21. 華氏911
各メディアのブッシュ批判がアリキタリになってる昨今、今更な感じ?前半は。まぁ、反ブッシュのプロバガンダな印象は確かに感じるが、あそこまで込み入って大統領に喧嘩上等!としているM・ムーアにゃ、感心しちゃいますよ。しかし、全体的に俯瞰してみると前半・後半のバランス感に欠ける作品ではあります。しかしM・ムーアの鮮度ってのも、落ちつつあるなと、感じちゃう私が俗物なのかもね。 [DVD(字幕)] 7点(2005-11-14 13:15:20) |
22. ガメラ 大怪獣空中決戦
2・3世代を跨ぐが、世代を問わず、エンタテイメント性も削がず、クオリティーも高い。他の評にもあったが、キャスティングがピリッとしてない気もするけど、及第だと思う。佳作。 7点(2004-08-28 11:53:36) |
23. がんばれ!ベアーズ
当時恋人と見たが、どうも退屈だった様子。・・・!?ガキの意地(監督含む)って言うのが、この映画のカワイイ所じゃねぇか~!男向き映画なのか・・・ナ?笑。しかしウイスキーのビール割りは、美味しそうだね。 7点(2003-07-03 18:57:29) |
24. カオス(2000)
結構知られててもいいと思う作品なんだけど、俺の周りでは意外と誰も知らない。中谷美紀の良さを知るにはこの映画が一番じゃないのかな?ラストのアレも、印象的、です。 7点(2003-05-18 17:29:08) |
25. ガス人間第一号
《ネタバレ》 テクノロジー的にも人道的にもトンデモねぇ人体実験の末にガス人間にされた男・水野と、よりによってそのガス人間に見初められてしまった日舞の家元・藤千代を中心とした、愛憎空想活劇。 先ずガス人間の特性を活かし日毎「銀行強盗」に明け暮れ、没落家元の藤千代に融資するというガス人間・水野の歪んだ愛情と、その愛情に次第に絆されていくも、日舞への情熱をぶりぶりと募らせる藤千代。 この重なら無さそうで惹かれ合う二点が、やがて悲哀に満ちた合致の末に、非業な末期を遂げる。 さて、私はこのガス人間こと水野氏が、いけ好かない。夢半ばで挫折した青春時代という経緯を慮っても、大胆不敵であり、傲慢。 さて、春日流家元こと藤千代もまた、いけ好かない。芸術家であり、野心家でもある藤千代は、水野の献身に胡坐をかくかのように融資された先から金にモノを言わせるように「発表会成功」へと足場を固める。出所の不確かな融資を受けた昨日の今日で、新車まであつらえるかフツー? しかし、そんな腐ったガス臭のする独り善がりなガス人間・水野と、さすがに零落しているとはいえ家元としての発表会にまで漕ぎ着けた藤千代の火のような生き様が、ラストで一つに重なってしまった。 そりゃ、周りの応援(UMガス)も手伝ってか、大炎上必至。 いやぁ、ガス人間的にはハッピーエンドですなぁ…?と思ったが、ラストのガス人間の有様をみれば「それはどうなんだろうか」と言わざるを得ない。悔い無き終生だったとは到底言えない、おどろおどろしい死に様でした。 これは、藤千代の一人勝ちですね。老鼓師(左卜全)の「やり切った」感も、カッコイイ。 [DVD(邦画)] 6点(2019-06-26 05:05:18) |
26. ガールズ&パンツァー 最終章 第1話
《ネタバレ》 「最終章」と銘打ってはいたが、特に最終章らしい描写はない。全何章なのかは分かりませんが、新キャラ新チームのツカミは相変わらずイイ感じです。最終章で劇場版を超えられたら、凄いんだけどなぁ。 [DVD(邦画)] 6点(2018-05-11 05:00:32) |
27. 外事警察 その男に騙されるな
《ネタバレ》 核爆弾を挟んで対峙するシーンや、爆破の解除コードのシーンなんかが安っぽく思えるのだが、ただのお涙頂戴に徹さずに持ってきたラストシーンの台無し感は、すごい好き。 渡部篤朗のキモかっこよさも、イイね。 [DVD(邦画)] 6点(2013-09-19 01:41:38) |
28. カラフル(2010)
青臭くもあり生臭くもあり、そして瑞々しさも併せ持った、非常にバランス感覚の長けた物語だと思います。 なかなか巧く丁寧に作られたアニメーション作品ではありますが…「アニメならでは」的な演出が、冒頭の落下シーン以外は、ほぼ皆無なのは如何したものか。 萌えっ気を除外してアニメ作品としての格を上げた点は評価できるが、逆にアニメとして勝負すべきポイントをことごとくハズしまくってしまい、アニメ作品としては本末転倒な演出に堕してしまったような、気がします。 物語的には7点、アニメ的には4点、四捨五入して6点といった所ですね。 [DVD(邦画)] 6点(2011-06-27 00:31:09) |
29. ガキ帝国
「パッチギ」の上流に「岸和田少年愚連隊」があって、その先の源流とも呼ぶべき位置に「ガキ帝国」があったという感じ。「パッチギ」や「岸和田」に比べてちょっとアク取りをし損ねたカンジの野暮な味が引っかかるんですよね。それも味なのか。台詞のドモリ方なんかも、変にリアルで面白いというか野暮ったいというか。キャスティングは文句なし。升毅と上岡龍太郎、若! [DVD(邦画)] 6点(2007-08-08 00:27:03) |
30. カスケーダー
スタント魂!って感じがステキである。ドイツ人もやるもんだ。 6点(2003-06-15 10:45:37) |
31. ガメラ対大魔獣ジャイガー
《ネタバレ》 大阪港(南港か北港かは分からず)→大阪城→通天閣→大阪港→万博公園(吹田市)と、大阪を蹂躙したジャイガーさん。 南太平洋の赤道からピンポイントで日本、関西と攻め入る方向感覚は素晴らしいが、大阪に来てからの方向音痴っぷりが酷いぞ! ウエスター島の文化使節役のチコ・ローランドの雄姿を見たくて鑑賞させてもらいました。 [DVD(邦画)] 5点(2020-04-06 00:36:10) |
32. ガラスの花と壊す世界
《ネタバレ》 作画やコンテ・演出なんかは「さすが石浜真史やで!」と思ったものの、肝心の脚本や世界観の面白さに欠ける。 [DVD(邦画)] 5点(2017-03-30 03:18:18) |
33. カフカの「城」
《ネタバレ》 主人公「K」って、カフカの事なのかなぁ。最後まで現れなかった「城」は、出版社?で、別の仕事をあてがおうとする人らは「社会」ってか。 うーむ。カフカとハネケのタッグ。何とてごわいのか。未熟者の私としては、正直かなわん。そしてしんどい。 [DVD(字幕)] 5点(2013-01-05 05:53:42) |
34. カイジ 人生逆転ゲーム
エスポワール編からEカード編まで、パラパラとテキトーに流し読みしたような、ユルく味気ない達成感。このユルさが、長所でもあり短所でもある。 凡庸……ッ!見せ場を逸した作品ならではの、耐え難い凡庸……ッ!(福本信行風に) [DVD(邦画)] 5点(2011-10-22 00:59:12) |
35. 片腕マシンガール
武勇伝チックな私事で恐縮だが、昔職場にて、背中を平凡な文具ハサミで刺されて7針も縫うような怪我をしたことがある。 それは「包丁で指を切る痛さ」ではなく「同級生が悪ふざて腿に打ったヒザ蹴りの痛さ」に近い鈍痛で、「刺された」という実感は皆無だった。 当時勤めていたその職場の更衣室で上着を脱ぐと、白シャツが赤シャツに変わっており、そこで初めて「刺さってたやん!」と気付いた。 シャツを脱ぐと、当然背中は血だらけ。何処に傷があるか、まったくわからなかった。 「ちょっと背中に力を入れてみれば、血が出て傷口がわかるかも」と思い、更衣室にあった鏡を背ににて、思いっきり背中に力を入れてみた。 「ぷしししー!」そんなトホホ気味な音がしたような記憶があるのだが、定かではない。だが、驚くほどの勢いで背中から血飛沫が上がり、あっという間に鏡面が赤く染まった。えらいこっちゃだった。 その時の教訓は、ずばり「刺されたときは、力まずに」である。 その後、処置に当たってもらった医師が言うには「や、筋組織にも内臓にも達していないし、大事な血管も傷ついてないんで、まぁ深刻な傷ではないですよ」との事。あんなに血飛沫が上がったのに?「うっひゃあ、Ⅴシネみたいやーん!ヤバいんちゃうーん!?」と、思ったのに? 意外と呆気無い傷(それでも刺されたうえに、7針も縫ったのだが)でも、傷の部位によってはⅤシネ並の血飛沫は出るもんなのである。 めっさ長くなったが、そんな「ちょっとアウトロー」な体験を、この映画を観て、ちょっと思い出した。 それにしても、出過ぎですよ。血。 [DVD(邦画)] 5点(2011-08-15 04:28:00) |
36. 風を見た少年 The Boy Who Saw The Wind
《ネタバレ》 まず好印象だったのがマーケティングの勝負を捨てている点と、C・W・ニコルの思想の反映。これって、ここ最近のアニメからしてみれば大冒険だと思う。近年のアホみたいなテンションだけの子供騙し作品に比べれば数倍良心的。夢のない大人やオタクを相手にしていないという点もステキなのだが、名作だったか?と問われれば、やはり地味さが鼻につくというか。素朴さ?ナチュラルさ?それはそれで嫌味な感じがするんですよね。子供向けにしては(ゆえに、か?)説明不足な点も、誤魔化しきれていない勢いのなさ、というか。毒性は低い分だけに薬としても力量不足な気もします。まぁニコル作品「勇魚」を髣髴させたりするシーンなんかもオマケで加点かな。 [DVD(邦画)] 5点(2007-06-14 01:16:35) |
37. 隠された記憶
画面から抜け出すかのような緊張感は他に類を見ないピリピリ感で、淡々と狂気じみていく世界観は流石でした。特に始まりの五分間の緊張感といったら…。この監督、半端じゃなくどこかおかしい。「点数付け難い」という意見には、超賛同。0点と評価もできるし満点ともいえるし…この監督にエンタテイメント性を求めるのは筋違いなんでしょうか、ねぇ。この評価は、全然アテにならない五点だと思って頂きたい。白旗。 [DVD(字幕)] 5点(2007-02-01 00:10:50) |
38. カウガール・ブルース
登場人物が魅力的で、テーマも嫌いじゃない。こりゃ良いかも…と、思いつつも物足り無さ過ぎ。個人的には鞭を持ったカウガールが素敵かと。 5点(2003-06-15 10:13:39) |
39. GAMBA ガンバと仲間たち
《ネタバレ》 「そういや出崎版のガンバをキチンと観てない!こら遺憾な!」と思い、今作を観る前にテレビシリーズを予習して本作に臨んだのですが、これが完全に裏目に。 冒険譚をある圧縮してスッキリまとめた手練は悪くないと思ったんですが…「みんな!しっぽを立てろィ!」無い!イカサマが可愛くない!ハラペコって誰だ?恋愛要素とか要らねぇ!等々、フラストレーションは溜まる一方。とくにボーボが死亡フラグをビンビン立たせて、挙句イカサマに看取られてしんみりと死ぬシーンは、安っぽいし、下品。 ノロイのラストがテレビシリーズに迫る秀逸さだけに、惜しい。 蛇足ですが、そういや奇しくもこのレビューを書いている7月31日の誕生花が「ソテツ」です。本作では、花言葉は「ありがとう・愛してる」との事ですが、本当は「雄々しい」だそうです。うーん。時流に合わせたかのような「愛してる」ではなく、「雄々しい」ガンバたちの冒険が、ホント観たかった。 [DVD(邦画)] 4点(2017-07-31 02:52:04) |
40. 火星人メルカーノ
アルゼンチンや文明社会に対する風刺としては面白いが、中島らもが模写したはるき悦巳の漫画以下であろう落書レベルのビジュアルが、正直キツい。 [DVD(字幕)] 4点(2012-08-21 02:20:01) |