121. アメリカン・グラフィティ
4つの物語のバランスが素晴らしい。 それぞれに面白くて、それが微妙に絡んでくる辺りがよく出来てる。 世代も国も違うので、懐かしいというのとは違うけど、 この街の雰囲気は嫌いじゃないな。 [DVD(字幕)] 8点(2007-01-29 12:12:18) |
122. あらしのよるに
《ネタバレ》 悪くない作品だっただけに非常に残念だ。 最後、食べてから思い出せば衝撃的だったと思うけど、 なんだか普通にいい話で終わってしまったな。 [DVD(邦画)] 6点(2006-06-13 12:23:28) |
123. アメリ
見ていてなんとなく幸せになれたような気がする。 この手の小ネタ集は狙い過ぎると冷めてしまうもんだけど、 この作品は一歩引いたような謙虚さがあったように感じる。 大爆笑というほどではないのだけど、くすくす笑えるそんな感じの作品。 [DVD(吹替)] 7点(2006-06-07 12:13:51) |
124. アマデウス ディレクターズカット
天賦の才を真に見抜く力を与えられていたサリエリ。 彼にとってそれは苦悩ではあったけど、同時にこれほどの幸せは無かっただろう。 神に愛されていたのはモーツァルトだけでは無かったように凡庸な僕は思う。 [DVD(字幕)] 9点(2006-06-06 14:16:29) |
125. ACRI
序盤の人魚伝説の件に名作の予感を漂わせながら、話が進むにつれてどんどん迷子になって行く。残念ながら、迷作と言わざるを得ないだろう。過大評価するならファンタジーというジャンルに入れてあげられなくもない。恐らく制作意図もその方向性だったのだろう。でも、完成してみたら、単なるオカルト映画だった。誰が悪かったのか責めるまでもないが、浅野忠信にご苦労様と言ってあげたい。 3点(2004-04-03 11:29:51) |
126. AKIRA(1988)
スケールの大きな世界観やダイナミックな映像表現など、特筆すべき点は数多くある。独創的な音楽も作品世界に馴染んでいて好感を覚える。物語としては、やや収まりの悪さを感じるが、それなりに上手く纏めたと言えなくもないだろう。ひとつの時代を築いた作品でもあるし、ジャパニメーションの原点として評価できる。 8点(2004-04-01 02:37:18) |
127. アメリカ物語
普通に面白くて、普通に感動できるアニメ作品。 音楽は普通以上に良かったけど、基本的には子供向けかな。 ディズニーとはまたちょっと違った雰囲気ではあるけど、くにゃくにゃしたフルアニメーションの動きはそれらしい感じ。 [地上波(吹替)] 6点(2004-03-29 07:50:42) |
128. Undo “アンドゥー”
こういった尺の短い作品の場合は、何かを切り捨てないと成立し得ないのは確かで、この作品の場合はストーリー性を犠牲にして、映像に拘ったと言える。話は単純で、精神バランスを崩して縛って欲しいと願望する妻とそれに従う夫、そして、症状がエスカレートして狂気の世界へと発展していく、というだけ。しかしながら、映像が凄い。恐らく見る者によって感じ方は全く違ってくるのだろう。美しさやエロティシズムを感じる人もいるだろうし、恐怖を感じる人もいるだろう。物悲しさもあり、ある意味では滑稽でもある。狂気の世界を垣間見ることによって、自身の内面世界を再認識させられるようでもあり、不愉快にも感じるかも知れない。間違っても安易に薦められる作品ではないが、存在価値を否定するものでもない。評価としては、無限大の可能性を秘めるとしながらも、この点数が妥当なところだと思う。 5点(2004-03-15 12:43:47) |
129. アリオン
まだ神々と人間の境界が曖昧だった時代の物語。 宿命とも言える星の下に生まれ、数奇な運命を辿ることとなった少年アリオンの成長を通して描かれるヒロイックファンタジー。 神とは一体何なのか、哲学的なことをちょっと考えさせられそうになるけど、その辺りはあんまり深く掘り下げることなく、すんなりと話を進めてくれるので単純なエンターテインメント作品として楽しめる。 あと、どうでもいいことだけど、この作品は自分のお小遣いでチケットを買って見に行った初めての映画なんですよね。 その後、なかなか見る機会がなかったけど、大人になってからDVDを買って見直してみたら、昔見た記憶が蘇ってきてワクワクしました。 ヒロインのレスフィーナじゃなくて、アテナのエロさにやられてしまった純真な中学時代の思い入れを加味して、少し点数を甘くしておきたいと思います。 [映画館(邦画)] 9点(2004-03-15 06:00:36) |
130. 天城越え(1983)
田中裕子の妖艶さがすべてだろう。それだけでこの物語が昇華している。その後の話の展開の中で事実が明らかになるに連れて、その妖艶さが際立っていく。彼女の存在感に対して、事件そのものの存在感が薄れてしまっているのがやや残念だが、そういう結末だから仕方ないと言えば仕方ない。 8点(2004-03-09 14:42:23) |