1. クリクリのいた夏
こういう映画って大好き、フランスの田舎も良いし友を大切にする気持ちも。心温まる映画ってこんなのを言うのだろう。都会の人混みのなかであくせく働くのが悪いとは言わないが、こういうほのぼのとした心を忘れないでほしいものだ。ノスタルジックな音楽もまた良い。これがあのエマニエル夫人の作曲家だったとは・・・。 [DVD(字幕)] 9点(2015-02-12 21:37:29) |
2. グレン・グールド エクスタシス
伝記というよりもグレン・グールドの演奏に的をしぼったドキュメンタリー。60数分という短い尺ながら、いろいろな人のグールドへの賞賛や評が延々と続き単調さを感じる。よほどグールドファンでなければおもしろくないかもしれない。かくいう私もDVD鑑賞を中断していたのだが、「天才ピアニストの愛と孤独」(2009年作)を見てから改めて見直すことになったのだが・・・ [DVD(字幕)] 5点(2014-07-07 16:07:49) |
3. グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち
ちらほらと良さそうな雰囲気は伝わってくるが、私には馴染める映画ではない。そもそもろくに教育を受けていない者が、フィールズ賞受賞の学者よりも頭の良い天才という設定がいくら何でも無理な設定だと思うが・・・。 [DVD(字幕)] 4点(2013-01-19 21:55:22) |
4. 紅の豚
他のジブリ映画と趣が異なっていることと主人公がきざな豚ということで、結構見らず嫌いになっていたが、大人の男のロマンが感じられ結構好感が持てる。それに空想の物語でなく、第1次世界大戦後、世界恐慌、ファシズムの台頭の時代とイタリアを舞台にしたのも他と違っていて興味を覚える。空中戦シーンは好きではないが、中盤の飛行機を改造するあたりはとっても好きで宮崎映画らしい雰囲気を感じる。 [DVD(邦画)] 7点(2012-12-22 22:12:07) |
5. クイズ・ショウ
最初のうちは単にテレビのやらせと高をくくっていたのだが、どうしてどうして最後はずいぶん考えさせられた。この映画の時代背景は1950年代、白黒テレビ発展途上の時代で、テレビがマスコミを支配し世論を動かす方向へと進みつつあった時代だ。そして現実に起こった問題を元にしているだけあって、実にリアルで緊迫感にあふれる。インチキ番組を正そうとするジャーナリストの気迫もすばらしいが、一躍スターとなった大学教授の苦悩も真に迫る。そして最後は出演者だけがとがめられ、番組製作側が痛手を負わないという不合理さ。米国を初めとする資本主義社会の醜ささえ感じる。物知りという知識ではなく、真実を見極め、テレビに踊らせられない判断力がほしいものだ。 [DVD(字幕)] 9点(2012-10-17 23:46:25) |
6. グリム・ブラザーズ/スノーホワイト(1997)
グリム兄弟の原作に近ければ近いほど、グロテスクで決してハッピーエンドにならないと覚悟して見たが想像通りだった。白雪姫(ここではリリー)の継母が最初から悪女だったというよりも、娘が父親と継母の間をやっかみ次第に親子関係が崩れていくといった方が超リアルだとも思う。それにしてもシガニー・ウィーバーの継母は見事で見応え十分。しかしながら、やっぱりこういう映画は好きではない。 [DVD(字幕)] 5点(2012-07-26 02:15:22) |
7. グリーンマイル
《ネタバレ》 年老いた看守が過去を振り返る長い物語だったけど、それがあっという間に終わるほど感動した映画だった。そしてタイトル「グリーンマイル」の意味を調べてわかったとき、さらに感動は大きくなった。13階段が死刑場への階段ならば、グリーンマイルは死刑場へ歩むカーペットの道らしい。 2mを超す巨体の持ち主ジョン・コーフィ、病や災いを吸い取ってしまう奇跡はまさにキリストのそれのようにも思える。善悪が入り交じる現実社会において、死こそがすべて与えられた平等であるかのように。 [DVD(字幕)] 8点(2012-06-10 09:51:10) |
8. クリスマスに雪が降れば
「冬のソナタ」の大ヒットの後、主演した男優・女優らの映画を探したが、チェ・ジウの映画はすぐ見つかったものの、男性陣の映画はなかなか見つけられず、ようやく見つけたのが、パク・ヨンハが出ているこの映画だった。 音楽好きの私には、ストラリヴァリウスというヴァイオリンの銘器を出てくるし、星座にも興味のある私には、ポルックス・カストルというギリシャ神話にまつわる双子座の星の逸話も出てくる。まさに私向けの映画だった。 映画もファンタジックな雰囲気も備えたラブストーリーだったので、まったく願ったりかなったりの映画だった。そしてまた、ヒロインのキム・ヒョンジュにうっとり、この後彼女の主演のドラマを探したのももちろんのことだった。 ただ映画の出来としては詰めの甘い部分も見られ、いまいちという感もするが、幼稚園の最初のシーンが伏線となってラストを閉めるのが何といっても良い。 [DVD(字幕)] 7点(2012-03-03 11:26:35) |
9. グリーン・カード
《ネタバレ》 男はグリーン・カード(外国人永住許可証)を得るため、女は大きな温室つきのアパートを借りるために偽装結婚をする。それでバイバイとなるはずが、移民局の入念な調査には参った。何でここまで調べるの?と思うくらい。それくらい移民問題は深刻なのだろうが、そこは映画、コメディ風に軽いタッチで進む。 でもやっぱり、奥さんの化粧品となると知るかっ、知らないのが普通だろう。知らないですませろよと応援。ラストの抱き合う姿にも温情なし(たぶん) ところであのピアノ演奏、前衛的なものかもしれないが、でたらめに弾いているようにしか思えないが・・・。 [DVD(字幕)] 6点(2012-02-27 22:17:29)(笑:1票) |
10. クリスマスに雪はふるの?
クリスマスに降る白い雪、流れる名曲「Tombe La Neige(雪は降る)」感動的なラストシーンだ。 身勝手な男に腹を立て、出て生きたくとも出て行けない、どうにもならないこのつらさ。赤ん坊を入れて7人の子どもを抱えては・・・。雪はすべての不幸を洗い流してくれるのだろうか。 [DVD(字幕)] 7点(2011-11-26 08:51:46) |
11. クール・ランニング
《ネタバレ》 結構おもしろいし、心温まる映画である。ただし実話に基づいてはいるが、事実とはかなりかけ離れているらしい。ひっくり返ったのはそりが古かったからでなく、技術的な問題だったし、メンバーも陸上競技の選手ではなく、軍人さんだったとのこと。 それにカルガリーに行って初めてそりに乗ったのではなく、10月頃から雪の中でそりを使って練習していたという。 [DVD(吹替)] 7点(2011-02-08 22:01:29) |