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The Grey Heronさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2666
性別 女性
年齢 61歳
自己紹介 映画は生きる糧のひとつであり、心の拠り所のひとつ。

さらに、
笑わされ、叱咤され、癒され、
映画は掛け替えのない友でもあります。

当サイトに於いて21年目を迎えさせていただきました。
管理人様のご尽力、作品とレビュー多くの出会いに只々感謝です。

今後ともお付き合いの程、宜しくお願い致します。



                                    

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1.  仮面の米国 《ネタバレ》 
ポール・ムニ主演以外の知識無く鑑賞。刑務所モノ脱獄モノの元祖と呼べる内容で、原題にあるチェーンギャングの実態を初めて目にし、「確かに、これでは逃げられない」合理性と非人間性(映っていたロバ以下の扱い)が凄まじい。「起」から「結」まで全てが怒濤の展開で、闇が画面を覆ったラストショットに固まって動けませんでした。鑑賞後に知った、本作がジェームズ・アレンのモデルとなった人物(撮影当時も逃亡中)のアドバイスによる実話であって、ジョージア州刑務所がワーナーに山のような訴訟を起こし、監督はジョージア州出禁になり、数年後チェーンギャングシステム廃止に繋がったというのに、明治男子映画製作者面々の気概に+1点。重い題材と活劇の塩梅が絶妙な演出に応えたポール・ムニの私的「ガサツな俺様男」のイメージを覆された洗練された姿での闘魂に魅入った傑作。
[DVD(字幕)] 10点(2021-05-16 22:46:49)
2.  カッコーの巣の上で
初見は中学生。正義面して人の心まで意のままに操ろうとする婦長は長年に亘り憎悪の対象でした。何十年振りかの鑑賞でもその点は変わりませんでした。規則破りや無軌道はカッコいい事ではありません。しかし、規則やシステムが人間性が置き去りにされたものであり、管理者が被管理者を見下している世界、小は家族から大は国家まで、は正常ではないと思います。ラストで元の日常に帰った者達と走り去っていくチーフ。行動する事の凄さと難しさを痛感させられます。本作でのめり込んだジャック・ニコルソン。今観ても最高のニコルソンです。  2022.9.27追記 ラチェッド婦長の メディケーション タ~イム 今も耳に残っています。鉄仮面が崩れたシーン 今も目に焼き付いています。 お疲れ様でした。 合掌
[DVD(字幕)] 10点(2007-03-25 02:05:40)(良:2票)
3.  外人部隊(1933) 《ネタバレ》 
外人部隊とは過去を帳消しにする権利を買う所、自分の命で支払うのも覚悟する所。フローランスとイルマに求め続けたものが幻だったと悟った時、初めてニコラの言葉が理解でき自ら外人部隊へ戻って行ったピエール。何事にも動じない胆の座った、それでいて全てを包み込むような優しさに溢れるブランシェが、笑って出発するピエールを送り出すラストは息子を失う悲しみというより、愛する者を失う悲しみに見えた。行進曲がピエールの姿を思い浮かばせ何時までも耳に残った。
10点(2004-02-22 09:05:53)(良:1票)
4.  狩人の夜
サスペンスの傑作。大人になってこんなに怖い思いをしながら見た映画は初めてです。ロバート・ミッチャム演じる偽伝道師は、心底恐ろしかったです。 とても印象に残った美しい映像も良かったです。
10点(2003-11-25 23:50:45)
5.  カサンドラ・クロス 《ネタバレ》 
作品名は聞いた事ありエヴァ・ガードナー目当てでの初見。無情観漂う音楽でのオープニングクレジットに期待が高まり、冒頭からテロリストが列車に乗り込むまでの一気呵成の展開に、世界中の歳時記・日常を滅茶苦茶にしたコロナ禍にある現在にあって恐ろしさに息を呑みました。自国の細菌兵器戦略の過ちを列車もろとも葬り去ろうとする米国の姿並びに酷く無情な結末はカルロ・ポンティ率いる欧州作品ならではでしょう。エヴァ・ガードナー54歳のお姿は「顔パンパン、ケバッ、怖っ」(ごめんなさい)なド迫力にドン引き。彼女の若いツバメ役マーティン・シーンは坂上忍を思わせる姿。リチャード・ハリス&ソフィア・ローレンはステレオタイプなカップル役。車掌役が観たことあると思ったら5日前に観たライオネル・スタンダー。再見でやっと見つけたけれど彼女とは分からなかったアリダ・ヴァリ。刑事役が意味深なO・J・シンプソン。そして演技上、脚本上で特筆もののMIPと言える御大リー・ストラスバーグ。彼等をまとめて相手するバート・ランカスター。手に汗握る対決でした。鉄道・医化学・政治上でのツッコミどころは数限りなく。どれだけ指摘出来るか数えるのも、そこに目をつぶるのも、人それぞれの価値観考え方でしょう。私は後者で且つ大いに楽しめた傑作です。
[DVD(字幕)] 9点(2021-05-06 00:05:05)
6.  巌窟王 (1934) 《ネタバレ》 
原作未読。前半約1時間がエドモン・ダンテス無実の罪で奈落の底へと落とされての獄中生活、後半約1時間がモンテ・クリスト伯爵としての復讐劇。囚人から伯爵への転身は鑑賞後興奮が鎮まると現実離れが過ぎる感もありますが、何一つ希望が無くとも息をし続けたが故の司祭との出会いであったと思うと感慨深いものがあります。三悪人が受ける悪業への報いは、伯爵の凄まじい私憤公憤を受けたもので何の同情もありませんが、元許嫁とその息子とその許嫁との関わりにおいて、復讐の虚しさが示されない甘い結末に-0.1点。「滲み出る気品」という点では右に出る者無しのロバート・ドーナットの喜怒哀楽、一挙手一投足、一言一句に釘付けで唯々見惚れるばかりでありました。リプレイタイム満載の傑作であります。
[DVD(字幕)] 9点(2021-04-14 02:23:29)
7.  カインド・ハート 《ネタバレ》 
ダスコイン公爵一族八人を皆殺しにしたルイ・マッツィーニは個性際立つキャラクター。慎ましやかな物腰と優雅な立ち居振る舞いと慎重な行動は、失意の内に亡くなった母の敵討ちという動機においては応援してしまうものの、幼馴染シベラとの不倫や殺した男の未亡人イディスを我が物にしようとして二股かける姿に底知れぬ闇を見て引いてしまう。見た目の品性は違うものの人間性は一緒のルイとシベラのキスシーンは異様なオーラが漂っており演じたデニス・プライスとジョーン・グリーンウッドに惹き込まれる。一族八人が似たような顔に見えたのがアレック・ギネスの一人八役なのにビックリ。ただ、アガサ夫人以外はインパクトの無いキャラで黙々と淡々と殺されるだけなのが物足りない。復讐が完結するのか手に汗握った結末に「あぁ~」と思わず声が出て、「これは一本取られたました(死語?)」と思った次第で+1点。
[DVD(字幕)] 9点(2018-07-15 22:58:07)
8.  海底二万哩 《ネタバレ》 
原作未読、初見。 網にかかった大量のエビ・カニ、ウミガメと手を繋いでの行進、お茶目なオットセイ、電気ショックビリビリで退散する食人族(?)、ダイオウ(?)イカ このワクワク感といったら。いやぁ、もう、これは子供の頃に観たかったですねぇ。  単にSFファンタジーかと思いきや哲学的であり、動力と思われる原子力の先見性にも目を見張る。 カーク・ダグラス、ピーター・ローレ、ポール・ルーカスそれぞれに味わいが。 しかし、ネモ船長演ずるジェームズ・メイソンの前には三人とも霞んでしまった。 まず、その声に惚れ惚れし電気ショックビリビリ状態。これはポール・スコフィールドに続いて二人目。 端整な立居振舞とは裏腹に、地上に絶望し海に楽園を求めた憎悪を捨てないマッドサイエンティストの屈折模様にメロメロ。 冷静的確な指示ぶりにウットリ、ダイオウイカに先頭に立って立ち向かう漢の姿には胸熱で「死ぬな!死ぬんじゃない!」と拳を握り締める。  艇と部下と共に沈む覚悟を決めた際、「君たちは逃げたまえ」と三人に告げなかったのに-0.01点  宿敵ウォルト・ディズニーに監督を任されたリチャード・フライシャーの出世作にして渾身の傑作。
[DVD(字幕)] 9点(2018-05-02 22:47:32)
9.  カプリコン・1 《ネタバレ》 
初見、予備知識ゼロ。書き下ろされた脚本が素晴らしい。車の暴走シーンとヘリVS農薬散布機シーンの手に汗握る迫力が素晴らしい。あの(失礼)カレン・ブラックに秋波を送る朴訥さと勝ち目のない相手に怯まない鋼の意志が同居する、魅力全開のエリオット・グールドが素晴らしい。己の卑劣さと姑息さを言葉で取り繕うご都合主義者どものツラが目に浮かぶラストシーンが素晴らしい。鑑賞直後は文句なしの10点でしたが、一呼吸おいて、宙返りしても振り落とされないのはちょっと・・・など幾つかのシーンを思い返してこの点数です。
[DVD(字幕)] 9点(2013-04-30 22:22:56)
10.  華麗なる週末
世間の仕組み・不条理・温かみ・恋心・男らしさ。少年がこれ等を感じ取った4日間の濃密さが感慨深い。「コミカル」「純朴」という、らしくない役柄でも光り輝くマックィーンの魅力で全編カラリとした空気が心地良い。その中でのボスの存在感が圧倒的で、「自分の行動に責任を持ち、結果が招いた重荷に耐えろ」と両手を広げる姿が圧巻。草競馬の迫力も特筆もの。深い余韻に浸った作品。
[DVD(字幕)] 9点(2012-09-25 01:32:12)
11.  カリートの道
危険だと分かりきった道を一瞬のためらいも見せず進んでいったカリート。何よりも義理を重んずるのがヤクザ社会、義理を通した報いを受けるのもヤクザ社会、夢の世界までの最後の一歩を踏めなかったのは自明の理なのでしょう。ホームでの一瞬の笑顔は結末がわかっているだけに切なさが際立つ、私のパチーノ名場面集の一つです。ホームを運ばれていく際の台詞は、パチーノの眼が語っていましたので個人的には不要でした。ドアチェーン越しに「かかってこい」とばかりに挑発したゲイル、特筆もののゲス振りを見せてくれたクラインフェルド、この二人もカリートと共に忘れじのキャラクターです。私の忘れじの作品です。
[DVD(字幕)] 9点(2004-01-01 02:59:38)(良:1票)
12.  カムバック・トゥ・ハリウッド!! 《ネタバレ》 
モーガン・フリーマン≧デ・ニーロ>>>>トミー・リー・ジョーンズ>バタースコッチ(馬) 穏やかな人格者をかなぐり捨てたフリーマンのキレ芸のドスの効き具合に惚れ惚れ。 映画ビジネスの悲哀をチョッピリ効かせた大らかなコメディが実に心地よかった。 素晴らしい演出・脚本が「ミッドナイト・ラン」の脚本家によるものだったというのに無限へぇ、デ・ニーロとは旧知の間柄だったのですね。  「「死の接吻」みたいに階段から突き落とせ」等色んな作品に触れられているのが嬉しい中で、デ・ニーロの「クロード・レインズがジョン・ガーフィールドを・・・・・作品を知ってるか? 俺は好きだ」がと~っても嬉しい。デ・ニーロも観たのかな。  安易に頭数そろえりゃいいではなく、レジェンド達がしっかりした脚本によって映えている秀作でありました。
[DVD(字幕)] 8点(2022-07-29 16:51:23)
13.  帰ってきたヒトラー 《ネタバレ》 
現代に蘇ったヒトラーが巻き起こすドタバタコメディかと思いきや。彼がその昔国民の支持をどうやって得たのか、並びに、「ジャーマン・シェパードとダックスフントを交配させたらジャーマン・シェパードじゃなくなる」に見る純血思想を窺い知る事が出来ます。彼を後押しするゲッペルスのようなテレビ局長と併せて移民問題に揺れる自国に警鐘を鳴らす作品で、セミドキュメンタリーの手法で街に繰り出し市民と語らい挙げ句に極右政党本部に乗り込み幹部に説教する製作陣の気概に驚きます。例のパロディシーンは不要に思えましたが、恐ろしさを笑いにまぶした秀作です。
[インターネット(字幕)] 8点(2021-08-24 10:37:44)(良:2票)
14.  影なき狙撃者
冒頭の洗脳シーンはイマイチ退屈でしたが、以降は冷戦の最中で共産圏上映禁止措置はさもありなんといえる見応え充分の展開。シナトラは、意味不明だけど迫真の格闘シーン(指は大丈夫かと思ったら折れていたという)を見せるものの、物語上浮いていたジャネット・リーとの絡みも併せて、母と息子の引き立て役の感が。MIPアンジェラ・ランズベリーは、今、私が観ても血圧計が振り切れるどす黒さであり、息子(ローレンス・ハーヴェイ)のこれ以上無い哀れな姿と併せて、当時の観客の憎悪を一身に浴びていたのだと想像します。反共を声高に叫ぶ者の正体を見るのは、映画の絵空事でないものを感じた秀作です。
[DVD(字幕)] 8点(2021-05-19 23:47:02)
15.  カナディアン・エクスプレス
テンポ良く起承転結が展開され、スーパーマンではない検事補のビリー・ワイルダーを思わせる一言一言の台詞でもっての機転を利かせた理詰めな奮闘ぶりに手に汗握ります。ラスボスだろうとの予感が当たった人物との対決に脱力させられたのが非常に残念です。
[DVD(字幕)] 8点(2021-03-21 15:08:35)
16.  風をつかまえた少年 《ネタバレ》 
最貧国を襲った大干魃。武装による殺し合いが無いのが救いと言えば救いですが、追い詰められてゆく様子は怖いものがありました。無い無いづくしの中で風力発電で井戸水を畑に供給する事を実現させたというのが僅か20年前の実話だというのが信じられません。水が出た瞬間のキウェテル・イジョフォーに泣かされました。 比べてというのではなく、自分の置かれた状況を嘆くだけ、拗ねるだけ、では状況は同じままですよ。というのを実感させられた秀作です。
[インターネット(字幕)] 8点(2021-03-03 01:45:38)
17.  価値ある男
三船敏郎海外初進出メキシコ映画は掘り出し物珍品にして傑作でありました。妻子がありながら真面目に働くという概念が無い飲んだくれで粗野な最低男というキャラを引き受けると共にメキシコ人として何の違和感も無い熱演ぶりが凄い(喝采) 「価値」の中身を際立たせた起承転結も見事でした。
[DVD(字幕)] 8点(2021-02-27 19:50:25)
18.  ガス人間第一号 《ネタバレ》 
トンデモな題名に興味そそられての鑑賞。オープニングから「これは当たりかも」寄せた期待を裏切られる事無く最後まで一気に見終えました。破滅に向かって突き進む八千草薫と土屋嘉男の恋模様を黙って見守り最期まで付き従う左卜全、3人共々忘れ難い名演です。変身の件は添え物に見えて別にガス人間で無くてもいいような気がしますが、模倣犯が続出する事に対して警察が抹殺決断に至る展開は見事で、やはり必要なキャラクターだったのだと思います。時間が経って湧いてくるツッコミどころも鑑賞中には八千草薫の凛とした女性像の前にはカケラも浮かびませんでした。題名とのギャップが激しい名作です。
[インターネット(邦画)] 8点(2020-07-05 01:57:51)(良:2票)
19.  眼下の敵
洋上で遭遇した2艦の果し合い模様は実に見応えがありました。双方の艦長のリーダー像には心底脱帽でしたので、一見有り得ない結末も違和感なく見れました。
[DVD(字幕)] 8点(2017-07-02 19:04:50)
20.  悲しみは星影と共に 《ネタバレ》 
人を思い遣る者達が人を人とも思わない者達に虐げられるナチスによる迫害モノ定番の陰鬱さ。バッドエンドは想定内ですが、列車内における姉弟の会話の中で「手術が成功したら何でも見えるようになるのよ」「一番最初にレンカの顔が見たい」には泣かされました。旧ユーゴスラビアが舞台の本作。後年の紛争を思うと、人種がもとでの諍いのやりきれなさを実感させられます。
[DVD(字幕)] 8点(2017-04-20 14:14:33)
0220.83%
1411.54%
2772.89%
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427810.43%
531611.85%
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766825.06%
840415.15%
91716.41%
10431.61%

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