221. アフリカの女王
「ロマンシング・ストーン」の原型を思わせる古典冒険映画。タイトルから想像していたのはキャサリン・ヘップバーンのファイティング・ヒロインでしたが、実際は少女のような中年女性。格好良くないハンフリー・ボガード共々、味のある演技を披露しています。ジョン・ヒューストンの名作ですが、あくまで今現在の目で見た評価で、6点献上。 6点(2001-10-07 12:22:54) |
222. スーパーマン(1978)
超名優ばかりが脇を固め、超一流スタッフが結集したイベント・ムービー。確かにスーパーマンのイメージにクリストファー・リーブはぴったりでした。何とかスキャンというタイトルバックが延々に続くので「いい加減にしろ」と思った記憶があります。映画自体もただのイベント・ムービーでしたっけ。「エイリアン」の恨み(「エイリアン」のレヴュー参照)もあるので3点献上。 3点(2001-10-04 15:15:57) |
223. スーパーマンIII/電子の要塞
これってリチャード・プライヤー主演のコメディ映画でしょ。「Ⅰ」「Ⅱ」から一気にここに持ってきた意図が分かりかねます。雰囲気変えるったって変えすぎじゃないかなぁ。ま、取りあえず4点献上。 4点(2001-10-03 10:48:21) |
224. 勝利への脱出
ストーリー的には「ロンゲスト・ヤード」の焼き直しって感じですが、サッカーの名選手達の超絶技をスローモーションで見せてくれたところが良かったです。しかし、熱狂した観客に紛れて脱出するってのは少し無理があるような…。往年の名選手達に5点献上。 5点(2001-10-03 10:34:24) |
225. イングリッシュ・ペイシェント
↓にも書いてありますけど、ジュリエット・ビノシェのサイド・ストーリーの方が印象に残ってるんですよねぇ。この映画に感動できない私には不倫はできないな、きっと。どうもエキゾチックな場所が舞台の不倫ものって受け付けません、たとえそれが真実の愛であっても。すみませんが5点献上。 5点(2001-09-04 23:08:32) |
226. スペースバンパイア
【イマジン】さん、瞳が渦を巻いている胸の大きなお姉ちゃんは主人公じゃないでしょう(笑)。内容はハレー彗星と一緒にやってくる女宇宙吸精鬼が繰り広げる恋愛模様って感じ? 怖さも迫力もぜ~んぶ中途半端。牙を抜かれたトビー・フーパーには2点献上。 2点(2001-09-04 20:51:09) |
227. バットマン リターンズ
登場する人物全員が心に傷を持つ陰気な連中ばかりの、ある意味強烈なフリークス映画。殺されかけるうだつの上がらないOL、醜さ故に親に捨てられ下水道で暮らす男、支配欲の塊と化した非情な男、そして我らがトラウマにより犯罪を異常に憎む富豪が織りなす、哀愁漂う戦い。どうすればこんな世界が描けるのか、ティム・バートンのイマジネーションにはひれ伏します。それぞれの愛すべきキャラクターに8点献上。 8点(2001-09-04 17:52:49) |
228. グラディエーター
(ネタバレバレコメント)最後の最後に正体をばらして敵討ちをするのかと思ったら、なんと途中で正体をばらしてしまう。普通ならそこで即刻打ち首って感じだけど、剣闘士として生き長らえさせた揚げ句、最後は皇帝自ら一騎打ちってか! これは世論に負けた意外にも民主的な皇帝の物語? 私的には敵討ちのカタルシスを全く感じられなかったので、ローマ物を今作った製作者の心意気に6点献上。 6点(2001-08-28 19:46:17) |
229. フランケンシュタイン(1994)
クリーチャーの復讐はこれ以上ないほど効果的。フランケンシュタインが彼女を絶対蘇生させることが判っていたからこその恋人の殺害、そして蘇生した彼女を待つ更なる悲劇(この時、フランケンシュタインとクリーチャーは同じ思いを共有した)。愛の前では理性は無力になる。ケネス・ブラナーにしてはいい方の映画なので6点献上。 [ビデオ(字幕)] 6点(2001-08-15 16:18:41) |
230. ファーゴ
確かに実話を(?)淡々と描いてはいるけど、この登場人物達が壊れていく様は実話とは思えないほど奇天烈。悪い方悪い方へ話が展開していき、こんな風になってしまったら前にも後ろにも進めないぞ。怖い話だ。でも派手好きの私の好みではないので5点献上。 5点(2001-08-15 14:49:51) |
231. ゴッド・アンド・モンスター
そうだ、この雰囲気は「ドレッサー」のような感じなんだ(暫くして思い出した)。舞台の二人芝居を観ているよう。戦争の傷跡と異端な才能、そして自らの性(さが)に苦しむ孤高の老人が、生を具現したような若者に救いを求める。ブレンダン・フレイザーって「ハムナプトラ」の前にこんな映画に出てたんだ。因みに、この映画の主題はゲイではなくって「生」です。派手じゃないけどすごく良くできた映画なので、7点献上。 7点(2001-08-13 00:15:09) |
232. 恋におちたシェイクスピア
ごめんなさい、ちっとも面白くなかった。シェークスピアをろくに知らないからなのかなぁ。グウィネスがどう見ても男には見えない。舞台に立つのは俳優への情熱なのかシェイクスピアへの愛ゆえなのか…、分からん。ラストも私にとっては意味不明。本当に申し訳ないけど、映画の格調高さに3点献上。 3点(2001-08-08 17:22:45) |
233. カサンドラ・クロス
バート・ランカスターとソフィア・ローレンの恋愛は、今の年齢で観るといい感じかも…(この映画当時でもお二人とも老齢にさしかかってます)。タイトルバックの空撮からWHO本部ビルに繋がっていくオープニングが好き。でも落とし所が、ちょっとって気が…。テーマ曲と言えば、「犬神家の一族」の音楽に似てませんか? 取りあえず6点献上。 6点(2001-08-08 16:40:48) |
234. ターミネーター
キャメロン、シュワちゃん共に出世作。ターミネーターの名前通りのしつこさ。ありがちな設定ながら、低予算映画の教科書的完成度だと思います。「Are you Sarah Connor?」の名台詞(?)が忘れられません。7点献上。 7点(2001-08-06 14:23:30) |
235. スーパーガール
ヘレン・スレイターって今何してるんでしょうね? 戦う相手が魔女のようなフェイ・ダナウェイだったような気が…、せめて宇宙人か怪獣と戦って欲しかった(魔女じゃなぁ…)。でもスーパーガールの見えそで見えないミニスカートは○だったと記憶してるので4点献上。 4点(2001-08-06 13:53:27) |
236. 誘う女(1995・米)
これってコメディなんですよ。インタヴュー中に「ジャパンではサスペンスで売り出すらしいよ」って聞かされたニコール・キッドマンが大笑いしてましたっけ。個々の破綻した描き方はコメディだからこそなんだけどなぁ。関係ないけどラストにニコールを連れていく男ってデビッド・クローネンバーグだって知ってました? てわけで6点献上。 6点(2001-08-04 10:28:31) |
237. ハイランダー/悪魔の戦士
ラッセル・マルケイの映像センス爆発。オープニングから鳴り響くクィーンの使い方も「フラッシュ・ゴードン」以上! ある意味、「スター・ウォーズ」を越える剣アクション。クリストファー・ランバートはこういう役やらせたら最高(逆にいえば他の役は出来ない)。思わず7点献上。 7点(2001-08-03 10:23:10) |
238. レリック
ピーター・ハイアムズ以前に、脚本がむちゃくちゃ。こういうお仕事を引き受けちゃいかんよ、ハイアムズ。ただのB級モンスター映画です。仕方ないので3点献上。 3点(2001-08-02 10:11:21) |
239. ジャッカル
映画としての印象は薄いけど、ハリウッドスターの底力を見せてもらったような気がします。アップで写されるブルース・ウィリスがサングラスを下ろすとこなんざ、B級俳優じゃカッコつかないもん。映画としてはスターも出てるし可もなく不可もなくってとこで5点献上。 5点(2001-08-01 15:44:33) |
240. オーメン(1976)
リチャード・ドナーの出世作。関係者がそれぞれ順番に「衝撃的な不慮の事故死」をしていくのは「ファイナル・デスティネーション」っぽいけど、あちらとは比べものにならない。ラストで警官の発砲した銃から出てくる弾丸を超微速度撮影しているところが衝撃的でした。有無を言わさず7点献上。 7点(2001-08-01 13:29:23) |