1. インターステラー
《ネタバレ》 5次元の世界なんて3次元の頭ではどうあがいても意味不明ですが、難解すぎる理論物理学に種族保存本能的な愛とフロンティアスピリットで挑んでいく… 知見を超える妄想のような緊張感の連続でしたが、「人類を救うのは愛」みたいな展開に「穏やかな夜に身を任せて」ホット一息… 迫り来る人類終末への抵抗、種の保存のみに特化した「プランB」と今生きている人間を救う「プランA」、「B」ではなく「A」に希望を抱かせるようなラストに続編は?の期待… 見直したくなって翌日吹き替えにて視聴。 字幕スーパーを追わなくていいのであちこちに新たな気付きあり。 孤独死を恐れたマン博士のドッキング失敗後の一か八かの決死のトライ、さらに息もつかせぬ怒涛のブラックホール突入… ネタバレしているのに初回以上のハラハラドキドキワクワクに満点に変更です! [インターネット(字幕)] 10点(2021-10-08 21:10:23)(良:2票) |
2. インファナル・アフェア
《ネタバレ》 2度目の鑑賞だけど初見より引きこまれたのが意外だった。「ディーパテッド」もなかなかだったけどこれは断然オリジナルの方がいい。警察とマフィア、お互いに情報漏れから潜り込んでいる裏切者を特定しようと焦るが、先にばれたら一巻の終わりという命がけの緊張感がたまらない。突っ込みどころは多々あるけれど切ないラストに余韻が残る。 [CS・衛星(吹替)] 9点(2016-11-10 17:18:11) |
3. 生きる
黒沢映画10数本目の鑑賞ですが一番心に残ります。死期迫る主人公に寄り添う気持ちが私に乏しいせいか、じれったくてイライラしてしまいますが、とても胸が熱くなる作品です。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2018-02-02 20:41:00) |
4. イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密
《ネタバレ》 エニグマ解読の成功を何年も隠しながら味方の犠牲に目を瞑り続ける、是即ち戦争終結を2年以上早めて1400万人の命が救われたという歴史家の論理。この辺は日本への原爆投下同様、勝者が歴史を作るのが世の常なんだろうけど、もうちょっと検証してほしいですね。このような作品を見ていると論理的冷徹さが勝者への必要条件だということを思い知らされます。生まれてくる時代がちょっと早かったために悲運に見舞われたLGBTの主人公、冷徹な見方をすればこれも社会環境の進化の一過程なんですか。映画の方は登場人物等かなり脚色されているように見受けられましたが、同時進行の3時代の映像や構成のバランスが素晴らしいのであっという間に引き込まれました。 [CS・衛星(吹替)] 8点(2018-01-30 22:05:53) |
5. インセプション
《ネタバレ》 夢の中でこれは夢ではと感じる時はあるが、さすがに夢の中でさらに夢を見るというのは記憶にない。 夢を単なる脳内ニューロンの電気化学的反応としか捉えていない夢の無い人間なので、なかなか共感しづらいストーリーだけど、何層もの難解な迷路には引き込まれる。 夢からなかなか抜け出そうとしない愛妻を現実に引き戻そうとした行為が、現実を夢だと思い自殺してしまう皮肉がとても印象的。 ラストのコマが回転するシーンを見て、コマが止まってしまう夢は見ないのかという違和感を抱きながら見終えた。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2016-10-28 23:37:26) |
6. 異人たちとの夏
ホラーの入ったミステリー調のファンタジードラマで色々楽しめてとてもよかったです。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2014-08-10 11:32:26) |
7. 1917 命をかけた伝令
長回しによる臨場感堪能映画。 生々しさがリアリティの乏しさを十分補っていてなかなか見応えありました。 1世紀前の戦争に対して残虐性の中にものどかさを感じてしまう核戦争リスクが高まっている今… 歴史は繰り返さず韻も踏んでほしくないものです。 [インターネット(字幕)] 7点(2022-05-07 00:04:01) |
8. イエスタデイ(2019)
ビートルズ愛が強過ぎると中味の薄っぺらさに耐えられなくなる人も出てきそうなビートルズネタのファンタジーラブコメ。 ビートルズの偉大さは言うに及びませんが、彼らへの強すぎる愛を持ち合わせていないためか十分楽しめました。 [インターネット(字幕)] 7点(2020-09-17 21:55:04) |
9. インサイダー
古今東西どれだけ多くの人が不正を暴こうとして失脚していったことか。脚色過剰でも多少演技が臭くても自己を犠牲にして正義を貫く姿はそれだけで心に響きます。隠蔽そのものが困難になりつつあるネット社会の未来も、フェイクニュースの対応さえしっかりできれば明るいのですが。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-08-16 07:04:26) |
10. 命ある限り(2012)
エキゾチックな歌とエネルギッシュなダンスに彩られた「たかがメロドラマ」のような作品に感じられますが、嘘くさい物語りもここまで計算しつくされると「されどメロドラマ」にみえてきます。突っ込み所の多さと長めの上映時間に鬱陶しくなりますが、絵にかいたような究極の愛に心を動かされます。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-03-02 22:12:14) |
11. インビクタス/負けざる者たち
《ネタバレ》 南アフリカ共和国の円滑な運営に人種融合政策が最優先なのは分かりますが、酷い仕打ちを受けた今までの相手に報復を堪えて許容精神で応えるネルソン・マンデラの姿には頭が下がります。彼の偉大さが伝わってきて前半はとてもで感動的です。マンデラ自身がもし自分が映画化されるとしたら本人役として名前を挙げたモーガン・フリーマンがピッタリはまっています。後半はラグビーのワールドカップ中心に進みますが、政治色を強く反映したやらせ的大会運営姿勢がうまく描かれています。試合も実際の映像をうまく取り込んで違和感を感じさせません。ただ、国民がうまくまとまっていく様子を強調し過ぎるあまり、実話なのに作り物感とくどさが残る映画でした。 [CS・衛星(吹替)] 7点(2014-11-04 20:15:43) |
12. イヴの総て
自分は違うとは言いませんが程度の差はあれ上昇志向人間は結構います。イヴのようにここまで徹底できる人もまれに見かけますが、そのような時にはいつもそのバイタリティと価値観にシニカルに感心してしまいます。古い映画ですが、人間の変わらない性を題材にした映画なので、時代に関係なく反感や共感を与え続けられるのだと思います。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-09-28 17:20:22) |
13. イノセンス
前作の攻殻機動隊に比べて手間暇かけて作っているので映像は見事でした。脚本が今一で残念でした。 [DVD(邦画)] 7点(2014-08-09 09:47:38) |
14. 硫黄島からの手紙
イーストウッド監督の作品は敗者やマイノリティーに優しい描写が多いですね。二宮の演技が良かったのは意外でした。内容も良かったです。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-08-04 20:10:15) |
15. イップ・マン 葉問
抑圧に抵抗して鬱憤を晴らす爽快感は前作に負けず劣らず。日本軍の後は英国ですか。キャラが立つヒールですが、いずれ共産党になってしまいそうな今の香港大丈夫? [CS・衛星(吹替)] 6点(2019-06-23 21:11:13) |
16. イップ・マン 序章
ナチスと今のドイツ人を同一視する人は少ないと思いますが、かの地では今も日本人が残虐だと思ってる人は結構いるのでは。戦時中の日本軍の抑圧への怒りが増幅されて脚色されるのは宿命でしょうが、確かにキャラクターもストーリーも分かりやすく、抑圧に抵抗して鬱憤を晴らす爽快感は多くの人を魅了するのでしょう。 [CS・衛星(吹替)] 6点(2019-02-04 16:45:47) |
17. イコライザー
《ネタバレ》 この男は一体何者?前半はかなり引き込まれますが、ヒーローが一人で超人的な強さを見せつければ見せつけるほど、緊張感の方はどんどんしぼんできます。極悪人をぶっ殺した凶器の石頭ハンマーをきれいに拭いてまた売り場に戻すなんて、ホームセンターの従業員だからってそれはないよ。 [地上波(吹替)] 6点(2018-03-08 23:27:44)(笑:1票) (良:1票) |
18. 嫌な女
機内にて鑑賞。徹子は嫌な女には見えない。夏子は作り物っぽいちぐはぐなキャラクターでバカな女に見えてしまう。嫌な女とはひょっとして監督のこと?黒木瞳なら素で演じられそうだけど、憎たらしくても憎めない女は無理かな? [ビデオ(邦画)] 6点(2017-02-23 20:23:59) |
19. インファナル・アフェア 無間序曲
登場人物の人間関係やいろんな策略を把握しながら観るので結構疲れる。1作目で伝わってくるヤン、ラウ、ウォン、サムのイメージが崩れてしまうような違和感がちょっと残念。 [CS・衛星(吹替)] 6点(2016-11-10 17:20:00) |
20. イレイザー(1996)
証人保護プログラムのストーリーはサスペンス感十分で前半の方は結構引き込まれました。後半は殆どリアリティーのない展開と派手なアクションシーンの連続でちょっと食傷気味になります。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-10-23 18:49:33) |