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アンドレ・タカシさんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2127
性別 男性
自己紹介 2022/3/26に以下のような自己紹介文をアップしました。
ロシアのウクライナ侵攻が始まってひと月経過。
映画は観ていますが、侵略戦争のせいでレビューする気になれません。
私の映画レビューと戦争は直接関係しませんが、
楽しく文章を考える気分じゃない、ってことですね。
ロシアが撤退するか、プーチンがいなくなったら再開します。


そして、
侵略戦争が膠着状態に入り、
いつ終わるか識者にも判断できない状況になりました。
まぁ正直、痺れを切らしたので、レビューを再開します。
ウクライナ、頑張れ!

2024年3月17日更新

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241.  バットマン ビギンズ 《ネタバレ》 
旧シリーズの世界観にイマイチ馴染めなかったけど、このバットマンは心安らかに楽しめました。何が違ったのかをよくよく考えてみると、旧シリーズは仮面ライダーと同じなんですね。悪役たちが荒唐無稽すぎる。だからバットマンが頑張っても所詮はライダーキックだし、正義や倫理も芯が定まらなかったんだと思います。今作では、舞台となるゴッサムシティは変わらないけど、街の見映えは普通の都市になり、主人公も修行からやり直したりして、随分と身近な人になりました。結果、お話が人間ドラマになって、安心して楽しめたんだと思います。まだ観ていないけど「ダークナイト」が楽しみです。
[DVD(字幕)] 7点(2008-09-17 19:39:36)(良:1票)
242.  妖星ゴラス 《ネタバレ》 
この映画、35年くらい前にテレビで観ました。子供の頃の心象だけのレビューだけど記憶違いがあってもお許しください。 ゴラスに接近した宇宙船のパイロットがなぜか心神喪失状態になっていた。煮えたぎったようなゴラスの赤茶色の表面が視覚的に催眠効果を持っていたのか、あるいは怖いけど目を逸らすことが躊躇われるくらいゴラスが美しく、魅入られて心がアッチに行ってしまったのか。子供心には分からなかった。 南極の曇天の空をバックに画面右側から「ウルトラマン」のジェットビートルが凄いスピードで進入して来て、レーザー光線を発射する。標的は「ウルトラQ」に出ていたトドラだ。このジェットビートルが「ウルトラマン」のそれより格段に機動性が良く、しかもレーザー光線が強力で、簡単にトドラをやっつけたことに驚いた。その曇天の空と力強く白色の軌跡を描くレーザーのコントラストの鮮やかだったこと! 「ウルトラQ」「ウルトラマン」が後年の作品なので、この映画がオリジナル出演ですね。良いものは何度も使う円谷プロ。 ゴラスが地球に最接近する瞬間の主役は、南極の基地の壁に掛かった時計の秒針だった。最接近の時が近づく。時計を見上げるスタッフ。地球に接近するゴラス。人事を尽くして天命を待つ。秒針が12を指す直前から、2秒、3秒と過ぎるあたりまで体を硬くして見守った。数秒という時間にあれほどの緊迫感を詰め込んだ演出は秀逸。ラストの台詞は地球の軌道を元に戻すために「さあ、これからが大変だ」って感じだったと思う。 余談だけど、これを書いていて改めて気付いたのは、忘れている部分も多いけど、覚えているシーンやカットは自分でも驚くほど鮮明に記憶している(と思い込んでいる?)こと。それってある意味、財産だと思うのです。大人の視線で見直して記憶を上書きしたくない作品ってありますよね。 もうひとつ余談。小学校の高学年だった自分は、観終わった後に3歳年上の兄に「あんなことやっても、大気圏の中で空気が対流するだけじゃないか」と言った。兄も「あっ、そうか」って言ってた。ホントのところはどうなんだろう?
[地上波(邦画)] 8点(2009-03-18 03:49:47)(良:1票)
243.  プライド(2008)
最初はドロドロ&グチャグチャの安っぽい愛憎劇かと思った。それは大筋で間違っていないと思うが、決して安っぽくはなかった。そう、感情を露わに晒す映画は概して安っぽくなるのだけど、歌うことを通してお互いを突付きあう主演二人の生き方には、簡単に見過ごせない力があった。その二人がデュエットするシーンに歌唱的な説得力を持たせてあることもプラス要因。ダークな感情をエネルギーに変える萌が昭和のスポ根ものにいる意地悪少女のノリでかなり面白い。でもただの意地悪で終わらないところが彼女のプライドってことですね。体の周りに炎のオーラが見えた(笑)。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2010-06-08 23:58:12)(良:1票)
244.  青春☆金属バット 《ネタバレ》 
今作のような、屈折して、歪んで、捩れた映画は好きです。型にはまらないパワーを感じます。ハリウッドでは作れない、日本ならではの映画だと思います。でも、最後にこれまた日本映画ならではの、よろしくない側面がモロに出ています。たくさん問題を提起しておいて、観念だけで締めてしまう。高校時代の心情に戻って投げた、打った、で終わっちゃイカンでしょう。観る人をないがしろにした自己満足を感じます。乗り遅れた青春の想いを金属バットの素振りに込め、今日まで毎日1000回バットを振り続けてきたのなら、ちゃんと今日的現実の中で何かに帰結させて答えを出すのが製作サイドの責任だと思いますよ。大学サークルの自主制作映画じゃないんだから。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2009-07-20 02:16:08)(良:1票)
245.  ブレイブ ワン 《ネタバレ》 
無軌道な暴力から自らの身を守ったことがトラウマの軽減になった。最初は偶然だった。だが、犯罪者を漁り、暗殺者になり、ついに復讐を果たすという一連のアクションは決してトラウマの軽減だけが目的には見えなかった。正義感とも言えない微妙な感情の起伏。抱えこんだ大きなトラウマが人の精神と人生を変えて行く。エスカレートする行為は新たな傷を主人公の心に刻む。さながらトラウマの迷宮に迷い込んだように…。これは復讐だけを描いた映画ではなく、生の意味の模索であり、再生のお話である。さすがにラストのあの刑事の対応には疑問符が付くけれども、主人公が自分の内面と向かい合い、能動的に動いたことは支持したいです。原題を訳すと「勇気の人」って感じかな。密かに拍手は送りますが、公けに持ち上げられる行為でもないと思います。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2008-11-16 05:28:07)(良:1票)
246.  ハドソン・ホーク
この面白くなさを表現するのは難しい。腹が立たない範囲で最大級に面白くない映画でした。出来の悪いルパンみたい。それも、ハードボイルド色が一切なくなって、馴れ合いだけに堕ちた後のルパンです。(わたくし、ルパンはTVの最初のシリーズのファンなもので…)
[CS・衛星(字幕)] 2点(2011-02-01 21:23:38)(良:1票)
247.  ハリー・ポッターと秘密の部屋 《ネタバレ》 
ホグワーツでの学園生活を描きながら事件の中核へとお話は進んで行くんだけど、前半がエピソードを羅列したように断片的で、もう少し上手く流れを作れないものかと思います。原作を脚本化する際のウェートの置き所のはずだけど下手くそです。特にジニー・ウィーズリーはもう少し描かないと、伏線も前フリも無く、いきなり種明かしをされるような違和感がありました。 クライマックスは魔法を使わずに肉弾戦で危機を回避し、ヴォルデモートを退けるハリー。杖を持っていないこともあるけど、達者じゃない魔法で問題を解決されるより納得しやすい締め方でした。本作というより原作評価ですが、ハリーの武器は魔法ではなく行動力と勇気だということが明確に示された第2篇だったと思います。
[DVD(字幕)] 5点(2012-09-27 22:53:34)(良:1票)
248.  かいじゅうたちのいるところ 《ネタバレ》 
自分は楽しめませんでした。我が強く、周囲を困らせるだけの主人公。感情の動きは理解できても共感できない。家出して「かいじゅうたちのいるところ」へ辿り着くが、そこで成長するかというと、そういう訳でもない。のらりくらりと嘘を付いて、その場を凌ぐ。まぁ、あのかいじゅうたちの理解しづらい理屈に彼自身を重ね、多少は親の気持ちが分かったのかも知れないけれど、それが見て取れるようなシーンもない。最終的には里心がついて家へ帰るだけで、成長の証しも見せてもらえない。ないない尽くし。原作未読だけど、お母さんがいるお家がいちばんって言いたかったのか? でも、かいじゅうたちのコミュニティはとても居心地が悪そうで、大概の場所はあそこよりマシだろう。なので製作者たちの意図も不明状態で、どんな視点で鑑賞すべきだったのか分かりません。と言うより、何も感じませんでした。敢えて聞きたい。テーマはなんですか? かいじゅうたちの造形だけは新鮮でした。基本は着ぐるみだけど、巨大な目玉や口元が作る表情が面白い。同じ手法で、ドラえもんを実写でやったらいかがでしょう。コワイ?
[映画館(字幕)] 2点(2010-01-25 02:11:46)(笑:1票)
249.  スラムドッグ$ミリオネア 《ネタバレ》 
昨年のアカデミー作品賞ということで構えて観てしまったのか、どうもそこまでの作品とは思えない(実はアカデミー作品賞には同様の感想のものが多い)。何問も連続して正解した種明かしとして、スラムでの過酷な暮らしを回想させ、それが主人公の一途な性格描写でもあり、さらにリアルタイムでのラブストーリーに繋がって行く。その構成は上手く出来ているというより出来すぎという印象です。正直者が報われるのは嫌いじゃないけど、賞金を得たのはただのラッキーで、ストーリーに絡んだ必然が無い。そこは結構大事なことだと思うのだけど、都合の良すぎる出題でした。軽い映画です。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2010-03-09 01:44:40)(良:1票)
250.  ジーン・ワルツ 《ネタバレ》 
子供を持ったことが無い自分には「命の誕生」に対するホントの感動は感じ取れていないと思います。そこは残念です。産科医療の現場の問題は自分からは距離があって良く分かりませんが、そんなことより菅野美穂が最後まで田辺誠一に「あなたの子供だ」と言わなかったことが引っ掛かっています。無謀とも思える強引さで自分の子供を授かった彼女には引け目があったのかも知れないけど、両親がいた方が良いことは親になったことのない自分にも分かります。ときどき「ダンナはいらないけど子供は欲しい」と言う女性がいますが、本作の菅野美穂はまさにそれじゃなかったかと思います。色々と医療制度に関して能書を垂れていましたが、彼女の姿勢は母性のエゴにしか見えないんですけど。
[CS・衛星(邦画)] 3点(2012-07-29 15:32:31)(良:1票)
251.  ショーシャンクの空に 《ネタバレ》 
このサイトで高い平均点を維持しつつダントツのレビュー数を誇る。最高の映画の一本なのだろう。ちょっと難癖をつけてやろうと久々に見直したら、悔しいことにまた感動してしまった。粗が見当たらない。強いて言うと、あの所長があっさり自殺しちまうところが面白くないんだけど、減点するほどのことでもない。絶望的環境の中で希望を持ってしまったら、希望自体がその人を押しつぶす。何度も仮出所申請を拒否されたモーガン・フリーマンの言葉には説得力があります。その間、ティム・ロビンスはポスターの向こうにせっせと穴を掘っていた。ちっぽけな道具と要した年月を考えると、せっせと、なんて形容はもちろん正しくないが、その作業こそが希望です。つまり希望とは概念として「持つ」というより「育てるもの」なのですね。図書室の本を増やすために手紙を書き続ける、若者に高卒資格を取らせるために手ほどきする。主人公の行動には、「アクション=希望」という一貫性がありました。その一方で穴掘りの苦労を一切見せないことがラストで絶大な効果を発揮します。穴を隠すポスターは、リタ・ヘイワース、マリリン・モンロー、ラクエル・ウェルチと代替わりします。彼女たちは、希望の象徴であり、守り神だった。まさに女神。ちなみに、私はラクエル・ウェルチ派です。
[ビデオ(吹替)] 10点(2009-10-02 02:32:54)(良:1票)
252.  裏窓(1954)
これまで観る機会がなかった名作と謳われる映画。個人情報保護がうるさく叫ばれている昨今のご時勢では、こんな映画は作れないでしょうね。半世紀以上前の作品ということだと思いますが、特にハラハラもドキドキもしなかったです。グレイス・ケリーを魅力的に見せるために「同じ服を2回以上着ない」という台詞を入れたうえで繰り広げられるファッションショーは目の保養になりますね。こんな女性に甲斐甲斐しく通ってもらえるなら骨折なんて痛くない!
[CS・衛星(字幕)] 5点(2008-09-08 20:36:12)(良:1票)
253.  進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド 《ネタバレ》 
たくさん喋るけど中身のあることは何も言ってない。謎は残ったままで気持ち悪い。それをわざわざ確認するようなエンドロール後にイラっと来る。シャンパンを使うセンスも謎である。海が見たかったら塀に登れ。立体機動を使えよ。
[CS・衛星(邦画)] 2点(2016-08-19 21:53:15)(良:1票)
254.  ダークナイト ライジング 《ネタバレ》 
ここに投稿してから他の方々のレビューを読んで、大きな勘違いに気が付きました。ラストで執事のアルフレッドが見たブルース・ウェインは彼の願望が見せた「幻影」と思い込んでいました。主人公の生死を取り違えて長いレビューを書いてしまったので、書き直す元気なし。評価だけは5点から8点に変更。
[映画館(字幕)] 8点(2012-08-01 00:58:53)(良:1票)
255.  ヒューゴの不思議な発明 《ネタバレ》 
少年の冒険ファンタジー的な邦題が付いている。でも、子供が観て面白い映画だとは思えない。テーマは少年の冒険ではなく、世間から忘れ去られた映画監督の人生なのだから。なのでこの邦題には疑問符を付けたい。冒頭は散漫に感じられたストーリーだけど、月にロケットが衝突する絵が現れて、まるで謎解きのように物語が焦点を結ぶ。商業映画の創成期、「特撮」的な手法で観客を喜ばせた人、ジョルジュ・メリエス。彼の代表作である「月世界旅行」の有名なカットだ。この映画のクライマックスはベン・キングスレーが演じるメリエスが自らの半生を振り返るシーンだと思う。手品師だった彼は映画に魅了され映画監督へ転身する。ふたつの仕事に共通するのは観客を驚かせて楽しませることだ。さしずめ、20世紀初頭のスピルバーグ。でも戦争(一次大戦)が状況を変えた。私の印象に残ったのは「人々は現実を見すぎて、映画を見なくなった」というメリエスの台詞(3D吹替え版)でした。つい1年前、大震災を目の当たりにしたこの国でも、映画館から足が遠のいた。映像の中で夢の世界を追求したメリエスの作品は、時代の重さに呑み込まれ忘れられて行った。メリエスは長い映画の歴史において、時代と闘って敗れた最初の映画人だったのだろう。本作は回顧的な意味合いだけで創成期の映画と映画人たちに横顔を与えたのではないと思います。現代の商業映画に関わる誰もが直面する宿命に、1世紀以上も昔にぶち当たった人物に対するスコセッシの親近感と敬意を感じました。
[映画館(吹替)] 5点(2012-03-09 16:21:51)(良:1票)
256.  ミシシッピー・バーニング 《ネタバレ》 
タイトル通り、たくさん燃えてました。人種差別を扱った映画の中でも、かなり強烈な部類に入る作品です。組織的な暴力で黒人を迫害するKKKに対し、官憲が大掛かりな捕り物を行う。実話が元になっている作品のようですが、一度はこういう「戦争」をやらないと、差別の大勢は変わらなかったのだと思います。 凶悪な差別描写と並行して、性格と方法論が異なる二人の捜査官の対立と協調が映画的な面白さを担保しています。問題を提起する社会派作品でありながら、エンタテイメントとしても一級品。映画の醍醐味が味わえる逸品だと思います。 劇中、南部に住む人は「差別」を教えられて育つと語られます。「差別」と「イジメ」の違いは、歴史的な背景の有無だと思いました。歪んだ教育は未来への禍根になります。横道に逸れますが、現在の東アジアの情勢を見ていて、歪んだ教育の愚に思い至ります。
[ビデオ(字幕)] 8点(2013-08-14 18:24:44)(良:1票)
257.  アイ・アム・レジェンド 《ネタバレ》 
「伝説の男」なんてタイトルや「地球最後の男」とかいうキャッチコピーが安っぽくてあまり期待していなかったんだけど、良い作品でしたね。地球人口60億のほとんどが死んだ後に、5億が例のゾンビになり、免疫を持った人が1200万人。普通に生き残った人は500人に1人ですが、例のゾンビはその約50倍はいる計算です。健常な生存者はほとんどがゾンビに食われてしまった後の世界なのでしょう。確率的に言って主人公は自分を地球最後の男とは思っていないはずで、いつか誰かに会えるという希望は持っている。ただし、時間が経てば自分も含めてゾンビに食われる可能性が増える訳で、そのことも意識してワクチンの開発に孤独な研究を続け、ラジオで同胞に呼びかける。あのワンちゃんとのやりとりやBGMを流さない演出で孤独感が増幅されてました。人のいないNYのCGは完璧と言って良いでしょう。 自分が特筆したいのはあのゾンビの設定ですね。人は自分の体を守る意味で無意識のうちに身体能力を100%発揮しないようになっていると聞きますが、その制約が外れているようです。抜群の身体能力以外には、凶暴になる・人に噛み付く・言葉が喋れなくなる・紫外線に弱い・毛が抜ける、といったところが特徴で、コミュニティの意識もあるようだけど、この映画だけでは法則性は見出せなかった。一度死んだ訳ではないし、銃で撃ったら普通に死ぬのでゾンビと呼ぶのは誤りですが、あの動きは新しくてストーリーを緊張感あるものにしてました。ひとつ突っ込みどころを上げるなら、総人口の9割以上が死んだにしては死体が見当たらなかったことかな。NYから人が退去したあとだからなのか?  エンディングに関してですが、文明とは複雑で巨大な産業構造の積み上げで成立するものなので、ある程度の人口が生き残っている程度では後退を余儀なくされるはず。「ナウシカ」の世界がそうですね。たぶん原始農耕民族に戻って人口を増やすところからやり直すんでしょう。ハッピーエンドとは言えない気がします。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2009-01-06 00:54:30)(良:1票)
258.  スウィングガールズ 《ネタバレ》 
この映画に関してはもう面倒で他のレビュアーさんの意見を読んでいないので、内容が被っていたらすみません。題材をシンクロからJAZZに変えてるだけで、「ウォーターボーイズ」とほとんど同じです。しかも「ウォーター…」で指摘させてもらった欠陥が、ほとんどそのまま健在です。主人公たちの動機の薄さと、ご都合丸出しの上達スピード。うざったいという意味では竹中直人まで同じような役どころ。映画の楽しみ方は十人十色で良いはずなので、これを楽しめる人を否定はしないけど、こんなものがヒットしたが為に、こんないい加減な邦画が増えでもしたら、それは邦画の衰退だ。邦画ファンとして危機感を覚える。
[CS・衛星(邦画)] 2点(2009-09-18 00:55:43)(良:1票)
259.  陰日向に咲く 《ネタバレ》 
こんなリアリティの無い、薄っぺらでいい加減なエピソードを繋ぎ合わせた映画のどこに感動しろというんだ。誰一人として、その生き方に共感できない。特に岡田准一のキャラクターがどうしようもない。神妙な顔をしてたけど、絶対翌日にパチンコ屋に入るよ。あいつは。それぞれのエピソードに接点がある構成も、意味を持たないただの目くらまし。噴飯もの。
[CS・衛星(邦画)] 1点(2009-08-13 20:12:46)(良:1票)
260.  マトリックス 《ネタバレ》 
主人公が抱える疑念と苦悩が世界観の謎と絡み合い、重たいストレスが救世主の降臨として解放される。その構成が見事です。仮想現実=マトリックス内の描写に革新的な試みが多く、視覚的興奮が高いテンションを保たせる。最も感心し興奮したのは「救世主」の表現。覚醒したネオには、世界がコードとして視認された。それは、ひとつ高い次元からマトリックスの世界を掌握することを意味する。世界の理(ことわり)や法則を統べるという意味で、私には救世主というより「神」という概念が浮かびました。大きな風呂敷を広げて、ちゃんと畳んで見せてくれる稀有なSF作品だと思います。製作から十数年を経ても古くは感じませんが、あと数年、製作年度が後ろにずれていれば、転送装置は電話線では無かったでしょうね。
[ビデオ(字幕)] 9点(2014-02-06 13:30:57)(良:1票)

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