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53羽の孔雀さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 245
性別 男性
自己紹介  映画史や映像技術には全く詳しくないので、単純に面白いと感じた度合いで点数をつけさせていただきます。
 よろしくお願いします。

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1.  アポロ13
面白い!結果どうなるかは誰でも予想がつくところだけど、それを置き去りにしてなお引き込ませる緊迫感・臨場感が本作にはありました。いつの間にか見入り、「こちらオデッセイ」で一緒にガッツポーズですよもう。宇宙とか有人飛行とかの知識が全く無かったのがむしろ良かったのかも。逆にいえば、入り込めないと「結局こうなるんでしょ」となって退屈なのかもしれません。  科学的な専門用語は多いですが、一般向けのわかりやすい説明が随所に入ります。それくらいわかるよ笑、というところでも入ってきます。なので、知識が無くても無問題と思います。医療ものじゃないのに医学に対する批判が若干強めで「ん?」と思いましたが、結果的な事実に基づいた映画的演出と考えれば、あ、そういうことか、となります。   それにしても、自分の無知さがはっきりわかると同時に、新しい知識もつきます。「月に行く」「事故の映像」だけ見ると、発射さえ成功しちゃえば言うて大丈夫なんでしょ?といつの間にか思っちゃってた恥ずかしさ。実際は当然そんなことはなく、各分野のプロフェッショナルが一体となって全身全霊を賭して挑むのが「月」という夢なのだと。自分の全力を発揮して、でも一人じゃどうにもならないから協力して、一つの目標に突き進む。これは綺麗すぎる見方ですが、でもやっぱり熱いし、そういう環境に身を置けることが羨ましい。クルーでも管制塔メンバーでも、あの一員になりたいなーと思わせられる今日この頃です。  【追加4?周目】  最高。「宇宙ものSF」の時点で好きなんですが、いやー何回見ても良い!というか、実話なんて信じられないです。ていうかほんとに実話ならSFじゃねえし。それほどに「マジで!?」と思うシーンの連続。「演出的に強くいったんだな」と強がりつつも、それを抜いてもハラハラドキドキ、皮一枚スレスレ。演出も演技も、何よりキャラクターが素晴らしい。「こちらオデッセイ」時のガッツポーズが周回を重ねるごとに派手になっていく私。  トムとジーンが最高にカッコイイ。というか、管制室の皆(一部除く)がカッコイイ。トムは悔しかったはずなのに、本当に悔しかったはずなのに、それでも仲間の生還のために死力を尽くす。何が何でも電力を絞るためにたどり着いた発想「LEMからオデッセイへ電力を」はもうさすがとしか言いようがない・・・。ジーンは判断力がやばい。自分の身分がどうのとかそんなことは知らんが、とにかくあんな判断できんて。そして皆が皆全力を尽くす。1つの目的のために全員が全身全霊全力で挑む。元々頭の良い奴らが集まって、それでも対処がわからないそれまでのパターン外の状況でも、諦めず、積極的に、強気に、できる限りの力を尽くす。いつパニックになってもしょうがない状況でも冷静に思考し、振る舞い、動く。カッコイイとしか言いようがないよ。
[DVD(字幕)] 9点(2015-06-22 03:11:52)
2.  不死身の保安官 《ネタバレ》 
面白い。この一言に尽きる、何度も見たくなる系の異色の傑作です。「不死身の保安官」というタイトルからハズレか?とか思ったのですが、全くそんなことはなかったです。ジャンルは確かにコメディなのですが、その「笑い」は明らかに狙っているツボに入る人と入らない人との差が出るようなギャグのようなものではなく、常識が違う英国出身の主人公とお馴染みの西部のメンツとの両者真面目なやりとりが面白いという点での「笑い」です。  主人公ジョナサンは英国はロンドン育ちの紳士。そんな彼が、生業である銃の販売のために単身アメリカの西部の町に訪れるというお話。主人公は当然、西部お馴染みの「因縁吹っかけてからの銃でのやり取り」や銃の腕が物を言うという西部では当たり前の常識、果ては白人とインディアンとの関係も知りません(発明家のお坊っちゃん?でそもそも常識から外れているという設定も効いています)。それ故、あっさり人が撃たれ殺される様に驚き、インディアンにも普通に接し、何事も紳士的な話し合いで解決すべきだとして行動します。  特に良かったのは全く飽きないテンポとストーリー、そして挿入歌です。笑いの点では、インディアンの背後をとるスーツ姿の英国紳士という画や因縁吹っかけられても微塵も気づかない主人公などシュールな点が素晴らしかったです。  この映画は私のような「西部劇を多少見たけど時代背景とかをガチで学習してはいない」ような人にはストライクかと思います。逆にアメリカの歴史や時代背景を深く考察した人にとっては「白人とインディアンの関係はそんなに簡単なものじゃない」となるのかもしれません。  しかしそれでも、深く考えず観る系のエンターテインメントとして是非多くの方に観ていただきたい作品です。
[DVD(字幕)] 9点(2013-12-28 04:01:11)(良:3票)
3.  アバター(2009) 《ネタバレ》 
点数は、世界観が自分好みだったから、これに尽きます。幻想的な森とか空に浮かぶ島(岩?)とかダンジョンに出てきそうな動物とか飛行竜に乗って飛ぶとか。ワクワクせざるを得ません。  本作は未来SF版ロード・オブ・ザ・リングに近いのかなあと思ったり。何というか、RPGの世界なんですよね。そこに、先住民vs侵略者という西部劇でお馴染みの図式が盛り込まれたりしています。ファンタジー感が強いですが、そこはやっぱりSF。近未来的なシステムや施設、兵器もご登場。で、それを混ぜ合わせるとどうなるかというと、飛行竜に乗った先住民vs空中戦艦に乗った地球人のできあがり。こう書くとシュールさが際立つ気がしますが、それ以上に映像に圧倒されます。ストーリーやテーマ性はあってないようなもの。映画館で見たかった作品です。
[DVD(字幕)] 8点(2015-10-26 21:33:55)(良:1票)
4.  ジャッカルの日
 個人的に、大好き。映画的なエンタメ性、笑いあり涙ありドラマティックな展開あり、という作品ではなく、常に地味に、常に渋く、常にプロvsプロの仕事っぷりを描く。ただそれだけ。ただそれだけなストイックな作品。ただ、ここまで丁寧に描写されれば文句がありません。   構図としては暗殺のプロvs暗殺を阻止するプロというただそれだけ。ただし、その描写がそれぞれ深く細かい。「暗殺者」なんていうステータスを持ったキャラクターなんて、映画はおろか漫画でもごまんといます。「暗殺者」という肩書を付けるだけでなんか凄そうに見える。  しかし、本当の暗殺者というものを、それが真実か否かは別にして、ここまで説得力を持たせた作品を私は知りません。   キャラクターの深掘りをしないからこそ、「それでも実は愛を求めた」とか「最後に大事なのは人間同士のつながりだ」とかいうテーマが存在しません。本当にただシンプルに、プロvsプロの手順部分を見せる。ただそれだけ。   しかしそれが面白い。1つ1つの手順とか展開に見入らされる。これほどストイックな作品にも関わらず、時間の長さを感じさせません。  数年ぶりに見返しましたが、やはり数年後にまた見るでしょう。そういう作品でした。
[DVD(字幕)] 8点(2014-12-14 17:26:03)(良:1票)
5.  フルメタル・ジャケット 《ネタバレ》 
好きな映画では断じてない。が、魅入らされたのは事実です。  ・・・どうでもいいけどハートマン軍曹の元ネタってこれだったのか・・・w
[DVD(字幕)] 8点(2014-11-04 18:57:33)
6.  ゼロ・グラビティ 《ネタバレ》 
普通の3Dで鑑賞。なるほど確かに、これは3Dで観るべきというのが理解できました。というのも、この作品自体が3Dで観られることを前提で作られている感じです。序盤のネジがカメラ手前に飛んで手を伸ばしてキャッチするカットとか「あ~はいはいちゃんと3Dで観てますよw」と監督さんに言いたくなりました。露骨な構図ですね笑。また、宇宙空間すなわち無重力という設定が3Dを活かしまくっている。普通なら不自然になる人物の上下左右前後斜めをぐるりと回るような自由なカメラワークで撮っても不自然にならないのは、無重力という設定があってこそ。登場人物視点の映像も多数あり、観客もあたかも宇宙空間にいるような感覚を覚えます。アトラクションっぽいというのは主に前半で、某リゾートの椅子に座って観るあのSFアトラクションにかなり近いです。主人公視点でぶつかりそうになったデブリをスレスレで避けるとか、自由が利かない中で目標物につかまれるか、とか。  ストーリーとしては単純明快で宇宙空間で作業中に事故発生。なんとか生き延び地球まで帰らねば、というお話。テーマとしては「生命の尊さ」でしょうか?しかし、映像を観るためだけにでも映画館に足を運んで損はない作品と思います。  映像以外で印象に残ったのが、何といっても宇宙空間の怖さ。無限に広がる無重力空間の怖さ。目の前にいて会話も届く距離なのに、その人を助ける術が何もない。ただゆっくり遠くへ行ってしまうのを見ていることしかできない。その人を助けようと飛び出せば、もう二度と戻ってくることができない。・・・怖すぎます。  また、無音の怖さと地球の美しさの対比が印象的。酸素も切れかけ、ちょっとしたことで死ぬ状況。音もない。空気もない。体の自由も利かない。その背後には大きく美しい母なる地球。何というか、ゾッとするような感覚を覚えます。また、普段当たり前の音楽や人との会話がこれほどまでに安心感を与えてくれるものとは思ってもみませんでした。  鑑賞後1日経ちますが、未だ余韻さめやらぬ、という感じ。公開終了する前にもう1回観に行こうかな。もちろん3Dで。
[映画館(字幕)] 8点(2014-01-18 19:23:42)
7.  エベレスト 3D 《ネタバレ》 
登山系の作品は初めて視聴しましたが、凄まじいですね。 「頂上からの景色が綺麗」「体力的に大変」とかそういう次元じゃなく、もう完全に人体vs自然。 敵は自然そのものであり、いかなる好条件を揃え配慮したとしても各々のちょっとしたズレが文字通り致命となると。  もちろんそれはエベレストだからであり、現在とは違う当時だからなのだとしても、当時の「エベレストの登頂に成功」という一文がいかにとんでもないことなのか、ということを学ばせていただきました。
[インターネット(字幕)] 7点(2023-12-27 00:34:47)
8.  オデッセイ(2015) 《ネタバレ》 
■飛行機で視聴。従って吹替。いつもは字幕なので違和感がありましたが、吹替もまあ無くは無いのかなといった印象。もう一度3D字幕で見たい気がしています。 ■宇宙ものという観点からは、「2001年宇宙の旅」「アポロ13」「ゼロ・グラビティ(映像的に)」「インターステラー」の方が私的には好みですが、本作も決してつまらないというわけではない、という印象です。これからはジャンル「宇宙もの」が来るのでしょうか。楽しみな限りです。 ■本作は「宇宙(というか火星)でサバイバル」という点が新しく、アドベンチャー要素が強いです。中盤くらいまで火星に取り残されたデイモンさんのサバイバルっぷりと他のNASAメンバー特に司令部視点を交互に描き、後半ないし終盤あたりで両者合同の作戦にて地球への帰還を目指す、という作り。政治色も絡むけど、薄め。中盤まではあまり動きが無く淡々と進んで行き、逆に後半は「そんな無茶苦茶な」というくらいの動きの連発です。「アドベンチャーものの舞台が宇宙になった版」というのがしっくりきます。 ■マイナス点として、まず深刻さが無いです。主人公のキャラクターがどうとかではなく、取り残された後の火星にも探索の拠点やら設備やらが普通にあるので空気あり食料ありコンピュータあり車ありシャワーありだったり、ジャガイモ栽培にあっさり成功しちゃったり、割と簡単に水を精製しちゃったり、しれっと通信できちゃったり。問題は起これど、全然死ぬ気がしない。あと後半について、宇宙素人の私から見ても「さすがにあり得なくないかい?」と思ってしまった点がいくつか。いくら時間がないとは言っても適当に作戦決めすぎでは?宇宙服に穴開けて推進力で、ってそんな都合よく飛べないのでは?等々。
[地上波(吹替)] 7点(2016-02-11 23:57:32)
9.  ブラス!
「天使にラブソングを2」の大人版ですね。「天使にラブソングを2」より比重的に人間ドラマ>音楽、といった印象です。 炭鉱閉鎖を軸に据えながらも、オヤジ達の哀愁・今にも無くなりそうな夢への情熱・現実との葛藤という三位一体を静かにしっとりと、しかし熱く描いた良作かと思います。
[DVD(字幕)] 7点(2015-08-01 05:06:40)
10.  ラブ・アクチュアリー 《ネタバレ》 
コメディと涙、この2点に特化しまくってますね。笑わせながら泣かせてくる。次点で「あ、そうそう!」という感じのさりげない伏線が良かった。135分という上映時間はあってないようなもので、見入ってるうちに終わる。あっという間でした。  9つの恋愛パターンということで、それは未来でもあり過去でもあり、どれかに当てはまってしまったり、共感できてしまうのがずるい。少年時代の初恋であったり、実らないとわかっている片思いであったり、立場の壁であったり、夫婦の愛であったり・・・。多分見る時々の状況によって、入り込み方が変わる作品かと思います。  個人的に好きなのはポルトガル人との恋と、アーティストのおっちゃんの友情シーン。ほぼ絶望パターンなのに奇跡を願って互いの言語を勉強している愛、一瞬の欲よりも今までの感謝と友情を優先する愛・・・いやー良い。良すぎます。  あと映画だからなのかお国柄だからなのか、日本人ではこうはならんやろ、という点がちらほら。その感覚は羨ましくもあり納得できなくもあり。しかしそれを含めてプラスにできるだけの面白さが本作にはあると思います。
[DVD(字幕)] 7点(2015-05-25 04:31:17)(良:1票)
11.  ミッドナイト・エクスプレス(1978) 《ネタバレ》 
好きにはなれない作品だけど、いろんな意味ですごい作品だ。罰のきつさがイマイチ伝わらなかったり、脱獄しようとする過程が極めて雑だったり、(そもそも悪いことしてんのに)正義のアメリカ様だったりとかはマイナス。対して、再三他者から言われる「必ず上手くいくから」の響きの遠さと僅かな希望、追加30年くらったときの絶望、特別収容所に入った後の壊れていく様、2度目の鼓動のシーンなど、主に心理面でのサスペンス調の描き方は良かった。男のむさ苦しさが果てしないです。
[DVD(字幕)] 7点(2014-10-20 05:33:08)
12.  ホビット/竜に奪われた王国 《ネタバレ》 
序盤からテンポ良いな~とか思って見てたら2作目だったのかよ・・・恥ずかしながらタイトル検索するまで前作の存在に気付かず・・・  さて、やはり何といってもファンタジーの世界観そのものと夢のあるアクション、この2点が素晴らしいですね~。まさに実写版RPG。酒場から始まり、森から見える美しい景色とブルーの蝶、湖の町の雰囲気、黄金とドラゴン。もうワクワクせざるを得ません。加えてアクションはやっぱりレゴラスの独り勝ち。あのシステマチックな戦いっぷりが好きなんです。タウリエルもレゴラスと同じ戦いっぷりですが、ちょっと動きが硬いのがマイナスか。特に急流での戦闘シーンは見ごたえがあり、巻き戻して2回見ました。  ただそんな中ドラゴンさんが思ったより大したことないってのが残念。散々大物ぶった登場をしておきながらバトルになった途端脳筋全開の猪突猛進プラス口を開けば小物臭漂う台詞回し・・・噛みつこうとして届かなかったら火を吹けばいいじゃない、とか圧倒的体格差なんだからもっと力技でいけばいいじゃない、とか思ってしまう。味方側に大した損害がないってのもドラゴンさんの格が下がって見えた原因か。まあその辺は次回作に期待です。  なお、どうでもいいですが本作は飛行機の中で観たため鑑賞環境は「テレビ(吹替)」としました。
[地上波(吹替)] 7点(2014-07-05 13:02:56)
13.  ブリジット・ジョーンズの日記
「32歳」の主張が弱かった気がします。というか、やってることが結果的に10代20代のそれと一緒なので、そっちに目がいっちゃって32歳という設定が相対的に弱く見えちゃった、というところでしょうか。真面目な男とチャラ男に同時に言い寄られ云々・・・ってもはや32歳関係ない普通のラブコメなのでは。あと太ってる扱いされてましたが、これも主張が弱く、痩せたと言われても、え、そう?と思う程度でした。まあそこは映画なので難しい。普通のラブコメが主で、32歳とか太ってるとかは味付けな本作でした。恋愛ものとしてはそうなるのも当たり前なのかもしれないけど、何か勿体ないというか・・・。それにしても、良い友達だなぁ。
[DVD(字幕)] 5点(2015-06-22 05:55:19)
14.  ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ 《ネタバレ》 
コメディ色強し!真面目に見て損した・・・笑  細かい沢山の点を最初に撒き、それをこれでもかと繋げまくるのが面白い。特にやられた!と思ったのは女の子がぬうっと起きてきた例のシーン。確かに忘れてた・・・。えっ!?と思って巻き戻して見たら確かに最初からそこにいるし・・・なんという擬態・・・笑  しかし全体としては、そもそもこの作品を取り巻く殺伐とした暗めの雰囲気がイマイチ合わず。マフィアとか犯罪ものには仕方ないことなれど、やはりどうしても点数に影響してしまう。  あと見ながら思ったのは、若々しい作品だな~ということ。ノリにまかせて突っ走るところ、ロック?なBGMをガンガン入れてくるところ、渋みが皆無なところ、等々。残酷描写の残酷さとか稼いだ金の使い方にしてもそうですね。おかげで、「バイオレンスながらもコメディ」という不思議な印象を受けました。
[DVD(字幕)] 5点(2014-12-14 23:03:17)(良:1票)
15.  マレフィセント 《ネタバレ》 
「眠れる森の美女」自体をほとんど覚えていないまま鑑賞。これを機に今一度見てみたいです。  さて本作は完全に原作を意識した(当たり前ですが)パラレルワールドのような作品。もしかしたらこんなパターンもあったかもよ?的なことを思いっきり言っちゃってます。前情報全く無しで観ましたが、力の入れられている順にファンタジー>アクション>人間ドラマという印象。如何せんキャラクターが3Dアニメではなくリアル人間なため、人間ドラマ的な良さは増しますが、ファンタジー・アクション面は若干落ちます。具体的に言うとオーロラが眠りから覚めるシーンのマレフィセントの涙は良かったですが、ドラゴンや王との戦闘シーンはう~んもうちょっとこう・・・という感じでした。  また、ストーリー的に「これがやりたかった」という部分がまずあって、その点と点を繋ごうとしてそれまでの線を半ば強引に作った、という風に見えてしまう。「マレフィセントが眠りから醒ます」というのをやりたい。ではそれを際立たせるにはどうしようか→よし、王子様を前フリとして使おう→ということで王子様はここらへんで登場させておいてマレフィセントと一緒に城に行くことにしよう。的な。よって、ネタバレがなくても何がどうなるかがだいたい読めます。  他にも違和感がある点が色々ありましたが、そこは原作もそうだったのかもと思うため何とも言えず。逆に原作の良アレンジもあるかもしれないし、やはり「眠れる森の美女」を見直したいという気持ちが強まりました。
[映画館(字幕)] 5点(2014-08-08 23:46:30)
16.  スラムドッグ$ミリオネア 《ネタバレ》 
う~~~ん。忖度無しの正直な感想を書きますと、賞を取っているという先入観からなのか、見た際の気分が合っていなかったからなのか、はたまた日本のミリオネアを知っていて入り込めなかったからなのか、いまいちピンときませんでした。  本作に描写された「スラム生まれ、ないしスラムという場所の過酷さ」「一途な恋愛」という点について言えば、他にもっと素晴らしい描き方をされた作品は数多くあると思います。前者なら「シティ・オブ・ゴッド」等、後者ならそれこそ数多です。  もちろん本作はそんな全体の一部的の描写がどうこう言いたい作品でないというのはわかります。では、どこが本作の特筆して良かった点かと言うと・・・特に見当たりませんでした。  それこそストレートに「運命である」とか「人生に無駄などない」とか「愛は全てを凌駕する」とか「人生が変わる瞬間のダブルミーニング」といったテーマなのかなと考えてみても、やはり本作が本作の形をとっているが故に他の作品よりも上回る、といった点は私には見受けられませんでした。強いて言えば「テーマの表現方法の斬新さ」でしょうか。  本作はクイズ番組であるミリオネアの問題に沿ってストーリーが進行し、「スラム出身の無教養な人間なのに、出る問題出る問題が自分の人生で出会った出来事だから正解できた」という形式ですが、そもそも開幕どころかパッケージやあらすじでネタバレされているので、クイズ的なドキドキ感はゼロです。 なんなら、クイズ番組側を描かず主人公の人生にのみ焦点を当てた作りの方が良かったんじゃないかとさえ思える。  そもそもミリオネアという番組は当時インターネットなどという世界を知らない子どもの頃にぼや~っとテレビを付けて見ていた番組ですが、今思うと「どうしてもお金が欲しいという一般人を周りの人間がエンタメ精神でおもしろおかしく見る」という、今思えば非常に俗っぽいまああまり好みではない番組だったなという気がさせられます。 カイジでいう鉄骨渡りを周りで見てる奴らの感じというか笑。  もっと言えば、BGMやSEが(当たり前ですが)当時やってた番組そのまんまなので、クイズ番組シーンになる度に入り込んでいた気持ちをキャンセルされて現実に引き戻されてしまうというか。これが入り込めない要因として割と大きかったと感じます。  また、他の方のレビューで学ばせていただいた「D.運命」は「D.創作」とのダブルミーニング、という点も、は~なるほどな~とは思いましたが、仮にそうだとしても私の肌には合いませんでした。「ユージュアル・サスペクツ」しかり、「夢でした」「いや作り話だから」というのは、申し訳ないがあまり好きではないんですね。そんなん言ったらやりたい放題やん、というかなんというか。  最後に、どことは言いませんが序盤のごく一部にある不衛生描写がかな~りキツかったです。私は別に潔癖症ではないし、グロ描写なども別に平気なのですが、マジメな話、吐くかと思いました。アレ系は無理です・・・。  本作は主人公の人生録。そこにミリオネアという番組を入れ込んだアイデア作品、という感覚を受けましたが、それ以上でも以下も無く、正直、「人生録(ないし伝記)でもスラム系でも恋愛系でもアイデア系でももっと面白い作品はいっぱいあるぞ!」と思ってしまいました。
[DVD(字幕)] 4点(2021-09-24 22:19:07)
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