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コメント数 1504
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自己紹介 先日(2023/6/10)PCが逝ってしまいました。
長年のデータが全てパーです。登録前のレビュー数十本も全部消えました。
バックアップは大事ですねえ。

皆さんも気を付けてください。

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101.  未来のミライ 《ネタバレ》 
甘えん坊の4歳児くんちゃんの家に生まれたばかりの赤ちゃんがやって来るコトから始まる物語。 両親の愛情を独占しチヤホヤされていた4歳児が、妹で赤ちゃんという強力なライバルが登場したために嫉妬してイライラしたり意地悪したりというのは可愛くもあり微笑ましかったな。子育てをしたことがある、いましている、というような人は面白く思えるかも知れないですね。その件で泣きながら樫の木がある中庭に降りると不思議な空間が現れ『元王子さま』としてくんちゃんと同じように大事に扱われていたという男、未来から来た妹だというミライちゃんが。「さあこれからどう展開していくのかな?樫の木がキモなのかな?」と思ったら、過去や未来に行き代々さまざまな出来事があり繋がっているから今の自分がある、空気読んで成長しろというだけの話で木にまつわる話もなく拍子抜け。さも「未来か来た妹との夏の大冒険ですよ?」体なタイトルと予告で不思議風を演出してますがうーんな感じでしたね。強引に成長を促されたためか未来のくんちゃんは目つきの悪いスネた兄ちゃんになってるしどうなんだろうと思いました。 くんちゃんを始めとした登場人物の心情は理解できるし作画は綺麗で演出も悪くない。青年時代の曾祖父さん関係はどれも良いしと根性出して補助輪無しの自転車を乗り出したり部分的には面白いんだけど、引き込まれる話ではなくミライちゃんがなぜ未来から来たのか?など謎も解明されないからカタルシスが無い。あまりにも内向的で家族への思い入れが強いため一般受けもしなそう。細田は前作『バケモノの子』から脚本も自分で書くようになりましたがあんまり向いてない気がしますね。
[映画館(字幕)] 5点(2018-07-21 22:41:29)(良:1票)
102.  マーベルズ 《ネタバレ》 
MCUは映画しか追っていません。 そういう人にはだいぶ厳しい作りになってきましたね。ディズニーの配信に引っ張りたいから映画とドラマを絡めてるけどコレだとますます観客は減るでしょう。最低限の紹介はあるのでキャラ設定や置かれてる現状などはそれなりには理解できますが、ゴリ押しは凄いのに全キャラに魅力は無く物語も展開もマンネリなので猫が出てくるトコくらいしかテンション上がりませんでした。サノスと互角以上にやり合ってるのに狭い民家や宇宙船の通路で雑魚キャラとドッタンバッタで演出も退化してるし、もっさりアクションで勝って「最強です」ってドヤ顔されてもねえって感じですねキャプテン・マーベル。アメコミでも特に人気があったわけでもないのに時代を読んで採用したんだろうけどもうお腹いっぱいを通り越してますね。 自らの行為でクリーの内乱を招いて苦悩してる風だったけどとってつけたような話で薄っぺらかったし、なぜか向こう側からしか閉じられないらしい穴にモニカが浪花節を発動させてましたが違う世界へ行くための言い訳にしか見えなかった。最後のビーストも「あー、出たか」程度の感想。配信ドラマを乱発させて自分たちに都合がいいマルチバースを作り出して客が追いつけないし、頑張って見ても思想がアッチに凝り固まってるからウンザリして離れる人が多そう。まあ世界じゃディズニーの配信加入者は激増してるみたいだから強気でこれからもマルチバースを続けていくんだろうけど、一時的なドーピングにすぎないのに延々魅力がないキャラでやられてもねえって思いましたね。ガーディアンズもキレイにまとめたし、行く末を見届けたいキャラはもうほぼいないし今後MCU作品はどうしようかなと思わせる一本でした。
[映画館(字幕)] 3点(2023-11-19 00:51:08)(良:1票)
103.  蜘蛛の巣を払う女 《ネタバレ》 
原作未読。ハリウッド版リメイク「ドラゴン・タトゥーの女」のフィンチャーが監督せず、主演を務めたダニエル・クレイグとルーニー・マーラが降板と知って落胆してましたが、小規模でひっそりと公開されたのはそのせいもあるんですかね。まあそのおかげで私なんかは公開日すら知らず予告すら見ずに本編を観たので予告で流してたOPの掴みも新鮮でしたけれども、宣伝もほとんど見ないしこのタイトルだと第二弾と気がつかない人も多いんじゃないかな。オリジナルの「ミレニアム」みたいにタイトルを統一し副題にした方が良かった気がしますね。「ドラゴン・タトゥーの女:蜘蛛の巣を払う女」だとクドいけど。 今回は急逝した原作者の後を継いだ人が書き下ろしたそうで、内容的にも前作とはだいぶ趣も変わっており、世界の核攻撃発射プログラムに関するネタと一気にグローバル化。それに伴いリスベットの手口ももはや「007か?ボーンか?MIか?」というレベルになってしまい、北欧資産家一族のミステリーだった前作とは別ジャンルに行ったなという感じ。魅力的だったルーニー・マーラの尖っているが儚げなリスベットとは見た目もかなり違う人になったのでリブートなんだろうか?と思いましたね。でも、リスベットにとって重要な2、3作を飛ばしてまで作ったにもかかわらず、アメリカでも低評価で大コケしたようなので今後どうなるんだろうなあ。 あと、今回監督と脚本を担当したフェデ・アルバレス。リメイク「死霊のはらわた」「ドント・ブリーズ」と来て今回(は原作あり)ですが、いずれも兄妹や姉妹ネタが入ってるのはなにかコンプレックスでもあるんですかね。原作の2、3作目には興味がなかったと語ってますが血族ネタは膨らましやすいと思っているのかな。
[映画館(字幕)] 6点(2019-01-12 22:54:21)(良:1票)
104.  ミッション:8ミニッツ 《ネタバレ》 
量子力学に基づくプログラムで列車爆破までの8分間を繰り返す主人公。幾度も繰り返すたびに新たな発見と展開が生まれるという流れは似たような作品もありますが、今作は主人公の精神的な変化、幾人もの乗客の中から爆弾魔を探し出す過程、そして徐々に明らかになるプログラムなど丁寧に撮られていて面白い。平行世界や仮想現実、タイムトラベルなど科学的な理論は考え出すときりがないので置いておいて、素直に楽しめました。殺伐とした列車内の状況をあらゆる意味で救った主人公の選択も良いですね。脚本も上手いけど監督のダンカン・ジョーンズは前作に続いてセンスの良い作品を撮ってるなぁ。
[映画館(字幕)] 8点(2011-11-06 17:35:59)(良:1票)
105.  トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン 《ネタバレ》 
アポロ計画を持ってきて、飛行士が裏じゃトランスフォーマーと遭遇していたという辺りはニヤニヤしてしまったんですが、前半の就活シーンや変な中国人のシーンが無駄としか思えないほど後半のダイジェストぶりが気になりましたね。人間側の奮闘も人類がオートボットと共に戦っているというのは良いけど、描写が断片的で連携が取れてるように見えづらく中途半端に見えたな。箱に目いっぱい詰め込もうとして、肝心のモノが収まらなかったというような印象。もうちょっと肉弾戦を観たかったと思うファンは多いでしょうね。 それからオプティマスの口の汚さと残虐さはどうなんだろうなぁ。人間でいえば生首刎ねたり、首を脊髄ごと引っこ抜いたり、内臓を引き摺り出したりなんだけどね。センチネルにはボッコボコにやられ情けを掛けられ命を拾ったくせに、瀕死の状態の自分を救ってくれ停戦を持ち出してきた命の恩人メガトロンを不意打ち虐殺でチャンチャンってのは虫が良すぎるというかギャグだったな。
[映画館(字幕)] 6点(2011-08-02 22:14:20)(良:1票)
106.  ダーク・フェアリー 《ネタバレ》 
オリジナルは未見。ギレルモ・デル・トロは制作と脚本に回ったそうですが、監督をしてもコレと同じ感じなんだろうなと思うほど、デル・トロらしい映像美でしたかね。OPで有名なトゥース・フェアリーをモチーフにしてるのか、と知ってからはどうなるのかな?と思いつつ観ていましたが、特に特筆すべきところも無く至って普通でした。ただ、役立たずの父親アレックスを蹴落とすくらいの勢いで孤軍奮闘し、新しい母親になり得たはずのキムの末路は意味不明過ぎた。奴らの仲間に堕ちるより、母娘の絆を築けたってエンドが観たかったなぁ。もしくは、サリーを連れて行く方がまだ納得がいった。
[映画館(字幕)] 4点(2012-02-02 22:02:07)(良:1票)
107.  必殺! 主水死す
これが主水の最後だとは、断じて認めん!「主水は二度死ぬ」「帰って来た主水」はまだ?
5点(2003-11-13 17:55:47)(笑:1票)
108.  ソウ ザ・ファイナル 3D 《ネタバレ》 
遂に完結だそうですが、案の定な人が出てきましたね。人体の専門的な知識が必要で、生死不明だった医師であるゴードンが裏で手助けしてこそ可能なゲームが多く、こりゃ絡んでるんじゃ?ってのは予想していた人も多いでしょう。OPの脚を切断したため這いずって行き、噴き出す血を止める為に脚の切断面を高温の鉄パイプに当てる精神力の強さを見せるのは良かったけど、早々と無駄なトコ(生還者の会)でも出しちゃうので後半に向けテンションは上がらなかったな。生還者がいかにして生まれ変わったかをゴードンに変わり代読してるかのようなデイゲンという存在は面白いけど、ゴードンが早々と出たおかげで落ちは予見できてしまい、「どうやってホフマンにお仕置きをするか」というトコだけに興味が行っちゃった。残念。 結局ジグソウの思想はゴードンや仲間に受け継がれるんだろうか?ゴードンが『ジグソウ』として信奉者を統率し君臨しているのなら、序盤のショーウィンドウや派手な仕掛けのゲームの数々も納得できるが、一種のカルト宗教的になりそうだし、末端までジグソウの思想が理解、浸透できているのか?と言ったら疑問符が付く気がするな。 演出やカット割りはシリーズで一番悪く、ストーリー展開もゲームもグロさも微妙でした。 3D公開でしたが全く無意味で最後のひと儲け的でした。最近はなんでも3Dへの流れですが、業界的には新たな金脈なんだろうけど割増料金のくせに面白くない、映像も凄くない、というならますます客足は遠のくと思いますけどね。作品の質を上げてもらいたいモンです。 
[映画館(字幕)] 5点(2010-11-05 01:03:41)(良:1票)
109.  インセプション 《ネタバレ》 
夢の中を幾層にも創造でき、その夢の中を構築できるってのは面白いかも知れない。ただ、夢の中であそこまで現実と同じ自己を確立し自在に行動し制御でき、薬を使うって逃げ道があるが他人の夢に多人数が入り込めるってのにはリアリティ云々は抜きにしても違和感を感じる。夢ってのは現実離れしたモノばかり(私だけ?)を見たりするのが面白いな。(まぁ、そもそも現実と思わせつつアイデアを盗むってのが基本な話ですけども。) アイデアを盗む。潜在意識の投影とは言うけど、その意識下に置いておけるのか。アイデアが浮かんだら、どこかに書きとめるなり、打ちこんで保存するなりしないと余程のモノでない限り忘れそうだけどね。その人知れずアイデアを盗むってのも「う~ん」って感じ。 夢の中を創る「設計士」、夢の中に複数の人間が入り込める薬を作る「調合師」、様々な人に姿を変える「偽造師」だのとチーム色を出し、夢の中は時間経過が遅くなるなど色々な設定もあり考えてるなぁとは思いましたが、この映画の設定やストーリーをすんなり受け入れられるかが勝負かも。私は尽くピンとこなかったです。 夢を扱っているだけに案の定、夢オチ?現実?って観客にゆだねる最後で、結局は自分の意識下に存在する嫁に悩まされつつも心の拠り所に帰りたい男の物語でしたが帰れたんでしょうかね。 どうでもいいけどパンフのトム・べレンジャーの写真は可哀想だわ。
[映画館(字幕)] 5点(2010-07-27 22:03:01)(良:1票)
110.  十三人の刺客(2010) 《ネタバレ》 
オリジナルは未見。役所は命を預けるに相応しい存在感があったし、伊原は剣豪浪人って雰囲気が抜群だった。そんな中でも松方弘樹は張りのある声と滑舌の良さ、鬼気迫るずば抜けた殺陣の切れをしていて凄かったなぁ。いまだ健在ですね。 観る人を選ぶ三池得意のグロ演出ですが、将軍の弟である松平斉韶の残忍で鬼畜な暴君ぶりを増幅させるのに大きく貢献しましたね。行いを諫める訴状を出し切腹した臣下の残された家族を縛り上げ弓で射殺すわ、藩士の息子の嫁を手篭めにし嫁の目の前で息子を惨殺し何度も刀を振り下ろして首を切断し、「山猿の骨は硬いのう。」と言い放つ、その後に嫁も自害。とどめに親兄弟を皆殺しにされ、舌を抜かれ四肢を切り落とされ弄ばれた娘。その娘が口惜しそうに血の涙を浮かべ筆を咥えて書いた「みなごろし」は物凄くインパクトがあった。ここまで悪行の限りを尽くし嫌悪させる殿様も、病的で封建的な社会で生まれ好き放題の毎日で感覚が麻痺し、ある意味では被害者であったのかもしれないし、史実ではもっと残酷な行いをしていた人もいる。が、「こいつは生かしては置けん」と、完全に憎悪の対象としか見れなくなったな。その殿様をスマップ稲垣が感情が死んでいるかのような演技で好演しているが、トップアイドルと殿様で通ずるものがあったのかもな。完全に狂っていると理解しながらも、武士として忠義を重んじ主君を守るべく奔走する半兵衛を演じた市村も良かった。 どうでもいいけど、封建的で絶対だった身分制度は今の世の中じゃ考えられないが、「キレる」「逆ギレ」などと誰かれ構わず簡単にしてしまう今時の人がいたら島流し、市中引き廻しの上磔獄門、お家取り潰しなど各種を食らうだろうな。今もしちゃえば良いのに。 狂った殿様を世のために暗殺するという密命を帯びた男たち。残虐非道な斉韶に弄ばれた民の仇討ちでもあったが、太平の世に死にきれぬ思いをしていた侍に相応しい場所だった。斉韶に宣戦布告し、四肢を切られた娘の書いた「みなごろし」を見せつけ、「斬って斬って、斬りまくれ~っ!」は心が震える思いがしましたね。男気というか日本男児の壮絶な武士道、侍魂を見せて頂きました。
[映画館(邦画)] 9点(2010-10-06 00:57:50)(良:1票)
111.  AVP2 エイリアンズVS. プレデター 《ネタバレ》 
前作の直後あたりからストーリーは始まり、あれよあれよと展開し戦闘の場が構築されていく様はテンポが良く期待感もあったんですがね。血沸き肉踊る壮絶バトルを期待したんですがエイリアンもプレデターもお互い貧弱なうえ、頭の方も弱いので爽快感無し。特にプレデター、クリーナーならもっと手際よく片付けていって欲しいんだけどね。 エイリアンの産卵は妊婦さんの腹を突き破って出てくるシーンなんか、何故わざわざ妊婦さんにする必要が?と思いましたね。B級作なら別に気にもしないけど、ビッグタイトルで娯楽大作に仕上げるんならもうちょっと人道的な面を考えてくれと。 人間達の中途半端な背景もほとんど意味ないし、そもそもエイリアンとプレデターである必要性も感じない話。ハリウッドもネタが枯渇って言ってるけど練る頭がないだけじゃないの?
[映画館(字幕)] 4点(2008-01-09 19:36:53)(良:1票)
112.  シティーハンター(1993)
もともとジャッキーが冴羽撩というのに無理があるのに、さらにメチャクチャにやってしまってます。
1点(2003-10-16 02:32:15)(笑:1票)
113.  魔女の宅急便(2014) 《ネタバレ》 
原作未読。原作は児童書なんですが、ジブリのアニメ版を原作と認識してる人が多いんだろうな。プロレスラー、アントニオ猪木の名台詞に「出る前に負けること考えるバカがいるかよ!」ってのがありますが、今回の実写化の話を聞いて誰しも負けを考えたでしょう。監督はホラー命の清水崇が抜擢とヤバイ気配がギュンギュンしてましたし、宮﨑駿が相手になってしまいますしね。ただ、予告編を観てみたら思いのほか悪くなさそうだったので観に行きました。些細な事で怒鳴り散らしキレ芸か?ってくらいにクドかった人もいましたし、全体的に島民の極端で過剰な演技が多いのと切れのない演出や、ふくよかな方が雨中で急に歌い出した時など、かなり微妙な空気が流れたものの、それなりにまとめてあります。キキはキキらしく元気で愛嬌があって明るく前向きでいたし、キキの両親やおソノさんは配役ピッタリ。グーチョキパン屋をはじめとした美術関係、主要キャストの衣装なんかも良く出来ていたので全体の雰囲気づくりにかなり貢献してるかな。まあ頑張りましたね。
[映画館(邦画)] 6点(2014-03-06 00:03:38)(良:1票)
114.  ワンダーウーマン 1984 《ネタバレ》 
代償と引き換えにどんな願いも叶える石ドリーム・ストーン。その力を用いて世界を牛耳ろうとするマックスとダイアナに憧れる引っ込み思案な新任学芸員バーバラは面白く出来そうな要素があるのに中途半端な扱いのまま終わった感じ。「ダイアナになりたい」と願ったのに最後チーターになってるのもよく分からなかったが、石の裏にいる邪悪な神とでも対決するのかと思えばそんなコトも無く、悪役だけどそこまで悪くなく二人が相手では盛り上がりに欠けた。舞台が1984年でしたがスーパーマンⅢ(1983年)のようなどこかのんびりした雰囲気を感じる緩さがあり、願いの代償で弱体化するモノの悲壮感もない。少しの間でも願いが叶い、平和な時代で愛を確かめ合う二人の姿は良かったけども、その代償の重さを知らしめるためだけに復活させられたようなスティーブは不憫な役回りだった気がする。最後は世界中の人々へのダイアナの呼びかけにより収束しますけど、伝説の戦士アステリアが着ていたというゴールドアーマーも装着シーンがないしアクションに面白みもないのでグッとくるコトも無く盛り上がらなかったな。ヒーロー映画というか最後の訴えかけがテーマなんだろうけど、このご時世なのでスカッと爽快なのが観たかったな。 『バットマンvsスーパーマン』でバットマンの大ピンチに颯爽と登場し全て持って行ったワンダーウーマン。その時に流れたテーマ曲も今作は低音がキツすぎてカッコ良くなかったな。まあ相変わらず登場すると場が華やぐガル・ガドットの魅力だけで成り立っている映画になってますね。
[映画館(字幕)] 5点(2020-12-18 21:44:59)(良:1票)
115.  アイアンマン3 《ネタバレ》 
トニー・スタークというひとりの人間としての再生物語なものの最後はペッパーに持っていかれるし、そこら辺はガッカリしましたね。アイアンマン最後の戦い、というのなら社長でシメて欲しかったな。あと破片除去、脱リアクターは非常に重要なものだと思うんですが、軽く流されていたのも残念。 カッコいいスーツ装着や、派手なメカアクションなんかを期待していると多少肩すかしを受けそうなくらい生身でのシーンが多い。アイアンパトリオットも出オチ的で見せ場ゼロだしね。歴代スーツが登場するシーンはとてもテンションが上がったものの、やたらと耐久性が低くてパンチ一発で粉砕される弱いスーツを見てると悲しくもなったなぁ。残ったスーツの爆破もスーツ依存を脱却できた祝いとはいえ、己の半身や子供な存在だろうと思うんですがね。 まぁこれで『アイアンマン』は終わり、という話ですが、トニー・スタークはロバート・ダウニー・Jrで本当に良かったですわ。
[映画館(字幕)] 7点(2013-05-05 21:52:22)(良:1票)
116.  ミスター・ガラス 《ネタバレ》 
「スーパーヒーローは実在するか?」という『アンブレイカブル』とヴィランの誕生を描いた『スプリット』のその後の世界を描いた作品で、その特殊能力を持つ三人の男を集め「自分の能力だと思っているモノは全て妄想にすぎない」と否定し証明しようとするオババ精神科医のお話。実はそのオババは常人を超えた力を持つ者の登場で人々や社会が変化してしまう事を恐れ「均衡を保つため」などと称し全米各地(?)を善も悪も処分して回っている謎の集団の一員で、三人は今回のターゲットだった、という内容。 この組織はバックには何がついているんだろう?と思えるくらい公権力にも食い込んでいましたが実態がよくわかりませんでしたね。ただ単に世の中のバランスを保つ役回りを演じている気になっている狂信者集団っぽくもありました。三人が収容された精神病院も半端ないレベルのザル警備で、それはわざと隙だらけにし脱走させ彼らを合理的に処分するため?と思ったらそうでもないし、ドヤ顔で論破するオババ精神科医も有能に見えないしラスト辺りの展開が活きてない気がしたな。ダンとケビンが遭遇し激突するまでは良かったんですが、落下後になぜか大量警察官に取り囲まれた時点で「これはヤバいかな」と思った通りになっちゃった気がします。『13日の金曜日ジェイソンの命日』の冒頭を思い起こさせる萎える場面でした。 あと、自警団扱いとはいえ世のため人のため活動してきたダンがワケのわからない集団の一味に窪んだ道路だか蓋の取れたマンホールだかの水たまりに何度も顔を浸けられて溺死ってのはないな。あんなの水が弱点じゃなくても死ぬでしょうし、昨今流行のアメコミヒーロー映画へのアンチテーゼのつもりな展開やオチありきにしろダンに救いがなさすぎて『アンブレイカブル』が台無しになりましたね。 まあ、その変な集団の存在理由を読みさらにその上をいったからこの『GLASS(ミスター・ガラス)』というタイトルだし、あの最後で各地にいると思われるヒーローとヴィランが本格化し混沌とした世界の始まりになるんだろうな。結論としては触れちゃイケない奴らに触れたアホな集団でした。
[映画館(字幕)] 4点(2019-01-18 23:11:38)(良:1票)
117.  時をかける少女(2010) 《ネタバレ》 
2006年の傑作だったアニメ版の記憶も新しいですが、こう何度も企画に上がるのは原作が世代を超えて愛されて素晴らしいからなんだろうな。原作の筒井はあまり好んでないようだけどね。 前半は安田成美の劣化も伴ってどうなるものやらと思いつつ観てましたが、過去に飛んでからは良かったかな。主役を演じた仲里依紗と、いかにも昭和の純朴で誠実な貧乏大学生という風情の涼太の丁寧に描写されたやりとりは甘酸っぱさを感じさせてくれた。 はっきり言うとストーリーは色々と穴がありますが、タイムトラベル物は整合性を考えると難しいですね。歴代の「時をかける少女」は未来を感じさせるエンディングだったけど、今作はう~ん…って感じの救いの無さが残念かな。
[映画館(邦画)] 5点(2010-03-24 20:32:51)(良:1票)
118.  バイオハザードV リトリビューション 《ネタバレ》 
原作キャラやシリーズに出たコトのあるキャラが多く登場し、「おっ!」とは思うものの、何度も何度も同じような音楽をバックにスロー映像のイケてないアクションを繰り返すばかり。アンダーソンはいつまでもその演出がカッコイイと思ってるんだろうな。こういう画が撮りたいだけというのがよくわかる。リメイク『ドーン・オブ・ザ・デッド』やら『エイリアン2』やら数々の作品からネタを失敬してきて既視感ありまくりな上に、全てがネタ元の超劣化版という可哀想な出来なのはいつものコトだった。なんでこのシリーズがそれなりに稼げるのか不思議だ。 華もなくドン臭そうで雑魚キャラにしか見えなかった奴が終盤にレオンと判明した時は脱力しましたよ。エイダも出たけどダサかったなぁ。
[映画館(字幕)] 3点(2012-09-18 23:03:39)(良:1票)
119.  ブラックパンサー 《ネタバレ》 
搾取され虐げられ奴隷にまでされた黒人の歴史をくんでいる。それをされてきたキルモンガーの「今度はオレたちが攻撃してやる!」という思考は理解できますね。それに加え「愚か者は壁を作り、賢者は橋を渡す」とトランプをディスったのがアメリカで異常に受けているのかな、と。 マイケル・B・ジョーダン演じるキルモンガーはブラックパンサーことティ・チャラより中身も見た目もキャラが立っててカッコ良かったな。陛下はシビル・ウォーよりキャラが薄まっていて王座について、彼女について、外界との関わりについて、と悩み多き新国王だったからか魅力的ではなかった。ブラックパンサーとしての活躍も面白みがないのが一因。パンサーらしい躍動感や爪での攻撃などはあまりなく取っ組み合いばかりと単調。キルモンガーも新スーツを着てラストバトルに挑んでましたが、マーベルは同じ格好の偽物と戦う決まりでもあるのか?と思いましたね。 それにしても能力を無効化出来るとはいえ陛下の新スーツはあまりにも強力だった。ヴィブラニウム製のナノマシンで出来ていて普段は首飾りに収納され戦闘時は瞬時に装着できるという宇宙刑事もビックリな仕様。それでいてあらゆる攻撃や衝撃を吸収してチャージし攻撃として放出できる。重機関銃を食らっても微動だにせず、オマケにセリフを喋る時は顔の部分だけスッと粒子が剥がれ終わったら元に戻る(まあここはギャグですが)。それを作った妹シュリは他にも数々のアイテムや兵器を開発しつつ、数珠のような玉で重症をすぐに動けるほどに回復させたりと医療にも精通。超絶ハイテクテクノロジー国家だし経済力も人望もあるし陛下一行はスターク社長殺しだなとつくづく思いました。MCUはキャラの入れ替えをしていくそうですが今後は社長がしてきたバックアップをワカンダ王国と陛下がしていくんだろうな。
[映画館(字幕)] 6点(2018-03-03 19:17:36)(良:1票)
120.  IZO 《ネタバレ》 
OPの処刑では、時空を飛び越えるほどの怨念パワーを得るとは感じられなかったな。場面の切り替わりが極端で把握するのに疲れました。友川かずきが語り部のように頻繁に出てきますが、出過ぎで歌に頼っているようにも思う。言いたい事は体制破壊なんですが、無垢な子供も殺める描写はどうかと…。哲学臭さもあり、騙されたと思った人が多そうです。私も予告を見て、単に現代に甦った岡田以蔵が現代の悪人に天誅を喰らわす映画と思ってました。それにしても無駄に豪華な出演陣ですね。 
3点(2004-09-01 20:39:02)(良:1票)

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