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tottokoさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2001
性別 女性
自己紹介 周りに映画好きな人があまりいない環境で、先日はメリル・ストリープって誰?と聞かれてしまったりなのでこのサイトはとても楽しいです。
映画の中身を深く読み解いている方のレビューには感嘆しています。ワタシのは単なる感想です。稚拙な文にはどうかご容赦を。  

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1.  THE GUILTY ギルティ(2018) 《ネタバレ》 
1シチュエーションものの良作って、今現在見えている外側の画が脳内に容易に浮かんでくるものです。本作も鑑賞中は、赤ん坊が寝ている室内も溜まった郵便物が散らかっている玄関も橋の上にいる女の姿も見えていました。実際に見ていたのは緊急ダイヤルオペレーターの男の顔と司令室の画だけなんですけどね。 「声」だけで鑑賞者の脳内の映像もくるくると変わってゆく。赤ん坊は悲劇へと転換し、女を誘拐した男の姿はマッチョな乱暴者から困惑し取り乱した普通の中年男へ、被害者の女の顔つきもノイローゼがかった顔相へと観る者に自主変換させる脚本がすごい。 オペレーターであるゲルガー個人の抱える問題についても詳しくは語らないながらも、大まかな筋はわかるようになっている。 ゲルガー個人の問題と外で進行中の件とを同時二本立てで、うるさくなく組み合わせるのってかなりの技巧を要するんじゃないかな。お見事です。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2023-04-07 17:02:32)
2.  キング・オブ・シーヴズ 《ネタバレ》 
そうそうたる名優勢ぞろい。宣材ポスターからも老いてなおオーラが発散されていて大変かっこ良く、本編にもじいさんスタイリッシュなことを期待したのだけど。 や、これわざとなのかな、年取って身体が不調だっていう描写をことさらに強調してくるんですよ。足が悪い、糖尿だ、体力無くて見張りもおぼつかないetc。 お話も金庫から強奪まではさっさと済ませてしまって、残り半分は仲間内で猜疑心にかられた挙句、警察の網にも気づかないという間抜けっぷりをさらすばかり。 実話に則したとはいっても、もう少しキレイに撮れなかったもんですかね。スーツ姿で拘置所の廊下を行くラストシーンだけビシッと決めてたけど、ほんとそこだけだもんなあ。 若い頃のカットを劇中時々挟んでくるのも、粋な演出というより観辛さが先に立ちました。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2023-02-09 23:07:56)
3.  キッズ・オールライト 《ネタバレ》 
両親と子どもが二人の家庭。妻が家族ぐるみの付き合いのあった男と浮気してしまった。当然家庭の空気は悪くなり、思春期の子どもらへの影響も計り知れず・・と書くと凡庸なホームドラマだけれど本作は夫婦がレズビアンカップルで、浮気相手が子どもらの精子提供者だというヒネリにヒネったシチュエーションである。 いやあー、考えさせられましたねえ。なまじ設定をノーマルな家庭環境にしなかったため、「家族」というシステムの定義しづらさ、曖昧さを浮き彫りにする効果がありました。 即ち「生物学上の父は家族となり得るか?」 本父ポールはいい線行ってましたよね。独身の気楽さがちょっと鼻につくけど人好きがして、明るく積極的な性格がニックの家庭には無い資質で子どもらもジュールスすらも惹かれてゆく。アネット扮するニックはこの家で父性的な役割でしたから、初めからポールに対して「侵入者」への警戒心が強かったのも無理はないです。だって相手は「正真正銘の」父なんだもの。いくら女医でも彼女には真似できない。ほんと設定の妙が活きますな。 わたしはマーク・ラファロ扮するポールに反感は抱かなかったので、ジュールスと事があったのち、子どもらが一斉に怒りを向けてきたのにはむしろ驚きすら感じました。つまりこのことこそがこの映画のアンサーで、やはり「家族」を作り上げるのにかかった年月はそれなりに重いのです。特に子どもにとっては、人格形成期に愛情を注いでくれた大人がやはり親なのですね。 そして四人が「家族」なんだ、ということをこの上なく表したジョニの巣立ちの場面。ワタシは思わずもらい泣きしたのですが、一人家を離れる長女を別れ際に抱きしめる両母親の姿は娘を手放す寂しさや祝福、心配がないまぜとなりA・ベニングとJ・ムーアの演技力の真骨頂を見せられます。まさしく長年手塩にかけて我が子を育ててきた者でないと出せない感情であり、やはり「単なる良い人」ポールでは無理でありましょう。 そして、息子もまたちゃんと成長を遂げていました。15才という難しい年ごろ、両親がゲイ・カップルということに事あるごとに反抗的な態度を見せていましたが最後に車中で「別れちゃダメだよ。もうトシなんだから」ですって。涙なくして聞けましょうかこの台詞。 初め、正直なところレズビアン両親にどうも気持ちが入りづらかったのですが、観終わってみれば彼らの家庭にとても親近感を抱いていました。脚本も演技もとても良いです。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2020-08-01 23:19:39)
4.  君の名前で僕を呼んで 《ネタバレ》 
陽光に輝く木々の緑や、石造りの街並みの美しいこと。美形の俳優二名によるラブ・ストーリーは美的センスに関しては非の打ちどころのない小品に仕上がっています。 相手への思慕が止めようもなく溢れ出て、文字通り悶え悩むティモシー・シャラメの繊細な演技は印象的でした。彼はさほど表情筋を使わないのだけど、全身を使って表現を行う役者さんですね。ピアノをふざけた時の大袈裟な腕の振りとか、面倒な来客の際に見せるおどけたステップとか。そしてオリバーを想う時の苦しそうな寝返り。 悲恋の範疇に入るのかもですが、ゲイ・カップルの話にしては、障害の極めて少ないケースでした。かつて見てきた同性愛モノにつきものだった「迫害」がほとんど無いです。なんと両親も公認、さらに驚異的なことに気晴らしにぞんざいに付き合った女友達まで許してくれるとは。ばれたら最後、社会からリンチすら受けかねないとか、家族からの絶望的な目つきとか、そういうヒリついた状況下のゲイストーリーばかり聞いてきたのでこの作品の甘いことにはとても驚きました。もっとも、どんな恋愛パターンでもそうですが周囲からの抵抗値が高い方が、お話が強く激しく輝くような気もしますが。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-02-05 17:49:57)(良:1票)
5.  96時間 レクイエム 《ネタバレ》 
おや、3作目にしてついに誰も"TAKEN"されてないぞ?まあここまでついてきた客はブライアンの暴れっぷりを見たいだけだから細かいことはいいんだけど。 さすがに三本目ともなると脚本もネタ切れ気味。大学生の娘にでかいパンダを贈ろうという親父のズレっぷりは相変わらずのお約束。うん、ミルズの娘溺愛描写はきちんと入れないと。あと元妻の再婚相手が役者が変わってるので戸惑った。こいつを真の悪玉にしましたか。うーん、やや安易な脚本かなあやっぱ。冒頭のロシア人が暴れてるのもありがちな「釣り」だとわかっちゃうしなあ。 ああそれに警察の無能炸裂ぶりには恐れ入りました。ラストシーンのF・ウィテカーの台詞には笑った。「私は真実を知っていたのだ」ってアンタたち後手後手に回ってばっかだったじゃんかよー。
[DVD(字幕)] 6点(2018-07-01 23:28:22)
6.  96時間 リベンジ 《ネタバレ》 
1作目より世間の評価は低いみたいですけど、私はこちらも同じくらい楽しめました。攫われるのが娘じゃなくてオカンだと皆さん血のたぎり具合が違ってくるということ? 相変わらず娘大好きのブライアン、黙ってりゃ渋い佇まいなのに彼氏の家にまで押しかけるとはいよいよクレイジー。やっぱり身辺調査ソッコーでやってるし笑。娘のサプライズ登場には相好を崩す様子もまあ微笑ましく、こういう親バカぶりをきちんと前作から踏襲しているのも好感度が高いです。 元CIA親父の指示によって動くキム、意外と足手まといにならず、親父と二人三脚でイスタンブールの街を(破壊しつつ)駆け巡る前半のヤマ場は見ごたえありです。 目隠し状態で”音”のみ手がかりに現在地を絞り込んだり、電話で娘に出す指示が驚異的に的確だったり、ブライアン・ミルズの今回も「やる時はやる」頼れるオヤジっぷりには惚れ惚れします。
[DVD(字幕)] 7点(2018-06-26 00:14:56)(良:1票)
7.  教授のおかしな妄想殺人
ごくノーマルな男女間のちょっとしたゆがみを上手いこと掬い上げるのが本来のアレン芸。今作は男が人格破綻気味なまでにクセが強いので、いつものアレン風観察力がフルに発揮されたとは言い難い。簡単に言うとすんごく偏屈な男が自己破滅したお話。そこに絡むエマ・ストーンがまあ素敵なこと綺麗なこと。学生の役柄をふまえて、ファッションは何着か着回ししている気配り演出なのだけどそれらが可愛いったらないんである。白地に紺ステッチのワンピやチェックのシャツとショートパンツ等、どれもとても似合ってて彼女の立ち姿が画として強烈に印象的でした。 いまやアレンのお気に入りなのね。「マジック・イン・ムーンライト」に次いで、キラキラのエマであります。対するホアキンは腹の出た中年になっててややがっくりです。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2018-06-11 00:47:43)(良:1票)
8.  記憶探偵と鍵のかかった少女 《ネタバレ》 
M・ストロングが美少女に振り回されっぱなしのナサケないおじさんになっちまってる・・。あーあ。なんでこう男の人は”魔性の”美少女に弱いかね。記憶を辿らずとも、彼女が嘘ついてんの一発でわかるじゃないですか。私は女だからこの娘の言うことより、周囲の証言の方を信用したよ。しかも、記憶を自分で改ざんできるのなら、そこへ潜る意味無いじゃないですか。物語の大前提を自己否定しちゃってる。 映像はダークで思わせぶりに妖しいのですが、話の骨格に突っ込みどころが多くてノレないです。あの娘16才で家を出たはいいけど、どうやって自活すんのかな。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2018-01-18 17:34:20)
9.  キングスマン: ゴールデン・サークル 《ネタバレ》 
キングスマン、大好きです。楽しみにしながら映画館に出向いて、楽しかったー、と帰ることができました。今作もキレキレの音楽と、趣向を凝らしたブリティッシュな武器の数々にはうっとりしました。 ただ、やっぱり続編は風呂敷を広げがち。舞台は広範囲、人も格段に増えました。私は”英国風”センスが好みなので、アメリカ側にやたらと人物が出てくるのはちょっとうるさかった。チャニング・テイタムなんて、わりとすぐ冷凍になっちゃうしと思ったら、ウイスキーなんて代わりの駒が出てくる。んん?テイタム一人で押しても良かったんじゃないかい? 再会できると思ってなかったハリー、まあその無茶蘇生ぶりは置いとくとして、やっぱり嬉しいし、ジュリアン・ムーアも超絶怪演。死に際もコワイ。エルトン・ジョンの仕事っぷりには脱帽だ。どこまでが素なのやら、すごいおっさんだ。笑わしてもらったー。 主人公とその彼女のキャスティングが、個人的にぴったりこないのが前作からの難点なのですが、なんたって脇が磐石ですから。コリン・ファースにマーク・ストロング、お二方の英国紳士なスーツ姿が美麗なことに変わりなく、脚本の疾走感(と悪趣味センス)も衰えてはおりません。
[映画館(字幕)] 8点(2018-01-12 00:39:08)(良:1票)
10.  キャロル(2015) 《ネタバレ》 
オスカー女優とカンヌ女優賞、二人の競演はとても見ごたえがありました。そしてなんと番狂わせなことに、ケイトを抑えてルーニー・マーラに軍配が上がりました、ワタシの中では。ケイトが押されている・・?とびっくりしました。 だって、テレーズはもう完全にキャロルに惚れている。彼女を追う時の目線の熱っぽさや、頬が自然と上がるときめき、恋する人間の発する独特の甘い空気。ルーニー・マーラすげえ。 一方、ケイトはルーニーよりハンデがありまして、なにしろ忙しいのです役が。我が子を思う母親であり、愛の冷えた夫とその家族に疲弊する妻でもあり、元カノに弱みをさらす一人の女性でもあって、ケイト・ブランシェットだからこそこんなに沢山のタスクをこなせたとも思うのですが、恋に身を焦がすほどの想いをばんばん放出してきたルーニーの方が印象強かったです、はい。
[映画館(字幕)] 7点(2017-09-15 00:19:51)(良:1票)
11.  北のカナリアたち 《ネタバレ》 
満島や森山ら、若手役者陣がベテランを食うほどの良い仕事をしています。邦画の未来の安心材料ですね。ベテラン吉永小百合は相変わらず吉永小百合アイコンをやってるだけでしたが、彼女がスクリーンに居るというだけで意味が宿るような完璧な存在感は健在であります。 しかしねえ、お話はというと殺人、不倫、貧困、自殺未遂、末期がん、家庭内暴力と、一人の人間が出くわすにはちょっと多すぎな負の事柄てんこ盛り。テレビの2時間サスペンスだってもう少し控えめではないでしょうか。あまつさえ後半になって交通事故まで登場した日には天を仰ぎました。もっともこの原作者はこういうテイストなのですが。 クソ寒い中、わざわざベランダに出て会話する演出もヘンというか古いです。 撮影班渾身の、北の島の自然風景は強く美しく魅力的ですが、中身はどうにも嘘っぽくて鼻白んでしまったのはワタシがへそ曲がりだからか。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2017-02-19 18:14:50)
12.  キングスマン 《ネタバレ》 
終わっても、映画館の椅子からすぐには立てないほど面白かったですねえ。 ずらりと顔をそろえた渋いところの英国男優の面々。本格派の予感。ブリティッシュの伝統も薫り高き高級な調度品。仕立ての良いオーダーメイドのスーツ。その麗しい姿でまさかコリン・ファースがあんな見事な殺陣(?)を見せるとは。でもって、コレ タランティーノだっけか?と呆然とするような展開になだれ込むとは。呆然となったけど、しかしこれが確かに爽快であったのだ。人の頭が次々吹っ飛ぶ場面でカタルシスを覚えるとは私は疾患か? こと切れる前に自分の血をみて嘔吐するS・L・ジャクソンの唯我独尊なヒール感も素晴らしく、息もつかせぬ展開にここ数年007でもMIPでも感じることがなかった、はらはら・どきどき・わくわくを堪能しました。 ダイアー・ストレイツで始まり、ブライアン・フェリーで締める。平民クラスの者が、”マナー”を身につけ教養人となる、キングスマンとなるための成長の意味合いを秘めた選曲だとしたら、これまた粋じゃありませんか。
[映画館(字幕)] 10点(2015-09-30 00:45:59)
13.  キャビン 《ネタバレ》 
これ好きです。作り手の才気が溢れてて、私がホラーに詳しくないせいか、いちいち新鮮な驚きでした。 ありがちな山奥のコテージというホラー装置と、科学システムの粋を集めたといった趣の巨大管制施設の画という二段構えにまず「おお?」となったし「スウェーデンは失敗だ」「今のところ日本とウチだけだ」という謎の会話。一体何が「失敗」なのか、素直なワタシは完全に前のめりだ。だんだんと実態が分かるにつれ、惨殺映像をバックに能天気な管制室の連中といったブラックな様相に「いやいやいや」と突っ込むのもまた楽しい。 そして圧巻の終盤は往年の名妖怪一大絵巻。うわー、怪物強え。当たり前か。このクリーチャーたちの想像力の賜物感、見ごたえのあること。 生き残ったことがハッピーエンドにつながらないという脚本にもセンスを感じたのは良くないでしょうか。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2015-03-24 00:37:31)(良:2票)
14.  今日、キミに会えたら 《ネタバレ》 
男女間の機微を描こうと思うのなら、もっと“人の心”というものを観察しなきゃいけません。付き合っている相手がいても、心がよそに移りそうなことはもちろんあります。けど そこには葛藤とか迷いとか罪悪感とか秘密の喜びとか、すごく多彩な心の動きがあるはずなのです。 で、それがこの若いバカップルの騒動にちっとも描かれない。大体、ビザが切れるのに「一緒にいたいから」との理由で不法滞在し、後に入国拒否をくらってごたごたと揉める。この幼稚さ、考えの無さ。かといって、法を破ったといってもより破天荒な青春の反逆を生きるほど腹の据わった連中でもない。合法的にトラブルを解決すべく、結婚という手段を選ぶけどこれまた結婚生活をきちんと維持できず。両親に夫と違う男と会わせるとか、もう意味がわからん。わかんなすぎて腹立たしくなるほどで、どうせダメになるお子様カップル、勝手にやってろ、と言いたくなりました。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2015-01-22 00:26:21)(良:1票)
15.  キャプテン・フィリップス 《ネタバレ》 
まるでNHK特集を見ているようなリアルさ。海賊側のキャストはまるで本物をスカウトしたのかと思うぐらい、風貌といい、堂に入った海賊行為だ。 予告から感じられたような、人質の船長がその卓抜した人格で彼らの行いを変えてゆく、という超人的なことは無かった。基本、船長は銃で脅され、怒鳴られて小さくなっているだけだ。もちろん現実とはそういうものだろう。 体格の良い米国クルーに比べて、ソマリア人たちのやせ細っていること。漁場を荒らされた彼らの言い分をも汲み取っているようには見える。しかし、米国海軍の、いちいちカッコ良い描写を見るとどちらに肩入れしているのかはおのずと明らかだ。イケメン軍人の皆さんが三々五々、艦に向かい出動準備に入るその後ろ姿。あれは計算づくのかっこ良さだ。 娯楽に走りすぎない脚本はいいとして、でも映画としてなんらかのメッセージ性は明確に欲しかった気もする。
[DVD(字幕)] 7点(2014-11-11 00:17:20)(良:2票)
16.  キック・アス 《ネタバレ》 
初めのうちはなんてダルい映画かと思った。デイヴのオタク描写が甘くって我が愛するナポレオン・ダイナマイトに比べてキレが無いんだ。この子ダサくないもん。顔も中途半端に可愛いし。ところが、忽然と現われたヒット・ガールことクロエ・グレース・モレッツの眩いこと!おお、誰だこの娘は。←だからクロエだって。弱冠11才にして、この表情の深みと菩薩の如き笑み。ニコラス父をからかう時の顔、見てみ?30才のような母性すら感じる。 もう中盤から“キックアス”どころじゃないよ“ヒット・ガール”でしょ。次々鮮やかに殺しまくる菩薩なんて初めて見た。女児にこんなことをさせるなんて・・という意見もあろうが、これはクロエ菩薩による悪者成敗のカリカチュアなので血生臭さが無いのだ。「カット!」で起き上がりそうだもん組織の連中。 全体的に、タランティーノと比べればだいぶ洗練度は劣るけどクライマックス、ヒット・ガールの父のリードで暗闇孤軍奮闘場面はかっこいい演出だった。C・G・モレッツ、いやあ凄い子がハリウッドにはいるもんだ。その後の仕事の充実ぶりも納得だ。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2014-01-27 00:12:06)(良:1票)
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