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黒猫クックさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 791
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自己紹介 猫と一緒に映画を見ていると、ヤツらは私より先にコイツはクソ映画だというのを察知します。ストーリー展開や伏線回収が怪しくなってくると席を立ってしまうのです。だけどそんなおっちょこちょいな映画にだって良いところはいっぱいあるんですよ。
猫のヤツらは冷酷です。

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1.  GANTZ:PERFECT ANSWER 《ネタバレ》 
いや、かなり面白かったし。なんていうか、邦画のSFとしては相当な懲りよう。 画的にも演出的にも前作とは一線を画すというか、全然カテゴリーの違う物になってた様に感じた。アクションにも進歩が見られたが、その分一対一になると急にポーズ取ったり待ったりおしゃべりに興じたり、ロボットアニメの様になってしまうのが気になった。  たえちゃんとの親密な関係と禁欲的な抑制は巧くバランスされていて、作品全体の中での立ち位置としてやれるだけやった感じが効いていた。青年誌的なセックスや投げやりさといったエッジはすべて落とされていたが、これを入れたがためにバラバラになるという危険を冒さなかったのは正解だったと思う。  また、話の大きさを前作の続きの範囲にとどめたのも大正解。いろんな星人を出すことで話を薄くする方向を選ばなかったのは英断。その分弟の生活が描かれていて、いつ帰ってくるかわからない兄のためにショートケーキを作り続けると言うのが泣けた。すぐに腐ってしまうであろうショートケーキを用意するのは大きな負担だっただろうが、玄野と多恵ちゃんが支えたのだろう。プロットを作中で説明しすぎない事でじわっとくる。意外と細かいことをやってくるので驚く。  しかし、なんでたえちゃんが標的になったのか腑に落ちず気になった。GANTZメンバー同士が殺し合ったりしている間にも星人が生き残っているのはわかっていたはずなのに、たえちゃんを殺すことで星人を抑えることが出来るという理由がよくわからなかった。ガンツが壊れてたという設定だろうか。見終わってから気づく分には巧くだまされていいのだが、見てる途中に何で?だった。やはり星人を迎え撃ってから、彼女を殺して生き返らせる選択肢は無かったのだろうか。どちらかというとだまし切れると判断したのだろうと邪推してしまう。  後味の悪い落ちも良くて、日本のSFとしては秀逸なできばえではないだろうか。問題点も多いが、どこが問題なのかがはっきりしているためここから日本のSF映画が始まる可能性を秘めている予感すらある。もちろん予感だけで終わるのも邦画の得意技ではある。
[地上波(邦画)] 8点(2012-04-28 02:18:02)
2.  GANTZ 《ネタバレ》 
そこそこ面白かった。が、日本の映画の悪いところ全開。  まず、なんで作る側が原作とか気にするんだろう。見る側でさえ普通は熱心な読者しか気にしない。二時間しかないんだから翻案しろってば。 漫画の再現度ばかり気にする客もそりゃいるだろうけど、そういう層は合致度しか見て無くて内容全然覚えてないんだから切り捨てるべき。違う部分が出て来ると具体的な内容とか全然覚えてなくてただ作業してるだけ。切り捨てなさいって。彼らが満足するとき、それは高級な再現ドラマを見させられる映画ファンの怒りが爆発するんだから。  うまくいった話として攻殻機動隊があるが、これがうまくいったやり方とは全然違う、普通の原作再現映画になってしまった。高級仮装大賞とも言う。 見終わった後、すぐにコンビニで総集編を買って漫画を読んでみた。そこそこ面白かったからだ。だけど漫画の田中星人編の迫力の方がおこりんぼう星人編より迫力がある。致命的だと後から気づいた。  相対的な問題なのだが、本がこれだけ迫力があるのに、予算の都合からか画が絵に負けてしまった。こういうことが起こらないために、単なる再現は止めた方が良い。所々で出て来る不自然な流れはやっぱり漫画のコマを再現しようとしていた。再現できなくて削った部分はタダ削られたり変更されたりでがっかり。  全く未知の人にはそこそこ楽しんでもらおう。ファンにはこのくらいの再現度で許してもらおう。という感じではないだろうか。 未知の状態ではそこそこだった。原作が好きになってみると邦画じゃしょうがないと思っている。全くの日本的な事情にため息が出る。
[ビデオ(邦画)] 6点(2012-04-21 04:21:17)
3.  借りぐらしのアリエッティ 《ネタバレ》 
そこそこ面白かった。つまらなくはない。  が、前日早寝して初日初回に見に行って大満足できる映画ではなかった。絵はジブリだが、演出にものすごい違和感があった。その違和感とはなんかパンツがみえそうな角度でアリエッティを見せる動かすというジブリらしくない絵作り。  ジブリのアニメに性的な要素を入れて来るっていうのがなんか許せないぞ。なんだこの冒涜感。それから、脚本はホントにこんなに中途半端だったのだろうか。確かに穴はそんなにないように思うが、穴が開きそうな大きさになる前に畳んだ感が強い。  また色々と妙にリアルだったが、この監督はオブジェクトのリアルな挙動を見せることがアニメであると思っているのだろうか。そんなことは正直どっちでも良いんだが、リアルだからってなんだって言うのだろうか。アリエッティを観た同日、iTunesMusicStoreでアニメ化されてもいる有名作品のオーディオブックを同じような値段で購入したが、こちらの方が面白かったりした。  30分足らずの音声作品の方が面白かった。児童文学の面白さに物理現象のリアルさが必要な要素なんだろうか。実写では表現不能な近未来ハードSF作品にそのリアルさは必須かもしれないが、これは児童文学だ。不可欠であるという持論があるからこそやってしまったんだろうが、パラダイムの転換的な誰も気づかなかったその効用を探し当てたとは誰も思わなかったんではないだろうか。  ITMSで売ってるオーディオブックのジャケット絵一枚に惨敗している。リアルに表現された小人世界をジブリが作ったが、それがびっくりするほど負けている。どう考えても実際にはそんな音してないだろっていう廃墟に吹く風音が、ずっとリアルなのはどうしてだろう。  話に必要なエフェクトがきちんと用意されていない。そういうところが非常に目立つ映画だった。お話が小さすぎたためだろう。
[映画館(邦画)] 6点(2010-07-28 23:58:55)
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