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目隠シストさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2253
性別 男性
ホームページ https://twitter.com/BM5HL61cMElwKbP
年齢 52歳
自己紹介 あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

2024.1.1


※映画とは関係ない個人メモ
2024年12月31日までにBMI22を目指すぞ!!

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61.  偶然にも最悪な少年 《ネタバレ》 
現代の“壊れた”若者を、市原と中島美嘉が好演しています。2人に共通しているのは、「生」への執着が感じられないこと。生きている者が嫌う「死」=死者に対して、恐怖を抱いていない。傷つけられることを恐れていないから、平気で他人を傷つけることが出来る。通常このケースでは、経験不足からくる未熟さが原因になっている場合が多いと思います。死が身近に存在しない、そして痛みを知らないから無感覚でいられる。若者にこういう症状が見られるのも頷ける。しかし市原の場合は違う。彼は深く傷ついています。傷つき過ぎたが故に感覚が麻痺している。彼の心が壊れたのは、壊した人がいたから(だから、彼を壊した世間が悪だとは思いませんが)。しかし希望はあります。旅の間、2人は見違えるように活き活きとしていました。旅に目的があったから。そして自分を受け入れてくれる人がそこに居たから。壊すのも人なら、治すのも人なのだと思います。ただアクが強い映画なので、好き嫌いはハッキリ別れそう。自分もスキかと聴かれると正直答えに迷いますが、青春映画として、ロードムービーとして悪い映画ではないと思いました。
[DVD(邦画)] 6点(2008-01-14 19:54:34)
62.  口裂け女 《ネタバレ》 
殺しても死なない理由。口が裂けているワケ。「わたし、キレイ?」の意味。ディテールを活かしたストーリー化はお見事でした。荒唐無稽な設定に、如何に意味を持たせるか。それが都市伝説の醍醐味でしょう。こういう“こじつけ”は好きです。口裂け女は、そもそも小学生向けの与太話。子供の被害者は必然でしょうが、予想以上に直接的な表現を多用していたことに驚きました。ホラー・スプラッタでの暗黙の了解「幼い子供は虐殺されない」が反故にされています。正直観るに耐えませんが、そこを回避してしまうと腑抜けたホラーになってしまいます。これくらいが、ギリギリのラインでしょうか。サトエリの顔は梅図かずおマンガのキャラのようで怖かったですし(コレ褒め言葉です)、口裂け女の造形もなかなか。ただ結末はしくじったと感じます。ゴールが明らかに見えているのに、そこへ向かわないのは不自然です。ラストシーケンスでのサプライズ用にネタを残しているのが見え見えでした。オチはしっかり付けた上で、次の展開を考えれば良かったと思います。第2の口裂け女にあの人はピッタリですしね(コレも褒めてます)。終盤こそ、グダグダだったものの概ね満足しました。ジャパニーズホラーとして標準以上の出来と考えます。それだけに「半分笑ってやろう」くらいの気持ちで臨むと痛い目に合うかもしれません。あと子供は観ちゃダメ。
[DVD(邦画)] 6点(2007-12-05 19:11:30)(良:1票)
63.  クライモリ(2003)
殺人鬼が出てくる場合、まず気になるのがその武器です。ナイフ、斧、ハサミ、チェーンソー…。いかに観客に“驚きと痛みを伝えられるか”工夫のしどころです。本作で最初に使われたアイテムは有刺鉄線。これは痛い。それにちょっと面白い。滑り出しは好調です。その後もオーソドックスながら、ツボを押さえた展開でハラハラドキドキさせてくれました。不自然な流れで攻守逆転が起きなかったのも良かった。ただ個人的には、殺人鬼が単なるモンスターにしか見えなかったのが残念。モンスターではなく、人間に襲われるから怖いのだと感じます。それでも、短時間で手軽に楽しめむ分には十分な出来だと思いました。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2007-01-13 19:12:52)
64.  グリーンランド -地球最後の2日間- 《ネタバレ》 
本作は地球滅亡の危機を描いたディザスタームービー。大人気カテゴリーの作品であり、その多くがハリウッド製ブロックバスターです。大迫力の地球破壊映像がウリ。その点、本作の映像面はかなり控え目というか“小ぶり”でありました。ただし、サスペンスの魅力は脚本にあり。物語で観客を満足させられれば何の問題もありません。しかし、残念なことに脚本が仕事をしていませんでした。部分的にどうこうではなく、そこはかとなく全部低調。推敲した脚本とは思えません。途中で観るのを止めたくなる程つまらなくはありませんが、観終えて充足感が得られることもありません。
[CS・衛星(吹替)] 5点(2022-02-26 00:57:58)
65.  海月姫 《ネタバレ》 
原作本未読。映画より先にTV版を観ています。…と、この書き出しは『電車男』のレビューのコピペ。そう、視聴率爆死といわれた2018年1月期のフジ月9ドラマ、芳根京子ちゃん主演の連ドラ版を実は鑑賞済みです。ですから必然的にTV版と比較する感想となりますことをお許しください。さて、2時間映画と延べ7時間半のTVドラマとでは、ストーリーの掘り下げや、各キャラクター造形の厚みに差が出るのは当然です。さらに言うなら“先に”TV版を観ているという刷り込み効果も手伝って、私個人の満足度はTV版の方に軍配があがります(ある意味当然です)。そんな中でも映画版の方に、より心が惹かれたのは、やはり能年さん。“清潔感”や“好感度”は流石NHK朝ドラ主演女優と思わせるものでした(芳根さんにも同じことが当てはまりますね)。能年さんの魅力で一定水準の満足感を担保しているのは間違いありません。あとは、三国志おたくのまややでしょうか。TV版は内田理央さんが務めましたが、これがなかなかの怪演で、声の印象度は圧倒的に内田さんが勝ります。ただ、まややが自身のトラウマを乗り越えてファッションショーのモデルを引き受けるに至った重要シーンは、映画版の方が刺さりました。太田莉菜さんが有する“負のエネルギー”が活きたものと思われます。本来、この映画の感想で書くべき事ではありませんが、もし本作をご覧になるなら、続けてドラマ版を鑑賞することをお勧めします。本作で感じるストーリー上の不満の何割かは解消されるはずです。
[DVD(邦画)] 5点(2018-04-10 22:53:46)
66.  黒い暴動 《ネタバレ》 
『サイタマノラッパー』テイストの、黒ギャル的パラパラ青春映画。さて、身も蓋もない言い方ですが、そもそも青春ドラマのモチーフとして『パラパラ』はアリだったのでしょうか。自ら楽器を演奏するワケでもなく、魂の叫びを音楽に乗せるワケでもない、NEW盆踊り『パラパラ』。エモーショナルとは対極に位置する無表情パフォーマンス。いくら特訓で「手の形は三角!」と言われましても……。企画の段階では盛り上がるタイプのネタだと思いますが、汗と涙のスポーツ系と比べるとカタルシスは得られ難く、正直“ドラマ化向き”ではなかったと判断します。キャッチコピーは「外野なんて空気」。つまり人生の主語は「自分」ということ。他人の顔色を窺う生き方を否とする価値観には共感出来ますが、自己満足に終始するのも、また違う気がしますが。パラパラ流行に乗って作られた映画ではなく、2016年製作という点には敬意を表します。
[DVD(邦画)] 5点(2017-09-30 20:50:15)
67.  クロユリ団地 《ネタバレ》 
“かきむしり”の秘密が解明された点のみ、わずかに感慨がありましたが、ミステリーとしての醍醐味はほぼゼロです。如何せん、伏線の張り方が丁寧過ぎました。この辺りのさじ加減は本当に微妙で、ヒントが少なければ、それはそれで批判されるワケですし難しいところです。個人的には黒沢清やデヴィッド・リンチくらい難問の方が好みですけども。さて、前田敦子について。彼女がヒロインを務めた映画は『もしドラ』『苦役列車』くらいしか鑑賞しておりませんが、本作も含めて実感したのは“前田敦子は主演女優向きではない”ということ。天下のAKB48の元絶対センターに対して失礼な見方かもしれませんが、AKBの基本コンセプト(クラスで○番目に可愛い子を集めた)と照らし合わせてみれば、さほど的外れな感想ではない気もします。たぶん、彼女に女優の素養はある気がします。単なるアイドル人気だけの女優ではなく、演技派として大成することも可能ではないかと。ただし、主演を張るのに必要な“華”は感じられません。意外と地味目のルックスも然ることながら、他人より前に出ようとするオーラが足りないような(これでAKBの看板を背負っていた事に驚きます)。沢尻エリカと真逆。ですから彼女がヒロインのTVドラマが歴史的な大敗を喫したのも仕方のない道理。そもそもヒロイン向きの女優ではないのですから。あとは彼女が(というより彼女の周りが)元AKBのセンターという肩書を外して女優業を本格化させた時が勝負かと。有能なバイプレイヤーになれる気がしますが、どんなものでしょうか。別に主演女優の方が脇役よりも偉いワケではないでしょう。密かに期待しています。(『Seventh Code』を鑑賞したら、また意見が180度変わるかもしれませんが……)
[DVD(邦画)] 5点(2014-02-24 18:59:20)
68.  グリーン・ホーネット
セールスポイント不在が本作最大の問題点と考えます。アクション重視なのか、キャラクターで売りたいのか、ガジェットで惹きつけたいのか、ストーリーで魅せたいのか、謎です。例えば『キック・アス』みたいにヒットガールの魅力一点突破の映画の方が分かり易くて評価を高くつけやすいです。
[地上波(邦画)] 5点(2014-02-07 18:56:01)
69.  女忍 KUNOICHI 《ネタバレ》 
空手女優・武田梨奈が、くノ一という設定。当然空手を主体とした格闘シーンが大半を占めるのかと思いましたが、むしろ剣技(殺陣)の方が見応えがありました。これにはちょっと驚きました。ポイントはカメラワーク。体術シーンでのそれは、アングルやカット割に凝っている分うっとおしい。武田の実力であれば通常のアングルで撮った方が、ストレスなく魅せられたはずです。でもこの独特のカメラワークは、逆に殺陣では効果を発揮しました。忍者ゆえの変則剣術と見事にマッチ。日本の剣道というよりは、刀を使ったカンフーアクションに近い印象ですが、武田の女忍者役を上手くサポートしていたと思います。アクション女優としての幅を広げるという意味で、武田にとって価値のある作品になったと思います。ただ、単品の忍者映画として高評価はし難いところ。脚本も弱いですし、アクション自体が少ないのも不満でありました。
[DVD(邦画)] 5点(2012-04-01 16:44:18)
70.  クローバーフィールド/HAKAISHA 《ネタバレ》 
ハンディカメラによる主観映像は、画像が鮮明でない事に対する不満や手振れによる不快感等がある一方、圧倒的なリアリティで感情移入を呼び易いという長所を併せ持っています。本作の場合、短所を抑える事には成功していると思います。重要な情報はきちんと撮れているし、手振れもストレスに感じる程じゃない。ただし長所の方は活かしきれていない印象です。折角「主観」なのに、他人事のような感覚が抜けませんでした。人の心の部分、“行動原理”の描写がしっくり来ません。弟くんが彼女を救いに行くのは分かる。兄が弟に付き合うのも。でもそれ以外の人は命を賭ける必要があるのか。そもそもカメラを回し続ける動機付けが弱いです。人物を描くことは、その心の在り様を描くこと。一考を要すると感じます。またオチの付け方にも疑問がありました。これが実録映像なら文句はありませんが、フィクションならフィクションなりの配慮があっていいと思います。優れた物語性を有したとき、この手法は爆発的な感動を呼ぶと思いました。(以下おまけ)御幣があったら恐縮ですが、主観映像映画が目指す完成形は『プロレス』ではないかと感じました。観劇型のアメプロではなく、感情移入型の日本のプロレス。理想は80年代後半から90年代前半の全日本プロレスです。観客の心を掴んだのは何故か?異なるジャンルですが、意外にも共通点は多い気がします。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2009-06-29 18:58:48)
71.  クリムゾン・リバー 《ネタバレ》 
ジャン・レノを主体とする猟奇殺人捜査と、ヴァンサン・カッセルらが追う墓荒らし事件。2つの流れが平行して進む中盤までは、雰囲気満点でした。事件相互の関連性や時間軸が明示されておらず、仕掛けがあるのかと勘繰ってみたり。深まる謎に興味をそそられました。ただ支線合流後は、あれよあれよという間に普通のサスペンスに格下げになった感じ。オチに至っては、ミステリーの禁じ手に分類されるもの。トリック(アリバイ)等に直接関与していないのが救いですが、サプライズだけが目的なので安っぽい印象です。
[DVD(字幕)] 5点(2009-03-01 17:57:31)(良:1票)
72.  雲のむこう、約束の場所
「平行宇宙」だとか、「神様のみる夢」だとか難しい単語は詳しく理解しなくてもOK。塔と彼女の因果関係、約束の場所が2人の青年と少女にとってどんな意味を持つのかを押さえておけば問題ないと思います。美術は相変わらず素晴らしいし、作画のクオリティは前作『ほしのこえ』より向上しています。出来としては決して悪くないと思いました。ただ、映画として好きかと問われると厳しい。気になる表現が多々ありました。吉岡秀隆の声が辛気臭い。どこかで聞いたような単語と台詞の羅列。壮大なスケールを小さな物語に閉じ込めたのはいいけど、奥行きが感じられない等々。自分の心のヒットポイントとズレていました。要するにノれないということ。俗っぽいのは好き。ベタは大歓迎なのですが、監督が得意とするセンチメンタリズムが肌に合わないみたいです。顔が大きめの少女のデザインなんか「萌え」ポイントだと思うのですが、全然心に響かない。(というか「萌え」文化が好きになれない。)自分にとっては、ストーリー以上に、作品の受け取り方が難しい作品でした。
[DVD(邦画)] 5点(2007-11-08 18:33:40)(良:1票)
73.  クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!栄光のヤキニクロード 《ネタバレ》 
劇場版クレしんで評価の高い「家族愛」と「アクション」要素は低めです。ひたすらおバカ映画に徹しています。見せ場は野原一家、一人ひとりに設けられている劇画調転換シーン。とくにしんのすけパートは爆笑。クライマックスのオールぶりぶりざえもんも、なかなかシュール。オリジナルぶりぶりの活躍が望めない以上、こういう形でも愛すべきブタの姿が観られるのは、嬉しいです。名作「戦国」の次の作品と考えれば、このシフトチェンジは正解。感動系の作品はたまにあるから際立つのだと思います。ベースの立ち位置はあくまでおバカ。その判断は賢明だったと思います。ただ全体的にみれば可もなく不可もなくの印象。ゲストのキャラクターデザインには?が付きます。レギュラーとのバランスが悪いです。
[DVD(邦画)] 5点(2007-10-06 00:55:05)(良:1票)
74.  クロスファイア(2000)
能力者としての苦悩があまり伝わって来なかったのが一番きつかったと思います。人を殺すことに対して、簡単に開き直りすぎ。矢田亜希子にこの役は荷が重すぎた気がします。展開も粗く、全体的な浅さは否めません。ただ、警察署内で火がついた書類が舞う場面やクライマックスの爆発シーンは見ごたえあり。邦画でこれだけ迫力ある画はなかなかお目にかかれません。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2006-10-09 00:05:08)(良:1票)
75.  クライモリ デッド・リターン 《ネタバレ》 
続編となる前作の出来が良かっただけに、シリーズ3作目が制作されたのは理解できます。しかし『ソウ』シリーズにも言えるように、バイオレンスホラーはシリーズ化するとロクな事が無いようです。冒頭の殺戮シーンで3枚に下ろされた被害者を見て、コレは良くない兆候だなと思ったら、案の定グロテスクな方向へ走ってしまいました。そうじゃない。観客が求めている面白さとは、そういう事じゃないのに。襲われる・逃げる・捕まる・脱出(又は救出)・反撃・生還。お約束の流れをきちんと描くこと。必要な条件はコレに尽きます。グロテスクな描写やスプラッタ-表現はあくまで物語を際立たせるスパイス。物語の展開で観客を震え上がらせてナンボです。出汁がいい加減では、どんなに七味をぶち込んだって、ただ辛いだけで旨くありません。また、囚人という第2の脅威を登場させたのも失敗だったと思います。殺人鬼ファミリーへの惹きが弱まり、期待された恐怖の相乗効果は得られていません。そもそもシリーズ化するほど魅力的な設定とも思えないので、もう続編はいいのでは。
[DVD(字幕)] 4点(2012-02-18 21:29:52)
76.  クネクネ<OV> 《ネタバレ》 
『テケテケ』を観て『クネクネ』を観ないのも何だか不義理な感じがして謎の義務感で鑑賞しました。都市伝説クネクネをwikiで調べてみるとかなり曖昧な現象のようで、映画化にあたり相当脚色していることが分かりました。一番驚いたのは、クネクネ自体が全然くねくねしていなかったこと。DVDパッケージの図柄はそれなりにくねくね感があったと思うのですがフェイクでしたか(あるいは詐欺とも言う)。「くねくね」を呪う方ではなく、呪われる方に適応させ、手足を折られて絶命する様を「くねくね」と表現した訳ですね。何という大胆な改変。でもこの決断は正解だったと思います。だって菅原小春クラスのダンサーならいざしらず、ダンスに素養のない者が幾らくねくねしたところで失笑モノでしょうから。原作がある訳でも何でもないのが都市伝説。面白く(怖く)する為に工夫するのは大歓迎でしょう。この調子で型にはまることなく、自由な発想で怪物「クネクネ」を創り出せれば、あるいは『ノープ』のような傑作になったかもしれないと思うのですが、惨殺された女の呪いが元凶というありきたりな着地点にガッカリしました。結局のところ、やっつけ感が滲み出ちゃってるんです。じゃなきゃセルフ失明する村民なんて論外な設定が通る訳ないですもの。
[インターネット(邦画)] 3点(2022-09-26 20:22:01)
77.  口裂け女 リターンズ 《ネタバレ》 
劇場版『口裂け女』シリーズ最新作。今回の“口裂け女”は、三叉村で祀られる生き神だそうです。興味深いのは、生まれながらの口裂け女もいれば、後天的に口裂け女になる者もいる点。前者は完全に怪物仕様で人肉を食らいますし、後者はアクシデント等で口裂け状態になる模様。いずれにしても村では、常に口裂け女が存在する理屈です。口裂け女は、差別と畏怖で村人を纏める存在とのこと。三叉という土地が口裂け女を生む。もはや都市伝説とは関係なくなっていますが、これはこれで悪くない設定だと思いました。口裂けの生き神としての権威は絶対的で、逆らう村人は皆無。皆大人しく殺されます。つまり、口裂けに対抗できるのは部外者のみ。如何にしてビジターである主人公が口裂けの呪縛を断ち切るのか、また何ゆえ三叉の地が口裂けを生むのか等、掘り下げれば面白くなりそうなポイントは多々あったのですが、まるっとスルー。折角の設定を活かせていない残念な脚本でありました。ナチュラルボーン口裂け女の造形もセンスを感じません。あの口は、一歩間違えばギャグでしょう。『口裂け女ビギニング』に負けず劣らぬトホホぶりありました。今回もトホホラー。以下余談。劇場版『口裂け女』シリーズのタイトルについて。『2』の次に『ビギニング』そして今回『リターンズ』ときました。続編があるなら『またまた口裂け女』『もっとも口裂け女』『まだまだ口裂け女』『口裂け女フォーエバー』なんて如何でしょう。舘ひろし繋がりで『口裂けてない!』もアリかな。失礼。舘ひろし関係なかったですね。
[DVD(邦画)] 3点(2012-12-13 22:25:06)
78.  口裂け女0 ~ビギニング~ 《ネタバレ》 
映画『口裂け女』は秘かなお気に入りシリーズ。2作目は近年の邦画ホラーでは上位に食い込む秀作だと思うし、評判の悪い1作目も結構楽しめたクチ。そこで3作目となる本作。「シリーズ最高傑作」というキャッチフレーズに若干以上の不安を覚えたものの、DVDパッケージの美少女に釣られて鑑賞しました。しかし悪い予感ほど当たるもの。残念ながらシリーズワーストの出来でした。とくに期待していた都市伝説の解釈部分がサッパリでした。「私キレイ?」「100メートルを○秒で走る」「ポマードと3回唱えると助かる」等のオイシイネタをまるっとスルー。幽霊・怨念系のありきたりなアプローチにガッカリしました。中心となる筋立ても散漫で分り難く、役者のレベルも総じて低い。0に斜め線が入った「ビギニング」マークは、口裂け女の顔を簡素に図案化したものと推測していましたが、登場する口裂け女のビジュアルとリンクする訳でもなく…。久々にトホホなホラーでありました。トホホラー。
[DVD(邦画)] 3点(2010-02-03 19:12:50)
79.  クレーマー case1 《ネタバレ》 
クレーマーやモンスター・ペアレンツを扱ったTVショーが最近増えています。それだけ権利意識の強い人間が身の回りに多いのでしょう。苦々しく感じる視聴者の気持ちをコメンテーンターが代弁し、カタルシスを得るという仕組みです。本作も同じ方針かと思いきや、全く違いました。クレーマーの主張は常軌を逸していますし、対応するお客様担当もプロには見えません。折角タイムリーな題材を選んだのですから、まずはリアリティのある「クレーマーVSプロの苦情処理」で観客を楽しませて欲しかった。サイコサスペンスへ移行は、その後で良かったと思います。オチについては、演出が露骨なので早々にネタバレしているのが残念。録音もクオリティが低いです。柏原の痛んだ髪の毛は、業務の過酷さを物語っているよう。あれが役作りだとしたらスゴイと思う。
[DVD(邦画)] 3点(2009-01-13 21:58:13)
80.  口裂け女VSカシマさん<OV> 《ネタバレ》 
一応最後に種明かし(らしきもの)があるものの、それをもって、腑に落ちるというコトもありませんし、脚本家が仕事をしたとも思いません。延々と代わり映えのしない鬼ごっこを“見させられた”事実は消えません。大変失礼な言い方かも知れませんが、時間潰し目的ならば、もっと有益な方法をオススメします。『貞子vs伽椰子』が武藤vs高田級のドリームマッチとするならば、本作はさしずめ大仁田vs剛竜馬。鉄板で泥仕合です。
[DVD(邦画)] 2点(2017-10-30 19:46:27)
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