21. 告発の行方
《ネタバレ》 プロット段階で練り込みが足りず、話がうまく転がっていない印象。女性に非があってもレイプは犯罪。これは至極もっともなことながら、手放しで賛同できない部分もある。男女関わりなく人間は自分を守っていかなければいけない。弱みを見せすぎるのはやはり問題。たとえ裁判で社会が守ってくれても傷ついた後では遅すぎる。事前に対処すべきことはしっかりすべきであろう。 5点(2003-11-26 12:43:20) |
22. コクーン2/遥かなる地球
やっぱり前作がかろうじて楽しめたのはR・ハワードの功績だと認識するためだけの作品としか思えない。ところで、当時人気絶頂だったS・グッデンバーグはどこにいった? T・ハンクスを一歩リードする人気を誇っていたのに。 3点(2003-11-26 12:33:53) |
23. コクーン
R・ハワードらしいあたたかい視点で描かれる高齢化問題。人間は避けられない死をどのように受け入れるのか? う~ん・・・後味はいいのだが、やっぱりテーマの大きさの割には斬り込みが浅い。巧みな演出で飽きることなく楽しめるので採点はこれぐらいかな。 6点(2003-11-26 12:30:00) |
24. コーンヘッズ
《ネタバレ》 宇宙人が「不法滞在移民」というやましんさんの指摘に賛同。後発の『MIB』に、ブラックコメディとしての出来では抜かれたが、こちらもなかなかのもの。アメリカのTVコントは馬鹿馬鹿しい中にも強烈な批判精神が宿っているものが多い。このあたり、日本のお笑い番組にも見習ってもらいたい。 7点(2003-11-26 12:13:39) |
25. 氷の微笑
《ネタバレ》 いくら『白と黒のナイフ』が成功したからって、エスターハス、男女ひっくり返しただけじゃない、これ。しかし、バーホーベンの悪趣味全開の演出が不思議な緊張感を生み出し、最後まで飽きずに観ることはできた。ダグラスの評価が低いが、このダメ男はやはりダグラスじゃなきゃダメでしょ。ストーンは成り上がったもののこれ以降ヒット作に恵まれず、続編制作にこだわっているとのこと。哀れだなぁ・・・。 6点(2003-11-26 12:07:58) |
26. 交渉人(1998)
《ネタバレ》 元々主演にスタローンを想定していただけあって、決して頭脳戦ではない。また、ラストも手垢にまみれたサプライズであり、それほどのものではない。しかし、緊張感にあふれた雰囲気には見所があり、飽きずに楽しめる。惜しむらくはジャクソンが演じるとドラマ感が強くなりすぎること。やはり、スタローン主演で大作感あふれるダイナミズムを感じたかった。 7点(2003-11-26 12:00:16) |
27. ゴーストバスターズ2
《ネタバレ》 念願の続編で少々浮き足だち、演技にやりすぎ感が漂う。特に1と2の間ですっかり大物となったR・モラリスがでしゃばりすぎてしまった。また、ラストも、1のマシュマロマンに対抗するのではなく、逆にとっても小さいものを出すなどひねりを加えたほうがよかったのかもしれない。とはいえ、やっぱり久しぶりに3が観たい作品。でも、みんな今太りすぎだからなぁ。 7点(2003-11-26 11:54:43) |
28. ゴーストバスターズ(1984)
ゴーストバスターズの面々にリック・モラリスの怪演。子供向けと思わせておきながら、大人こそ楽しめる要素満載の傑作コメディ。それにしても、本当に豪華な出演陣に笑いが止まらない。中でもくどめのマーレー、エイクロイドに挟まれながら、地味ながらも知的な風貌を活かしとぼけた味わいでバランスを取るH・ライミスが素晴らしい! 9点(2003-11-26 11:48:14) |
29. ゴースト/ニューヨークの幻
《ネタバレ》 スウェイジの死を知っている観客をじらすようになかなか死なせない展開といい、ウーピーのコメディリリーフぶりといい、ラストのゴールドウィンが悪霊(?)に連れ去られる間抜けさといい、終始笑いに徹したコメディ。人の不幸をも笑いに昇華させ、泣かせどころをわざと大仰に演出し笑いに転化させる辺り、笑いの巨匠ザッカーの面目躍如! 大泣きしている女性客をよそにずっと爆笑していて顰蹙を買ったことを思い出す。 8点(2003-11-26 11:41:15) |
30. 高校教師/もうひとつの繭の物語
いくらTVドラマがヒットしたからって、キャスト・設定を変えてまで映画化というのはちょっと無理がある。といいつつ劇場で観てしまったのだが、荻野目慶子が演じる役の狂気を作品内でうまく消化できず、結果とても浮いた存在となってしまっていたのが印象的。過酷な運命を主人公に突きつけるショッキングさで乗り切ろうとする野島伸司の手法が映画という媒体に対応しきれなかったのが最大の敗因。 3点(2003-11-26 11:17:45) |
31. 恋人までの距離(ディスタンス)
一般的には商業的でないとの理由でばっさりと却下されそうな設定。にも関わらず、映像化が実現するあたりにハリウッドの懐の深さを感じる。小品ではあるが、二人の微妙な心理状態が丁寧に描かれていて、とても好感がもてた。 7点(2003-11-26 11:10:19) |
32. 恋はデジャ・ブ
グリムウッドの傑作小説『リプレイ』の設定をコメディに移行させた本作。さすがはH・ライミス監督、盟友B・マーレーの活かし方を心得ている。毒気全開ながらも男のばからしさ、そしてかわいらしさを体現できるマーレーが軸として存在することで、ともするとくどくもたつきがちな時間の逆行という設定をも最大限に活かせている。人生に疲れた時は、本作で癒されましょう! 8点(2003-11-26 11:02:20) |
33. 恋のためらい/フランキー&ジョニー
今ひとつ入っていけなかった作品。やはり当時二十歳だった俺はあまりにも子供だったってことかな。ファイファーに魅力を感じられなかったこともマイナス要因。でも、歳をとってきてファイファーに色気を感じられるようになってきた今日この頃。今見直せば、たちまち得点倍増という可能性も否めない。今度借りてこようっと。 4点(2003-11-26 10:51:30) |
34. 恋におちたシェイクスピア
シェークスピア好きが作ったエセ伝記といった趣きで、どの場面にも「こんな夢の映画を撮れて幸せだ」といった喜びが満ちあふれていて、観ていて一緒に幸福感を味わえる。俺はシェークスピアをあまり好きではないが、それでも随所に偉大な作家への愛を感じられた。できれば、前半の作家としての苦悩をもっと深く描いてほしかった。 7点(2003-11-26 10:44:07) |
35. 恋と花火と観覧車
砂本量の脚本を読んだ時、これはひょっとするとひょっとするな、と期待感を持った。ハリウッド得意の大人のラブコメの匂いをかぎとったからである。しかし、残念ながらカギとなる紅茶が活かされてなく、揺れる中年男の感情が上手く息づいていなかった。小品はドラマで充分という意見には異論があり、むしろこういった作品こそ暗闇のなかで心地よく感じさせてほしいと思っている。砂本監督、演出手腕に磨きをかけてリベンジを! 5点(2003-11-26 10:24:43) |
36. 恋しくて(1987)
《ネタバレ》 青白い純情少年のE・ストルツが出色の出来。彼のかもしだす思春期特有の迷いに感情移入しつつも、マスターソンのいじらしさにも切なくなり、早く二人くっつけよとモニターの前で落ち着かなくなってしまった。このように観客の心理をコントロールしたヒューズの腕前も見事。それにしても・・・再共演するはずだったエリックとリーの幻の2ショットを観ると胸がずきずきとうずいてしまう・・・。 8点(2003-11-26 10:11:44) |
37. 殺し屋1
《ネタバレ》 三池の手にかかると下手な役者もはまってくるから不思議。いつも通りの一辺倒の芝居を繰り返す浅野の壊れっぷりもすごければ、大森の泣き虫っぷりも堂に入っている。芝居っ気のないSABUすら(元々役者志望だったらしいけど)本作ではいい味を出している。そして、圧巻はラストの落とし前のつけかた。観客の予想を裏切り裏切り、あそこに着地するとは! 恐れ入りました。 9点(2003-11-24 14:12:19)(良:1票) |
38. 恋人たちの予感
《ネタバレ》 「SEX抜きでの男女の友情は成立するのか?」といった刺激的なコピーが印象的な本作。で、フタを開けてみると彼らはちゃっかり恋人になってしまう。しかも、きっかけは落ち込んでいる時のなぐさめのSEX。なぁんだ、じゃあ今いる女友達とはみんなとSEXできる可能性がかなりあるわけね^^v・・・などと言いつつも、結構ほろりときたので高得点。 8点(2003-11-21 19:24:16) |