1. 灼熱の魂
残酷で無慈悲な物語ではあるが、愛すること、そして許すことの大事さについても、静かに訥々と伝えてくる素晴らしい映画だった。 [DVD(字幕)] 10点(2012-08-13 01:56:46) |
2. NOTHING ナッシング
《ネタバレ》 平均点、低っ!?何でかな?さては私のセンスが相当悪いのか、だが、この映画の(というか監督の)相当イカレたセンス、ミニマル感、映像美(と言えるのか?)は、希少です。やっぱ。最後に消せずに残った「NOTHING」出来ない何かが、素晴らしい。それが二人の社会不適合者の共同脳内天国、だったのかもしれないとしても。足並みの揃わない点数つけて申し訳ないが、低い点数に反抗して評価した満点ではなく、私個人としてこういう作品が強烈にツボなのです。 [DVD(字幕)] 10点(2006-03-15 01:03:02) |
3. ボウリング・フォー・コロンバイン
今まで曖昧だったアメリカという国に対しての「不信感」の輪郭が、この映画のお陰でよりリアルになってしまった。しかも内容盛り沢山、だし。退屈が忍び寄る暇もない。個人的に「アンチ・ガン・マニア」なので痛快でしたよ。コレ。でも、「銃規制」って事より「メディアの魔力」ってテーマに関心かも。この作品も「メディア」だと言う事もキチンと踏まえた上で、ですが。んで、「サウスパーク」ファンの私としては「アニメで見るアメリカのザッとした歴史コーナー」が経絡でした。だが、一寸気を付けなきゃ「誤解」してしまうのは、アメリカ以外の国が「健全」って訳で無くて、勿論日本にだってこの手の「病理」みたいなのがが根付いているって事も忘れちゃ遺憾っスよね。ま、取りあえずムーア氏の姿勢には「支持する」派です。んで。満点。 10点(2003-09-23 12:43:00) |
4. CUBE
不可解・理不尽極まりない「環境」も怖いが、その「環境」によって露呈される「人間性」の性悪も、同じくして怖い。 その「恐怖感」を、シンプル極まりない手法で描ききったV・ナタリ。只者じゃない。 [ビデオ(字幕)] 10点(2002-08-20 12:23:08) |
5. ホテル・ルワンダ
こういう作品を見る度に、安っぽい涙を流して感動に浸り、何事もなかったかのように観終え、チャンネルを変える。それじゃ駄目なんだ。色々考え、学び、行動するべきなんだろうなぁ。自分の無精加減が嫌になる。こういう「無精者な自分」に説教されているかのような、作品。しかし、アフリカの武器描写でよく見かける「ナタ」がメイドインチャイナなのは、不覚・不本意にも笑ってしまった。深刻な武器輸出ですけどね。 [DVD(字幕)] 9点(2006-12-15 05:23:53) |
6. 赤毛のアン/アンの青春 完全版〈TVM〉
緩やかに流れる日常の素晴らしさを、アンと一緒に感受することのできる作品。ちと長いが、名作だった。 [DVD(字幕)] 8点(2012-06-06 00:05:34) |
7. 赤毛のアン/完全版〈TVM〉
《ネタバレ》 白い喜びの小道(でしたっけ)の「道じゃなくて、土手じゃね?」感や、マシューのラストの唐突さなど、ツッコミ所が無かった訳ではない。 ですが、三時間強の作品を観て「もう終わりなの?」と名残惜しさを感じたのは、この作品くらいです。 マリラの「誰もあの娘を愛さずにはいられない」という台詞で、迂闊にも泣けてしまいました。 [DVD(字幕)] 8点(2012-04-10 00:20:25) |
8. みなさん、さようなら(2003)
淡々としたテンポと真っ当な人間臭さが秀逸。カナダの医療事情が少しわかりにくかったが、気になることもなく楽しめた。今際の際に下衆な笑いで楽しませてくれる友人は捨てるほどいてるので、あとは疼痛治療のためにヘロインを買ってきてくれるような家族が欲しいと、思った。 [DVD(字幕)] 8点(2008-01-10 16:33:19) |
9. カポーティ
《ネタバレ》 観衆や読者、発信する側すらをも求める「安易で刺激的なフィクション」と、画一的であるわけがない現実・事件・人間像。そのギャップの渦中にうっかり存在してしまった「作家」の不幸を、実に丁寧に、かつ静謐に描いた作品。作家としての矜持がカポーティ自身の筆を折ったのだろうか。原作どころかカポーティの存在すら知らなかった勉強不足の私だが、「冷血」カポーティに関する興味は、湧いた。 [DVD(字幕)] 8点(2007-03-18 20:59:44) |
10. リトル・ランナー
《ネタバレ》 レース中のサンタの激励やゴール寸前のデッドヒートなどのスポーツ物としての見応えや周りを取り巻くドラマ性の高さ、青春モノとしての馬鹿馬鹿しさも悪趣味に可笑しく、素敵でした。長距離ランナーは誰もが自分の内なる神様と会話する。走るという行為は極めれば高レベルな禅だなぁ、と、「走禅」という言葉をリアルに感じた。監督自身もマラソン経験者か。納得ー。 [DVD(字幕)] 8点(2007-03-08 20:28:41) |
11. ランド・オブ・ザ・デッド
ゾンビの進化体系ということで「ドーン…」では走ったが「ランド…」は徒党を組み、道具を使って、尚且つ水に耐性までも?みたいな。しかし、今後も製作されるだろう「ゾンビムービー」の、新たな可能性に対しての草分けと言ってもいい作品だと思う。流石A・ロメロ。そして、当たり前のようにそこに存在しているかのよーなD・ホッパーも、流石。 [DVD(字幕)] 8点(2005-12-29 01:43:52) |
12. イグジステンズ
下にある私のハンドルと一字違いのコメント、コレ、本人のコメントです・・・。マイ誤植。笑。 8点(2003-06-17 14:24:53) |
13. ELEVATED(エレヴェイテッド)
「後日談は、ご想像にお任せします」というラストシーンが、憎たらしい。 [DVD(字幕)] 8点(2003-05-25 11:48:38) |
14. ゴールデンボーイ(1998)
<ややバレ>ブライアン・シンガーの名前で観た。ユージュアルサスペクツ程では無かったにしろ、まあまあ面白かった。どうやら原作殺し?な、映画らしいが、原作はもっと怖いんだろうか・・。気になるなぁ。ちなみに私の中での「身の毛のヨダつ自殺シーンのランキング」では堂々一位。 8点(2003-03-16 11:20:18) |
15. カオス(2005)
脚本は結構イイ感じで私好みなんですが、カロリー高いだけに健康的とはいえないアクションのジャンクさが正直しんどい。しかし、キャストや展開のテンポはイイ感じ。二重底ミステリとしても、うれしい誤算というか。 [DVD(字幕)] 7点(2007-06-14 01:26:37) |
16. プレッジ
運命の歯車?否!エンターテイメントが観たいんじゃぁ~!と、声高にする人にはお勧めできません。しかし自分も「ハッピーエンドが観たいんじゃぁ~…」と胸中で小さく叫んでいました。一寸だけ、ね。 7点(2003-12-09 00:37:06) |
17. エンゼル・ハート
こんなラストの映画もあったのか!と、思わせた最初の映画。日曜の昼時に見れば、厭な気分になれるかも。白昼夢っぽくて、スキ。 7点(2003-02-16 16:33:26) |
18. レッド・ブロンクス
《ネタバレ》 「ホバークラフトとスーパーカーの間違った使用例」で、この作品を超えるのはちょっと難しい。 蛇足だが、ラストのゴルフクラブでのホバークラフト。ボスは逃げ場を間違っている。ホバークラフトに追われるという非日常に打ち勝ち、ここは冷静になってバンカーに逃げるべきだったと、おもう。(なんだそれ) [DVD(吹替)] 6点(2011-11-01 00:35:08) |
19. ソウ ザ・ファイナル 3D
どこまでも増え続ける「蛇足」も、なんと7本目。相変わらずの悪趣味っぷりを、今回も楽しませて頂きました。しかし「FINAL」と銘打っておいて(あくまで邦題にしか付いてませんが)、このラストシーンて酷くない? てか、まだまだ「SAW」という蛇に、足を描き増やす気アリアリじゃないですか。 あーもう。こうなりゃ「新SAW」だとか「SAW・ビギニング」だとか「SAW・episode0」だとか「SAWオブ・ザ・デッド」だとか「SAW・トーキョーナイト」だとか「SAW・イン・ザ・ニューヨーク」だとか「SAWはつらいよ」だとか「SAW・ジグソウよ、永遠に…」だとか…ああ、もお!何処に向おうが、このシリーズ。最後まで付き合わせて頂きますよ。 …あ、言い飽きましたが、次回作に期待。(ファイナルらしいけど) [DVD(字幕)] 6点(2011-07-12 05:07:07)(笑:1票) |
20. グレン・グールド エクスタシス
映画としての満足度は低いが、グレン・グールドというピアニストを知る上では及第? 私の中で何かと誤解・誤認されていた彼のパーソナリティを、幾分か払拭できたのは嬉しいのだが、もう少し彼の演奏を楽しませる構成にして欲しかったなぁ。 [DVD(字幕)] 6点(2010-05-24 03:55:18) |