81. 死神の骨をしゃぶれ
大層な邦題ではありますがマカロニポリスアクションの肩の凝らない作品を楽しめました。 フランコ・ネロのキレのあるアクションは見応えたっぷり。外道どもへの鉄槌を待ち焦がれたのに・・・腰砕けな結末が歯痒いところです。 [DVD(字幕)] 6点(2023-09-17 22:08:32) |
82. 華麗なる殺人
マルチェロ・マストロヤンニ目当ての鑑賞。国家が管理する殺人ゲームはルールが細かい(誤認殺人は懲役30年など)凝った設定で興味深い。それをTV中継するのはスポンサーの存在も含めてやり過ぎかと呆れるところ。マストロヤンニ(やはりの男前にウットリ)とウルスラ・アンドレス(ビミョー)の絡みはどちらも生き残るのだろう・・・・眺めていましたが。イタリアらしい音楽・ファッションでのホンワカした展開を楽しめた異色作。 [DVD(字幕)] 6点(2023-08-20 09:51:18) |
83. 地球最後の男
予備知識ゼロ、ヴィンセント・プライス出演と言うことで鑑賞。冒頭、地球に独り生き残りになって3年という終末模様に、何でこうなった? 何で彼は感染しない? 生活は出来るの? この疑問に丁寧に答えてくれる律儀な作りに好感。 ワラワラと現われるゾンビ達は見た目は怖いのにする事が単純単調なのが残念。 結末が分からない。新たな世界にとって彼は邪魔だったのか? ヴィンセント・プライスは可もなく不可もなしでした。 リメイク作があるというのに1へぇです。 [インターネット(字幕)] 6点(2023-06-09 23:24:39) |
84. 料理長(シェフ)殿、ご用心
マックスの洒落の効いた毒舌に笑いっぱなし。美食家なのか食い意地が張ってるだけなのか曖昧なところも笑えます。犯人の殺害方法が無理筋にも程がある連続殺人は作品の付け合わせに思えました。 [DVD(字幕)] 6点(2023-04-13 00:12:58) |
85. 愛と殺意
大金持ち実業家で贅沢な暮らしをさせて貰えるけど性格が嫌!、性格は素敵だけど定職なき素寒貧は嫌! 女の腐れっぷりが全編貫いております。探偵がもっと絡んでサスペンスを盛り上げて欲しかったところ。消化不良な感が否めません。 [インターネット(字幕)] 6点(2023-04-02 14:52:53) |
86. アンツィオ大作戦
当たり障りない役どころロバート・ミッチャム、更に影の薄い顔見せ程度のロバート・ライアンに肩透かし。代わって戦闘に快楽を求める泥臭い伍長を演ずるピーター・フォークの「ウチのカミさんがねぇ・・・」らしからぬ姿に見入りました。大した作戦でもなく何となく続いて何となく終わる退屈な戦争映画ながら、ハエも殺せぬ者が自分が死にたくないから相手を殺すというのが戦闘の理屈なのかを考えさせられました。 [DVD(字幕)] 6点(2022-11-14 14:04:08) |
87. プロジェクトV(バイオント) 史上最悪のダム災害
エンディングの荘厳な音楽と流れるテロップに意気消沈。 金儲けの為にデータが示す事実をねじ曲げる恐ろしさを嫌と言う程見せつけられました。 お目当てダニエル・オートゥイユ演ずる諸悪の根源のその後を見たかったところです。 [DVD(字幕)] 6点(2022-10-28 15:26:03)(良:1票) |
88. 夕なぎ(1972)
ロミー・シュナイダーは画面に映える美しさではありますが、演ずるロザリーの二股女ぶりに嫌悪感しかなく、ラストショットには吐き気がしました。極端な喜怒哀楽さまざまな表情を見せるイヴ・モンタン充実の演技に点数の全てを。 [インターネット(字幕)] 6点(2022-10-07 13:53:39) |
89. 狼は天使の匂い
ジャン=ルイ・トランティニャン、ロバート・ライアン共演に期待特大。最晩年ライアンの熱演は見応えがあり、トランティニャンもキレのある動きでした。無理筋なストーリーがもう少し何とかならなかったものか歯痒さが特大でした。 [インターネット(字幕)] 6点(2022-09-26 21:54:11) |
90. 勝負をつけろ
《ネタバレ》 「スーツがシワになる・・・」は昨日も聞いた台詞・・・・直ぐに気づいた、ラ・スクムーンが本作のリメイク作であるのに心底仰天。 28歳ベルモンドは体型も役柄も重量感に欠けるのは仕方ないところでしょうか。 大きく違った結末部分が絶句する物足りなさ。リメイク作に軍配です。 [映画館(字幕)] 6点(2022-09-12 00:12:06) |
91. 不滅の女
1963年トルコの異国情緒、見惚れるベリーダンサーの美しさ、呆気にとられるカメラワーク。女性が何者か興味津々。 SM嗜好の監督らしく焦らしに焦らされた挙げ句の結末は、もう、ご愛敬・・・結局は他愛ないハナシでありました。トルコ人が殊更不気味に描かれるところが興醒めだったものの、意外にも退屈しなかった監督デビュー作でした。 [インターネット(字幕)] 6点(2022-05-31 15:35:44) |
92. 七人の特命隊
欲どうしい男達(女性は一人も登場せず)の裏切りに溢れる物語。結構辛気くさい筋立てなのですが、アクションシーンの力の入り具合がなかなかのもので、工夫が無いにしても、キャストとスタッフの気合を感じる力作でした。 [DVD(字幕)] 6点(2022-02-27 21:58:32) |
93. カトマンズの男
ドタバタアクションコメディで躍動するジャン=ポール・ベルモンドの突き抜け感がアッパレ! なのですが、思い返してみてここぞというシーンが浮かんで来ないのはどうしたことかと困惑しています。 [映画館(字幕)] 6点(2021-12-27 01:26:59) |
94. オー!
《ネタバレ》 レーサー崩れでギャンググループ運転手役フランソワ・オランは「オー」と呼ばれているしがない下っ端。一旗揚げようとの奮闘も及ばず虚しい最後を迎える物語。ルパン+カポネとマスコミにもてはやされているのが盛り過ぎ感が強いのがイタイ。35歳ジャン=ポール・ベルモンドは線が細いですが、刑務所内でのやさぐれ加減にこの人の持ち味が垣間見えます。 黄色い車を走らせるジョアンナ・シムカス・・・・・・言葉が浮かばない・・・唖然とする美しさ。点数の全てを。 [DVD(字幕)] 6点(2021-09-20 22:42:52) |
95. シチリアーノ 裏切りの美学
《ネタバレ》 邦題がいけません。裏切りに美学など1ミリもありません。 裏切られる輩にも同情の余地が1ミリも無いので目くそ鼻くその争いを眺めていました。10000へぇだった裁判模様、脚色されているとしか思えないのですが、対決システムなど実際が描かれているのでしょうか。野次を飛ばす輩、淀みなくペラペラ嘘八百をまくしたてる輩には、猿山の猿に怒ってもしようがないと思わされ血圧上がらず。 仕掛けられた爆弾で道路ごと吹き飛ばされて妻や護衛者と共に命を落とした唯一のまともな人物である判事に点数の全てを。彼の死のニュースに狂喜乱舞する姿には「エエ加減にせえよ・・・お前等まとめてキングコング・・・・」激憤(単細胞) 名前が長くで主要5名以外誰が誰やら状態で尺も長かったのですが一気に観れた力作です。 [DVD(字幕)] 6点(2021-09-06 02:21:58) |
96. ムッソリーニとお茶を
タイトルに惹かれての鑑賞。舞台であるフィレンツェの何というかフワッとした美しさはこの監督らしい。戦時下では正しい情報を得て適切に行動する事が生死の分かれ目なのを思わされます。信じた者に裏切られたヘスターとエルサ、それでもそれぞれが生きてゆこうと前を向く姿が印象深い。マギー・スミスのこういう役どころは天下一品、シェールも凄い存在感。ジュディ・デンチはもう一つ影が薄かったかといったところ。淡々としてはいるもののしっかりとした筋立てに魅入った佳作です。 [DVD(字幕)] 6点(2021-08-08 15:13:43) |
97. 黄金の馬車
女一人男三人四角関係がカラリと描かれていて楽しく鑑賞できました。カミーラは大らかではあるもののあまり魅力を感じられませんでした。 [インターネット(字幕)] 6点(2021-02-28 20:16:51) |
98. 続・黄金の七人/レインボー作戦
続編としてストーリー&映像をスケールアップ!との意気込みの空回り感が目につきます。不~二子チャンの寝返りとアチャーな結末への期待も空振りに終わり残念です。 [DVD(字幕)] 6点(2021-01-31 16:08:01) |
99. パパが遺した物語
25年後のケイティとジェイクの接点が無いのがずっと引っかかっており、喉のつかえがとれて納得できましたが、彼女が荒んでゆく過程が抜け落ちている脚本と、時間の行き来の演出は物足りません。名場面に流れる Close to You はカレンの声で聴きたかったですね。 [インターネット(字幕)] 6点(2020-11-04 01:57:06)(良:1票) |
100. 風の無法者
アントニオ・サバトが美味しい所を持って行った感が強い。死神博士が浮かんだ黒マントのゴードン・ミッチェルの顔つきも物凄いインパクト。お目当てリー・ヴァン・クリーフは蓬莱のCMではありませんが、帽子を被っている時といない時の落差の強烈さに気を取られっ放しで、あまり魅力を感じられず残念。アメリカが舞台でのイタリア語劇はなんかヘンだけど、ま、いっか。そこそこ面白かったし。 [DVD(字幕)] 6点(2019-09-26 01:45:44) |