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R&Aさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2162
性別 男性
年齢 57歳
自己紹介 実は自分のPC無いので仕事先でこっそりレビューしてます

評価:8点以上は特別な映画で
全て10点付けてもいいくらい
映画を観て損をしたと思ったことはないので
酷評しているものもそれなりに楽しんで観たものです


  *****

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【製作年 : 1960年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  ああ爆弾
奇抜である前に面白い。というか奇抜さがこの映画の中で全く破綻することなく溶け込んでいるので奇抜とも言い難い。洗練されている。勢いがある。これぞ娯楽映画。ミュージカルってリズムと役者の動きとカット割りが合ってないといけないんだけど、そんな繊細な仕事を感じさせないバカバカしさもいい。怒涛の展開はそこに音楽がなくともこの映画自体が音楽のよう。つまり時代に関係なくいつまでも楽しめる映画。これぞ娯楽映画。
[DVD(邦画)] 7点(2011-06-24 16:36:32)
2.  ああ結婚 《ネタバレ》 
人生の苦汁が全部顔に出てますみたいなソフィア・ローレンが出てくる。なんだか重そうな雰囲気だ。時を遡り十代のうぶな彼女が出てくる。同じ人物とは思えない変化にびっくり。『昨日・今日・明日』の三変化も凄いけどこの年齢からくる変化に人生経験のあるなしを加味した変化がまじで凄い。男は女が好いていることをいいことに都合の良い女中のように扱い続ける。女は女で三人の子供のために男の金を当てにし続ける。どうしようもなくドロドロである。仮病を使って結婚とか、自分の子供はどの子か捜すところなんか、かなりコメディな様相を見せるんだけど、これとてドロドロの賜物なわけで。ところが突如ハッピーエンディングへ。なんだかんだいって心のずっと深いところで愛し合っていた、なんて、んなあほな、という納得しがたい展開なんだけど、マストロヤンニとソフィア・ローレンだもんでまあそれもありかと。いやほんと、この二人でないと無理でしょ、この展開。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2010-08-23 18:20:29)(良:1票)
3.  アデュー・フィリピーヌ 《ネタバレ》 
始まってしばらくは男がメインで映されている。時はアルジェリア戦争6年目。兵役につくまでの限られた時間といっても若者のすることはいつでもどこでもどこか無駄で怠惰に過ぎ去ってゆくものだ。共同購入した自動車を走らせ女の子を口説き。この口説かれた女の子二人組みが徐々に画面を支配してゆくと映画はどんどん面白くなってゆく。ベッドの上で戯れる二人の女の子はまるで『男の子の名前はみんなパトリックっていうの』(監督ゴダール、脚本ロメール)の女の子。一人の青年をめぐって何かを企み何かを企まれる。が、秘かであるはずの企みはあっけらかんと陽の下にさらけ出され、譲ったり譲られたりのロマンスという名のお遊びが展開する。男はたまったものじゃない。若いってことはもうそれだけで罪。映画はその罪の瞬間をしっかりと映しきる。やがて眩しい一瞬を切り取ったバカンスが終わる。成年が乗る船がゆく。ふたりが手を振り走り出す。その手の振り方が、走る速度が大きくなる。散々弄んでってこともないが、楽しんでおきながらなぜそこで必死ともいえる動きをするのか。唐突に思いだす。青年は兵役につくのだと。それとも単なる眩しい一瞬が過ぎ去ろうとすることへの購いなのだろうか。
[映画館(字幕)] 7点(2010-08-02 16:23:14)
4.  秋日和 《ネタバレ》 
小津の映画は基本喜劇のものが多く、これもその類。2年後の遺作となった『秋刀魚の味』のような3人のおじさんたちがシリアスなドラマを真面目顔で喜劇にしてしまう。杉村春子のように岡田茉莉子が快活にこのおじさんたちをギャフンと言わせるのがまた面白い。ところが単に笑ってばかりもいられない。完全喜劇じゃないので娘は結婚しても母はしない。披露宴後の「母一人の図」がなんとも寂しい。『晩春』の母娘バージョンだが、「父一人の図」の寂しさとはちと違う。父のそれは運命。しかしこの映画、母の場合は母が自ら「母一人の図」を選んでいる。世の常に習う父とは対照的にまるで何かに反抗するかのような、あるいは何か決心したかのような強さを秘めた「母一人の図」。この一癖がただならぬ。
[DVD(邦画)] 7点(2009-03-09 17:40:12)
5.  秋津温泉 《ネタバレ》 
長きにわたる大河メロドラマ、戦争が引き合わせる二人、男を愛することによってもたらされる女の悲劇、、、お話は、まるで成瀬の『浮雲』のよう。でも『浮雲』以上に男の思いと女の思いが複雑に交差し、『浮雲』をはるかに超えて女は痛めつけられる。男女の関係や物語の推移が当時の社会のメタファーに溢れ、戦後の急変する情勢とともに堕落してゆく男とけして変わらぬ女を対比するように描いてゆく。岡田茉莉子はそんなに好きな女優ではないのだが、この作品の彼女は別。終戦と男が生まれ変わったという日をピークとする希望に溢れた17歳の健康的な美とそこから時がたつごとに影をつけてゆく美。女のいろいろな美を見せてくれる。舞台となる温泉宿の描写も素晴らしく、何度も映される光の差し込む廊下や風呂場への暗い階段が印象的。風呂にひとりで浸かる岡田茉莉子の寂しい背中。癒しの温泉。そう、男にとって女はひと時の休憩所でしかなかったのだ。女に癒され、女に助けられ、そして女を傷つけてもけして気づかない。男ってヤツは・・。
[DVD(邦画)] 8点(2008-04-11 13:33:46)(良:1票)
6.  赤い天使
舞台を戦場にしているのにエッチなほうにエッチなほうにもってゆくのがなんとも嬉しいのだけど、若尾文子って増村作品に限らずけっこう艶っぽいイメージのわりにおっぱいとか絶対見せないでやんの。あるんだろうけど私は見たことない。まあそれは置いといて、エッチな描写もしつつも、戦場の過酷さには一切手を抜いていなくて、暑苦しく誇りっぽい画面に展開される荒っぽい手術シーンや機械的に感情無く死体と怪我人を振り分けるシーンや体の一部を失くした軍人たちが呻き声とともにひしめき合う画づらの圧倒的な悲壮感とグロテスク感は凄まじいものがある。だからこそ若尾文子のまわりだけがまるで異空間のようになる軍医と看護婦のメロドラマがなんともいえない気色悪さを出していてかえって魅力的なのだと思う。後半の「西はいやです」「上官からの命令だ」「いやです」とかコスプレシーンの気色悪さといったら!なんといっても増村監督が後にテレビでやった「スチュワーデス物語」のノリですから。
[DVD(邦画)] 7点(2007-10-26 11:16:41)
7.  荒馬と女
家族と別れ、久しぶりに会う子供にすら見限られる、時代に取り残されたカウボーイ。別れた妻の思い出にしがみつき、徐々に戦争の傷を露にする相棒の男。途中参加の今で言うところのフリーターのマザコン男。自由で明るい国アメリカに潜む矛盾と挫折。常に現代社会に潜む病巣にメスをいれるアーサー・ミラー。その彼が妻モンローのために役を追加しアレンジしたのがこの作品。大人の美しい女。中身は純真無垢な少女。開けっぴろげで心優しく感情豊か。そのギャップから情緒不安定と見られる。その美貌ゆえに結婚離婚を繰り返す。不安定さが加速する。男たちがそれぞれに傷を抱えるように、彼女も傷を持つ。しかもその傷がモンロー本人が抱える傷と一致しているから演技も迫真をおびる。しかし美しい女の追加は物語をチグハグにし、視点もバラバラでまとまりのない作品にしてしまった。ただこのチグハグさ、まとまりの無さが妙に好き。このチグハグさがモンローその人とリンクしてしまっているからなのかもしれない。馬を捕らえるシーンの右往左往がこのチグハグさを助長しているようで印象に残った。
[DVD(字幕)] 7点(2007-01-18 15:54:12)
8.  悪名一番勝負
かっこええ~!!勝新の河内弁のその言葉の荒っぽさの中に秘めた優しさと、そのキャラどおりの豪快な殺陣!田村高廣の女に向けるどこまでも優しいまなざしと最期に見せる義理人情!津川雅彦のどもりながら必死で小さな組を守る一途な思い!辰巳柳太郎の一癖も二癖もありそうな八尾の大親分ぶり!山本学のやくざ家業とは相容れないまでも最後まで自分流を貫き通す男気!どいつもこいつもええ男や~!!そして安田(大楠)道代のいつも明るくチャキチャキとしながら男を送り出し、時折見せる艶っぽい女ぶり(惚れた!)!江波杏子のええとこのお嬢さんからやくざの道を進んだ強気の顔とその中に見せるか弱さ!小川真由美の一人で亡き父の残した組を取り仕切りながらひたすら旦那を愛する一人の女でいる直向さ!どいつもこいつもええ女や~!!そしてそして忘れてならない長屋の住民たちの愛嬌と悪徳やくざたちのいやらしさ!見所いっぱい。キャラがみんな違うのに、どいつもこいつもかっこええ~!!!
[DVD(邦画)] 8点(2006-12-27 12:47:56)
9.  アンナ・マグダレーナ・バッハの日記
バッハの演奏とアンナのナレーションだけで構成された作品で、なんでも映画作家のための映画とも言われているとかいないとか。映画作家を目指したことも無ければ今後も無いだろう私にとっては、この映画の特徴は見ることができてもそこに魅力を感じるまでは到らなかった。楽曲が演奏される間、カメラは全く動かずに延々と演奏者を捉え続ける。長い1カットの後の短い1カットのハッとさせられる構図の妙技は確かに味わえる。しかしこの映画の本当の凄さはおそらくストローブとユイレの映画そのものの概念にこそあり、その概念を見事に作品に転化させていることにあると思う。映画にはりつく劇という無駄、演技や演出の中にある無駄、無駄という無駄を極限までそぎ落とした究極の映画。そんな究極の映画を楽しめるほど私はまだ熟していないようだ。時を置いてまた観る機会に恵まれたい。
[映画館(字幕)] 6点(2006-06-15 11:49:04)
10.  アポロンの地獄
パゾリーニの作品はどれも自らの思想が反映されているが、この作品は自らの内なる世界までもが反映されている。冒頭の現代の描写は自らもエディプス・コンプレックス(マザコン)を認めるパゾリーニの自伝的要素を多分に含んでいる。『奇跡の丘』同様に時代考証を無視した衣裳や背景、そして古今東西の音楽を印象的に配置して描いた「オイディプス王」の物語を通して、冒頭の赤子の運命を描いている。古典から現代に通ずるテーマを汲み取る天才作家にとって、この世は今尚、目を潰したくなるほどの汚れた世界なのかもしれない。そして母を愛し父を憎んだ自身への罰を描いたのかもしれないとも思った。それにしても画と一致しない音楽とその挿入のタイミングが独特で、画と音、それぞれが相乗効果をもって印象度をあげているのが面白い。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2006-03-15 12:03:17)
11.  乞食/アッカトーネ
貧困が心までをも貧しくさせてゆく、そんな現実が生々しく描写される。そこにはブニュエルの『忘れられた人々』同様にパゾリーニの社会批判が浮かび上がる。犯罪行為がごく当たり前のように身に染みついた下層階級の人々の日常は非常に荒んでいる。しかしながら実に人間らしくも描かれる。主人公アッカトーネの身勝手さもまた、生きる為に身につけたものと言える。その思想を危険視された詩人パゾリーニの処女作は、実際の貧民街の人達を起用し、その人物の怒りや苛立ちの表情を真正面から撮ることによって独自の虚構の世界を構築しながらも独特のリアリズムを形成している。イタリア・ネオレアリズモを超えた現実の露呈がそこにある。映画初体験のパゾリーニを支えたであろう助監督に、当時20歳のベルトルッチの名があるのも興味深い。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2006-03-13 18:58:48)
12.  アラバマ物語
黒人差別の激しいアメリカ南部において、偏見を持たず弁護士という仕事をこなし、二人の子供たちとは常に正面から接し、諍いの避け方をさりげなく見せ(近所のおばあさんとのやりとり)、いざというときには誰よりもたのもしく子供たちを守る(狂犬のシーン)。まさに理想の父親がいる。子供たちが黒人たちの中に違和感なくまぎれて裁判を傍観する姿や、父と黒人被疑者が町の人たちに取り囲まれた際の子供たちの行動は、子供たちの理想的な成長と理想的な親子関係を見せている。そしてそのことによってさらに理想の父親を確固たるものとしている。当時としてはかなり繊細に扱われるべきテーマを含んだ社会派でありながら「理想の父親像」を前面に描くことで受け入れやすい作品となっている。個人的には理想的すぎに感じるけど、当時のアメリカ、ましてやハリウッドにしてみれば、これくらい完璧なヒーローでもいないと作る側も観る側も受け入れられなかったのかもしれない。 異常者として恐れられるブーの逸話は差別の根源を描いていると思われる。話さないからわからない、わからないから怖い、怖いから攻撃する、という人間の持つ弱さゆえの悪循環。「ナントカ(忘れた)という鳥は殺してもいい」、コレも偏見かもしれない、ということか、、。 いい「話し」だし、演出も巧みなんだけど、差別される側の悲壮感というか、人間のおぞましさというか、ダークな部分をあえてオブラートで包んだような描き方にちょっぴりの不満。
[DVD(字幕)] 6点(2006-01-19 15:27:23)(良:1票)
13.  アンドレイ・ルブリョフ
ロシア史上最も偉大なイコン画家と呼ばれるアンドレイ・ルブリョフが、大芸術家として目覚めるまでの過酷な生涯を描いた歴史大作。娯楽大作として十分に楽しめるエッセンスを含みながら、教会の鐘を作り上げるシーンに代表される芸術と強い信念の深い関わりをことさら強く描いたあたりに、タルコフスキー監督の過酷な状況下での妥協無き芸術活動と大いに被るように感じました。鐘にしてもイコン画にしても名声と権力しか考えない造らせる側の人達の描写や旅芸人を処刑するシーンなどは、タルコフスキー自身も常に当局から目をつけられ芸術活動を阻まれてきたという待遇にあったからこその描写なのでしょう。どんな環境にあっても強く信念を持つ、芸術に生きるということはそういうことなんだ、というメッセージを感じます。
7点(2005-02-08 13:03:33)
14.  甘い生活 《ネタバレ》 
セレブたちの退廃とした生活を、フェリーニの分身・マストロヤンニが扮する記者の目を通して描いていく。記者自身も、退廃の象徴たる富豪の娘や欲望の象徴たるハリウッド女優らと夜毎のパーティを過ごすうちに”甘い生活”に溺れていく。憧れの生活を送る友人の自殺に絶望を感じても時すでに遅し。映画中盤では、純真の象徴たる出稼ぎ少女に一度は癒される(救われる)。しかしラストではその救いの声が波音にかき消される。”甘い生活”=「限りない欲望と退廃が渦巻く世界」にどっぷりとつかってしまい、もう後戻りは出来ないことを暗示しているような、なんともせつないエンディングでした。前3作『道』『崖』『カビリアの夜』では魂の救済が描かれたが、この作品では、行きつくところまで行った文明がもたらした退廃は救いがたいと言ってるように感じた。
8点(2004-06-09 12:25:33)(良:1票)
15.  アラビアのロレンス
映画化の話が何度も企画されては消えていたそうです。原因は撮影不可能と言われた砂漠での戦闘シーン。それをやってしまったデビッド・リーンも凄いが、かなり過酷であっただろう砂漠ロケをやり遂げた出演者も含むスタッフたちには本当に頭が下がる。今ならCGでやっちゃうんでしょうが、本物の迫力には到底かなわないと信じたい。ロレンスがトルコ軍に捕えられレイプされるという事件を境に、彼は人が変わったように残虐行為をするようになりますが、レイプを予感させる描写はあってもレイプそのものの描写はありません。今ならコレもたっぷりと見せるんでしょうね。 第一次世界大戦中のヨーロッパ列強国の植民地争奪戦が背景にあるのですが、聞いた話だとトルコ軍の戦い方は非常にフェアであり、対するイギリス軍の戦い方は卑怯極まりなかったようです。もちろん英国人ロレンスも優秀な駒として大国のエゴに翻弄された一人には違いありません。 この作品、目に焼き付いて離れないような名シーンがたくさんあります。アリ登場のシーン、列車爆破のシーン、従者を助けて戻ってくるシーン、これらはやはりCGではなく本物の映像だから名シーンとして記憶に残っているのだと思う。あと、私だけかもしれませんが、ラクダがあんなに速く走ることのできる動物だと知ったこともかなりの衝撃でした。(←きっと私だけです。)
7点(2004-05-31 18:40:31)
16.  赤い砂漠
モニカ・ヴィッティはかなりタイプです。なので夫の友人の動向が気になってしょうがなかった。心配してるってより完全に惚れてる顔してるから。 アントニオーニの初のカラー作品だったんですね。なるほどです。モノクロでは出来ない試み、セリフや表情や字幕ではなく”色”でヒロインの心情を描いていきます。すべてがくすんだ色なのに強烈に印象に残ります。着ている服も結構カラフルなのにそれこそ霧がかかったようにくすんでます。それらのくすんだ色、霧、何もない店、スト中の工場、言葉の通じない外国人の船員、すべてがヒロインの閉塞感、孤独感を表しているように感じる。昨今のメジャーな映画によくある説明としてのセリフや字幕ってわかりやすいんだけど、読み解いていく楽しみというか、いろんな意味でそれぞれの解釈を楽しむというか、そういうのが無いんですよね。私の解釈ってひとりよがりなところもあるだろうけど、こういうの好きです。
7点(2004-05-10 13:27:25)
17.  アントワーヌとコレット 《ネタバレ》 
フランス、イタリア、日本、西ドイツ、ポーランド、それぞれの監督がそれぞれの青春をオムニバスで見せる作品。その第一話としてトリュフォーの短編『アントワーヌとコレット』があります。アントワーヌ・ドワネルというトリュフォーの分身とされる人物は、次の3作目『夜霧の恋人たち』では相当ダメダメ男になっちゃってます。そのダメダメ男への入り口が見え隠れする作品。愛すべきダメダメ君のスタートとも言える作品。好きな女性より女性の家族に可愛がられるというのは、次の作品に繋がっていきます。この映画の最後、コレットはアントワーヌを自分の家に残しボーイフレンドと出かけて行きます。残されたアントワーヌはコレットの両親に挟まれてテレビを...痛い!痛すぎる!!想像しただけで逃げ出したくなる。がんばれアントワーヌ!負けるなアントワーヌ!! でも彼は逃げない。のほほんとしている。
7点(2004-04-19 12:35:04)
18.  穴(1960) 《ネタバレ》 
絶対うまくいかないだろうなあ。誰かがしくじるか裏切るか。でも5人の信頼関係を見、ひたすら穴を掘る姿を見ていると、うまくいくはず、うまくいってくれ、と変わっていく。だから最初から判っていたはずのラストにショック。他の刑務所映画にあるような刑務所内の悲惨さの描写が無いので脱獄の必然性みたいなのが伝わらず、むしろゲーム感覚で脱獄してるように感じ、それがかえって脱獄ものというより友情ものと感じる。だから余計にショックなのかもしれない。
7点(2004-03-01 17:12:02)(良:1票)
19.  アパートの鍵貸します
ラブコメってのは今のも昔のもどうも苦手で、特に昔のはこれも含めてあり得ない設定をラブコメだからしょうがないって諦めモード前提でないと見れない。スケベ一色な男たち、そこまでしなくてもいいのではと思う主人公のピエロぶり..。でもテンポの良い演出とシャーリー・マクレーンの可愛さでそこそこ楽しめるものにはなっているのは確かです。最初のトランプのシーンはかなりツボにはまりました。「ホントにそれでいいの?」シャーリーけだるくうなずく。「勝っちゃった」この繰り返しに大笑い! シャーリー・マクレーンが一番可愛い作品と思ってたんですが、もっと可愛いのがあるんですね、プチみかん♪さん。機会があれば見てみたいです。でもたぶん私の行くレンタル店には無いだろうなあ。以前ココで見たい未見作品をメモして探してもらったが15作品中あったのは「切腹」1本だけでしたから..。
6点(2004-01-15 10:55:31)
20.  明日に向って撃て!
西部劇というのを忘れてしまうぐらいロードムービー色が強い。実在の人物と聞いているが、ブッチは絶対あんなにやさしい男じゃなかったろうし、サンダンスは絶対あんなにかっこ良くなかっただろう。でもこのデコボココンビがこの映画を一層楽しく、そして儚いものにしている。小学生の頃観た時は単純に二人に憧れた。以来、ブッチ・キャシディーとサンダンス・キッドという二人の名前とラストカットはずっと頭の中から消えずに残っている。
9点(2003-05-24 16:01:18)
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