1. コララインとボタンの魔女
原作未読。この原作者のゲイマンって、クレア・デインズやロバート・デ・ニーロが出たファンタジー映画「スターダスト」の原作者なんですね。アレが原作つきとは全く知りませんでした。 奇妙で不気味さを漂わせつつも可愛いらしさもある極彩色のダーク・ファンタジー。つまらない事ばかりの現実の世界ともう一つの楽しい世界、実はその楽しい世界は…という昔からある題材ながらキャラクター、美術、音楽と抜群な雰囲気を備えててちょっと怖いけどワクワク感がいっぱい。惜しむらくは吹替え版のみの公開で主役の声かなぁ。戸田恵子はさすがだったし、劇団ひとりや他は好かったが主役はちと微妙だった。でも絵本のように分かりやすいので大きなお友達だけではなく小さな子にも観せてあげたい作品ですね。 それにしても手作り感にあふれ愛を感じるストップモーション・アニメは良いわ。気の遠くなるような作業だし、CG全盛の世の中じゃ需要は少ないかもしれないけど、この分野を絶やしてはいかんと思います。 [映画館(吹替)] 7点(2010-03-04 21:59:27) |
2. GOEMON
《ネタバレ》 この監督の荒っぽいCG(実写との融合感を誤魔化すためなんでしょうね)、ビジュアルや美術関係は雰囲気あって好きですね。ゴシック風な建物や奇抜な衣装などで無国籍風な日本はよく出来てたな。 でも圧倒的な身体能力を持った忍者にもかかわらず処刑寸前の才蔵を助けに行く時にはわざわざ群衆の間をかき分けて行ったり(しかも名前を聞かれても答えようとしない才蔵に名前連呼)、忍者のくせに並の人間の気配に気づかず「ハッ」と後ろを振り返ったり、人を斬るたびイチイチ顔に返り血を付けたがるあたりこの人はビジュアルあり気なんだろうなとは思います(にもかかわらず血を付け忘れたシーンがあったのはさらに脇が甘い)。あと格闘シーンはCGだとシャカシャカ動いて重みが無くゲームのようで、役者が演じているシーンは動きが遅いので気になった。バランスの問題なのかお金の問題なのかわかりませんが。 そういえば織田信長、豊臣秀吉、徳川家康など誰でも知っている歴史上の実在の人物がたくさん登場する中、忍者=猿飛佐助という程イメージの強い佐助も登場しますが、アレだけ小物に扱われるとは思いませんでした。最後もアレをやってみたかっただけにしか見えなかったし押しつけがましいメッセージは止めて明るくシメて欲しかったな。 [映画館(邦画)] 4点(2009-05-07 21:05:07) |
3. 恋するマドリ
新垣はこんなノンビリほんわかした感じの作品が一番あってる気がしますね。美術や衣装も綺麗にまとまってて雰囲気が良かったです(まぁ着てる人が良いんだろうけども)。中西はからくりテレビくらいスムーズに出来なかったのが残念。どんどん若い才能が出てますが大九監督も期待かな。 人生いろいろありますがこの映画みたいに【にっこり】前向きに行きたいですね。 [映画館(邦画)] 6点(2007-09-09 18:48:25) |
4. ゴースト・ハウス(2007)
《ネタバレ》 邦題の「ゴースト・ハウス」ですが、作品を観てから考えると原題の方が良いなと。製作のライミは気に入ったのは分かるけど呪怨の真似させすぎでしょ。パン兄弟の映画は観た事が無いんですが同じ系統なんですかね? ストーリー展開と、崩壊しかけていた家族が最後に助け合い絆を深めるってベタなオチ、ゴーストの見せ方やビビらせ音響などオーソドックスな作りで特筆すべき物は無いですね。クリステン・スチュワートは綺麗に成長したわ。 [映画館(字幕)] 5点(2007-07-25 21:19:07) |
5. コンスタンティン
《ネタバレ》 予告編やCMはアクション満載に見えるが実際はほとんど無い。ちょっとアクション要素のあるエクソシストにデビルマン(永井豪原作漫画版)+ブレイド+マトリックスのビジュアルといった雰囲気。全体的に詰めが甘く余力十分なまま終了といった不完全燃焼な感ありあり。各キャラ個性的で面白かっただけに残念だが今回は序章的なもんかな。よく観ておかないと置いて行かれるので注意。特にキリスト関係を知らないとキツそう。サタンは性格がひん曲がってて面白かったが、アルパチーノだったら最高だった。この手の天使だの悪魔だのという宗教的なネタは扱いが難しいがシリーズ化するんだろうな。 [映画館(字幕)] 6点(2005-04-16 23:01:08) |
6. ゴジラ FINAL WARS
《ネタバレ》 北村が撮ったゴジラ。しかもFINAL WARS。気になったので観に行きました。復活のゴジラ(84年版)以降の平成ゴジラは見たり見なかったりですが楽しめました。大怪獣バトルロイヤルといった趣きで満足。GODが付かないZILLAくんの呆気無さブリには笑った。本家にかかるとあんなモンでしょうw 北村テイストが良いほうに働いたようですが、毎度お馴染というかオマージュというかパクリっぽいのはなんとも(苦笑)今作で日本は一区切りして準備に入るとか噂を聞きましたが、念願のハリウッド進出は本当にあるのだろか? 6点(2004-12-11 23:09:15) |
7. コラテラル
《ネタバレ》 ストーリーのプロットが如何せん無理があるというか、ずいぶんとアバウトな殺し屋像でしたね。殺しをするのに大雑把過ぎる行動ながら身体能力はありそうだけど、知力が弱いのかターゲットの資料を持ち歩くってのはナンセンスなんじゃ?(まぁ本物知らないのでなんとも言えないんですけどね) 背は低いが華のあるトム、ジェイミー・フォックスは不安定な心理描写を上手く演じていて、まずまず無難な作りかと。 6点(2004-11-06 02:29:26) |
8. ゴシカ
ダークキャッスルの映画は、あんまり考えずに楽しむ、濃い目のビックリ箱のようなモンなんですが(褒め言葉)この作品はらしくないですね。ワンパターンと言われ続けていたので、有名な役者を起用した辺りからも新基軸を打ち出したのかなぁと。でも永遠のマンネリも、なかなか出来るモンじゃないし、変わらないことも大事だと思うけど。ホラーでもないし、サスペンスに近い。怖さを求める作品ではないです。CMやら宣伝は、売る方法(ホラー強調)を変えればヒットしたかもね。 5点(2004-03-05 17:12:21) |
9. コラテラル・ダメージ
T3といい、もう彼には期待できないな。 3点(2003-10-13 00:17:19) |
10. ゴースト・オブ・マーズ
このチープさがカーペンターの真骨頂。 7点(2003-09-12 20:02:34) |
11. ゴーストシップ
幽霊船ってあんまりなかった設定も盲点を突いていて楽しめた。演出も良かった。あとホラーにロックは必須だなぁと。曲のかかるタイミングも落ちもグッド! 7点(2003-09-12 17:44:01) |