1. グレイスランド
《ネタバレ》 見始めたときは「プレスリー全然知らないし、これは外したかな」と思いながら見ていったが、最後の方はそうした「プレスリー伝説」とかとは関係ない、人間の根源的な問題に向かわせてくれるいい映画だった(もちろんプレスリー知ってた方が楽しめるんだろうが) ■この映画の主題は「失ったものにどう向き合っていくか」ということ。グレイスランドはプレスリーを失い、主人公は妻を失いそれに正面から向き合えていない。プレスリーだと称するハーヴェイは、主人公との道中を経て、それに向きあえるようにしていく。 ■しかし同時にプレスリー=ハーヴェイの存在は、プレスリーを失ったグレイスランドの人々を「プレスリーを失ったこと」に正面から向き合うことを妨げているような気がしてならない。そこら辺が意図なのか、あるいは矛盾なのかはもう少し考えたいところ。 [DVD(字幕)] 6点(2011-07-26 01:02:11) |
2. クライング・ゲーム
《ネタバレ》 これは「予備知識ゼロで見てほしい作品」。その意味ではオチを知ってしまっていた自分は残念な感じだった。 ■写真ではなかなかきれいな感じだったのに、現物があれれだったのは残念。確かに女っぽい顔つきではあるがしかし実際あれなのと、声がやはり低すぎるのと。。。それと、そのショックの展開が前半の流れとあまりうまく連関してこない感じなのは残念。 ■扱っているテーマは「愛の形」など非常に深く難しいものだと思うのだが、話が「IRA関連」と「恋愛」の二つに分裂してしまっている感は否めなかった。。。 [DVD(字幕)] 6点(2011-06-25 01:00:59) |
3. 暗い日曜日
《ネタバレ》 音楽と画が美しいのだが、しかしそれだけでなくストーリーも練られていて素晴らしいの一言。 ■骨格は言ってしまえば三角関係なのだが、そこで描かれる心情が一人一人絶妙で、微妙な距離感と仲違い、恋心の微妙な移り変わりなどがうまく描き出されている。本来的には「一対一」であるはずの恋愛関係が微妙なバランスで揺れていく。 ■そして何と言ってもイロナが美しい。しかし彼女は相当に精神は強い(男二人は結局耐えられず死んだわけだ)。二人の男との間をとっていくのも、一歩引いてみれば相当に狡猾でやり手なわけだし、最後はきちんと復讐を成し遂げるわけだし。 ■ナチスとの絡みは、他の方も触れているが完全に「シンドラーのリスト」の裏返し。あちらでは「英雄」とされているシンドラーのポジションだが、こっちでのハンスは世間的には「ユダヤ人を逃がした良心的な将校」だが、その近くにいた人から見ればああいうあくどい振舞いになる。ハンスが他の方も書いているほど極悪なのかはなかなか微妙なところだとは思うが、人間味のある一面(最初の方の橋から飛ぶところとか)もありつつ、私腹を肥やす非道さもあるというきわどいポジションは巧く描かれていた。 ■しかしああまとめてきたのかぁ。。。もう一回冒頭からきちんと見たくなるタイプの作品。 [DVD(字幕)] 7点(2011-03-18 01:22:54)(良:1票) |
4. グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち
《ネタバレ》 助演男優賞はベン・アフレックでしょう。 [DVD(字幕)] 8点(2010-02-20 00:23:21)(良:1票) |
5. クール・ランニング
《ネタバレ》 出来過ぎ感はあるけど、見ていて素直に面白い作品。 ただ、描き方はコミカルだけど、本当はもっともっと練習しているんだろう。 最後転倒してしまう辺りにすごく実話さを感じる。 [地上波(字幕)] 8点(2007-11-10 20:29:51) |
6. グリマーマン
《ネタバレ》 セガールの鼻血ぐらい。見所は [地上波(吹替)] 1点(2006-12-26 22:18:45) |
7. クリフハンガー
《ネタバレ》 山岳アクションとしてはまあよく出来てる。現実性は考えないことにしよう。考えたら全然ダメ。 確かこれって世界一(値段が)高いスタントじゃなかったっけ? [地上波(吹替)] 6点(2006-12-26 22:00:03) |
8. クリムゾン・タイド
《ネタバレ》 結末はわかっているのに、最後までひきつけられる。狭い船内という設定をうまく生かしている。 [DVD(吹替)] 9点(2006-12-18 19:28:54) |
9. クロウ/飛翔伝説
《ネタバレ》 ブランドンリーの遺作だから評価が高いだけの気がした。 暗くて良く見えないし、絶対死なないヒーローってのもあまり楽しくない。セガールみたいになっちゃってる。 [DVD(吹替)] 4点(2006-12-18 18:34:02) |