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キリコさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 982
性別 女性

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1.  隠し剣 鬼の爪
「たそがれ清兵衛」と話がそっくりだが似て非なる軽い娯楽作という感じがする。 なんだかお茶の間の時代劇のように見えたのは主人公片桐の言動が軽いこと(きえを婚家から救い出しに行ったりはっきり好きだと告白したり)や、松たか子のきえが百姓娘と言うには衣装共々垢抜けすぎてることもあるが、ストーリーも親友との決闘に持っていくための強引な運び方。たった一度見せられただけの技が使えるなど作品全体のリアリティにも欠けるし、 そもそも冒頭でちょっと顔を出しただけの狭間がなぜ謀反人となったのかというあたりはかなり説明不足で唐突な感じ。捕らえられろくな食事も与えられず衰弱してる様子の彼がまともに 決闘できるとも思えない、、と気になるところが多い。 キャストも個々で言えば松たか子や頑張った小澤君など悪いわけではないけれど、主役の印象は薄いし田畑智子のたすきがけはなぜちゃんと撮らなかったんだろうとか、これもまた気になるところは多々ある。 表面的で深みがないので親友と決闘するはめになる苦悩だとか抑制された恋だとかに感情を動かされることがない。5.5点といったところだけどあえて辛目の5点。      
5点(2005-01-31 20:26:38)(良:2票)
2.  華氏911
いまや「ペンは剣よりも強し」以上に「映像はペンよりも強し」。 彼の書いた本もヒットしましたが映像で見るとそれ以上のインパクトがあります。 与えられた情報や映像による大衆操作の危うさや胡散臭さについてはテレビ映りを気にする議員や、イラクで死亡した兵士の棺を放映しないなどにも描かれてます。力のある者は自分に都合の悪い映像は隠し、プラスになる映像だけを流して都合のいい流れを作ることも出来る。 真実が何かを知るためにいろんな情報を得て総合的に考えることは大切なことで、この作品で見る映像も貴重な判断材料の一つだろうと思います。 恐怖が銃社会をなくさないようにテロの恐怖を煽って戦争を正当化しようとする。 これは真実なのか意図的に作られたものなのか、壮大な破壊で利を得るのは誰なのかなど多くのことを考えさせられます。 どうであれ戦争は合法的な殺人で、一部アメリカ兵がイラクでゲームをするように高揚してる姿はおぞましい。 チャップリンの殺人狂時代のヴェルドゥ氏の最後の言葉は今一層重く響きます。 愛する母国が誤った方向へ進んでいることへの大きな危機感が監督を突き動かしているのでしょう。 愛国者法をスピーカーで読み上げ、議員にはイラクに子供を志願させたらとパンフレットを配るなど、監督の行動力と堂々と発言する勇気は相当なものです。    
8点(2004-11-28 20:11:40)(良:3票)
3.  学校
夜間中学という目立たない日陰の存在を取り上げたところが新鮮。学校の存在自体がいろいろ取りざたされてる時に、こんなにして一生懸命学んでる人たちがいるんだよ、と学校の原点を教えてくれる。字を初めて学ぶイノさんや、仲間達の友情やエピソードなどに暖かい眼差しを感じる。
7点(2004-10-28 18:16:33)
4.  悲しみの天使
いやぁ~懐かしい!これは題名を見て思い出しました。制作年が66年となってますが確か見たのはもっと後だと思うので、公開年はずれてるんでしょうか。 厳しいミッションスクールを舞台にした少年同士(年は上下)の、友情以上の幼い同性愛感情が引き起こした悲しい話で、妙なる音楽のように美しいフランス語と 繰り返し流れる哀愁漂うメロディ効果で涙ボロボロだったという記憶があります。 年下の悲劇の少年、ディディエ・オードパンが文字どおり天使のように愛らしい可愛いさでした。  
7点(2004-10-13 18:07:35)
5.  悲しみよこんにちは
アンヌの悲劇はセシルのたくらみがきっかけであるとはいえ父が浮気心を起こさなければおきなかったこと。 17歳の思春期にしては次々女をとっかえひっかえする父親に対して嫌悪感もなく大らかなのは大人のようでもあるけど、気楽な今の生活を乱されたくないと我がままなセシルはやはりまだ子供だという気がする。 この父娘はお互いに甘えの依存関係が強いし、お気楽な二人に共感は湧かずむしろアンヌに同情してしまう。 まぁ彼女も見る目がなかったということなんだけど。 ジーン・セバーグもエルザのミレーヌ・ドモンジョも可愛いし、デボラ・カーも他ほどではないがやはり上品で素敵。 なのに浮気な父親が愛想尽かしもされず彼女達に愛されるのも楽しく遊ばせてくれるお金持ちだから、ということなんでしょう。ウーン、、点数は迷いつつあえて低いほうを。 
6点(2004-07-27 19:07:32)
6.  顔(1999)
藤山直美が見せる暗い顔から犯罪後の明るい顔が印象的。彼女のうまさや魅力がよく分かる。ちょこちょこ出てくる豪華なゲスト出演者も楽しめるし殺される妹の牧瀬もよかった。この話から実際の整形・逃亡犯を思い出した。
6点(2004-07-21 17:55:33)
7.  カレンダー・ガールズ
前述の皆様方に同感。彼女たちの前向きな勇気にはすごいなぁ~と感心するばかりですが、写真はホントに芸術的できれいでした。 それぞれ魅力的な女性達でしたが特にヘレン・ミレンはかっこよかった。ちょっと老けたケイト・ブランシェットといった感じの美人に見えました。 イギリスの田舎の風景って実に美しい。 ここのロケーションがいいので私もハリウッドエピソードはいらないと思いましたね。 (でもカレンダーの売り上げはアメリカのほうがずっと多かったとか)。 彼女達の元気がそのまま見るほうにも伝わってくるような感じですが、実話っていうのがすごいです。 これがもし日本の田舎の婦人会ならと想像すると、、、、やっぱりイギリスは進んでる・・・・ 
7点(2004-06-14 23:38:43)
8.  カメレオンマン
脚本のアイデアと映像マジックで言えばこれはもう素晴らしくて、傑作と言ってもいいのではないか。 本物の映像に紛れ込んだりしてるが、その自然さはうっかり騙されても不思議でないくらい違和感がない。 この映像は確かにフォレストガンプより先んじてるし、こちらのほうがより賞賛されてもいいと思う。 徹底的にドキュメンタリーっぽく凝った作りが他にはない面白さ。 周りの環境に同化するあまり自分自身を失ってしまうというゼリクは自分を取り戻してからこう言う。 「自分自身になることだ。ここは自由の国アメリカだ」 アメリカに移住してくる人々はこの土地に順応して溶け込んでいかなくてはならないが、同化するあまり自分自身まで失ってしまってはいけないとのメッセージも込められている。 ウーン、、こういうとっぴな発想をするところが常人とはケタが違う。 最近見た数本だけでもアレンが天才的な映画人と言われるのがよく分かった。 
9点(2004-06-13 00:08:05)
9.  帰らざる夜明け 《ネタバレ》 
脱獄犯がつかの間中年女性の家で安らぎ悲劇的な結末を迎える。 ドロンは美しく謎めいていてシニョレはそんな流れ者に惹かれていく。二人は孤独で寂しい身の上同士で親近感を感じるというところもある。 彼女の気持ちを知りながらもドロンは若くて美しいピッコロと逢引を重ね、彼女はそれに嫉妬する。シニョレは切ない中年女の気持ちを見せてうまい。 ドロンは最後に壮絶な死に方をするが、これには彼自身の美学というかこだわりのようなものも感じる。 
5点(2004-06-06 19:01:26)
10.  カイロの紫のバラ
ミアがスクリーンから出てきた映画の出演者と本物の俳優のどちらかを選べ、と言われて現実の俳優を選ぶ。 これで幸せでない現実から抜け出せるかとときめいたのもつかの間、やはり現実は変わらず夢に終わる。 面白くもない辛い日常から抜け出せるのはスクリーンに没頭するひと時だけ、この時だけは夢の世界で幸せを感じていられる。 こうしてひと時の夢を見た後がっかりした彼女はまた新たな映画に夢を見る、、、   他の方もいわれてますが、虚構である映画で夢を見る楽しさや喜びを実に分かり易く描いて見せて素晴らしいです。 
9点(2004-06-06 18:35:25)(良:2票)
11.  カジュアリティーズ
一度見ただけで忘れようにも忘れられないショックを受けた。大体レイプの映画どころか話を聞くだけでも嫌なのにもかかわらず、知らずに見はじめてしまったら目を話せなくなってしまった。ベトナム戦争で5人の兵士が村で少女を拉致監禁しレイプしたあげくメッタ刺しにして殺してしまう。人間性のかけらもない残虐さがまるで現実のようにリアルに描かれ戦慄する。これはひとえにベトナムの少女の怯え方や苦しみ方があまりにもリアルでとても演技とは思えなかったからだ。ショーン・ペンの残虐な兵士はとても怖いしただ一人彼女を救おうと苦悩するマイケル・J・フォックスもうまいが、この少女は数段すごかった。この衝撃は「ジョニーは戦場へ行った」以上のショックで脳裏に焼きついてしまった。一生のトラウマになりそう、、戦場では何でもありというけれど、一人の少女の悲惨を見せられただけでもこの少女の後ろに幾十万か分からないが同じような目にあった過去・各地の女性達の恐怖が見えて、言葉にならないほどの怒りと悲しみを覚える。こういう状況の中でもし自分がマイケルの立場なら何かできただろうか、、下手すると戦死ということで密かに殺されるかもしれないし、その上少女が助かるかどうかも分からない。「紳士協定」でペックが「見てみぬ振りをするのも罪は同じ」と言っているが、こういう生死にかかわる重大問題ではそんな単純なことは言えない。ここでは裁きを受けたがそれでもなお気持ちはスッキリしない。平時であれば重犯罪の殺人でさえ戦場では必要悪ともみ消されてしまう。理性を持った兵士ほど戦後も良心に苦しみ続けなくてはならないのだろう。反対に罰を受けるべき人間が案外平気で日常に戻っているのではないか。この不条理に益々救われない想いがしてやりきれない。こんな苦悩も悲劇も戦争がそもそもの「悪」なのだ。
8点(2004-05-14 14:15:03)
12.  から騒ぎ
本場シェークスピア俳優にアメリカ俳優が混じってなんともにぎやかで大胆なキャスティングと作り。親しい仲間内で現場は和気藹々という雰囲気が伝わってきて楽しく見られます。最後のエマの笑顔なんて「素」のまんまみたいで、見てるこちらまで思わず微笑しちゃうような感じ。エマやブラナーが手馴れた感じでシェークスピアの芝居をこなし、ちょっと違和感もあったディンゼルも風格のある演技で応えてます。
7点(2004-05-13 23:46:43)
13.  隠し砦の三悪人
黒澤はこういう娯楽作品の時が一番いい。ストーリーの緩急、変化、三船が馬で疾走するシーンや危機を切り抜けるスリルあるシーン。他にも息抜きになる漫才チックな二人組。みていてもワクワクする面白さがある。唯一気になるのはやはり雪姫のセリフ・・キリリとした気品はいいんですが・・・しかしそんなことはたいしたことではないと思うほどこれは三船が素晴らしくて、最初から最後まで面白い名作・傑作。
9点(2004-05-11 14:22:26)
14.  ガンジー
「尊敬する人=ガンジー」です。彼の近くで生活してた人から、実際に暗殺の時の状態を聞きました。その他にも彼の考えや生活を聞いていたので、私にはガンジーの伝記ものとしてとても興味深かった。ベン・キングスレーはソックリ、実際のガンジーの映像が出ても全く違和感がなく、魂まで乗り移ったような演技でした。非暴力を貫き、多くの人の心をとらえ導き、インド独立を勝ち取った不屈の聖人の生き方を多くの人に知って欲しい。この作品は十分にその精神を伝えてくれると思います。
9点(2004-05-11 14:20:18)(良:1票)
15.  カーラの結婚宣言
知的障害者の性と自立をテーマに描いた作品。思春期を迎えれば障害があろうとも性の問題は起こる。家族は特に不安や心配が大きい。母親が娘のセックスのことや自立して一人暮らしをするのにまず火事を心配するのはしごく当たり前のことで、障害者を持つ母親として悩むキートンの言葉にも実感がこもる。そのあたりなど微妙な問題を扱っているので、描き方にも現実をふまえた配慮がされているように思う。演出も細かい。たとえば家族会議でカーラの作った首飾りを母親だけがしてない。微妙な彼女の心情が分かる。カーラの家族など彼女の周りはみなやさしく裕福でと条件が良すぎるし結末も甘いのだが、このハートフルで可愛らしい作りに素直に納得する。まぁ現実には障害者に対して冷たい日本より、手厚く進んでるらしいアメリカでもこううまくいくかは分からないけど、、私もJ・ルイスはそこそこだったと思うが恋人の彼はよかった。
7点(2004-04-25 18:49:59)
16.  がんばっていきまっしょい(1998)
17歳のノスタルジーにあふれた青春物語、一生懸命がんばってる時っていいなぁとしみじみ思う。決勝のスローモーションでの彼女達の表情、水しぶき、それにかぶる音楽というシーンが良くてジーンとする。合宿で寝ながら言う「20になった時はどうしてるんだろう、30は、40は、、」「そんな10年後だって想像つかんわ」うーん、、しみじみ・・・昔同じようなことを思ってた。でもね、あっという間に年月は流れ、振り返るとそんな時代がセピア色で懐かしくなったりして、、、少し幼さも残す麗奈ちゃんが印象的で、清々しく懐かしいような映画だった。 
7点(2004-04-20 22:28:23)
17.  髪結いの亭主
なぜ彼女は自殺したのか? 養老院にいる元床屋の主人の語る老人たちの話、床屋に来た客が話す「死」の話、去っていく客の背中が丸くなった、「年をとったのさ」「人生って嫌ね」。この上なく愛してくれているがだんだん年老いてくる自分を同じように愛してくれるだろうかと不安になったのか。それとも多くの人が言ってるように老いる前に幸せのまま死にたかったのか、、、また残された亭主が「妻が戻ってくる」というのは狂ってしまったのか?願望なのか、、答えは示されていないので自由に想像できる、というかするしかないがどうもそのあたりはよく分からない。男は文字通り髪結いの亭主でヒモ状態なのか、とか他にもよく分からないところもある。(まぁどうでもいいかもしれないけど)太った床屋の体臭が好きで夢は髪結いの亭主という風変わりな子供時代、その夢がかなった男の風変わりなこの話を理解できるわけではないけれど、官能的でおかし味もあって感覚を刺激すると言うのか妙に印象に残る。 
7点(2004-04-11 23:26:10)
18.  華麗なるギャツビー(1974)
レッドフォードは大好きなんだけど、だんだん作品がつまらなくなってくるのはどーも・・おしゃれな嵐が丘って雰囲気だけで登場人物に魅力がなく、薄っぺらい感じでなんも残らないのね。あえて見所を言えば30年代ファッションくらいか。
5点(2004-03-08 17:01:10)
19.  間諜X27
将校未亡人のデートリッヒが娼婦になっていて、いとも簡単にスパイにスカウトされ大活躍、ロシアスパイとの恋、って話は奇想天外だがデートリッヒを堪能するなら十分満足する。スパイらしく変装、、というシーンがあるが、ひっつめ髪で田舎娘風になるとまるで別人のように見える。もちろん演技力でもある。たびたび弾くピアノがたたきつけるように激しいのも彼女らしい。STING大好きさんが言うように、この作品でなんと言っても素晴らしいのはラストシーン、叫ぶ中尉を見る彼女の表情(素晴らしく美しく魅力的)、とった行動、まさにデートリッヒならでは。
7点(2004-02-01 17:00:14)(良:1票)
20.  カルメン故郷に帰る
松竹に綿々と続く楽しい人情喜劇。高峰秀子のストリッパーというのは驚くが、彼女や友人(小林トシ子)は引け目に思ってるどころかいささか得意なのだから、あくまでもあっけらかんと明るく展開する。なかなか豪華な出演者たちや美しい信州のロケシーンなど見所も多いが、特筆すべきはこれが日本最初の総天然色作品だということで、戦後6年でこれだけのカラー作品は驚きだったようだ。笠さん扮する校長先生がしばしば言う、「日本は文化じゃけん」という意味不明な言葉もなにやらおかしい。寅さんシリーズのように後味のいい楽しい作品。
8点(2004-01-18 23:19:26)
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