に有頂天になるも綺麗な薔薇には刺があって、すったもんだの揚げ句OLとは破局。すると自分のことを理解してくれていた女友達が急に愛おしくなって告白。しかし誤解から彼女が出て行ってしまう。男はパンツ一丁で雪の中を追って行き往来で絶叫、「お前を愛してるんだーっ!」。途端に誤解は氷解してハッピー・エンド。…そう、主人公が男性だと非常に古臭いラヴ・ストーリー。この一見オーソドックスなラヴ・コメディの凄い所は、女がまんま(!)これをやったこと、更には男にさえ共感させてしまうこと。輝かしき男性社会の終焉と現代女性の幼稚性を感じさせるに充分でした。女優で初めてデ・ニーロ並の役作りをしたレニー・ゼルウィガーの快挙も併せてエポック・メイキング的な映画ということで、大負けに負けて9点献上!
9点(2002-04-07 17:57:38)(良:2票)
5.  未来世紀ブラジル
ファンタジックでダークなテリー・ギリアム独特のアイロニーより、一見オーソドックスな全体主義的世界観に見えながら、実は「マイノリティ・リポート」以上の正確さで未来を予見した(現在で言えば現実的な)背景描写に驚かされた。ボトックス注射等で既に一般化している若返り施術(とそれに殺到するハイソなマダム)、一人一台に普及した端末で上司の目を盗んで行われるネット・サーフィン(劇中では映画鑑賞)、極端に進んだセクショナリズム、融通の利かないマニュアル化されたサービス業(とモグリの仕事)、日常的なテロ活動、etc.…。正直、初見時は大して印象に残らなかった(てか、理解できなかった)んですけど、再見して本当に驚きました。これは21世紀の今観てこそ真価の解る作品じゃないでしょうか、8点献上。
8点(2004-08-19 19:39:41)(良:3票)
6.  アラビアのロレンス
「地獄の黙示録」という特異な例外を除いて、きっと史上最後となるであろう本当の意味での大作映画。今後も劇映画では、この圧倒的なスケール感を70mmフィルムに収めることは無いでしょう。演出という意味では技術力云々以前に、ただひたすら壮大さを求めるだけ。しかし一切の矮小さと決別し、ここまで壮大さにこだわる執念というのも第一級の才能です。最も観る者を圧倒する映像というのは、圧倒する事象がそのまま収められた映像しかない。これは、どんなに特撮技術が発達しても越えられない崇高なる映画の極みです、8点献上。
8点(2002-09-05 20:04:13)
7.  ゴーストワールド
ゴーストワールド、そこはプロムも大学進学も裕福な家庭もなく、チアリーダーも花形フットボール選手も尊敬できる師もいない、未熟者達のもう一つの現実世界。ゴーストワールド、そこはヒーロー・ヒロインになれず、ドロップ・アウトもできず、現実も受け入れられない普通の子供が、「普通」から逃れたい一心でもがき続ける日常空間。ゴーストワールド、それは大人になった瞬間に消え去り、そして戻ることも叶わない、成長ホルモンが垣間見せる思春期の息詰まる幻。「ゴーストワールド」、これは大多数の人が送る何も特別なことのないリアルな「今」を、痛いほど見事に切り取ったアメリカ製青春映画の新しいスタンダード。必見!の8点献上。
8点(2002-02-07 21:12:06)(良:2票)
8.  第三の男
映画としての構成力、モノクロの長所を最大限に引き出した映像、全編チターだけで見事に表現されるBGM、強烈な印象を残すオーソン・ウェルズ、内に炎をたぎらせるアリダ・ヴァリ…と、優れた点を上げてたらキリがない。現在観直してみると、確かに「サスペンス」としては【プリン】さんの書いているように古臭くなってしまっていますが、「映画」としての輝きは失われていませんでした。特に、このラストシーンを越えるラストシーンは未だありません。ので、8点献上。
8点(2001-11-13 22:57:06)(良:1票)
9.  バットマン リターンズ
登場する人物全員が心に傷を持つ陰気な連中ばかりの、ある意味強烈なフリークス映画。殺されかけるうだつの上がらないOL、醜さ故に親に捨てられ下水道で暮らす男、支配欲の塊と化した非情な男、そして我らがトラウマにより犯罪を異常に憎む富豪が織りなす、哀愁漂う戦い。どうすればこんな世界が描けるのか、ティム・バートンのイマジネーションにはひれ伏します。それぞれの愛すべきキャラクターに8点献上。
8点(2001-09-04 17:52:49)
10.  エイリアン2
SFホラーから一転、戦争アクションに持ってきたジェームズ・キャメロンには頭が下がります。エイリアン・シリーズって続編でありながらそれぞれが独立した作品って感じがいいです。全編キャメロン節が唸りっぱなしの展開には手に汗握りました。思わず8点献上。
8点(2001-07-30 10:17:56)
11.  エイリアン
当時、「スーパーマン」とどっちに行こうか迷って「スーパーマン」を観てしまい、追って名画座でこれを観て、非常に悔しい思いをしました。このジャンルでは最高峰です。クソがつく程のリアリズムを徹底させて、これが「ブレード・ランナー」に続きます。迷わず8点献上。
8点(2001-07-30 00:38:15)
12.  アリス(1988)
ヤン・シュヴァンクマイエルの長編デヴュー作ということで、これ以前の短編のエッセンスが全て凝縮された「本当は怖い不思議の国のアリス」という雰囲気に仕上がってます。お伽噺や童話をリアルに描こうとすれば、特別なホラー要素を加えなくても、それだけで充分悪夢的なヴィジュアルになる。ディズニー風のキャラクターが喋っても何ら違和感ありませんけど、剥製の兎が喋れば完全にホラー。ペット以外の動物は服を着ることはなく、有袋類じゃない動物が「懐」に何か入れれば、そこは身体の裂け目であり、そこからは当然「詰め物」がこぼれる。これらはシュヴァンクマイエルという人の「リアル志向」が非常に良く解る演出です。得てして真実をあからさまにする人のことは、「悪趣味」とも呼ばれますけどね…、7点献上。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2006-12-08 00:02:06)(良:1票)
13.  SOSタイタニック 忘れえぬ夜
最近BSで初めて鑑賞したんですけど、1997年の「タイタニック」とほぼ同じ内容だったことに驚き(あちらからジャックとローズを引いただけ)、また、セットや特撮が300億円かけた「タイタニック」に負けてないことにも驚きました。謝辞としてクレジットされる、この映画に協力した関係者(生存者他)の名前の量だけでも、如何に忠実に事実を再現してあるかが判ります。目と鼻の先にいて事故に気づかないカリフォルニア号の描写も、悲劇性とサスペンスをより強調している。確かにドラマ性は希薄ながら、この「史実」を知るには過不足の無い見事な構成だったと思います、7点献上。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2006-07-14 00:01:08)
14.  列車に乗った男
とてもパトリス・ルコントの映画とは思えなかった。女がほとんど登場しないし、まるでジム・ジャームッシュかヴィム・ヴェンダースの作品みたい。そんな雰囲気を漂わせつつも、インディ臭がしないのは流石。映像は厚みがあって美しく、ジャン・ロシュフォール(腰の調子は良くなったみたいですね)の家の美術等も素晴らしい。そして、回想シーンや説明的な台詞が一切無いのに、二人がこれまで歩んできた人生を明確に描き出している。これぞ演出! ルコント本人からすると、一度こういう映画を作ってみたかったんでしょうねぇ、劇中の二人が別の人生を夢見た様に…、7点献上。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2006-04-09 00:03:32)
15.  ブラス! 《ネタバレ》 
サッチャー政権時代の「構造改革」で英国労働者階級が被った受難と、それでも失わない誇りを描いたヒューマン・ドラマ。全編、ひたすら淡々と進むのが良い。一応はブラスバンド大会での優勝やリーダーの病気等、それなりにドラマチックなエピソードが展開していきますが、決してスポ根映画的に感動を煽ったり、お涙頂戴に流れたりしない。現実に奇跡は起こらない。バンドが結束しようと大会で優勝しようと、彼らは失業し、先の見通しも全く立たず、多分リーダーの病気も治らない。しかし誇りを胸に、今でも彼らは威風堂々と暮らしていることでしょう、7点献上。
[ビデオ(字幕)] 7点(2006-02-21 00:01:36)(良:1票)
16.  ジャーヘッド 《ネタバレ》 
特別な英雄でも臆病者でもない極々普通の一兵士の視点で、湾岸戦争の実像をシニカルに描いた戦争映画。主人公は海兵隊の斥候狙撃兵ということで、有事の際には戦場に一番乗りするのが任務。しかし当時の任務の実態は、サウジアラビアの油田警護という名目の、半年にも及ぶ砂漠での過酷な駐屯。その後、ようやく攻撃命令が発せられて前線に赴いても、多国籍軍の圧倒的兵力の前に敵はあっさり退却するか、既に空爆で壊滅している。結局、戦場に一番乗りした筈の主人公が一発も銃を撃たない内に戦争は終わる。戦場の狂気だけを内に秘めたまま中途半端に放り出されてしまった主人公の心は、砂漠へ置き去りにされたまま。彼は、哀れなベトナム帰還兵に自分の姿を見るのです、7点献上。
[試写会(字幕)] 7点(2006-02-11 00:05:18)(良:1票)
17.  ティム・バートンのコープスブライド
「チキンラン」でも感じたことですけど、ここまでストップモーション・アニメのクォリティが高くなると、見た目は3DCGアニメと余り変わりませんね。このジャンルでは逆に、わざと手作り感を残す工夫が必要になってくると思います。で、中身の方は、主要スタッフ・キャストの被ってる「チャーリーとチョコレート工場」や、あくまでも子供向けだった「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」よりもずっと楽しめました。モノクロームに近い色調で描かれる寒々とした現世に対し、宴会好きが揃ってる極彩色の冥土は凄く楽しそうな所。花嫁も含めて「死」がこんなに魅力的だと、鑑賞後は死にたくなっちゃうかも? 本作の「花嫁の死体」はこの世に恨みを残してるから成仏できない訳ですが、それこそが自分で自分にかけた呪い。そんな呪いを解く鍵は、ヒーローから捧げられる愛でも復讐でもなく、自分の心の中に生まれる愛。現代のお伽話に、白馬の王子様も悪い魔法使いも要りません、7点献上。
[試写会(字幕)] 7点(2005-10-18 00:05:25)
18.  ベルヴィル・ランデブー
眺めてるだけで十二分に楽しい気持ちにさせてくれる、オリジナリティ溢れるフレンチ・アニメーション。素朴でレトロでありながら、奇抜にデザインされた世界が、デジタル技術によって細かく丁寧に描かれてます。私は導入部の時代の流れの表現でいきなり魅了された。丘の上の一軒家が発展する街に飲み込まれ、鉄道高架が無理矢理その家を傾ける。それでもおばあちゃん達の日常は変わらない。これこそ現代社会のカリカチュア。人間離れした姿形と動きを見せるおばあちゃんと三つ子も、台詞が全く無いにも関わらず凄く魅力的(ツール・ド・フランスはおばあちゃんが出た方が勝てるんじゃないか?)。とにかく、世界観構築の見本であり、キャラクター・デザインの手本であり、アニメ表現の基本がここにあります、7点献上。
[DVD(字幕)] 7点(2005-10-18 00:04:19)
19.  恐怖の魔力/メドゥーサ・タッチ
イギリスの名優とフランスの名優が共演したB級オカルト・スリラーの隠れた佳作。発端は一つの殺人未遂事件。最初はトレンチ・コートを着たリノ・ヴァンチュラのリードする刑事サスペンス風に始まり、捜査が進むに従いリー・レミックのリードするサイコ・スリラー風に方向が変わり、最後はこの映画の真の主役・リチャード・バートンが支配するサイキック・ホラーへと変貌する。何と言ってもこの脚本構成が秀逸。また、ヴァンチュラの存在感も凄いですけど、それ以上に彼をキャスティングした人が素晴らしい。クライマックスの大聖堂崩壊シーンも、ミニチュア・ワークと実演との編集が巧みなので、かなりの迫力とサスペンスを味わえます。多分マーク・ペリントン辺りは、本作から多少影響を受けてるんじゃないですかね、7点献上。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2005-09-20 00:06:17)
20.  ロッキー・ホラー・ショー
何故か現在まで鑑賞する機会に恵まれず、最近ようやく観ることができました。これは「SF映画二本立て」を観に、実際に薄汚い名画座へ足繁く通った経験を持つ方なら感涙モノの作品だと思います。私もタイトル・バックの“Science Fiction/Double Feature”でがっしりと心を掴まれ、“The Time Warp”で異次元へと連れ去られ、“I'm just a sweet transvestite from Transexual, Transylvania”(何て馬鹿馬鹿しい歌詞なんだ!)という哀愁に満ちた歌声に涙しました。やっぱおたくってのは世界中に、そしていつの世にも存在してたもんなんですねぇ。溢れる映画愛に謹んで7点献上。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2005-06-02 00:05:49)
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