1. 泉へのみち
《ネタバレ》 出版社に勤めることになった波多野京子の成長物語。京子を甘やかすことはなく、大事なところでは叱ってくれる金沢が良い。「つらい方が当たり前なんだ、こんな時代に生きてつらくない奴があるもんか。ただ誰も『壁』とか『絶望』とか、そんな大袈裟な言葉使わないだけの話だ」「君の今までの善意なんてお嬢さんの甘いヒューマニズムかもしれない。だけど、そいつをしつこくやり抜いてさえいけば、もう誰も『甘い』なんて言う奴はいやしないよ」「ギリギリのところまで追い詰められたってことが、真剣で強いものを生むんだな」。ありがちな内容ではあるが、それなりに面白かった。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2012-07-13 18:44:34) |
2. 5つの銅貨
《ネタバレ》 せっかちな自分にとっては前半が退屈すぎた。どんどん話を進めてほしいのに、歌ったり、演奏したりの繰り返しで飽きたし、疲れた。これはレッド・ニコルズを知らなかったのも一つの要因かもしれない。娘のドロシーがレッドを嫌うようになってからようやく興味を持てた感じで、娘のために変わったレッドに共感したし、親子の絆を取り戻していく日々は感動的だった。さらに歳をとってからの再起、家族や仲間の存在…と後半は充実の内容だが、やはり苦痛に近かった前半と相殺されてしまう…。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2012-04-12 18:36:31) |
3. 稲妻草紙
《ネタバレ》 阪東妻三郎、田中絹代、木暮実千代、三国連太郎による四角関係?は面白いし、豪華だ。ただ、藩を相手にしている訳だから、あの6人を倒したって、次から次へと追っ手はやってくるんじゃないかな?。ハッピーエンドじゃないのに、ハッピーエンド風で終わらせるのはちょっと…。ラストの階段での殺陣も刀と刀がぶつかり合う音が無いから少々寂しい。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-06-26 14:05:57) |
4. 稲妻(1952)
《ネタバレ》 一番いい子で通ってきた清子が、言いたい事を言って楽になったような感じが面白かった。一人暮らしを始めて、あの家から解放された清子だからこそ、お母さんに優しくできたのかな?。ずいぶん嫌な話をしてたはずなのに、あっという間に笑顔にさせられる。まるでマジックを見た気分。でも決して強引ではなく、自身の経験からも「あるある」と思える内容だったのがまた素晴らしい。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2011-06-15 18:02:44) |
5. イヴの総て
「イヴの総て」・・・ 一応タイトルだけは知っていたが、まさかこんなドロドロした物語だとは・・・(クリスマスイブの話かと思っていた) のし上がるために手段を選ばないイヴ、そして彼女が受ける報いとは・・・。本当に良くできた話で楽しめた。イヴがカレンを脅迫するシーンはゾクゾクしちゃったな~。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-10-25 17:31:47)(良:1票) |
6. 生きる
いい話だとは思うけど、公園作りの過程を通夜の席で参列者の回想にて見せていく演出は、酔っ払いたちの話に付き合わされているような感じも含め不満。主人公ももっとしっかり喋るべき。いい大人がウジウジしすぎ、仮にも市役所の課長さんなんだからね。 [DVD(邦画)] 6点(2010-05-13 23:45:07) |