Menu
 > レビュワー
 > ゴシックヘッド さんの口コミ一覧
ゴシックヘッドさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 811
性別 男性
自己紹介 今年は映画見れてないです。

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作国 : イタリア 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順123
投稿日付順123
変更日付順123
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1.  サスペリア(1977) 《ネタバレ》 
最高のホラー映画。 偶然だか必然だか全くわからない美意識が見事に完成されている。 狂った魔術的な雰囲気が素晴らしい。 登場人物がみんなおかしい。 普通の場面でもまったく正常ではない。 ぶっ飛びまくり。 音楽がまた素晴らしく、このサスペリアの名作は音楽によるところも大きい。 この作品は音楽によって作られたといってもよさそう。 音楽と映像が見事に融合した作品。 色彩が他の作品の美とは全く異なる際どい美である。 映像が奇蹟的に成功している場面ばかり。 たとえば玉が転がって叩きつけられる場面など。 ジェシカハーパーは非常に美しい。 こんな狂った作品の中で彼女の美しさが引き立つ。 オカルト儀式もなかなか本格的で、 リビングデッド、ラスボスの凶暴さはホラー映画において正に本物。 最後の崩壊の場面の迫力がまた素晴らしく、 炎が上がったときゴブリンのサウンドが鳴り出すシーンはこれ以上なく素晴らしい。 「ウィッチ」という響きとともに観客もたぶん魔法にかかる。
[DVD(字幕)] 10点(2007-11-12 00:11:05)(良:1票)
2.  穴(1960) 《ネタバレ》 
本格派サスペンスでした。 ただ淡々と描かれています。リアリティーが凄いです。 作風はシンプルでストレートなのですが、 物足りなさや隙が一切ないです。 モノクロのタイトな作風に痺れます。  終盤あたりでなにか不吉な、嫌な緊張感が漂います。 口で語る以上に物語っている男たちの表情に引き込まれます。 ただ淡々と壁を砕いていくシーンにも退屈さが入り込む隙を見せない。 技巧がなせる完璧な映画だと思います。
[DVD(字幕)] 9点(2015-01-14 23:42:27)
3.  ライフ・イズ・ビューティフル 《ネタバレ》 
嘘には人を楽しませる嘘もあれば優しい嘘もあって、 そして時に嘘は人を救うことができるというのがこの映画だと思います。 時に嘘は状況や現実さえ変えてしまうのかもしれません。 まさにこの映画はひたむきな愛を描いた作品でした。 ハートフルコメディな前篇から戦争映画の後編への移り変わりは 戦争という状況を主人公の視点で上手く観客に伝えていたと思います。 
[DVD(字幕)] 9点(2015-01-05 23:47:49)
4.  ロミオとジュリエット(1968) 《ネタバレ》 
素晴らしいです。神秘的に美しいです。こんなに美しい物語だとは思ってもいませんでした。 音楽も素晴らしいです。心に残ります。 ヒロインはとても美しいです。黒髪がとても美しかったです。 こんなに激しく愛し合うなんて、僕も激しい愛に死んでみたいものです。 この作品を観た後、まさに放心状態です。 
[DVD(字幕)] 9点(2010-01-14 23:13:51)
5.  ブラザー・サン シスター・ムーン 《ネタバレ》 
聖人とはどういう人のことをいうのか?無欲であるとはどういうことであるのか? この映画の主人公フランチェスコは本物の聖人像です。 ここまで自分を投げ出した姿を見ると感動しか覚えません。 非常に清々しいです。 牧師さんは神に仕えながら豚でいます。 そこに聖人との違いがあります。 フランチェスコみたいになるなんて無理なんですが、でも彼の姿を見ると心が癒されました。 人間は欲を持って生まれたものですが、フランチェスコはその欲を完全に捨てきったところを僕は尊敬と感動を覚えます。  フランチェスコは欲に負けた者さえ心優しく受け入れます。  フランチェスコの言葉には人の心を癒す力があります。  フランチェスコには一切の暗さがありません。   それとは別に 「キリスト教」を構えて攻撃の手段に出る人は神の名を偽り自分も偽ります。人の心も惑わします。  フランチェスコの歌う音楽は美しいです。 神秘的な映像とも美しい風景ともよく合います。 宗教の厳粛な雰囲気も漂っていて、教会の音楽はとても荘厳で神々しくて怖い位です。 キリストの目が開くとき、あの場面は神がかり的な迫力があります。 王が最後にとった行動はとても衝撃的でした。 フランチェスコの愛の大きさに涙が溢れて、大きく感動しました。  少しでも聖フランチェスコに人格が近づきたいと思いました。  
[DVD(字幕)] 9点(2008-02-09 01:34:00)
6.  アレクサンダー大王 《ネタバレ》 
この映画はギリシャの現代史を抜きには語れないと他のサイトの感想文で知ったが、 僕はそんなことを知らずにこの映画に10点もつけてしまった。 それは浅はかだったと思う。 ただ僕はこの映画がとても深遠で美しい映画だと思ったし、 全く知識がなければ「郷に従え」というのもあって10点を付けた。  今だってギリシャの現代史に関する知識はとくにないですが、今回再見してこの映画は ただただ凄い映画であると感じた。  なんていうか観客に全くこびない姿勢に惹かれる。 それは尺の長さであったりだ。 しかしそこで語っている。 静寂の中でも語っている。 つまらない映画には尺の長いところには何もないのだ。  この映画はあまりに大きい。 知識で語られること以外は神の領域が入ってると思う。 映画の中で起こっていることのスケール感が今まで自分が見た映画とはまったく違った。 テオの作品は結構全部そうなのかもしれないが。  人間よりも高い視点でみつめ、人間を突き放して冷静にとらえてるかもしれない。 観客は次元を超え、歴史的に起こっていることの目撃者となる。思想の体験者となる。 それは寓意を含んでいる。  この映画は次元を超えているようなところがあって驚異的なスケールを感じる。  アレクサンダー大王を歌った声楽の凄さに圧倒される。  アレクサンダー大王というと戦っているイメージがあった。 この映画のアレクサンダー大王はほとんど戦っていない。 その存在は孤独と愁いを帯びている。 しかしその存在感は非人間的でいて、まるで幻想であるか幽霊であるかのようだ。 その不思議な存在感に惹かれる。  英雄なのか独裁者なのか分からない。しかし英雄の側面をこれほど巧みに描いた映画はないかもしれない。  リアリズムの中に芸術的な美しさがある。 囚人の脱走にしても、集団リンチにしても、大王の最期にしても、 芸術的な表現に圧倒される。  10点を付けたのはこの映画が僕の知っている映画の中では一番大きいと感じるからだ。 しかしこの「完全な映画」に対して観賞者である僕の知識段階が未熟な為そこにいたらなかったので、今は1点引いておく。 
[DVD(字幕)] 9点(2007-12-31 00:52:26)
7.  ゾンビ/ダリオ・アルジェント監修版 《ネタバレ》 
ゾンビ映画の頂点、その名も「ゾンビ」! 冒頭の真っ赤な絨毯のような壁の色から印象に残った。 昂揚感があるのは「ゴブリン」の音楽によるものか。 ショッピングセンターっていうのが良い。 「ゴブリン」の音楽がシュールなのと、デパートの無機質な雰囲気がマッチしてとても良い雰囲気を出していた。 買い物を楽しむシーンが見ものだ。楽しそう! ゾンビのうろつくデパートでちゃんと生活しているのが凄い! 脱出というよりもそこで生活し、ゾンビと共存(?)しているのが面白い。 ゾンビというものを見事に描きだしている(そりゃそうだ)。 仏教のお坊さんのようなゾンビの存在感が強烈で、中ボスのような存在感を放っていた。 でも他にもデブゾンビや子供ゾンビ、看護婦(師)ゾンビとバリエーションに富んでいる。 ゾンビ映画の中では驚異的なリアリズムとオリジナリティを誇る。  ゾンビって、喋らない、表情が無い、心が無い、棒立ちの状態、 つまり人間から「個性」を逸脱したものだと思います。 しかしこの作品のゾンビ達は服装や髪型などがとても個性的であり、 生前の彼らの生活観が自然に表れているようでそれが面白い。 (脳は「個人」としてではなくなり、「ゾンビ」という「全体」になってしまったわけで、そういった怖さも、服装などの外見的な個性により強調されると思います。) ゾンビ一匹一匹に「存在する意味」というか「重さ」というか「メッセージ性」が感じられる。  ゾンビの背景(たとえばテレビ局とか、ハンターとか)もリアルに描かれているのが、ゾンビという存在に真実味を与えていると思う。 スプラッター映画であるがあまり「血」や「内蔵」に頼らずに独自の表現方法により、 ゾンビがそこに存在する意味というか、ゾンビという現象を見事に描いている。 そこはまるでゾンビの楽園の様でもあってシュールだ。  ゾンビ映画って「空間」が無いのが多いじゃないですか。 この作品は屋外でゾンビが点々としていて、それがどこか淋しげで哀愁が漂っていて良い。  女性は映る角度によりとても美人に見える。 でもでも「盗賊」の彼は、危険を冒してまで血圧を測りたかったのでしょうか? 最後に決着を決めたピーターは偉い!  「バイオハザード」以上に、この「ゾンビ」は「バイオハザード」らしい作品。  ゾンビ三部作でもこれが一番好きなんです、奥さん! 
[DVD(字幕)] 9点(2007-12-19 02:58:05)
8.  ノスタルジア 《ネタバレ》 
タイトルが魅力的なこの作品。  タルコフスキーの作品は、全ての内容を完璧に理解することはとてもできないけれど、 しかし、その映像の美しさは心の奥で印象に残る。  その美しさのひとつは「水」や「炎」「風」「緑」といったエレメントを 生き生きと描き出しているからかだと思います。  それらがまるで生きているかの様に不思議な力を放っている。  特に、水の透明さが素晴らしく、その向こうに見える藻や石像などがとても奇麗で神秘的に映し出されている。  石畳の建物(そこに様々な形をした窓や階段など)がとてもいい雰囲気を出している。  ガラスの繊細さも奇麗に描かれていて、 水の入った色とりどりのビンが所々に配置されていて奇麗だ。  水浸しの建物で、その水面を背景にして、 本が燃えているシーンなんて、とても不思議な美しさがあると思う。  温泉も印象に残る。「温泉のお湯」は、「冷たい水」とは少し違ったものとして表現されていてそれが面白いと思いました。  「水」は透き通っていて透明感があるけど、 「お湯」には臭いがあり、湯気が立ちのぼり、不透明に濁っていて、しかしとても暖かさがある。また、この「湯気」が独特の生命感をはなっている。  演説を聞いている人々は静止していて、バラバラに配置されているみたいだけど、 それが何故か全体的にバランスが保たれていて統一感がある。それが独特の静かな雰囲気を放っている。これがまた美しい。  最後の巨大な教会(あれはどうなってるの?)も、圧倒されるほどの神々しさだった。 この巨大感、この世離れした雰囲気、この崇高さ、 大袈裟過ぎかもしれませんが、(この場面の一瞬だけ)もう人知を超越しているように思う。 
[DVD(字幕)] 9点(2007-12-04 02:42:52)
9.  道(1954) 《ネタバレ》 
もう、普通に素晴らしい映画だと思った。 不器用でも良いんだって思える。 2人はとても不器用で、でも一生懸命に正直に生きている。 道っていうのは「人生」? 先の方も書いておられて、全くそのとおりなのです! 2人は仲が悪く不幸なはずなのに、どこかとても幸せそうにみえる場面があります。 2人はギスギスして仲が悪いけど、なぜかそうは見えない。目にみえない深い絆で繋がっているかのように。2人の関係はとても深いのだと思います。2人の関係がとても面白い。 不思議です。  (映画だからだけど)こういう不器用な夫婦も良いのでは?と思ってしまう。 ジェルソミーナはコロコロしていて可愛らしいです。 (実はパッケージの彼女の表情を見たときは「キモ!」とか思ったのですが、作品を観たら素直な彼女が好きになりました。) ザンパノは悪いやつで嫌いです!でも、それが「ザンパノ」という人間で、何故か嫌いになれない「人間らしい温かみ」があるように思います。見えない優しさとでも言いましょうか。彼は「優しさ」に関しては不器用だったと思う。 そのザンパノのマニアックな芸風にも、どこか人間らしい(ザンパノらしい)不器用さが現れている。僕は不器用なザンパノが好きです。  最後に泣き崩れるザンパノも不器用な人間の姿そのものではないでしょうか。  超蛇足ですが、おばちゃんがパスタみたいなものを口にほおばっていたけど、あれが美味しそうで印象に残った。 
[DVD(字幕)] 9点(2007-09-16 01:51:28)(笑:1票)
10.  フェノミナ 《ネタバレ》 
ダリオアルジェントらしさが開花してる作品。 サスペリアの姉妹作といえそうだ。  少女ばかりを狙う殺人鬼の猟奇性と異常性そして変態性はホラー映画随一といっていい。 ダリオアルジェントはホント変態だと思う(敬意をもって)。 そしてこの作品は狂気が漲ってる。 ヒロイン(ジェニファー・コネリー)があまりにも美しい。 美と酷の対比がされていて、この点もホラー映画で一番かもしれない。 多感な時期にある少女のサイキックな力が事件を解き明かす鍵となる話は他にもありそうだが、 この映画では少女のサイキックと虫が結びつく独創性が最も評価されると思う。 また猟奇殺人とともに、その土地の気候や自然現象もそこに影響してくるかのように描かれている感じがする。 さらに動物までもそこに関わらせてしまうところにダリオのホラーワールドの深さを感じる。  清涼感あふれるスイスの風景と戦慄を感じる電子音楽が白昼夢のような独特の雰囲気を作り出す。 メタル(アイアンメイデン)のギターは猟奇的にかき鳴らされ、一種のアドレナリン効果をもたらす。  不条理な謎解きは まるでプレステのホラーアドベンチャーゲームをプレイした時の興奮と、 不思議の国のアリスを感じさせる場面もある。  閉鎖的な恐怖を感じる映画で、1回目に見たときよりも畸形児は怖かった。  「クロックタワー」の元ネタを感じさせる恐怖と展開、そして美しすぎるヒロインに大満足です。 名作サスペリアと比べると美術や演出は抑え目にされ、エッジは弱いが、 独特のダークな雰囲気が見事。 (「虫と少女」といえば同年に「風の谷のナウシカ」が重なったというのが個人的に興味深いです)
[DVD(字幕)] 8点(2014-04-18 23:18:38)(良:2票)
11.  サンタ・サングレ/聖なる血 《ネタバレ》 
サーカスの映画とはどうしてこうも不思議な哀愁がただようのでしょうか。 この作品はホドロフスキーの映画としてはカルト臭は薄くなったと思いますが、 独特の哀愁が見事です。 サーカス内に漂うシュールな哀愁もそうですが、物語の哀愁が素晴らしいです。 この哀愁はずっと心に残ります。 この哀愁とまた遭遇したくなります。 
[DVD(字幕)] 8点(2012-03-23 02:53:46)
12.  ヒッチハイク(1976) 《ネタバレ》 
(2009年の映画メモより) 面白いなぁ!  これはAVもまともにレンタルできない(してたけど)高校生の頃だかにレンタル店で 目撃して、ちょっと過激っぽい内容に「借りたい!」と思っていた。 当時は全然映画なんて見なかったのですが、 パッケージに「レイプ」「無修正」のような文字が、、、当時高校生の自分にはあまりにも禁断で印象的なジャケと、外人エロスのちょっと過激な感じにもかなりそそられまして。それでレンタルしようと思っていたんだけど、僕はチキンなのでついに借りられませんでした。。。 しかし、たぶん僕はその作品に呼ばれていたのでしょう。 それから幾度も他店でそのパッケージを目にするように、、、その度にその映画の内容が気になってしょうがありませんでした。 しかし一度チャンスを逃してしまうと、なかなか見るキッカケが無いものです。 癖で見送ってしまうものです。 今日こそ借りようと思っていたら、レンタル中だったりします、、、不思議なものです。 そんなある時、そのレンタルDVDが店頭から突然に姿を消してしまいまいた。 そうなると寂しいものです。 何故か不思議なことに(それだけ関心がありながらも)タイトルも覚えてなかったし、粗筋もほぼ読んでいなかったのです。 それから「あの作品はどういう内容だったのだろう?」と気になって仕方ありませんでした。 それで最初の発見からかなり年数がたった今になって、それをようやく見る機会に恵まれました! 、、、非常に面白かったです。 この作品の良いところをいう自信はありませんが楽しめました。 エロサスペンスとして最高です。 夫がステキです。妻イヴが美人です。アダムは笑いがキモイです。不良は僕なら全殺ス。 、、、もしパッケージやタイトルが「気になってしょうがない」作品だったなら、それは早速にでも見るべきだという教訓にもなりました。 DVDは機会があったら買いたいです。今度こそ廃盤の機会を逃さないようにします(駄文)。 
[DVD(字幕)] 8点(2012-02-28 23:27:28)
13.  コーヒー&シガレッツ 《ネタバレ》 
専門学校の頃に先輩が超面白いって薦めてくれたのを思い出してレンタルして見てみた。 ごく普通のどこにでもありそうな日常風景。ただコーヒー飲んでタバコ吸って話しているだけなのに、なんでこんなに楽しいんでしょう? ただの日常の風景でもそこには物語がある。 コーヒーとタバコ、テーブル、それに話し相手がいればそこには物語りが生まれる。 その人物に思い入れはないが、どんどん彼らに引き込まれてゆく。 人物像が、思いもよらない関係が、徐々に(コーヒーとタバコによって?)暴かれてゆくところが面白いと思った。 人間一人一人に物語や秘密があるみたいだ。 ただのささやかな物語みたいで、感じがいい。 それになんかお洒落な感じがして、とてもいい。 あえてモノクロみたいなところがいい。 白黒のチェックのテーブル柄もあったし、そういやコーヒーとシガレッツって白黒だなとか思った。 「間」が面白かったり、変だったりして好きだ。 「リラックス・ムービー」って書いてあったけど、 コーヒーやタバコをやるような感覚で見ろってことか。 リラックス一服映画。 、、、ちょっとだけ緊張感ただようようなところありましたけれどね。 
[DVD(字幕)] 8点(2011-05-20 01:42:54)
14.  悪魔の墓場 《ネタバレ》 
B級ながらに格式の高い感じがします。 結構 重厚な感じで、重い雰囲気が漂います。 ちょっと調べてみたら、日本で始めてゾンビを知らしめた伝説的な名盤のようで、 こりゃB級なんて安易に行ったらゾンビたちに呪われそうです。 最近のゾンビホラーなんて表現方法が定着したのか、みんながやっている事をまねしてやっている感じですが、 やはり初期のゾンビ映画にはその表現方法をまだ探っている状態なので、 オリジナリティがあり、メッセージ性のようなものがあり、(いろんな意味で)重みがあり、リアリティ(本気度)のようなものがあります。 未知な存在を扱う責任、根底にはそれに対する恐怖心と敬いが確かにあります。 ゾンビとは何ぞや?ということを真面目に問うているのです。 そんなゾンビだから不気味さがあり説得力もあります。  写真に写らないなんてドラキュラみたいですが、幽霊とゾンビの中間のようなところも面白いです。 古い映画なのでレトロでいて、本場のオカルト映画のような雰囲気も感じられ、 ヨーロッパの大自然がまるでタルコフスキー映画のように映えます(違ったらすんません)。 フクロウ(ミミズク?)のいるホテルが素敵でした。 そこはまるで神秘主義的な人の喜びそうな雰囲気が満点です。 ドゥーム・メタルバンドのエレクトリックウィザードの語りが まさかこの作品から使われていたとは驚きでした。  道路を横断するストリーキングを見る限り、アートもこめられているようです。 安易な捉え方ですが、、、ま、自然破壊への警鐘のようなものも感じます。  また音で恐怖を伝えようとしているところも素晴らしく、死臭が漂ってきそうな音像です。 話はあくびが出るほどにスローテンポだけど、込められたものが面白いです。 本当に悪いものを誰も知らない、、、それは恐ろしいことだと思います。 (あ~復刻されたのですね、、、ちょっと高いお金を出してレンタル落ちを買っておいたのに、、、)
[DVD(字幕)] 8点(2011-05-10 23:37:31)
15.  夕陽のガンマン 《ネタバレ》 
いやぁ、素晴らしいです。めちゃカックイイです。憧れます。 テーマソングの口笛の哀愁で涙が出てきそうです。 イーストウッド演じる“名無し”も恐ろしく格好良いですが、 モーティマー大佐の眼光の鋭さには圧倒されるものがあります! 睨まれたらもう身動き取れないでしょう。 インディオもなかなか迫力があって良かったと思います。 オルゴールのメロディーがとても美しかったです。 僕がどう努力しても、あんな風にカッコ良くはなれそうにないです(当然だろ)。 だからこそ、カッコいい男が出て来る映画を見るのです。 西部劇って全然観ないんですけど、ハマっちゃいそー。やべーな。 
[DVD(字幕)] 8点(2011-02-01 02:01:27)
16.  薔薇の名前 《ネタバレ》 
素晴らしいサスペンスです!何といってもこの作品は雰囲気が素晴らしいです。 厳粛な雰囲気で始まり、厳粛な雰囲気で終わります。 だから「厳粛な修道院の雰囲気を楽しみたい」という方にはこの作品をオススメします。 宗教的な雰囲気に包まれる中で次々と起こる怪事件には「次はなにが起こるのか?」とワクワクしてしまいます。 曇りがかったダークな雰囲気です。 この修道院は山頂に建っていると思うのですが、そこは雪景色で、それが作品に寒々しい雰囲気を効果的に与えているように思います。 山頂というシチュエーションが、隔離された感じで良いです。 閉ざされた空間で起こる事件には、その閉ざされた空間に漂う異様な雰囲気が重要だと思うのですが、この作品にはそういう雰囲気がちゃんとあると思います。 雰囲気作りがとても上手で、見事に中世イタリア(ちょっと知ったかぶり)の感じが再現されていると思われます。 物語のテンポも良く、観客を画面に引きずり込みます。 ショーンコネリーがカッコイイです。 
[DVD(字幕)] 8点(2009-02-13 18:45:54)(良:1票)
17.  顔のない眼 《ネタバレ》 
とても怖い作品でした。目を覆ってしまいました。 モノクロ映画でこんなに怖いの初めてかもしれません。 オドロオドロしいです。 地下室とか凄く怖いです。とても暗いです。 犬の鳴き声が響いて、それがとても不安な感じをあたえます。 主人公の少女はとても眼が綺麗で印象的でした。 なんだかマスクを被っているので人形のようでした。 主人公の少女の仕草はとても美しいです。 少女が誘拐されちゃって、かなりショッキングなシーンがあります。 残酷です。 でも主人公の少女はとても不幸だったと思います。 主人公の少女が女の首を刺すのですが、その場面がとても深いなぁと思いました。 とても哀しい作品です。 「恐怖映画の隠れた名作」といわれるのも分るような気がします。 
[DVD(字幕)] 8点(2008-12-15 04:26:36)
18.  サンゲリア 《ネタバレ》 
知り合いが「観たらガッカリするよ」と言っていたのがなんとなく分かるような、、、 でも「絶対にアレは観た方がいい!」と言っていたのもなんとなく分かりました。 僕の個人的な感じ方なのですみませんが、 あまりゾンビのことには詳しくないんですけど、ロメロゾンビとはなんか違うかんじですね。 うまく言えないけど、ロメロに比べると、ルチオのゾンビには「腐敗」を感じました。 肉を黙々と食べるルチオのゾンビの方がダウナーですね。 不快感もルチオのほうが強いように思います。 (それは腐った食べ物、虫、患者の嘔吐物などの不快描写からもいえると思います) 「B級」をよく理解していないので、ロメロは「B級」なのかそうじゃないか分からないけど、 でもルチオのほうが「B級色」が強いように感じた。 しかしこれはあくまで僕の個人的な感じ方であります。 ゾンビ一体一体にもロメロとは違ったリアリティがあって良いのではないでしょうか。 ゾンビ一体一体にオリジナリティがありますね。 そこに監督の意思を感じる。 場面場面では、「僕の中でのゾンビ映画の名場面」が沢山ありました。 (知り合いが「目にプスリ、、」のシーンが、ホラー映画史に残る名場面だ!と言っていましたが、うん、確かにそんな様な気がいたしました) DVDのジャケットを3種類みたことあるけど、どれもセンスが良いです。 (その中でも25周年アニバーサリーのジャケが素晴らしかったのでジャケ買いしてしまいました) 音楽に高揚感があって良い。サスペリアのような曲もあったような。。。 マツール島には絶対に行きたくない!とそう思わされた。 はっきりいうと途中はダレたけど、、、 でもね、最後は凄まじかった!炎には浄化作用みたいな効果があると思う。 炎がとても迫力があって良かった。 でも女性が着替えて泳ぐシーンは、エ、エロ過ぎる、、、! そして主人公の記者はハゲ過ぎるぅ!(正面から見るとちゃんと毛が生えているんです!)  
[DVD(字幕)] 8点(2008-02-09 04:05:08)(良:1票)
19.  世にも怪奇な物語 《ネタバレ》 
1話+++ 黒い馬の存在感がとても良かった。 迫力があり、とても不吉な感じがした。 音楽も神秘的で良いと思う。 享楽に耽る女主人公もセクシーだ(ちょっと病んでいるけど)。 そのセクシーな女主人公と、ダンディーで逞しい黒馬との組み合わせがまたセクシーだ。 炎にはとても勢いがあり、そこに消えていく二人はとてもロマンチックだ。  2話+++ 「影を殺した男」というタイトルにゾクっとする。 これは原作の校舎のどこか歪んでいる感じが好きだが、本作ではそれがあまり出ていなかった。 ウィリアムの性格が悪過ぎてイライラした。 ベッドでウィリアムがウィリアムウィルソンの首を絞めようとした時に、ウィリアムウィルソンが笑顔で振り向いたのはとても不気味だった。 トランプ勝負の相手の女性がとてもセクシーだった。 侮辱した相手を負かせて、自分に屈服させるのはとてもエロティックな関係だと思う。  3話+++ 一番鬼気迫る感じだったかな。 インタビューの時の天才っぽい喋り方が良かった。 主人公の病んでいる感じが良かった。 テレビ局とか、なんか近代的な都会っぽくてなんか違うかなと思ったけど、 それでも独特の雰囲気が出ていて良かった。 車で爆走するシーンのスピード感が気持ちよくて、アトラクションの様だった。 パーティーはとてもシュールで個性的な人が沢山いて賑やかだけど、 そこから離れたとたんに暗闇で孤独になり、闇の住人のような存在も顔をのぞかせ、 なんだか都会の闇を見たような気がした。 少女が怖い! フェリーニ監督のセンスを感じた(ような気がした)。  一本のDVDなのに、それぞれの物語ごとに監督や撮影や音楽が違う人なんですね。 それが一番びっくりした! いや~、、、「世にも怪奇な作品」ですね。  
[DVD(字幕)] 8点(2008-02-09 01:42:47)
20.  黄金の七人 《ネタバレ》 
とても面白かった。 出てくる人がみんなシュールだった。 街の雰囲気もなんだかレトロな感じがしておしゃれな映画だと思った。 音楽もとても馴染み深かった。 教授が素敵だった。 
[DVD(字幕)] 8点(2007-09-16 01:02:24)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS