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ゴシックヘッドさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 811
性別 男性
自己紹介 今年は映画見れてないです。

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【製作国 : カナダ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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1.  アポロ13 《ネタバレ》 
人命はこんなにも貴いものかと思いました。 この作品では、そういう「命の貴さ」について描いていると思います。 話は違いますが、その日は図書館に行って適当に手にとって開いた本のページに「人ひとりの命は地球よりも重い」と書いてあるのが目に入ったんですが、ちょうどそれです。 この作品では人命がとても重いんです。 地球と宇宙船とではとても距離があって、その距離感というか隔たりみたいなものがとてもよく描かれていたかと思います。、、、 宇宙ってとても神秘的な感じがするなぁと思いました。とても巨大なんです。 そういう宇宙の大きさが素晴らしいです。 (この作品を子供のころに観てしまったが、それはあまりにも大きくて過酷で、宇宙は怖いという印象を、この作品によって強く植え付けられた気がします) この作品では宇宙も素晴らしいですし、宇宙船や機械、スイッチ、ボタンなどの装置も素晴らしいですが、やはり「人間」が見事に描かれている(僕はそう感じた)ので、とても面白いです。 あんなにも過酷な状況だったのに、船を切り離すときに「いい船だった」と言ったのです。そこになんだか自分は感じるものがありました。 ワガママでボケたようなお婆ちゃんでしたが、孫が泣いてしまったときに「大丈夫よ(日本語吹き替え)」って優しく語りかけるところになんだか少し感動しました。  でもでも!僕は言いたいのですが、「諸君 君らは最高のクルーだ」(字幕)と「諸君 一緒に飛べてよかった」(吹き替え)と、この差をどうにかして欲しいんですケド! それに大変失礼なのですが、フレッドさんの(ウ●コみたいな)ゲロに1点を減点させて頂きたいのです(個人的に汚物描写は1点減点)。 あと、ジャックニコスソンに似ている人がいるような、いないような、、、(禿げ方が似ているんです!)。 なんだかこの作品は、観ていてちょっと疲れるので、休日にちょうどいいかもしれません。 ちょっと信じてもらえないかもしれませんが、「命の大切さ」みたいなものを少し感じるかもしれません。 、、、宇宙なんて絶対行かねぇ!俺は行かねぇ!  
[DVD(吹替)] 9点(2009-12-21 00:12:20)
2.  ボウリング・フォー・コロンバイン 《ネタバレ》 
「ハリセンボンでのお仕事お疲れ様です」「マイケルムーア監督だよ!」 のネタでお馴染みの監督のドキュメンタリー作品を久々に見ました。 ムーア監督の視点はユーモラスでありながら鋭く、 アメリカ社会に蔓延する“恐怖”が銃社会と深いかかわりにあること、 そしてその恐怖の出所を探ります。  さらにマリリンマンソンがアメリカ人の抱く恐怖の正体を(ムーアとは違った切り口で) 知的に的確に語っているところが印象深いです。
[DVD(吹替)] 8点(2015-01-06 00:07:36)
3.  マーターズ(2007) 《ネタバレ》 
新年早々に不快な気分になりました! まさにホラー映画のアルテマウェポン! この「マーターズ」は「屋敷女」「ファニーゲーム」などと並びトラウマ映画の中でトップの座を争う作品だ。 最初からただならぬ雰囲気でビビる。 この映画は「見てはならない光景」だらけだ。 内容はまさに狂気の沙汰といえる。 そもそもキチガイなヒロインの視点で描かれる物語が前半を占めるのでツッコミどころは満載かもしれない。 しかし他の映画ではとても味わえない不条理な展開が楽しめる。 その先の読めない文脈の欠如性がこの物語の恐怖や不穏さを助長してる気がする。 この映画は見ていて圧迫感とか閉塞感を強く感じる。 それは人の心の暗いところをえぐるからかもしれない。 そして血生臭くてドス黒く、とても痛々しい。 人を殴る感覚が観客にまで伝わる。 幻覚とか自傷といったトラウマ的なものがリアル過ぎる。 ババァは「目を見て、生きてるでしょ」って何を言ってるのか分かりかねるが、 不可解にもかかわらず深みを感じるラストは衝撃という言葉に値するかもしれない。 一家惨殺、トーチャー、サイコ、ゴースト、ダークネス、オカルト、それらが全部成功してるってどんだけ怖いん!っていう感じです。 古いフィルムの途中では二人の少女が可憐に戯れていてかなり癒される。 この監督にはいつか「ミツバチのささやき」のような少女の視点をベースにした映画を作ってほしい。 ヒロインがその場を離れなかったのは身寄りがなかったことと親友を失った喪失感からだったのでは? 警察を呼ばなかったのも前述のことと地下で遭遇したことのショックで気が動転してたためだと思う。 ヒロイン役の一人は骨折し、もう一人は殴られ過ぎて翌日立てなくなったとか。 DVDを所有しての2度目の鑑賞ですが、最近はグロ画像ばかり見てるので変な耐性が付いちゃったのか、 1回目の観賞の時みたいに目を背けたりとか気分が死ぬことはなかったけど、 それでもこの映画はホラー史上超アルテマ級の最恐映画。
[DVD(字幕)] 8点(2014-01-06 00:47:21)
4.  ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館 《ネタバレ》 
ダークで幻想的な雰囲気が支配する映画。 古典怪奇映画の魅力をリバイバルさせ今に伝えるのはさすがハマー。 老舗レーベルならではの本格的な演出が光る。 まさかリアルタイムでハマーホラーが見られるなんて思ってなかった (検索してたった今知ったが「ぼくのエリ 200歳の少女」のリメイクもハマーフィルムだった)。 とにかく村の雰囲気が陰鬱で美しい。 古城(洋館?)、酒場、濃霧、沼地など これぞ怪奇映画といった妖艶な雰囲気が見事。 しかし古惚けてはいるが最近の映画らしいスタイリッシュさはある。 ゴシックホラーではスリーピーホロウ以来の衝撃。  それでこの映画は美しいロリータが沢山出てくる。 まさにゴシックロリータというものがこれほどまでに効果的に使われている 映画は希である。 少年の霊よりも少女の霊が多いのはたぶん こういった雰囲気の映画では、少年よりも少女のほうが幻想的な雰囲気を作り出すアイコンとしては役立つからかもしれない。 ウーマンインブラックというタイトルの通り漆黒の黒さが凄い。 因縁の深さと暗さがあり呪いの恐ろしさと伝染性が見事。 ハマーホラーというとモンスターホラーが主流であるという印象だったが この作品のジャンルは幽霊のホラーだ。 正直いって外国の幽霊のホラーは怖くないという印象であったが、この映画の幽霊はマジ怖だ。 ほんとどんだけ怖いんていう後半の恐怖のコンボが観客を恐怖に陥れる。 ゴシックホラーとしては完璧。ハマーホラーリバイバル。  (主役はハリーポッターのダニエルラドクリフ君であるが無精髭まで生やして大きくなったものだ。 しかしハリーポッターのころから賢そうなイギリス顔してるなと思っていたので、 こういった雰囲気の映画には結構あっている。 もしかしたらそのうちに彼はティムバートン監督にも見初められるかもしれない。 彼は妻を失った主人公の喪失感を見事に演じている。)
[DVD(字幕)] 8点(2013-07-14 13:59:15)
5.  ローズ・イン・タイドランド 《ネタバレ》 
テリーギリアムの描く不思議な世界を久しぶりに見た。 テリーギリアムの描く”不思議の国のアリス”は現代風な現実を毒たっぷりにまた独特な視点で強く描き、 それが突拍子もないぶっ飛んだファンタジーと融合する面白いものだった。 最初の現実の荒んだ家庭内風景は「どこが不思議の国のアリスやねん!」って感じで ”不思議の国のアリス”とはあまりにかけ離れた雰囲気でびっくりしたけど。 でも場面場面で不思議の国のアリスのような美しくメルヘンな場面がみられた。 たぶん映画サイレントヒルでも子役を務めたこの少女は非常に美少女だった。 そんな美少女が変な男ときわどい場面がけっこうあったのでなんかドキドキした。 現実と幻想が入り乱れるこの作品で、嫌というほどに現実が浮き彫りになる。 この作品にあるファンタジーとはまったく無責任なものであると思える。 主役の少女にしたって登場人物にしたってみんな現実というものを全く見ようとしないので、 観賞者が逆に登場人物のことが心配になってくる。 そこでイラッとはしないけど気の毒になってくる。 特に主役の少女は自分の世界で生きるしかなかったから必死で自分の世界を作ってるような気がしてなんか健気だ。 宗教女はひどかった。彼女の言う「罪人」とは「自分以外の誰か」のことであるかのようで、自分の「罪」には立派に目をつむる。 そんな風に現実というものにちゃんと向き合っている登場人物が皆無なこの映画は非常にぶっ飛んでいる映画でした。 さらに野暮なこというと、自分の知る映画の範疇でいうと ヤンシュヴァンクマイエルの人形、”悪魔のいけにえ”の食卓、”パンズオブラビリンス”の現実と幻想、”ミツバチのささやき”のラスト、 などをほのかに思い出させる場面があったかもしれない。これもまた個人的な感想。 
[DVD(字幕)] 8点(2013-03-12 20:51:29)
6.  赤毛のアン〈TVM〉(1985) 《ネタバレ》 
素晴らしいです!素敵です。 (恥ずかしくも原作は読んでないですが、)この「名作劇場」の雰囲気が良い。 僕個人としては「少女作品」でもあり、「青春映画」としても楽しめるのかなと思う。 まあ、少女「アン」は喋りすぎていて品が無い感じもしますが、それでも想像力豊かな彼女はとても楽しく魅力的な存在ある。 マリラおばちゃんは怖いんだけどね、でもだんだんと優しくなってくるんだよね。 そういうところが観ていて楽しくなっちゃう。 マシューおじさんがとても可愛らしかった。 そして彼は本当に優しい人だと思った。 彼がアンにドレスを買う場面で、凄い照れていて、そして余計な物まで買ってしまう彼の可愛らしさ(親切を照れながらする人って可愛いと思う)。 この場面は微笑ましくてとても気に入りましたよ。 また、「女の教師」と「お店のおばさん」の笑顔がちょっと強烈で印象に残った。 そしてまた景色が美しいんです! 「モネの睡蓮」を思わせる輝く湖は素晴らしくて、他にも暖かい日差し、緑色に輝く草原や森や並木道などがとても奇麗で、ゆったりとした居心地の良い風景を演出している。 (基本的にこの作品はおばさんがウルサイけど)上品なおばさんたちがティータイムで優雅にお茶を飲むのもとても時間がゆっくり過ぎている感じが美しいと思った。 また優雅な衣装を身にまとっていて、とても上品です、皆さん。 言葉は悪いが、、、アンの親友の少女がブスだが、なぜか不思議とエロティックな雰囲気を放っていて魅力大だった。(特に彼女がワインに酔っちゃうところなんてとてもセクシーで凄いエロティックに感じた) この作品は「仲違いした人を許すことを描いた作品」だと思う。 また相手を許した後に来る「気持ちよさ」「清清しさ」みたいなものをこの作品から感じて、なんかとても勉強になった。 アンの持つ「パワー」によって事が気持ちよく解決して行き、とてもポジティブな気分にさせられるのですが、、、少々長い。。。 まあ、問題はないっしょ!気に入った!(でも続編は観ないかも、、、)  (マシューおじさんは「ストレイトストーリー」の人かな?)(マリラおばちゃんが「サスペリア」のおばちゃんに似ているけど気のせいだろう。)  
[DVD(字幕)] 8点(2008-02-09 03:09:08)
7.  サイレントヒル 《ネタバレ》 
クリストフガンズ監督(名前を間違えて覚えてた)はジェボーダンの獣で毒々しい近親姦を描いたり拷問したり、このサイレントヒルでも生々しい魔女裁判を描いていたので、 この監督の心象風景にあるのは渋沢龍彦の文学のような血生臭い暗黒時代なんだと思う。 このサイレントヒルでは魔女裁判の火あぶりが生々しすぎる。 血のゲロを吐きそうです。 人をボコボコに殴ったときの胸糞悪い感じがとても残る。 宗教の血生臭さも異様でやっぱこの監督は暗黒だ。  ただこの監督はジブリのようなファンタジーも大好きなオタク監督だ。 教会の(偽)聖域に魔のものを持ち込むシーンもジブリの影響が大きい。 そんな監督は原作ゲームも大ファンです。 だからこれほどクオリティーが高く映画化できたんだと思います。 やっぱ映画化するってのはそれを好きな人に監督を頼まなきゃダメだと思うんです。 好きだからこそサイレントヒルの幻想的な美しさを見事に映画化したんだと思います。  ただ日本人とは宗教が違うためか、解釈もだいぶ違っています。 このサイレントヒルはどうやら「死後の世界」らしいのです。 シャロンとローズとシビル捜査官はあの事故で既に死んでいたと思います。 また微かに少女趣味が漂うのは、そこが女性しか立ち入れない空間だったのかもしれません。 サイレントヒルという町は人間がいないからこそ美しいのだと思ってました。 この作品では人がずらずら出てきますので、そこが欠点でした。 ただこの監督は人間の暴力や生々しい邪悪を描きたい監督であるなら人が沢山出てくるのもしょうがないと思います。  音楽をまるまる使用したのは、ゲームの方のイメージとダブるので使い分けて欲しいです。 幻想性は高いし、この独特の哀愁はクセになります。  最後に一人残されたダリアの悲しみは深いです。 あの世に逝ききれない魂の集う場所がサイレントヒルだとするとまた哀愁が増します。  ダリアの風貌と、アレッサが血を浴びて踊るシーンと、霧で包まれた灰色の教会は巨匠ティム・バートンにも見せたい気がします。  この幻想的な哀愁を味わうために年に一回は観てます。   
[DVD(字幕)] 8点(2008-01-07 00:35:07)(良:2票)
8.  ヴィデオドローム 《ネタバレ》 
クローネンバーグの真骨頂ともいえそうなカルト映画。 主人公が危険なものに魅了され、やがて日常が侵されていく様が見事。 この不条理さと気味の悪さは他の映画ではないと思う。 独創的で奥深く、官能的でダーティーでもある。 この映画のテーマにもなっているが、この映画自体が”映像体験”といえる。 ビデオカセットの質感が強く出ているので、 ビデオカセットに慣れ親しんだことのない人にはそれがどう伝わるか分からない。 ビデオドロームは物語の中で生きているとしか思えず、 観賞者である自分もまたビデオドロームに侵されそうで怖い。 お腹の穴はモザイクをかけなくてもいいのかな。 クローネンバーグここ数年忘れてたけど、これみるとやっぱ天才だなと思う。 久々に「裸のランチ」も見てみたくなった。
[DVD(字幕)] 8点(2007-12-23 06:03:07)(良:1票)
9.  ホテル・ルワンダ 《ネタバレ》 
ルワンダ紛争の悲惨さをただただ伝えていました。 人間の怖さと残忍さがあり、 また逆に人間を救おうと必死になる人の姿があります。 そして怯えながらも必死に生き延びようする人々の姿があります。 家族愛と子供たちの笑顔がありますが、 外では無数の死体が転がります。  大虐殺の被害者の膨大過ぎる数の上で、 子供たちの歌う民族音楽には生命の力が漲ります。
[DVD(吹替)] 7点(2012-06-22 23:14:31)
10.  バイオハザードII アポカリプス 《ネタバレ》 
「すべてが前作を超えた!」などと、誇大広告っぽいことがされていますが、否定はしませんよ。 大まかに面白かったです。 前作の方は隔離された巨大地下施設だったので、スケールも程よく、脱出系としてもなかなかいい感じでした。 今回はどちらかというとオーヴァーグラウンド(?)な感じなんで、閉鎖感とかなくて、その分、スケール感はやたら広がった印象です。 でも友達がいうには、この作品の嬉しいところは「追跡者」がいるところ、だそうです。 たしかに追跡者の忠実さは素晴らしいです。 なんたって嬉しいのは、ゲームとの類似点です。 武器屋に入る場面、警察署に入ってゆく場面、追跡者のジル追跡、ハンドガンを落としてスタイリッシュアクション、などなどいろいろありました。ゲームの2作目と3作目を足したような感じですか、、、? 身体能力が凄くなってしまいましたね、、、あらら、、「エイリアン4」のはこびだこりゃ、、、 ニコライ出てきましたね!登場して名乗った直後にやられるので爆笑しちゃいました。 でもやっぱ、リメイクとか映画化の作品だと、「自分たちのほうが技術は上だ」的な何かが顔をのぞかせるような気がしてそれが少しアレです。 「最新技術を駆使した」的な。そもそも銃アクションなのに格闘アクションが目立ち、「こっちの方が動きがあって面白いぜ!」的な。「やっぱライターよりもマッチだろ」的な。 「やっぱ追跡者にはグレネードランチャーよりもガトリングガン装着だろ」的な。 「ジルよりもやっぱり呼び名はバレンタイン!」的な、 「やっぱジルよりも、映画のオリジナルキャラクターであるアリスのほうが強いだろ」的な。 なんでこう認めないんでしょうね?そのままやるのはイヤだから、ちょっと反抗してみる的な、ちょっと自分風に面白く味付けしたい的な、、、、やっぱ呑み込まれちゃう感じですか?  ジルも忠実に再現されています。 でもちょっと印象違って、コワイ、、、パンク系ゴス系でパンパン頭撃っちゃうので結構クールな女性ですね。男は近づかないでしょう? 二丁拳銃のスタイリッシュアクションって、、、デビルメイクライの映画化かって思っちゃいますけどね。 最後はアリスさん!パラサイトイヴのアヤ・ブレアのミトコンドリア攻撃みたいになっちゃってます!どうなってるんすか!? アンブレラ企業が全世界を呑み込む的な脅威はさすがです。 
[DVD(吹替)] 7点(2011-01-31 00:43:06)(笑:1票) (良:1票)
11.  チャイルド・コレクター/溺死体 《ネタバレ》 
サイコサスペンスはほとんど見ないんですが・・・ サイコサスペンスらしくスタイリッシュな展開と 美しくミステリアスな音楽で話が進む。 なにかこの音楽はツインピークスを思い出す感じがした。 しかしこの犯人の視点、ロリコン過ぎてヤバい。 俺がいうのもなんだけど。 刑事役のデニスホッパーが安定感のある、貫録の入った渋い演技を見せる。 しかし「スピード」「ブルーベルベット」などで私が知っているホッパーの異常っぷりを考えると、 この映画では普通の刑事役なので何か物足りない気もする。 浄水場は奇妙な雰囲気がして印象に残る。 物語は刑事と犯人と第三の組織が加わるが、 刑事はちょっと間抜けで、犯人はあっけなく、それで第三の組織というのがかなりキレるので、 刑事側としては早く犯人を捕まえねばという焦りが鑑賞者の自分に伝わってきて面白かった。 犯人の異常ぶりを考えると、もっと犯人捜しが濃くても良かったかも。 人の心の闇に光を軽く当て、人は誰でも心に闇を抱えながら生きていくという描かれ方がされていたと思う。 にしても・・・サイコサスペンスだからってタイトルに「コレクター」つければいいってもんじゃねぇぞ。
[DVD(字幕)] 6点(2014-04-23 23:44:34)(良:1票)
12.  2012(2009) 《ネタバレ》 
面白かった地球滅亡パニック。 地球崩壊オペラが楽しい。 地層が盛り上がり、アバターのような壮大さで破壊を見せる。 この大規模な破壊映像だけは面白い(でも少し怖い)。 そして家族が逃げるとき、 これは主人公格差というものである。 一般人は難易度を最大レベルでプレイしてるのに、 この家族だけはアクショ●リプレイの使用が許されてるかのような無敵さ。 無敵コードを使った危機の切り抜け方が面白い。 ほんのギリギリのところを何度もやるところがディズニーのアトラクションみたいで楽しい。 だからこの家族の逃避場面だけは何度見ても楽しいと思う(でもこの家族だけ無敵なのはちょっとだけズルい)。 ギリギリの状態でもコメディやキャラは忘れていない。だから極限状態までは描けていない。 崩壊映像は9点、でも人間ドラマは5点。  とはいっても、ムスカさんいわく「見ろ!!人がゴミのようだ!! 」状態なので多分この映画の監督はムスカなんだろう。   ナパームデスのシェーンみたいな双子の悪ガキがムカついた。 巨大な船がカッコいいからプラモを出してほしいと思った。作りたい。 正直こういう滅亡映画は、映画の中のフリで地球人類が大量死するんだから、 主人公はその代償で映画の中で死ぬべきだと思うけど。 ゴードンは排除されたようにしか見えない。 シャッターが上がって光が射す場面は良い。 アルマゲドンっぽい印象を受けた。 最後の曲はエアロスミスのI Don't Want To Miss A Thing を意識したんだろうか?  劇場で観なかったことを後悔した。 なんだか最近、こういうことってホントにありそうな気がして少し怖い。 ノストラダムスの大予言はあんだけ騒がれたのに、この2012年の滅亡説はほぼ騒がれないのがまた薄気味悪い。
[DVD(吹替)] 6点(2012-06-11 23:21:52)(良:2票)
13.  ダンス・オブ・ザ・デッド<TVM> 《ネタバレ》 
お先にレビューで失礼します。 (2007年のメモより~) 気持ち悪い映画。後味も悪い。 トビーフーパー監督で、映像がかっこいい部分もあった。 でも変なノイズが入って少し意味不明。 ドラックをやって車を走らせて、トリップしているところはサイケデリックで、 ロストハイウェイを少しだけ思わせる。 ショーの雰囲気や夜の街の雰囲気は退廃的で、みんなゴシックファッションで装っていたので、ゴシックっぽい雰囲気が個人的に好かった。 主演の男の人がカッコいい。 (~2007年のメモより) 追加:余談ですがこの映画だったと思いますが派手なバンが出てきて、 同じ週にレンタルした映画(タイトル忘れた)に全く同じ柄のバンが登場するという偶然が起こってビックリした記憶が。 
[DVD(字幕)] 6点(2012-02-27 00:37:45)
14.  エイリアンVS. プレデター 《ネタバレ》 
エイリアンが可哀想だった。 結局プレデターのほうが人間に近い形だから味方にするんですね。 面白かったのはエイリアンの頭が奇麗にスパッと切れたところ。断面を見たのは始めてかも。緑色って奇麗ですね、というのが印象。 ピラミッドっていうのはそれ自体が神秘的なものだが、それが地下にあるというのでさらに神秘的で不思議な印象を受けた(地下っていうのが良いと思う)。 舞台をピラミッドにしたのは正解だったと思う。 だってエイリアンをデザインした「ギーガー」はエジプト美術から少なからずの影響を受けていると読んだことがある。 だからピラミッドはそれなりに雰囲気が良かった。 南極というのも良い。南極って人が踏み入れられない場所だからとても神秘的だと思う。 エイリアンのデザインは複雑な形の連続からグロさ、美しさを感じる。 でも親玉が鎖に繋がれてたりとか、意味わかんないけどね。 プレデターのデザインも良いですね。 プレデターのカッコ良さは「ジェイソン」や「レザーフェイス」と相通する(しないかな?) ズッシリとした重みのあるカッコ良さ(ゴーレムのようなかっこ良さ)。 かっこ良さはあるが、「エイリアン」「プレデター」それぞれ1作目ほどのリアリティや説得力をもって描かれていない様な気がする。 簡単すぎるというべきか、、、 たとえばエイリアンの赤ちゃんが女性の胸を突き破って出てくるシーンは(「エイリアン」の1作目を観ていただければわかると思うが)、それがここではとても簡単にあっさりと描かれてしまっているような気がする。緊張感が無いともいえるかもしれません。 プレデターが透明になるのは、「ジャングル」でこそそれが意味を持って効果的にあらわれるのかもしれない。 もはや「危険だ」「怖い」とは感じない(怖くなくちゃいけないというわけではないけど)。 これはホラーというよりも「エイリアン」と「プレデター」が織り成す「SFアクション」として楽しめる。 一番面白かったのはロッククライマーをしながら携帯電話で「打ち合わせ」をしているところ。頂上にちゃんとその相手がいて「いや~映画ですね!」と感心した。 この作品は「エイリアンはアートだ!」と考えている僕には結構イタかったです。 でも楽しめた。 
[地上波(吹替)] 6点(2008-01-21 23:56:06)(良:1票)
15.  ランド・オブ・ザ・デッド 《ネタバレ》 
ゾンビに人格を与えてはいけません。 ゾンビが意志を持ってはいけません。 それをやってしまうとゾンビでなくなります。 ゾンビとは人を呑み込む「空虚」や「無」のようなもの、それが「死」を連想させるのかもしれません。 ゾンビが学習能力や集団行動をとるとそれは「生」に属することです。 それが「生」であるがゆえにゾンビの怖さは皆無です。 先に書いたことと矛盾しますが、 ゾンビは「生」と「死」のどちらにも属さない存在であり、 そのバランスを欠くとゾンビじゃないゾンビ映画になります。 そこを操作してユニークなゾンビ映画を作ることもできるのですが、 このランドオブザデッドはユニークとはいいがたい内容です。 ありきたりな展開をたどりながら先に書いたバランスを欠いています。 お金をかけた分、空虚さや荒廃感がありませんでした。 ロメロ自身の傑作「ゾンビ」では神がかっていた世紀末感や地獄感がありません。 しかし富裕層と貧困層で構成される世界観はカイジみたいで面白かったです。 黒人ゾンビがアホらしくて好きになってきました。
[DVD(字幕)] 5点(2015-04-01 23:20:08)
16.  300 <スリーハンドレッド> 《ネタバレ》 
スパルタ人の雄姿を描くフルマッチョ映画。 目指したのは漢の映画。 友情、熱血、戦争、スパルタ精神、、、、実際にスパルタ人はこうだったのかもしれませんが、 とんでもない極限状態にでもならなければこんなの間違ってると思います。 黒人やアジア人、醜い畸形人間が敵という暗黙のコンセプト。 美しい白人の肉体とそこに宿る精神こそが正義であるという世界を伝えたキャンペーン映画に見えます。 さらに「戦争ってカッコいいよな」みたいな意向もあると思います。 エッジの効き過ぎた映像があまり好きじゃないです。実写とCGを加工しやすくするためだと思うんですけど、 これだけ映像効果を加えるならアニメでやった方がいいです。 スパルタ人300人って意味の「300」ってタイトルですが、 300回の肉弾戦が見れると思ったら残念。 迫力のあるマッチョ無双アクションを期待したのに、 スローモーションの効果とかで肩透かしを喰らいます。 マトリックスを超えた映像とか宣伝で書いてるけど、ぜんぜんそんな気がしません。 息をのむようなシーンもあったことはあったのですが。 映像効果がされ過ぎてて漢らしくないです。
[DVD(吹替)] 5点(2015-02-07 00:04:19)
17.  グレイヴ・エンカウンターズ2 《ネタバレ》 
正直かなりガッカリした。 1の恐怖を返してほしい。 多くの映画でもあることですが、1作目は方向性の軸がしっかりしてるのに 2作目はアドベンチャー要素やファンタジー性が増して本来の面白さがブレることがある。 この映画はまさにそれだった。 本来描くべきことから逃避した結果だと思う。  前作のファンなら変化球よりも直球を求めるんじゃないかと思う。 少なくとも僕は前作のような直球の恐怖と絶望感を求めていた。 前作も最後は気に入らなかったがこの続編ではその気に入らない点が 多く引き継がれているみたいだった。  それから「迷路には法則がある」って、"ソウ"や"キューブ"じゃないんだからと思う。 「法則性」は「恐怖」とは真逆だ。 同ジャンルに蔓延気味なソリッドシチュエーションの悪影響が出てしまったみたいだ。  やっぱりアジア系の人が真っ先に死んだ。分かり易すぎ。  ガッカリの内容だったのでしょうもないツッコミでもしてみる。 真実だったら映像処理なんて加える必要ねーだろ。  方向性に困ったらすぐに陰謀論に結びつけないでください。  エレベーターは思い切ったことしたけど、思ったよりも成功してたと思う。 小児病棟とかめちゃ不気味だったし、追いかけてくる少女はかなりクリーピーだった。 貞子みたいなやつも出現シーンはかなりキテたけど、あの首の傾げ方はないわ。 退屈な場面が多かったけど、それでもお化け屋敷の展開はちょっとエキサイトしたので+1点。
[DVD(字幕)] 5点(2014-02-23 23:46:19)(良:1票)
18.  大脳分裂 《ネタバレ》 
偉大なる中二病のオナニズム映画。 まだ性が暗黒の中にある10代の時期に見るような映画です(と、中二病の僕が言うのもなんですが・・・)。 まるで美術専門学校出風な勢いと若い感覚を評価したいです。 ただただ内向的で自閉的、全く外の世界に向かっていないインドアな暗さが魅力です。 この映画の中の近親姦をはじめとするタブーはあくまでも(思春期の暗い性の葛藤の中で起こる)自己性愛でしかないように思えます。 その自分の殻にこもってる感じがまた良いですね。 タブーをさまざま持ち出していますが、それが露骨過ぎるのに的外れな感が少しあります。 グロテスクなエロスの合い間に様々な映像を入れて多面的な哲学風な崇高な雰囲気を出そうとしているらしいのですが、その意図があまり繋がらず意味不明であり、退屈な失敗アートな感じになってしまった感じを受けました。 ただ酒場の映像は少しだけ良いです。 汚い体液を見せ付けられるのは不快です。 高校生のころは地元のレンタル店のドラマコーナーにこれが置いてあり、 強烈なタイトルとパッケージのためか、同級生男子の間でもこの作品の注目度は高かった。 10代の頃、怖いもの観たさでこの作品をレンタルしてきた友人たちと深夜鑑賞しましたが、 盛り上がるどころかドン引きの空気の中で沈黙する僕の隣で友人二人は「ひでぇ、こりゃひでぇ」とか言ってた記憶がある。 キリストと女3人による血と尿まみれのプレイは軽いトラウマになって今でも記憶に残ってます。 今、DVDを買いなおして観てみると、血まみれのキリストの場面はかなりカオスしてます。 キリストの膝の軟骨舐め舐めシーンは卑猥すぎます。 音楽がなかなか良いです。 ある意味で多くの男子の通過点かもしれない世界観を大々的に作品にしたことは評価。 自分はまだこの映画の暗さに魅力を感じているようです。 
[DVD(字幕)] 5点(2012-07-03 23:33:15)
19.  ファンタスティック・フォー [超能力ユニット] 《ネタバレ》 
メリケン・ヒーロー・アクションものとしましては、まぁ普通なんでしょうか。 ヒーローものが好きな友人がつまらないというのですから、相当につまらないんでしょう。。。 ま、私はアメリカンヒーロー物に関しては初心者なんでして、的確なことは当然いえませんや。 各個人が超能力に目覚めたことを自覚する辺りが(自分的には)一番面白かったと感じました。 だって自分の新しい才能を発見したら嬉しいじゃないですか。 岩男がだいぶ落ち込んでいましたが、あの岩野郎がいなかったらこの作品は売れていなかったようにも思いますけどね。 岩男のルックスが一番に個性的だったし、一番おいしいキャラだったと思いますけどね。 もちろんアメリカンティーンエイジャー向けなんですが、見る側も10代に気持ちを切り替える必要はあるかもしれませんが、それでも普通に楽しめました。  映画は非日常を楽しむものであるから、こういう映画は現実味が「ない」ところが面白い。 とくに仕事に明け暮れて、あんまし「華」の無い生活をしていると、その人の心は「ヒーロー」というものを必要とすると思うし、 そういう場合は「ご都合主義なアメリカのヒーロー」を心に投入してあげれば、 その人の生活にだって潤いが出てくるというもんでしょう。 だって彼らってそのために存在するんだから、そういうところで働いてくれないとね。
[地上波(吹替)] 5点(2010-08-13 02:41:30)
20.  ファンタスティック・フォー:銀河の危機 《ネタバレ》 
あまり面白くなかったです。だけれども決して嫌いなワケではない! 実は1作目だと思ってみてしまった(←アホ)。だから1作目は未見なのだ。 何が嫌いじゃないって、この個性豊かなキャラだ。 アメコミにしか出来ないこのキャラの(ナン)センスはなかなか楽しい。 全世界規模で起こる危機ですが、それがほぼ自分中心的なスケール感でしか起こっていない感じがするのは、流石だ。 しかしこういう作品を観ると、自分はなかなかアメリカンB級ヒーロー物が好きなのだと実感した(ホントだってばよ!)。 このコーラとポテチを飲み食いしながら楽しむ感じ? この日現実感がたまらない。 映画は非日常を楽しむものであるから、「リアルじゃ無いほど良い」というのも大いにあり得る。  そしてこの作品は、いかにもアメリカ・ヒーロー物ではあるが、日本で始まり日本で終わるという感じが少し嬉しい。 最後の結婚式の場面では、日本的美意識が強調されている反面、ちょっとバカにされている感じもありますよね。 しかし、こんな慌ただしい結婚がありますか。  
[地上波(吹替)] 5点(2010-08-13 02:29:04)
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