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とらやさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2101
性別 男性
自己紹介 善人が苦労が報われて幸せになるハッピーエンドの映画、
悪人が出てこないゆる~い世界観の映画、
笑いあり、涙ありの人情喜劇が好きです。

2008年11月19日の初投稿から、早いもので10周年を迎えました。
この間、みんシネのおかげで出会ったいい映画もいっぱいありました。
管理人様、レビュワーの皆様、いつもお世話になっております。
これからもよろしくお願いいたします。
2018.11.19

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1.  Mr.レディMr.マダム2
ヒットした作品の続編って、必要以上に話を大きくしてしまうことがよくありますが、 本作も息子の結婚にまつわる騒動の第1作からストーリーは格段にスケールアップです。 国際的なスパイ事件に巻き込まれるというストーリー自体は大して面白いという訳では無いですが このシリーズは何といってもミシェル・セローが白眉すぎる。 セローの「フォォ~~!」という裏声びっくりリアクション、これを見ているだけでも十分面白いです。 完全コメディ仕様のセローに対し、 ウーゴ・トニャッツィの醸し出す優雅さ。 正反対のテンション。このカップルの絶妙のバランスは続編でも変わることなく健在です。
[DVD(字幕)] 6点(2021-05-05 13:10:07)
2.  Mr.レディMr.マダム
ハリウッドリメイクもされた作品ですが、このオリジナルの方が断然好きです。 本作だけでなく、「奇人たちの晩餐会」や「3人の逃亡者」など、 ヴェベールの作品はよくハリウッドでリメイクされるのですが、 やはり他国には決して出せないフランスの空気がいい。 普段の生活の中で絶対絡むことの無い、全く異なるタイプの人間を絡ませて笑いを取る。 本作のシチュエーションもそんなヴェベールが最も得意とするところ。 流石の安定感で本作でも独特のおかしな世界観を作り上げています。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2021-03-30 18:36:54)
3.  緑の光線
ロメールの映画は登場人物の誰もが饒舌で台詞が多く、 その字幕を追い続けていると恋愛小説でも読んでいるかのような感覚になる。 しかしその中にフランス人的思考が垣間見えてくる、この人の映画ならではの楽しさがあります。 本作の頃にはロメールはもう60代も半ばを過ぎているというのに、 孤独感と人生に少々の行き詰りを感じている、夏のバカンス前後の 20代女性の心理をこんなにも繊細に軽妙に描き出していく感性には驚かされます。 じっとりとした暑さを感じさせない、カラッとした質感のフランスの夏の色が美しく、 日没間際にほんの一瞬だけ見えた緑の光線にラストはほっこりとさせられました。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2020-05-20 17:35:21)
4.  ミッション・ワイルド
リュック・ベッソンが製作に名を連ね、アメリカ・フランス合作となっている西部劇。 この邦題からも痛快なアクション・ウエスタンかと思っていたらさにあらず。(久しぶりに出会ったひどい邦題です) 西部開拓の地の当時の過酷な日々の暮らしがしのばれる重さのある作品でした。 西部で一山当てようと東部の町から夫に着いてやって来て、精神を病んでしまった3人の女性。 彼女たちを東部の町に送り届けるヒラリー・スワンクと、同行することになるトミー・リー演じる、処刑寸前のところを助けられた悪党。 送り届ける3人の女性たちとは意思疎通をはかれず台詞も無い。しかしこの2人もベラベラ身の上を話したりすることも無い。 西部開拓の地から東部の町へ。寡黙なロードムービーですが、前半はヒラリー、後半はトミー・リーの見せ場となっており、 ホテルへの放火など不要に思われるエピソードの挿入があったりもしますが、主演の2人の素晴らしい演技を堪能できる作品となっています。 3人の女性たちを受け入れ先の教会に送り届けた後が印象的。 酒場で西部から来た人間だと分かると「ここにあなたの居場所はない。」 そして町で出会った若い女には「西部で一攫千金を狙うような男とは一緒になるな。」と言う。 しかしそれでも再び川を渡り西部の地に戻っていく。銃をぶっ放し、陽気に歌い踊りながら。トミー・リーの姿が切ないラスト。 こんな話もまたアメリカの歴史の一部か。主演2人の存在もあり、重さの中にも味わいがある作品です。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2019-12-15 17:10:15)
5.  ミッション:8ミニッツ
前半はよくあるタイムループものかと思って見始めたのですが、さにあらず。 SFという作品の世界に、主人公の男は何者でありどんな秘密があるのか?このミッションの真相は? こうした設定はダンカン・ジョーンズの監督第1作「月に囚われた男」と共通するものを感じます。 繰り返される列車でのミッションの中に、少しずつ車内の登場人物とのストーリーを進行させていくドラマの組み立て。 繰り返されるごとに次第に見えてくるミッションの全容。 繰り返されるごとに変化が生じていく上官である女性との心の触れ合い。 パラレルワールドやタイムループ。辻褄を合わせようとするとキリがありませんが、 作品の構成、90分程度の時間の使い方が非常によく考えられた作品であると思います。 終盤には人間の尊厳といったところまでを考えさせられるとは思いもしませんでした。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2019-04-30 18:02:11)
6.  ミスター・ノーボディ
西部劇を愛した巨匠レオーネですが、70年代に入り映画の世界も大きく変わろうとしている。 マカロニウエスタンのブームもまた衰退していく時期と重なります。 映画の中で、ジェームズ・スチュワートと並び「アメリカの良心」であったヘンリー・フォンダ。 彼が演じるのは西部開拓の地をを去ろうとしている、時代遅れになりつつある早撃ちガンマン。 アメリカ映画もニューシネマが台頭し「アメリカの良心」もまた、当時は時代遅れであったのか。 この映画にそんなヘンリー・フォンダを主演に迎えるというのも心憎い。 ペキンパーの名が意外な所で出てきて、フォンダが戦う相手は「ワイルドバンチ」。 作品自体も肩の力がいい意味で抜けていて、意外なほどにユーモラスな作品となっています。 どこかおどけたような、しかしカッコいい所はカッコよく、モリコーネの音楽は本作でもまた素晴らしい。 「時代は変わってしまった。私にとっては居心地が悪くなってしまった。」 マカロニウエスタンへの挽歌のようなラストの手紙は、そのままレオーネの当時の思いが綴られていたように思えます。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-02-10 01:22:13)
7.  ミルドレッド 《ネタバレ》 
監督カサヴェテス、主演ジーナ・ローランズとくれば、まず頭に浮かぶのは「グロリア」。 しかし本作の監督はジョン・カサヴェテスではなくニック・カサヴェテス。そう、ジーナ・ローランズの息子にあたります。 これがニックにとっての長編デビュー作とのこと。 ソフィア・ローレンがやはり息子の長編デビュー作で主演した作品を思い出しました。 息子がデビュー作で母の主演作を撮る。息子だからこその魅力的な母の姿をとらえていると思います。 最初はどこか陰のある、まだ幼い少年と大人が出会う。こういう場合、映画では男同士が圧倒的に多いのですが、 本作はその大人が女性ならではの柔らかさ、あたたかみを感じる。 この少年の母はいつもくわえタバコに酒。しかしジーナ演じるミルドレッドと接するうちに次第に母親らしくなっていく。 一方のミルドレッドも、この母と息子と接するうちに人生について改めて考えるきっかけとなっていく。 まだ幼い息子との微笑ましい交流を交えながら、2人の女性が互いに人生を見つめなおす優しさのあるドラマ。 ミルドレッドとは対照的な、この少年の母親役のマリサ・トメイも、こういう役を非常にうまく演じる人です。 最後ははこの母と幼い息子、そしてミルドレッド自身の息子、娘とも別れ、彼女はどこへ向かうのだろう? 一抹のさみしさを感じつつも彼女が旅立っていく、毅然としていて力強さを感じさせるその姿が印象的なラストでした。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2017-07-10 21:38:12)
8.  みんな元気(1990) 《ネタバレ》 
観る前はもっとコメディ色が強いと思っていた。一方でトルナトーレ監督が普通にコメディは撮らないだろうとも思っていましたが、やはり本作もトルナトーレらしく人生のホロ苦さ、厳しさを見せ、本土に暮らす子ども達を訪ねる一人旅をする孤独なシチリアの老人の姿が哀しい作品でした。  特に列車の中で家族写真を落とす度に拾ってくれた人に延々と家族自慢を繰り広げていた彼が旅を終えて帰郷する最後の車中では実にそっけない受け応えをするシーンは辛いものがあります。今では子ども達は大人になりそれぞれに悩みや事情を抱え、妻もこの世を去っていますが、いつまでも昔の家族の姿を見続ける姿、子ども達は何の問題も無くみんな元気だと妻の墓前に報告するその姿は哀しかった。  その一方、冒頭で「親は子どもが小さい時には早く大人になれと言い、大人になるとずっと子どもでいてほしいと思う」というこの老人の台詞がありましたが、どれだけ年月が経ち状況が変わろうとも我が子を愛し誇りに思う気持ちが伝わってくるし、昔から変わらない一家の合図である口笛には何があろうともやっぱり家族なんだ、と感じさせてくれました。
[ビデオ(字幕)] 7点(2010-12-23 17:11:22)
9.  ミックマック 《ネタバレ》 
世界から無くなる事のない紛争とその裏で暗躍する武器商人達。正面から反戦を訴える映画ではないですが、金持ちでもなく弱い人々が集まって力のある武器を扱う大企業をコテンパンにやっつける。分かりやすい。楽しい。そして痛快。しかしその作戦の一つ一つの手法が実に古臭いけれど、その一つ一つに愛すべき可笑しさがある。しかし一番最後はyou tubeで締めるあたりがニクい。ジュネ監督の映画は久々に観ましたが、この作戦に参加するメンバーの人物描写に、一見どうでもいいと思える所にまで素晴らしきこだわりを感じさせてくれる映像にカメラワーク。久々にジュネ・ワールドをお腹一杯堪能させていただきました。
[映画館(字幕)] 7点(2010-10-01 21:20:53)
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