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コメント数 885
性別 女性

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1.  画家と庭師とカンパーニュ
ダニエル・オートゥイユにはルコントの「ぼくの大切なともだち」もあり、どちらも人に無関心な主人公が新しい知人によって変わっていくお話。 猛禽類のような大きな目をしたオートゥイユには偏屈男がよく似あう。 ルコントの都会的でしゃれた軽妙さに対してベッケルのこの作品は、パン・ド・カンパーニュ(田舎パン)のような素朴な味わい。 会話と自然でできていて音楽も最後のモーツァルトだけ。 庭や風景を映した映画は多いけれども、おいしい野菜を実らせてくれる菜園への愛情というのもあるのだ。 妻に離婚されたくない一方で適当に遊んでいるキャンバス(画家)と妻をあがめ惚れぬく国鉄退職者のジャルダン(庭師)は、およそ似たところがないのに気がおけない関係が形作られ、語り合う日々が続くのだが。 画家に連れて行ってもらったパリのルーヴルで庭師が目をとめるのは、ドラクロワの「民衆を導く自由の女神」。 コールドプレイのCDジャケットにも使われた名画に家で毎日見ていたカレンダーの絵だと親しみを見せるジャルダン。 限られた人間のものである抽象画の画家だったキャンバスの画風が変わったのもそのせいか。 「芸術のための芸術より人生に彩りを添える作品を」と。 妻の眼差しも自分本位だった夫の変化に和らぐ。 2人で釣りあげた伝説の池の主はあるものをねじふせた証、たとえ一時でも。 哀れっぽい映画には泣けなくともこれは泣けた。 小説に空白があるように、あえて描かれぬ部分に。
[DVD(字幕)] 8点(2011-07-02 07:00:00)
2.  ガリバー/小人の国・大人の国<TVM>
自分にとってガリバーの映像作品というとこれ、1996年のホールマーク・エンターテイメントによるテレビ作品で、ファンタジーの形をとったスウィフトの風刺小説が原作。 「アリス」(99)より先に作られたこちらも出来がよく、単調にならないよう回想と現在を組み合わせた構成も凝っていて、前編は有名な「小人国」と「巨人国」。(この2つは後の2つよりも時代背景を知らないと風刺の対象が理解しずらい) テッド・ダンソンが異世界に旅しそれぞれの国で「人間山」「人間虫」と呼ばれる船医レミュエル・ガリバー、息子とともに彼の帰りを待つ妻がメアリー・スティーンバージェン。 彼女に言い寄る医者もいてテンションが持続し、「巨人国」でガリバーの世話をする少女グラムダルクリッチ(「秘密の花園」のケイト・メイバリー)が自分よりずっと小さなガリバーに恋してしまうのがほほえましくも切ないエピソード。 俳優陣も豪華でピーター・オトゥールとオマー・シャリフが出演しているのも、デヴィッド・リーン作品ファンが喜びそうなキャスティングでした。
[地上波(吹替)] 8点(2011-04-28 11:59:59)
3.  輝きの海
邦題で損をしているようだけれども堅実で真摯な英国文芸映画。 ポランスキーの「テス」に並べても恥ずかしくないと思う。 ジョゼフ・コンラッドの小説を下敷きにした作品はハーディのように宿命的であっても最後まで重くすることなく解放があり、女性監督の繊細さが生かされた作品。 「灯台守の恋」のようによそ者が虐げられ、不幸な生まれの娘が疎まれる海辺の村での彼らの結びつきは天命といえ、お互いに相手しか持たぬ彼らの情愛は「僕の家は君だ」という言葉に表されるように深く、結末では哀感も含みながらそれまでの苦しみが氷解して静かな歓びに満たされる。 髪をまとめ質素な服に身を包んだレイチェル・ワイズが言葉より目で語るヒロイン。 母親までが自分の不遇の過去の遺物として娘に辛くあたるのは理不尽に思えてならない。 フランスのヴァンサン・ペレーズがロシア語とロシア訛りの英語を修得するのは難儀したのではと想像され、思わぬところで再び言葉の壁が立ちはだかる場面では熱演。 ヤンコには息子のように慈愛を注ぎながらエイミーには村人同様偏見も持つ医師のイアン・マッケランが重厚。 ヤンコを導いた海も「ライアンの娘」のように物語に添う美しい背景となって、ラストシーンは未来への希望を感じさせる。
[DVD(字幕)] 8点(2011-03-06 00:00:04)
4.  仮面の男(1998/ランドール・ウォレス監督)
鉄仮面レオ&熟年四銃士。 デュマの悲劇的な三銃士最終譚「鉄仮面」を、「こうあるべき」といった胸のすく物語に大胆に書き換えた英断は賞賛されていいのでは。 セットがチープなのは米・英・仏のオジサマたち、バーンのダルタニアン(ひたすら苦悩)、マルコビのアトス(本来リシュリュー枢機卿とかが合ってそうですが、たまにはマトモな役も)、倒錯的なアイアンズの聖職アラミス(ワルそう)、巨漢ドパルデューの豪傑ポルトス(彼とパリローを入れたのでフランスの雰囲気もあり)とレオ(ルイ&フィリップちゃんと別人に見えます)の5人のギャラに大方使ってしまった? 「ブレイブハート」の脚本家ウォレスの監督+脚本でちょっとベタな「男気」は十分、音楽もマスケティースの年月を経ても変らぬ心意気にふさわしい気品あるもの。 Un pour tous,Tous pour un!
[CS・衛星(字幕)] 8点(2009-09-22 00:01:19)
5.  ガタカ
ヴィジュアルとテーマ揃い踏みの、素晴らしい映画だと思います。少し感傷的すぎる気はしますけれどね。マイケル・ナイマンの音楽のせいかな?
[映画館(字幕)] 8点(2009-06-09 03:45:50)
6.  かもめ食堂
ミドリさんがヘルシンキの書店で読んでいたのは「ムーミン谷の夏まつり」。シリーズ9作の中からこの本が選ばれたのは内容的に示唆する部分があるからだろうか。洪水で流され、劇場ねずみエンマが一人守る劇場に谷や周辺の住人たちが流れつき、当座の住居として住みつく。エンマの指導のもと、劇を上演し劇場として機能させるべく彼ら(特に疎外感に悩まされていたミーサ)は劇団員の一人としての自覚を持ち始める。劇場もレストランも、客がきて初めて生きたものとなるという点では同じだと思う。客に何かを提供し満足してもらうことで自分たちも何かを得られる。サチエさんの場合はこだわりの和食。彼の地から漂泊してきたミドリさんとマサコさんもそれに加わり、やりがいと居場所を見出していく。「ですます」調が古風にも清新にも感じられ馴れ合いになることもない。踏み込みすぎないさっぱりとした関係が好みの方向きで、家の小さなキッチンもぴかぴかに磨きたくなる。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2007-03-25 09:19:01)(良:1票)
7.  風の又三郎/ガラスのマント
賢治の作品とは大きく異なる構成。「どっどど」の詩(うた)から名を受けた少女かりんが小さな巫女として据えられ、不思議な転校生と村の少年たちの間に立つ。かりんを苛めながらも彼女の目が又三郎を追うのが癪にさわる一郎。又三郎とかりん、どちらも異端児として認めようとしない嘉助。本来少年物なのだから女子の存在に憂える賢治ファンも少なくないかも知れないが、原作とは別物でも嫌うには至らない。白服の少年がいくばくか孤独な少女の白馬の王子に変質しているとしても。病のかりんの母や物いわぬ又三郎の父も穏やかな佇まいで物語を邪魔しない。風の視界でとび、冨田氏が蒼い澄んだ風を吹き散らし、深い緑がざわざわと声をあげ、又三郎の森の家がよぶ幻想的な世界にしばし溺れる。銀河鉄道やセロ、賢治のファクターもさりげなく。夏のおわりに訪れる又三郎。今年も二百十日が来る。(←明日にまにあいました、管理人様ありがとうございます)
[映画館(邦画)] 8点(2006-08-31 20:21:27)(良:1票)
8.  カッレくんの冒険
アストリッド・リンドグレーンの「カッレ」3部作の2・3作目は映像化されています。 少年探偵カッレと友だちアンデスの外見は原作のイラストのイメージとは大きくちがい、彼らと駆けまわる活発な少女エーヴァ・ロッタはそれらしい感じ。 彼らの年令も3才ほど引き下げられているのは、半世紀ほど前に書かれた本の彼らが年令のわりに子供っぽい気がするからか。 ドイツの「エーミールと探偵たち」が大都会ベルリンが舞台なのに対し、緑ゆたかな町で起こる怪事件。 シリーズで一番面白いと思われる2作目の内容はいじらずに、「ピッピ」「やかまし村」よりもミステリー風味のリンドグレーンの世界が展開します。
[DVD(字幕)] 7点(2013-12-31 06:50:09)
9.  快傑ゾロ(1940)
「かいけつゾロリ」はここから。(ゾロリがキツネなのは、ゾロってキツネのことだから) ダグラス・フェアバンクスのは未見なので、自分の見た一番古株のゾロ。 主演のタイロン・パワーもまだ若くスリムな美男俳優、そのせいかゾロになってる時間が短く、軟弱男を装う里帰りの剣士ディエゴ・ヴェガ(レースのハンカチが小道具)が出ずっぱり。 それだけ美男ぶりを見せる映画ってコトなのでしょうけど、ゾロ映画としては少し物足りなく、最後のエステバン大尉(ベイジル・ラスボーン)との一騎打ちまで素ときては。 殺陣そのものは躍動感と迫力あるもので、黒装束のゾロが少ない分おなじみZマークをあちこちに刻んで存在感をアピールしてますが。 それとゾロが馬ごと橋から川に飛び込むスタントがなかなかスゴイものの馬がかわいそう? ヒロインのロリータ(リンダ・バーネル)との美男美女ダンスはウットリさせ、でぶっちょフェリペ神父は熱血正義漢。 ゾロの舞台はスペインでなく旧スペイン領カリフォルニアなので、ロサンゼルス(LOS ANGELESはスペイン語の天使)の名もとびだすけれど、なんだかんだいってもキビキビとして楽しい娯楽活劇。
[DVD(字幕)] 7点(2013-01-03 07:00:02)
10.  怪盗グルーの月泥棒 《ネタバレ》 
コレ意外とよかった♪ 小さい子がゴネるアニメ(「モンスターズ・インク」とか)は少し苦手なんだけど3人の女の子がウザく感じないようセーブしてあるみたいで、グルーとママとの確執もベタでなくサラッとしてて適度にクールなのね。 末っ娘アグネスは「シュレック」の長靴猫と同じ技を使うスゴ腕の女の子。 人工生命体ミニオンたちの黄色い頭によくみると毛がポヤポヤ生えてるのがカワイ~☆ 青のオーバーオールもキュートで最初にミニオンありきで作られたのかと思うほどの存在感。 MINIONて「子分」かと思いますが、フランス語のMIGNON(ミニョン・かわいい)にも似ていて可愛いったらない。 それとあのお月さまを文字通り「手玉にとる」のがスゴイ! 基本的なストーリーは偏屈男が子供への愛に目覚める王道ですが、ともに愛情に恵まれなかった彼らの結びつきはやっぱりハッピーな気分になれる。 ブラックな味もあって陳腐な感じはしないし音楽の使い方もよく、ちょっと変わったセンスのあるアニメじゃないかなと思いました。 たまたま吹替版(オリジナルはスティーヴ・カレル)でしたが、鶴瓶さんの声もなれるとなじんでよかったです。
[CS・衛星(吹替)] 7点(2011-12-02 07:00:03)(良:1票)
11.  ガリバー2/天空の国ラピュタ<TVM> 《ネタバレ》 
後編は「空飛ぶ島」と「馬の国」。(この邦題はスゴイな…NHKでオンエアした時はもっとフツーのタイトルでしたよ) このTV作品が特殊なのは初めて4話すべてを映像にしたことによると思います。 前編はVFXが多用された視覚的に楽しいものでしたが、こちらはより風刺がきいたシビアな内容。 ラピュータが上を飛ぶバルニバービの現実感覚のない学者たちや賢い馬(フウイヌム)に自分たちより劣る存在として扱われるヤフーも人間を痛烈に皮肉ったもの。 どちらも映像にするのは難しく画的には前編より地味ですけれど、こちらの方が貴重といえるかもしれません。 気高い馬と野蛮なヤフーの対比は衝撃的、ミストラルとガリバーの友情は感動的です。 原作ではガリバーはヤフーを忌み嫌うあまり家族を含めた人間全てを否定するようになってしまいますが、そこまでシニカルな描き方はせず家族愛を強調、テーマと物語性を両立させています。 (前編と後編をあわせて一作品としてDVDにもなっていますが米国版のリージョン1。 日本版があるアリスと違い、ガリバーは日本ではマイナーな存在なのでしょう。 YOU TUBEで半分ずつ見ることができましたけど)
[地上波(吹替)] 7点(2011-04-29 12:00:00)
12.  ガリバー旅行記(2010) 《ネタバレ》 
アメリカン☆ガリバー! うわ…コレどうだろ? 小人国リリパットが基本で巨人国もちょこっと入れた構成、一つ一つのネタはそんなに面白くはないんですが、あまりシツコクやらないので流れはスムーズ。 監督ロブ・レターマンの「シャークテイル」は海底をアメリカのライフスタイルにしているのが嫌いなアニメで、そういう部分もあるけれど、これはネガティヴな意味でそうしてる? ジャック・ブラック(エグゼクティブ・プロデューサー兼任、脂肪でぷるぷるの体がゆさゆさ)の個性が生かされ、「スクール・オブ・ロック」の次に好きかも。 過去の名作映画を使って異世界で英雄になるのは「ギャラクシー・クエスト」に似たやり方、ロックも流れにせKISSも♪ エミリー・ブラントは「ヴィクトリア女王/世紀の愛」より可憐な王女、国王は「クイーン・ヴィクトリア/至上の恋」のビリー・コノリーで、王家は英国俳優のこだわり。 リリパットのカラーをブルー系(敵国ブレフスキュがレッド)にしてあり、ブルーが多いと気持ちがいい。(エミリーが王女役に選ばれたのも、大きな青い目をしてるからだネ) 巨人国ブロブディンナグはドールハウスやお茶会、ガリバーのドレス姿が見どころ、もっと見たかった。 悪役エドワード将軍のトッポさもかわいいし、超合金ロボとのバトルは楽しく、「黒い戦争」の反戦ミュージカルもあり色々もりだくさん。 ガリバーの勤務先がNYの新聞社ってことで、クレジットもそれ風。
[映画館(吹替)] 7点(2011-04-27 12:00:06)
13.  髪結いの亭主
パトリス・ルコントを世に知らしめた作品。 ゆらゆらとした空気に満たされ至極映画らしいが、最後寂しさはあっても哀しくも切なくもないのは、彼らが所詮自身の幸福しか頭になかったからか。 偶像を崇拝する男は夫とはなりえず、注がれる愛だけが命の糧である女も妻とはなりえないのだろう。 濃密な肉体と希薄な精神から成る変化を赦さない愛は、閉じているがゆえに育つこともない。 マチルダにとり重要な言葉を告げる客の髪を洗う彼女に触れるアントワーヌは「官能的な理髪師である女を愛する男」を象徴するシーンなのだろうけれども、画的には珍奇でいただけない気がする。 マチルダは満月の欠けるのを畏れた女、年を重ねても少年のエロスを抱き続けたアントワーヌは彼女との10年のためだけにそれまでを生きてきた蝉のごとき男。 彼の人生の夏の日は永かったのか、短かったのか。 「天井にひびが入ってる」僅かな亀裂を気に掛ける彼の言葉には予兆の響きが感じられた。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2011-01-09 00:00:03)(良:1票)
14.  ガントレット 《ネタバレ》 
「ミッドナイト・ラン」ほどじゃないけど、好きですよ。 イーストウッドが「ハリー」3本の後、彼とは違うタイプの刑事を演じ(+撮り)たくなったのは何か思うところあったのだと。 型にハメられたくない、カッコつけるのはアキた、SよりMがいい、とか。 彼だと「二流のあまされ刑事」には見えにくいですけど、ショックリーは耐える男。 クレバーなフッカー、マリーがグリーンのシャツ着てるのもよし、彼を救うためにそれを脱いでも胸がナイのもよし。 家やバスをメチャクチャ撃たれるのが「ボニ&クラ」的なアメリカのバカっぽさだけどハイライト、ヘリ撃墜もホンモノ使ったのは少ない。 (この頃からのソンドラ・ロックとのプライベートな関係は抜きにして)同じ7点でもHARD-BOILED HARRYにはない軽さがナイス、SFアートの巨匠フランク・フラゼッタによるポスターもクール。
[地上波(吹替)] 7点(2010-11-06 15:00:04)
15.  から騒ぎ
ケネス・ブラナーが親しみやすいシェイクスピア喜劇をめざして作りました。トンプソンとブラナーは年令的なことを除けば役にはまっていて、もはや見られぬ楽しき夫婦漫才。ケイト・ベッキンセールはのちにアメリカでアクションするなんて思いもよらない可憐な令嬢ヒーロー。善人そうなクローディオが陰謀にかかってガラリと豹変してしまうのは、またもやシェイクスピア様のご都合主義炸裂ですが。ドン・ペドロがデンゼル・ワシントン(かっこいい!)なのは「オセロ」も黒人だから、いいのかな。(キアヌが弟なのは腹違いってことで…)イメルダ・スタウントンがヒーローの侍女マーガレットなのはちょっとした贅沢。警保団長ドグベリー(マイケル・キートン)はきちゃないけど、おもしろ~い!
[CS・衛星(字幕)] 7点(2010-01-04 07:00:05)
16.  風の谷のナウシカ
メッセージ性(映画でも音楽でもこれが強いと逆に反応しにくい場合があります)や宗教色(清く正しいナウシカがメシアだもんね)は苦手ですが、執拗なまでに作りこまれた世界観とメーヴェを操るナウシカの爽快な飛びっぷりは魅力。王蟲(オーム)はこわくないけど巨神兵はすごくグロテスクで、一度しか見れてないのはアレのせい。子供たちの「姫ねえさま」って呼び方は、ちょっとこそばゆいです。
[地上波(邦画)] 7点(2010-01-02 07:05:21)
17.  カサブランカ 《ネタバレ》 
ボギー演じるリックはキザキザで「くっさ~」だけどやっぱカッコいい。 イングリッド・バーグマンは美しいですがイルザのキャラが弱く、ヒロインというよりリックを引き立てる助演みたいな役。 クロード・レインズは飄々として「スミス都へ行く」とは違ったイメージ、悪徳議員よりチョイ悪な署長の方が本人楽しいかもね。 一夜のアバンチュールを邪魔されてもリックとの友情にヒビは入らず、最後はいいトコ見せてくれる。 リックの白いタキシードや夜霧の飛行場は「インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説」に影響を与えてそう。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2009-08-30 00:03:55)
18.  風と共に去りぬ
スケールの大きい偉大な映画かも知れないが、本能だけで生き周りを蹴散らすお嬢様ビッチなスカーレット・オハラに感情移入することは大変むずかしく、ラストも懲りない女としか映らない。(ヒロインや原作者が米国南部の女性であることも起因していると思われ、北軍が悪者なのも気に入らない)そのためマミーやレットのような魅力的な人物を備えながら自分にとって大事な作品とはいえないし、メラニーについては自分が彼女をどう思っているのか判然とせず。
[地上波(吹替)] 7点(2009-06-19 01:18:11)
19.  カットスロート・アイランド 《ネタバレ》 
貴重な海賊映画なのであまり悪く言いたくはない。セーフティな「パイレーツ」と違いあくまで荒っぽさが身上。血沸き肉踊り、自分の中のワイルドな血まで目覚めてしまいそう。あちらが女性向きとすればこちらは明らかに男性向き。海賊船を爆破しないで撮影後売却してたら少しは製作費回収できたかも・・・とセコい考えが浮かぶがそんなことしたらハーリンの男がすたる?モーガンの馬車スタントもびっくり。
[地上波(吹替)] 7点(2006-04-01 16:47:34)
20.  COWBOY BEBOP カウボーイビバップ 天国の扉
TV版の4倍の尺が貴重な「小粋」を「粋」に変えてしまった感。30分でないと表現しえない軽妙洒脱もある。クォーターサイズ2クール分に馴染んだ体内時計が、けっして不出来ではないムービーを冗長に感じさせてしまうのかも知れず。フェイの「ぷるるん」はアクセントとしてなかなかよろしく、巻き戻された時間の中であってもスパイク存命は嬉しい。オーラスの巻で生きて終わると、ずうっと元気でいてくれる気がして。
[映画館(字幕)] 7点(2006-01-17 20:09:46)
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