41. 危険がいっぱい
《ネタバレ》 この映画最大の疑問は、ドロン扮するマルクが何故あんなオバサンに好意をもっていたのかという事。その辺りの心理描写が描かれていないように思います。それと、偽電報の内容ですが、あれだけだとちょっと解りにくい。雰囲気からバーバラを陥れようとしているのは解るのですが「問題は解決した」だけではチト辛い。 自分の誕生日5月14日牡牛座というのが作中に出てきたのと、随所に見られるカーアクション(車を運転する人もスゴイがそれにぶつかる人や逃げるドロンも体を張っていてスゴイ!)、そして何と言ってもアラン・ドロンの色気にオマケして7点。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-10-28 19:09:35) |
42. キートンの強盗騒動(悪太郎)
《ネタバレ》 邦題が少しばかり???なとこを除けば、総じて楽しめたと思います。中でも、エレベーターを使って逃げまくるシーンが特に好き。針を動かせばエレベーターそのものを動かせるという発想がばかばかしくて面白い。釘をたたいて針を1階まで来れなくすれば降りてこられなくなり、振り切れば空めがけて吹っ飛ぶという下らなさ。また、最初は人間だと思っていたらマネキンで、インディアンのマネキンかと思いきや今度は本物の人間だったりと、単純な一発ギャグの寄せ集めではなく、ちゃんと繋がりがあるところがいいですね。 ちなみに、中盤あたりで馬の蹄鉄を放り投げたのは「蹄鉄を後ろに投げれば福が来る」という迷信をもとにしたプロットらしいです。 この作品でキートンを初めて見たのですが、キートンって端正な顔立ちをしているんですね。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-10-16 01:08:39) |
43. 吸血鬼ノスフェラトゥ(1922)
《ネタバレ》 サイレント映画で、夜のシーンがある作品は他にもありますが、如何せん本作にはその闇を表現しなければならない場面が多すぎた。モノクロなのでしょうがないが、暗闇を表現しきれておらず、夜であることをセリフで説明しているところがチョット痛い。 しかし、CGや特殊メイクなどで味付けが出来ない当時、それでも伯爵があれだけの存在感を出せるのは見事としか言えないと思う。 また、ストーリー展開も悪くはないし、伯爵が人を襲うシーンの直接的な描写を避けた演出はクラシック映画の独特のいい味が出ていて良かったと思います。 [映画館(字幕)] 6点(2005-09-15 22:30:45) |
44. CUBE
《ネタバレ》 イマイチですね。現実離れしすぎ。結局最後まで、なぜあのキューブの中に入ってしまったのかという疑問が解消されないまま終わってしまったのが後味の悪さにつながったのだと思う。誰かが言ってたけど、まさに“取って付けたような”ストーリー。 立方体の牢獄を作った。登場人物たちを脱出させなければならない。しかし、ただ歩き回って出口を見つけるだけじゃつまらない。では、数学的な謎解きを仕掛けよう。そのためには数学が得意な役を入れなければいけない。みんなのリーダー的な役も入れないと…。では警察官の役を加えよう。だんだん数字が難しくなってこないとつまらない。では、それについてこれる知的障害者を入れよう。最初のインパクトが必要だ。じゃあ、格子状の刃物で切り刻んでやろう。怪我の処置ができるやつも必要だ。医者も入れとこう・・・・・。監督のオ●●ー映画だねこれは。 3点(2004-08-11 13:54:44) |
45. 疑惑の影(1943)
《ネタバレ》 いつも映画を見るとき、何を訴えたかったのかなんて特に考えないが、この映画に限っては言いたい「何が言いたいの?」と。エンディングは本当にあれでよかったのか。線路に落ちた後、ちょっとでいいから何かが欲しかった。良かったのは、あのおマセさんな小さな女の子かな。 4点(2004-07-14 19:36:25) |